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このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法の返信(元記事)

三幕構成から答えを導き出すと、
だいたい物語の全体の1/3までは「予兆」を書いていても問題ありません。
しかしこれは「邪神復活」がターニングポイント(転機)になるので、邪神復活から書くか予兆から書くかの選択で物語の全体の設計が大きく変わってきます。
物語を一行にまとめると「邪神に故郷を奪われ、仲間とともに邪神を討伐する物語」と書かれているので、これを書くことが一番大事。
すると、問題ないとは書いたけど、「邪神を討伐する話」なのに「邪神が出てこない序盤がある」ってのはどーゆーこった? って話になるので、私も「邪神復活」から書いたほうが良いだろうと思います。

ただ、これは構成の問題なので、話はそう簡単でもないです。
というのも、物語を想定する規模と、想定してる内容、書きたいテーマなど、他にもいろいろと関係して最適解が決まるので、何も知らない第三者にコレとは言い難いものがあります。
新人賞くらいの長編なら邪神復活から書いたほうが良いでしょうが、シリーズで10巻か20巻くらい続く大長編なら、序盤はゆっくり展開させても良いと思います。
異世界転生の話題が出ているので例を出すと、「無職転生」は序盤は「邪神」に相当するボスキャラは出てきません。ほとんど日常シーンと言える展開が続いて単行本で言えば2巻ほどそれが続く。その後大事件が起きてボスキャラも出てくるけど、このボスキャラと敵対するのは物語の半分くらいが過ぎた頃になります。

これは、大長編(という想定があったのかどうかはわからないけど)なので、最初にラスボスを登場させて最初からずっと敵対させると、同じことの繰り返しで中だるみするし読者が飽きちゃうためでしょう。
つまり、最初は日常の物語から始めて、事態が大きく動くターニングポイントとミッドポイントを置いて、変化をつけていく設計にしたのだろうと思います。
最終的に「事態が大きく動いた結果の展開」は「ラスボスに対抗する話」なので、逆算して「最初からラスボスを出す」にしてしまうと、もうそこから「事態を動かす余地」がなくなっちゃう。
異世界転生は、生前の話を短くしてすぐに物語を始める。
けど、これはスタートでしかなく、「転生した後の話」であって「転生する話」ではないために有効になっています。

同じ考えで質問に回答すると、「邪神が復活した後の話」なのかどうかを考えてみると良いのではないかと思います。
主人公視点で見るとどこから話が始まってるのか、と考えてみれば、例えば子供の頃に英雄が村にやってきて憧れたなどのエピソードから始まってもいいし、わけがわからないまま邪神が復活して戦火に巻き込まれ主人公が邪神討伐を志す冒頭でも良い。
書きたい話の規模と内容とテーマなどでより良い構成は変わってくるので、少なくとも質問の内容だけで判断すると「邪神復活」から書いたほうが良いと思いますが、第三者には「内容を考えて、最適なものを」としか言えないような気もします。
「邪神討伐する話」というのも、文字通り「討伐することが目的の話」とも受け取れるし、「結果討伐を果たす話」とも受け取れるので、何とも言い難いわけです。
「討伐することが目的」の場合は最初から邪神の話題を出さないと話が始まらないから邪神復活一択だけども。
「結果討伐する話」の場合、「邪神討伐」はただのゴールなだけで内容は別って場合もあるわけじゃない?
無職転生の場合は「生前を後悔し、今生は後悔しない生き方を」って部分で女の子と仲良くなってく内容でもあるわけだしさ。
「この素晴らしい世界に祝福を!」の場合は、魔王討伐が目的ではあるけど、「異世界での暮らし」が内容に当たるから、魔王は既にいるけど主人公は魔王討伐を目的にしていない。けど物語的には倒せば終わりだろうなということはわかる。

