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300文字小説のオチの作り方を教えて下さい (No: 1)
スレ主 もふ 投稿日時:
ホラーで小説を書きたいと思っています
けど、なかなか落ちが作れません
うまく300文字で収めて小説の落ちを作る方法を教えて下さい
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!300文字小説のオチの作り方を教えて下さいの返信 (No: 2)
投稿日時:
短か!?読了時間は約1分くらい。動画だと一文字1秒くらいで10分以下
体験談風ならどうにかなるかもねー
300文字小説のオチの作り方を教えて下さいの返信 (No: 3)
投稿日時:
ホラーはストーリー小説だと思わないほうが良いです。
というのも、何かしらの物語性があると「なにが」「どうなって」「こうなる」という流れが必要になるのである程度の文章量が必要になる。
上手ければ短くまとめることも出来るが書き慣れてないなら最低でも1000~3000文字はないと物語の流れを書ききれないと思う。
ホラーは他のジャンルと違って物語がなくても楽しめる。
これはなぜかというと、物語の「面白さ」というのは感覚で捉えると実に抽象的で形がないものだからわかりにくい。
だから作り手ならそこは感覚だけでなく理屈でも把握するんだけど、「この物語はここが面白いんだ」と考えたなら、その面白いところを読者に伝えなければならない。
つまり「この物語はここが面白いんですよ」「ここを楽しんでくださいね」と、楽しみ方を伝えなければならない。そうしないと読者はどこを楽しんだら良いのかわからない。楽しさを伝えるというのが作り手として娯楽小説の基本であって難関でもあると思う。
ところが、ホラーってのは「面白い」のルールが明確で、怖けりゃいい。怖いのを楽しみに読む以外ないんだから。説明する必要がない。
「怖い」というのは人間が持つ本能に近い感情なので、説明が不要で演出が全て。
だから、本来「楽しさを伝える道具」としてある「物語」がホラーには不要で、「恐怖」というワンシーンのみで成立しちゃう。
それで言うと、「オチが思いつかない」という考えが面白いホラーを作るには邪魔だと思う。
オチがあるってことはオチに至るまでの説明が必要なるから物語性がある。
そうじゃなく、「こういうの怖いよね」というワンシーンだけでいい。
例えば、
友人と噂のコンビニへ向かった。なんでも駐車場に出るらしい。縁石に腰を下ろし、良いと言うまで顔を上げるなと言われて顔を伏せていると、視線の先の地面にヒールの足が見えた。その足が俺の前で一瞬止まった気がした。顔を上げそうになるが、足は視界の右から左へと消えてゆく。背後から「っしゃせー」と店員の声が聞こえる。
友人の「もう良いぞ」との声に促されてコンビニの店内に目を向けると、ところが店内には誰もいなかった。
ゾッとした。確かにヒールの足を見た。
すると、店内のトイレのドアが開いて人が出てきた。呆れた。友人は「バレたか」などと笑っていたが、俺はすぐに気がついた。
トイレから出てきた男性はどう見てもヒールなんて履いていない。
あのとき顔を上げなくて良かったと心底思った。
こんな感じ。ちなみにこれで空白除いて329文字だったので少しオーバーしてるね。
主人公の前でヒールの足が止まったくだりを入れなければ制限内に収まるけど、この即興ネタは「あのとき顔を上げなくて良かったと思った」ってトコを思いついて書いたので、個人的にそこは削りたくないし、入店した人物はトイレに入ってたから店内に誰もいなかっただけだった からの その人物は主人公が見た足の主ではないとわかる って上げて落とすみたいな二段落ちの流れも出来れば削りたくないんだけど、こうやって二段落ちとか考えてるから文字数制限を超えちゃうんだよな。
通学路を下校中にアパートの一室で立ち尽くす女性がいた、なんとなく違和感を覚えて翌日そのアパートを窓から覗いてみるとその部屋は何もない空室だった。
とか、そういうなんの捻りもないワンアクションでいいんだよな。文字制限が少ない場合は。
こういう短いホラーはオチというかネタがそのままオチになるから、物語なんて考えずワンシーンで考えた方がいいし、たった300文字で何か爪痕残そうと色気出さない方がいい。
300文字小説のオチの作り方を教えて下さいの返信 (No: 4)
投稿日時:
ホラーで300文字の超短編で、落ちが思いつかない、と。
これって、けっこう難しい相談ですよ(笑
ホラーが難しいのは、恐怖というのはかなり感覚的でこうすれば恐いという定式化がしにくいからです。
それを言ったら笑いや涙も感覚的ではありますが。
ただ、涙については俗に「子供か動物を出せば泣かせるのは簡単」と言われるように一応ほぼ万人共通のツボがありそうなんですね。笑いと恐怖はどうかと言うと、笑いはエスカレートが可能なのに対して恐怖の感情はけっこう繊細で、グロにしすぎると胸クソ悪いけどあまり恐くはないみたいな感じになったりします。
恐怖の演出は、そういうのが得意な人はいくらでもかけるでしょうが、作者の感性にかかっているところがあって、人に教える教えられるというものではないような気がしています。
次に尺について。
300文字というのはかなり短いため、普通の小説とは別物と考えた方がいいです。例えばマンガで言えば、ストーリーものと四コマ漫画はだいぶ感覚が違うことはおわかりでしょうか?
