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ファンタジー世界の雰囲気が定まらない時 (No: 1)

スレ主 クライム 投稿日時:

異世界ファンタジーを描こうと思っています。そこで具体的にどういう異世界を想像すれば良いのか、どう決めたら良いのかが分かりません。

モデルとする国に関しては、まあファンタジーなのである程度バラバラでも良いと思うのですが、問題は年代や雰囲気とかの方です。
ひとくちにファンタジーといっても剣と魔法風, エスニック風, ドラクエパロディ, スチームパンク, 絵本風, ゴシックホラー, 原神みたいな奴などと色々あります。
安易に混ぜて使うと雰囲気が壊れるような気がします。

また、ファンタジー世界に銃や電気を出して良いのか、出すとしたら使い手を魔法と別にするか否か、なども考えたいところ。
これに関しては読者個々人の地雷もあると思います。

因みに展開は葬送のフリーレンのような旅物語を予定してます。
勿論外見は絵師の仕事ではあるのですが、ある程度明確なビジョンが欲しいとも思います。

ので、
・モデルを決めるには(ストーリーやバトルシステムやギミックとの噛み合わせ以外では)何を基準に決めれば良いのか
・世界観の「らしさ」を壊さずに複数の雰囲気を混ぜて使うにはどうすればいいか

を教えて下さい。

カテゴリー: 設定(世界観)

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人気回答!ファンタジー世界の雰囲気が定まらない時の返信 (No: 3)

投稿者 大野知人 : 3 No: 1の返信

投稿日時:

僕は作者さんの事をよく知らないので、的外れでしたらすみません。
ただ、恐らくですがそこまで堅苦しく考える必要はないと思います。というか、キャラを決めてから世界設定をした方が良いと思います。

ライトノベルというのは、よく言われるように『キャラありき』『そのキャラの物語性ありき』の作品です。
そのキャラクターがどんな人物で、作中でどういう役回りがあって、どういう変化を作品にもたらして……という所からキャラ設定を作り、そのキャラ設定が映えるように世界設定を作る、というのが妥当なやり方であると考えます。

無論、物語性やキャラ作品らしさを排して主人公の目に映る物を散文的に映す、叙景的な作品があってもいいとも思いますが、それであるなら異世界ファンタジーでなく現実の忠誠を舞台にすればいいとも考えます。

例えば、作者さんが例に上げていた葬送のフリーレンの世界観を考えています。
①『長く生きているが、鍛錬に時間を割いて来たため人間的な経験値に乏しい』フリーレンが主人公であり
②そのフリーレンが色んな人と会って『人間の事を知り、ひいてはかつての仲間・ヒンメルの事を知る』のが物語の根幹であり
③フリーレンが自分やヒンメルを重ねて考えやすいよう、フリーレンの出会う人々は多くが『戦いを生業としているもの』だったり、『ヒンメルのようにエゴを持ちつつも善性で動くもの』だったりし
④そういった人々が多く登場しやすいよう、フリーレンの目的地は厳しい旅路の先にある訳です。

例えば『リアリティ』の話をするのであれば、『死後の魂がいきつくといわれる土地』なんて宗教家たちが確保に向かっていても良いでしょう。世界史を漁ればわかる通り、人類は宗教のためなら容易に平和をなげうちますから、死に物狂いの行軍で奪還し、人間領にしててもおかしくはありません。
ただ、フリーレンの作中にあっては宗教組織はそこまでの力を持たないのか、こういったことは起こっていません。何故なら、アッサリ辿り着けては意味がないからです。

あるいは別側面のリアリティを追求するなら人類と魔族の戦争が(一応)終わって数十年のまだまだ貧困期のはずですが、『税によって苦しむ人々』とか『人々の無知を理由に悪事を働く小領主』は不思議とあまり登場しません。そういう『分かりやすい人間の悪役』を作ってしまうと、『人間と魔族の対比』の描写とか『フリーレンが人間の複雑さを理解していく』物語のノイズになってしまうからです。

なろう作品ではたまに掘り下げられるネタですが、『魔法とはどういう自然法則で動いているのか』みたいな掘り下げも原則しません。これはフリーレンが1000年以上を鍛錬にささげた魔法使いであり、『まあフリーレンが言うなら事実だろう』というのを読者が納得できるためです。

無論、リアリティに限らない部分でも様々『物語の展開に都合の良い世界観』が存在していると思います。よく考えてみれば違和感のある設定も少なくないでしょう。
ただ、葬送のフリーレンにおいては『フリーレンと仲間達』という部分にフォーカスしているため、別に誰も気にしないだけなのです。

同じように、クライムさんも『主人公が、どういう理由で旅をしていて、その度で主人公が何を得るのか』『主人公のバックボーンには何があるのか』『主人公にとって周囲の人間や自然、魔法とはなんなのか』という事を考えてから、そこに当てはまるように世界設定を作った方が物語としては『らしく』『雰囲気を壊さない』ものになると思います。

