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はじめまして。相談いいですか。 (No: 1)

スレ主 吉田太郎 投稿日時:

昨年から、俺もライトノベル書いてみようと思いたって色々やってる者です
最初はアイデアとか全然浮かばなかったんですが、ふと思いついて主人公とヒロインは決まりました
舞台も大まか決まって、現代バトルファンタジーにしようとも
本題はここからなんですが、敵役が思いつかないです
俺もそれなり社会人やったんで嫌な奴には会ってきたし、エンタメ作品の悪役も結構見てきたと思います
でもこれ、という悪役が思い浮かばないです
皆さんどうやって考えついていますか?

※そうすっね、鬼滅の刃の鬼達とかやっぱ感じ入るもんあったです
鬼滅を例えにしたのも、ヒロインと敵を鬼にしようて思ったんで

カテゴリー: キャラクター

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はじめまして。相談いいですか。の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

主人公やヒロインから考える、世界観や施設・組織などの設定から考えると、まず困るのが明確な敵役か最終的な目的かと思う。
というのも、長い物語を端的に一行の単文で表現すると「勇者が魔王を倒す話」みたいな感じになる。
ここで「勇者が」は主語なので物語の主役とわかる。残りの「魔王を倒す」は述部でありその文章で伝えたい事の本質的な部分になる。
要するに、「魔王を倒す」が成立してれば主役は別に「勇者」でなくてもいいわけで、ただ「勇者が魔王を倒す話」を書くから主役が勇者になってるだけ。
なので、極端にすれば、「〇〇が魔王を倒す話」で「〇〇」に当てはまるものを考えるのと、「勇者が〇〇する話」で「〇〇」に当てはまるものを考えるのでは、後者のほうが圧倒的に難しい。
なにしろ、それはその物語の本質部分になるので。
ゼロから本質部分を決めようと思えば簡単だけど、既にキャラや設定がある状態でそれらと齟齬が生まれないようにしかし本質的な部分を設計するとなると、そりゃ難しい。
そこは物語の芯になる要素なので、最初に考えないと。
なので、主要キャラや設定から考えると敵役に苦労する、という現象が起こりやすくなる。

じゃあどうすればいいかっていうと、今まで考えたものは取り合えず横に置いといて、ゼロから「敵役」を考えてみましょう。
完全に横に置いとくために、和風の鬼を想定してたなら洋風に変えて吸血鬼を和風アクションで倒していく話って感じに頭を切り替えて考えてみると良いと思う。
それで敵役が設定できたなら、横に置いといた和風設定に合わせて吸血鬼を人食い鬼に変換していけばいいだけなので。

そもそも、考える順番とかじゃなくて「敵役・悪役」が思いつかないんだけど。って場合は、まず、書こうとしてる物語でどういう部分を押し出したいのかを考えてみてください。何を伝えたいのかを。
そしたら、「それが伝わりやすい形」が一番ベストな敵役です。
鬼滅のラストバトルで善逸が相対したのは、「師匠との関係性」や「善逸の覚悟や成長」を最も表現できる人物、すなわち師匠の元一番弟子だった鬼だよね。
だから、ラスボスを考えるなら「その物語で何を伝えたいか」が作者の中にある場合は、結構すぐにプロトタイプは出力できると思うよ。基本的には「伝えたい事」の真逆の設定をした人物を想定すれば形にはなるから。
形ができたら、「主人公の前に立ちふさがる動機付け」などなど物語に馴染ませていく感じで整形していく。

はじめまして。相談いいですか。の返信 (No: 3)

投稿者 大野知人 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 はじめまして。大野と申します。
 先に予防線を張って申し訳ないですが、俺は基本的に『やられ役』はともかく『悪役』は出てこないように物語を作るので、これから述べる意見は経験談ではなく、『自分ならどうするか』という話になるので、そのことをご了承ください。

 さて、『悪役』キャラの作り方アイデアですが、基本的には『主人公に対しての対比性/共通性』を軸に考えて固めていくといいと思います。

 なんでかというと、ラストシーンでの会話をやるときに、ラスボスと主人公の思想がほぼ同じだったらどうなるでしょうか?
 『なんでおめえら戦ってんの?』と読者が冷めてしまいませんか?
 
 逆に、『ラスボスの言ってることが全く全部めちゃくちゃで、ほぼ何もわからんけど倒します』という展開。これも、経過がどうあれ『相手を理解しようともせず無慈悲に敵を殺した』みたいで、ラストバトルとしては盛り上がりに欠けるし、ともすれば落胆するでしょう。

 つまり、ラスボスというのは『ほどほど理解できるけど致命的に主人公と対立する』要素があってこそラスボス足り得ると言えるでしょう。

 僕は鬼滅は読んでないのであんまよく知らんのですが、あの作品の鬼たちは生物的に『人間の天敵』と言わざるを得ない性質を持ってましたよね?
 そのうえで、『だから人間に迫害されても仕方ない』という点があり、ともすればその生い立ちについては同情する余地があるんだけど、しかし結果として本人たちの人格的な悪性が強いので倒さざるを得ない、という結論に主人公たちは至るわけです。
 つまり『鬼だから殺す』という状況に対しての主人公の反発・同情があったうえで(無いと禰豆子を庇わないわけですから)、『何で人を襲うのか/人を襲うのを我慢出来ないのか』という問いかけに対して我慢ならない答えを示す悪役だからこそ、主人公と対立しうるということです。