四コマ漫画は完全なワンアイデアで、構成は起承転結、または起承承転で転に結も含むという感じになるのがほとんどだと思います。短いので一つのアイデアを発端と結末ではさむ以上に書きようがないんですね。ただし結末にひねりがないと面白くないので、三コマ目か四コマ目に何らかの仕掛を入れます。三コマ目に仕掛ければ起承転結そのものですが、そううまく収まるとは限らないので、むしろ「起」「承」「承(伏線)」「転+結(伏線回収)」みたいな流れの方がバランスがいいのでしょう。
小説の場合も、300文字でストーリー重視なら四コマ漫画と似たような流れになると思います。
もう一つ、筆力のある人なら、情感にうったえて落ちはつけずに余韻を残すというスタイルも考えられます。ほぼこの2択になるんじゃないですかね。
ご質問では落ちをつけようとされているからにはストーリー型ということになりますし、情感と余韻なんてそれこそ教えられるものではないので、四コマ漫画スタイルに近いものになりそうです。
四コマ漫画でも、仕掛けと落ちがあればきわめてシンプルながら、ストーリーの一種とは言えると考えます。ただし、いわゆるストーリー漫画のストーリーとはまったく違います。
ストーリー漫画ならアイデアとエピソードは一つずつでは当然足りず、複数のアイデアを組み合わせてオリジナリティを高め、エピソードをつみかさねて大小いくつもの山場を作っていくことになります。
それに対して四コマ漫画・300文字小説には、複数の要素を盛り込める長さがありません。なので、ワンアイデア=ワンエピソードのみで作るのは、ほぼ絶対。
そしてホラーであれば、そのワンエピソードそのものが恐怖感を漂わせていれば必ずしも落ちはいりません。ただ、何らかの「結末感」みたいなものがないと尻切れトンボな印象になってしまうので、落ちをつけないなら筆力で「余韻」を残すことが必要。
そうではなく「落ち」をつけるなら。
落ちというのはその前に仕掛け(伏線、または流れを変える転換点)がないと成立しないので、序盤~のワンエピソードで読者に与えた「印象」を、どこかで変えることになります。変えると言っても尺が短いので明確に変えるのではなく、「ん? なんか変だな」くらいの感じで、まあ、200文字前後くらいのところに入れることになるかと。で、その後に「あ、そういうことだったのか!」と落とします。
恐怖については仕掛けの前から入れるパターンと、ラストで炸裂させるパターンがあります。
前者なら、
正体はわからないが、なんとなく恐い雰囲気。 → 仕掛け(一度、ほっとさせる) → 油断させておいて恐怖の正体をみせる。
後者なら、
平穏な雰囲気 → 仕掛け(ん? なんか変だな) → 隠されていた恐怖に気づき、ゾッとする。
抽象的な説明になりましたが、要領としてはこんな感じかと思います。
300文字小説のオチの作り方を教えて下さいの返信 (No: 5)
投稿日時:
漫才やらコンブを一任証で書いてみたら…?