選択肢としては、「とっくに邪神復活していて、主人公は討伐の旅を既に始めている」という状況からのスタートも考えられますね。
予兆や滅ぼされた故郷などは回想やキャラの昔話やセリフの中でどうとでも語れますし、「邪神との戦いが本編」と言うなら、それが始まってる状況から始めてしまうのも手ですよ。
>一応日常生活や事件も邪神復活には関わっていますが
邪神との戦いが本編であるなら、それが書ければ話は通じるハズ。
日常(故郷での事かな?)や事件などは、関わってくると作者が思ってるだけでしょう。
だって「邪神との戦いが本編」なんだから。あくまで関連してるだけで、知らなくても話は通じる。
むしろ、序盤で書かれた日常が関連してますよなんて終盤で言われても読者は覚えてない。これなら多少無理でも中盤で回想を入れたほうが覚えはいい。

冒頭の始め方は、「主人公の物語」としてどこから始まっているか、と考えれば最適解はわかるのではないかと思います。
「英雄に憧れるなど幼少期から始まってる」のであれば故郷のことから書いたほうがいいし、「故郷を滅ぼされた事から始まってる」のであれば戦火から落ち延びたところから始まってるほうがいい。または「戦力を整え反抗するところから始まっている」のであれば邪神が復活して数年経ったという始まりでも良いと思います。
「邪神との戦いが本編」ってところを考えるに、個人的には「復活した後」か「既に復活している」から始めるのが妥当だろうと思います。

このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法の返信の返信

スレ主 北上蓮 投稿日時: : 0

 邪神を討伐することが目的かと言われればそうではありません。
 主人公と友人は故郷を取り戻すことと敵討ち。幼馴染は理想の国造りのためには邪神が邪魔と敵討ち。他の友人は平和に暮らしたいなどです。
 途中から、邪神の考え方(破壊の理由や邪神の正義)を知り、討伐よりは故郷の奪還や争いをやめるという考えになります。まぁ結局戦う予定だし恨みもありますけど。考えの確率をするところでもあるので、戦いを通じて成長するって感じですかね。

 故郷での生活が戦闘での主人公たちの考え方なんかに影響しているので、故郷の生活から入るのも悪くないかもしれません。
 しかし、やっぱり邪神の復活か戦力を整えたところから入るのがいいと思います。
 私は邪神との戦いと友人たちとの共闘がメインであると考えています。戦いでの成長も大事とは思いますが、戦い合ってのものなので。
 個人的には逃亡の終盤で戦うシーンを入れ、回想で邪神復活を描く感じで行こうと思います。
 これなら戦闘のインパクトと同時に主人公の描写もでき、邪神復活という重要なターニングポイントも描けるでしょう。

 幼少期の生活から入る無職転生はよくあれでランキング一位になったなと思います。
 読んでてスッと入ってくる文章がなせる技でもあると思いますが、異世界で理想の人生を送るのがメイン(あってるよね?)だからできたのだと私は思います。
 異世界転生なので幼少期でありながら前世の後悔を元に成長していくってのもあるのかな?
 きっと勇者と魔王の戦いとかで魔王関係ない幼少期を長々と語られたら即ブラウザバックです。

 故郷の日常生活は人格形成に関わっているだけで、邪神を倒す話にはいらないかなって思ってきました。
 なぜそういう考えなのかと問われる場面が来たら回想入れますかね。
 多分、少しだけ会話や地の文でこんなことがあったからこれは嫌。だからこうする。くらいで入れることになります。

 知ってるかはわかりませんが、ハーメルンの「ハリー・ポッターと野望の少女」のように、過去の出来事というミラベルという人格にとって大事なことはひとまず隠し、中盤でなぜあの考えになったのかって言うのを表す方法がすごくいいと思いました。
 主人公と幼馴染の少し変わった考えでの戦いを披露し、なぜそうなったかを回想で示す。
 小説を書く上で人の考えを聞くのはとても大事だと思います。
 ここで2つの質問をしただけで悩みがあっという間に解決とまでいったかはわかりませんが、とても考えが纏まってきました。
 

カテゴリー : ストーリー スレッド: このストーリーだとここがうまく描写できない等の解決法

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