 このように主人公の納得できる要素と、納得できない要素を組み合わせて、『戦う理由』足りうるキャラ性を決めるといいと思います。
 あとはそこに肉付けすれば何とかなるんじゃないでしょうか。

はじめまして。相談いいですか。の返信の返信 (No: 5)

スレ主 吉田太郎 : 0 No: 3の返信

投稿日時:

そうっす
ヒロインとラスボスやその他達にはやっぱ戦う理由が決めてあって、だから戦います
合わない、相容れない理由があるんで、ざっくり言うと鬼なんで荒っぽく戦いになります
うまいこと言葉にならなかったのが形になりました
相容れないし、戦う理由(設定)がある
ありがとうございます

はじめまして。相談いいですか。の返信 (No: 4)

スレ主 吉田太郎 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

しっくりきました
言う通りラスボスはヒロインと同時に決まってて、最初と、それから2番目相当の敵で悩んでました
ちょっと鬼滅の刃意識しすぎて最初だから噛ませな感じなのか…?とかぽっと出の敵だと嫌らしい感じが既存の作品で見たことあんなぁーと悩んでたんですけど、ヒロインを結構強い鬼ともう決めてあったんで、全員それに見劣りしないくらいの強さはあって欲しいと決まりました

うちの地元の節分祭をモデルに書こうとしてたんすけど、特に悪者が出たりはしない(つか鬼自体が悪者)し嫌な奴の事って普段は頭から締め出しがちだから勉強になりました
伝えたいことの逆を考える(主人公とヒロインと戦わせる事で何か伝えたい事がある)ってのが、よく腑に落ちました
鬼退治ってそういうとこあるっすから
ありがとうございます

はじめまして。相談いいですか。の返信の返信 (No: 6)

投稿者 サタン : 1 No: 4の返信

投稿日時:

>伝えたいことの逆を考える(主人公とヒロインと戦わせる事で何か伝えたい事がある)
例えば鬼滅の刃の炭治郎の場合、最初の戦いは水柱との闘いでしたよね。これは主人公の覚悟を見せる闘いなので、勝ち負けはどうでもよく、そして主人公のこの先の道のりは険しいぞって暗示する意味もあるので、序盤の主人公では絶対に勝てない強敵である必要があり、かつ冷淡で現実的な性格の「柱の誰か」である必要があるわけです。
そして次の戦闘は、戦闘ってわけでもないけど「試練に打ち勝つこと」が伝えたいことで、岩を割って鬼退治の試験に挑み「鬼は凶悪で卑劣であるという現実を知る」ことが伝えたいことになります。岩割りの試練で出てきた犠牲になった魂は後半の鬼退治の試練の「どれほど卑劣か」という伏線になるわけですね。
さて、ここで鬼滅の刃の序盤の「戦闘で伝えたいこと」を並べてみると、実はこれだけである程度のストーリーの流れが出来てると思いませんか?
「主人公は妹を守る覚悟をする」「そのための試練に打ちかつ」「鬼の現実を知る」ついでに鬼の何たるかを実体験として知った上で「妹は耐えている」という問題提起を一つの結論として残してる。

ところで、日常ものとか恋愛ものとか学園ものとか、そういうジャンルがあるけど、これって「テーマが日常に関係するもの」とか「テーマを恋愛で表現しているもの」とか、そういう解釈ができる。
つまり戦闘ものってのは「戦闘でそれを表現してるもの」であって、戦ってりゃ戦闘ものってわけではない。
で、鬼滅の刃の「伝えたい事」の箇条書きを見てみると、確かに大事な要所は全て戦闘で表現されてるよね。

言い換えれば、主人公ないし物語の流れを箇条書きにしてみて物語が展開する要所の箇条書きは、それはそのまま「伝えたい事」になるってこと。
想定してる物語を箇条書きにして、そこから「主人公は妹を守りたいと理想を語ってるわけだから、現実的な思考を持ってて勝てないほど強い人物が適切」とかって敵役の回答を引き出せる。
だから、「かませ役」ってのは「主人公やヒロインなど味方側の登場人物の活躍をアピールする場面」くらいでしか、基本的には出てこない。
「妹が鬼になる」のなら、最初の敵は妹でいいんじゃない? あくまで例であって案ではないけど、そこで主人公が片腕を犠牲にしたとすると隻腕の剣士って個性が生まれるし「犠牲を払ってでも妹は守る」みたいな事が伝わるよね。ぶっちゃけ片腕なくなってもベルセルクのガッツじゃないけど義手とかつけときゃストーリー上差しさわりないし、都合のいいときだけ義手が壊れたとか義手だから反応が遅れたとか結構使えるアイテムになるしね。
とまあ、こう考えると、最初と二番目どころか、ストーリーの流れを箇条書きにすりゃ書かなきゃいけない戦闘は全部で何個ってこの時点で把握できるし、三番目も四番目も「じゃあこんな感じの敵が良さそうだな」ってイメージのシルエットくらいは割とできるかなと。