勿論、『こういう主人公が』『こういう目的で』『こういう価値観を持っていて』『こんな成長をする』物語なんだと説明いただければ、なるほどじゃあこんな設定はどうだろう、と案も出しましょう。
ですが、もしキャラを作る前に世界観を作ろうとしていらっしゃるなら、まずはどういう物語・キャラを作りたいか考える所からお勧めします。

人気回答!ファンタジー世界の雰囲気が定まらない時の返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 3 No: 1の返信

投稿日時:

あー・・・逆算で「これを入れてはいけない」を意識する事ちゃうかな?
もう死語やけど『ジャガイモ警察』とかおったやん?ああいうのを意識する事。
ーーーーーーーーーーーーーー
例えばやけど『文字』及び『識字率』。フリーレン、ちゃんと見てへんけど、たぶんフリーレンは識字できるし職業魔法使いも識字は一般的っぽいけど、一般市民は読めてなさそうなんが多いと思う。

「絵看板」とかはそういう文盲でも理解させるためのツールやし、文字読めへんでも生きている社会システムやし、文字が読めへんから、情報の共有が甘く、その地域特有のマイナー魔法が廃(すた)れかけた状態で発掘、みたいな。

本とかも手書きしかない活版印刷とかが無い世界感っぽそう。インクも洗練されてないやろね。昔読んだダヴィンチねたで、発明したインクが爆早で退色してしもたことにダヴィンチ本人が拗(す)ねてしもて、まとも絵を描かんくなった時期あったとか何とか。

夏目漱石がイギリス留学していた時に、下宿先の大家さんとかに「あー、お前、新聞読めるか?」って質問されて
「俺がイエロージャップだから、英文無理じゃろwwって馬鹿にされてるんだ!!」
って勝手に傷ついていたらしけど、当時のイギリス、10人中9人が文盲で、天気ネタの代わりに新聞を代わりに読んでやって内容を相手に伝える事がデフォルト。

日本で言う「いい天気ですね!」くらいのコミュニケーションのきっかけニュアンス言葉やったらしい。

ちなみに当時の日本の識字率90%超えだったから、印刷技術も否応なく発達していたし、掲示板とか瓦版とかで情報共有もわりと簡単。ラノベ作家とかもゴリゴリ食っていける環境。あと製紙とかも異次元レベルで発達してた。

とかやね。
ーーーーーーーーーーー
『識字率が低い』世界感で、小説や新聞、本とか文房具を気軽に使い過ぎない、情報伝達の遅さや断絶、伝達ミスを舐めないように気を付ける。とかやね。スマホとかSNSとかwikiとかビックデータ直結世代ほど異次元感にビビるんちゃう?

旧世代のボンクラ的には今現在が、けっこう日常的にサイバーパンクよ。車が空を飛ばないSF世界的な感じ(笑)

あとはな~ロッパで、よく見て苦笑しちゃうのがガラス。
 ガラスは水晶の一枚板みたいな希少性になると思うで。透明な一枚板の巨大なガラスが作れるってなかなかオーバーテクノロジーやし、透明なガラス質の砂の入手だけで一財産築けたはず(ベネチアングラスがこれ)

陶器とかも最初は宝玉の代用品に使われる希少グッズで、それを量産したり欲する人に売りつけて財を築いたり。

 絹とかは中国秘伝の謎の織物だったからシルクロードなんてものができてしまったし、民話とかにも胡桃の中に畳んでいれられるくらい、軽くて、かさ張らないのに、いざ広げると、兵団を包めそうなくらい、すごく大きな謎布とかがマジックアイテムとして出てくるのよ。
ーーーーーーーーーーー
な~ロッパってディズニーランドみたいなもんで、現代人に「快適な異世界ファンタジーごっこ」を提供してくれるテーマパークでしかないって事を意識したらええと思うで。

本物の異世界って驚愕レベルで不衛生で不快で不便で不足だらけで不遇なのよ。
どこまでリアルな不便を置いてみるかで、考えてみたらええのんちゃう?

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モデルとする国に関しては、まあファンタジーなのである程度バラバラでも良いと思うのですが、問題は年代や雰囲気とかの方です。
ひとくちにファンタジーといっても剣と魔法風, エスニック風, ドラクエパロディ, スチームパンク, 絵本風, ゴシックホラー, 原神みたいな奴などと色々あります。
安易に混ぜて使うと雰囲気が壊れるような気がします。

また、ファンタジー世界に銃や電気を出して良いのか、出すとしたら使い手を魔法と別にするか否か、なども考えたいところ。
これに関しては読者個々人の地雷もあると思います。

因みに展開は葬送のフリーレンのような旅物語を予定してます。
勿論外見は絵師の仕事ではあるのですが、ある程度明確なビジョンが欲しいとも思います。

ので、
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