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伏線の張り方について (No: 1)
スレ主 ㎜ 投稿日時:
㎜というものです。
今回作品中にろう者であるキャラがトラックのクラクションに気づかず轢かれて亡くなってしまうという展開を入れようと思っています。
ただ突然トラックの要素を入れるのは無理矢理殺すために用意しましたという雰囲気があるので伏線を用意しようと思いました。
その伏線の張り方で悩んでいます。
物語の状況としては主人公の待ち合わせ場所に行こうとしているろう者のキャラが道中で轢かれるというものです。
主人公が家を出る前にニュースでトラック事故に関する要素を入れようと思ったのですがそれでは露骨すぎるなと思って私としては不満足で他にも色々考えました。
しかし、トラックという不確定要素を物語の序盤から匂わせることができません。
そのキャラクターの死ぬ伏線をうっすらと張りたいと思っているのですが、何かいい方法がありませんか?
私の設定では事故による中途難聴なので、イチゴ同盟のようにな病による死に流れを持っていきたく無いので、トラック事故を死因にしようと思いました。
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!伏線の張り方についての返信 (No: 2)
投稿日時:
>トラックという不確定要素を物語の序盤から匂わせることができません。
不確定要素を匂わせる……。うーん……。
伏線ってつまり、唐突な出来事に説得力を持たせるためのものな訳で。
たしかに事故は唐突な出来事です。でも事故は「事故だよ」って言う以外に説得力も何も無いだろうと個人的に思います。
>主人公が家を出る前にニュースでトラック事故に関する要素を入れようと思ったのですがそれでは露骨すぎるなと思って私としては不満足で
アイデアとしてはナシでは無いと思いますが、たしかに自分も露骨だと思います。
ただ何が露骨かって、そもそも突然起こることが定義の「事故」に対して説得力や前触れを用意することが変なんじゃないでしょうか。
駄目とは言わないんですが、何をやっても結局わざとらしくなってしまうような気がしまして。
それに、自分は「ろう者」って時点で十分以上の説得力があると思います。むしろ理由づけが複数あると統一感が無くなって物語らしくなくなるんじゃないかな。
強いて言うなら、前後の出来事を一致させる。
例えば、主人公が大通りに出た途端、凄いスピードで危険な運転をしている車が走ってきて、主人公が轢かれそうになる。
「あっぶねぇな……」と思っていたら、待ち合わせ先でそのキャラを轢き殺していた、みたいな。
伏線だと、「説明しよう説明しよう」として、結構ぶち込み気味になってしまうのですが、これなら単純な時系列でしかないので露骨でもないはずです。
トラックというか、もう事故そのものが不確定要素みたいなものなので、あまり「伏線」だなんて深く考えずに、自然でそれっぽい流れをつくったほうが物語らしいんじゃないでしょうか。
伏線の張り方についての返信 (No: 3)
投稿日時:
要は【耳が聞こえない人物の唐突な死亡】ですよね?
普通に友人や知人から注意喚起させたら?
「聞こえないんだから気をつけろよ?夜とかより昼とかの方が危ないんだからな?」
「夜のが安全なの?」
「車のライトがあるから、人間側が注意できるだろ?」
「売り始めの電気自動車とかエンジン音がまるでないから、けっこう事故起こしたんだと」
「来ていないと思って路地裏とかから飛び出したら、車が猛スピードで・・・ってやつ」
==========================-
・・・・聞こえないせいでの死亡って必要あんの?
もし軽度の難聴くらいなら、家の近くだし、慌てていたせいで、補聴器を置いてきたから・・・・・とかのがいいかもね。
あとは・・・・・変質者かな?
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連続殺傷とかのとき、混乱は分かっても悲鳴や警戒警報が分からないから、気づかす外出して――――みたいな?
あんまりトラック運ちゃんが可哀想な展開はあれだと思うの(笑)
伏線の張り方についての返信 (No: 4)
投稿日時:
主人公と一緒にいる時に音に気づかないシーンを入れといたらどうですか? 後ろから来た自転車の警鈴に気づかないとか、ボール飛んできた時「危ない!」って声に反応しないとか。
トラックそのものじゃなくても、音に気が付かないせいで危機に、という演出があれば充分な気がします。
どうしてもトラックの必要があるなら、クラクションに気づかず間近を通過されて驚いて尻もちつくとかですかね
伏線の張り方についての返信 (No: 5)
投稿日時:
オミクロンです。参考になればと思い投稿させていただきます。
そのキャラクターは「必ずその場で、その理由で死ななければならない」ということですよね? なので「その場」と「その理由」を掘り込んでいき、そうなるように事前に仕向けるのを伏線、布石と呼ぶと思います。
これに関して興味深い理論があります。「ハインリッヒの五つの駒」という理論です。これは労働災害に関する理論ですが、十分使えると思います。
色々と端折りますが、その中で重大な被害(災害)に到達するには、三つ(四つ)の連鎖反応があるとされています。
一つ目が「社会的、環境的悪条件」。文字通り個人の裁量ではどうにもならない不可抗力だと思います。例えば雨で視界が悪かった、足元が滑りやすかった。といったものですね。
二つ目が「個人(管理)的欠陥」。これは従来の意味では「安全教育不足」というものに当たります。拡大解釈すると、「危機的状況への認知不足」と取れます。
三つめが「不安全状態(行動)」。まぁ分かるとは思います。その状態、行動が安全ではないことを指し示します。
四つ目が「事故」。これは目にゴミが入ったなどの軽微なものを指し、五つ目が「災害」となります。
MM様の場合「待ち合わせに向かう途中」という状況設定をなさっています。なのでこの五つの駒に当てはめると、
1、 道路が雨でぬれていた。風が強く目にゴミが入りやすかった。普段使っている道が交通規制にあっていた。(そのため普段は通らない大型トラックが通るようになった。もしくは大型トラックが通るような道を使う必要があった)
2、 外出の際に必要な対策を怠っていた。時間に余裕を持たせなかった。(寝不足、高熱などにより)注意力が散漫だった。
3、 急いでいた。スマホを見ていた。歩行者用信号が時差式なのを知らなった(忘れていた)
4、 事故
という要因が考えられます。そして作者はその世界では文字通り神のため、要因を指定して発生させることができます。それを事前に明らかにすることを、伏線、布石というと思います。
なのでMM様の作品に事前に仕込むのであれば、地方ニュースなどで「今日は国道〇〇号線が通行規制になっています」とか、「事故で現在通行止め」「何キロ渋滞」といった情報をそれとなく提示します。
その後、キャラ自身の個人的要因を仕込みます。寝不足、体調不良、寝坊などですね。そしてこの二つを組み合わせて3番目を作れば、お手軽必然事故の完成です。
総括しますと、「何か重大な結果には複数の要因が絡み合って発生する」ということです。その理由が多ければ多いほど、そして納得、理解のいくものであればある程、自然な流れになるのです。
もちろん深く考えないという手もあります。現実はいつだって理不尽で不条理です。五感が十全で信号付き横断歩道を青で渡っていようが、信号無視で飲酒運転の車が高速で突っ込んでくるだけで死にますからね。
ですが、伏線を考えるのであれば、五つの駒理論は使えると思いますので、参考になれば幸いです。
長文、駄文失礼しました。