はじめまして。相談いいですか。の返信の返信の返信 (No: 7)

スレ主 吉田太郎 : 1 No: 6の返信

投稿日時:

なるほどです
ストーリーそのものが戦い始める直前までしか決まってなかったから伝えたいことひいては敵を決められなかった、って事みたいっす
バトルファンタジーにするんだと一足飛びに戦いに飛びついてました
ラスボスとのヒロインの関係、それを通じて主人公が何を感得するのかってのはぼんやりとですが決まってました
そこからヒロイン像も出来上がったので

んで、特に応募しようってんでもないんですがKADOKAWAの大賞要綱の字数✕行指定してこの一年つらつらと書き続けてました
したら、いわゆる文庫本一冊で話が一旦終わる事になるじゃないすか
で、そうなるとその一冊分にふさわしい話の流れと塩梅、起承転結、ひいては最初に戦う敵とはどんなか、って考えて思いつかなくなってたっす

鬼滅に話戻すと、最初の義勇は「生殺与奪を相手に委ねるな」という叱咤、世界の無慈悲さと禰豆子を絶対に守るんだという悲壮な覚悟っすね
これ相当の俺にとっての設定ってのを考えてみようと思います
節分モデルで鬼を追い払う、つまり戦うぐらいのうっすら感で書いてきて主人公はこんなやつでこんなヒロインと出会って戦いが始まる、てとこで敵の姿が分からなくて手が止まってたんで
改めてそこまでのヒロインの言動を見返して、ちょっとヒロインのキャラづけが増えて相手の候補ひいては設定の考えなおしがいくつか湧いてきました

感覚を言葉にする?書き方を考えて書く?のを伝えるの上手っすね
俺、なんつうかもう姿や台詞が浮かんできてそれを書きとる、ついでに小説らしいそのキャラらしい言葉遣いを書く、って感じだったので

相談して良かったです

はじめまして。相談いいですか。の返信 (No: 8)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

一つの理想として言うなら敵は作品のそれまでの内容を体現した敵キャラが理想と私は考えています
よくある作品で兄弟子や同門が敵として現れるのはそれまでのつながりの中から敵が現れる面白さである程度長く続くからそれまでのキャラたちのバックボーンとなるつながりが商品的価値を持ち敵としての面白みのある敵キャラ
要はそれまでの流れの繋がりで一番面白くなる敵を出すのが理想の一つ
大事なのは面白いということだからただ敵を出すのでは面白くない
その場面のキャラの精神状態やそれまでの流れから最適な敵キャラを出す
例えば心に傷があるキャラの前にその傷をつくった敵が現れる
それだけで果然期待する展開
そしてそれは後半に現れるほど面白くなる
その理由はそれまでの内容でその敵を出す商品価値が作品内で確立してから出したから後半で出す価値がある
まあ当然最初はそういう敵じゃなくていいけど
後半になればそういう作品のそれまでの内容を体現した敵キャラの有無は作品として質さえ左右する
そしてその流れを体現した敵は読者の期待にこたえる形になるので期待に応え面白くするわかりやすい敵にもなる
その体現の期待はそれまでの展開とセリフ行動である程度読者の期待を誘導できるので出した敵がいるなら事前にセリフ展開行動で読者の規定を誘導してから期待にこたえる形でその流れを体現した敵をだすなんてのがおすすめ
作品の理想は全て連携し面白さの効果に無駄がない作品
当然敵一人とっても最終的にラストに全て集約する面白さの歯車であるべきでどのようなラストになるかによって敵一人一人の設定能力なんか考えて制作するのが理想といえる
鬼滅は全ての鬼にバックボーンを用意し負けたたびにそれを描くことで大半のまともな戦闘のある力ある鬼はただの使い捨てに終わらない敵しかいないという方法もまた魅力の一つです
まあこれはヒットしないなら駄作のキャラの掘り下げという誰も期待すしない悪手もいいところですが
まあ本当に面白くしたい人向きの話で軽く書きたいなら別にいいけど

はじめまして。相談いいですか。の返信 (No: 9)

投稿者 たまねぎくん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

本当にここで話したような敵役をそのまま出すんですか?
自分で考えたいなら教えることによって余計にアイデアの幅が狭まってしまいますが。

一番先に私が思いつくのは、人類は滅びなければならないという思想を持った狂気の悪役です。こういうのが一番分かりやすいですから。
こういう場合、結論の部分がおかしいだけで、それ以外の部分はほとんど普通の人と同じですね。
そうでないなら、主人公を純粋に憎む、立場の違う相手、というのもありますね。
たとえば人種差別をしているとか、宗教的、あるいは哲学的思想を持って、同じ思想の相手以外を攻撃しようとする他者、かな。
ライバルも敵役の一種です。

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