返信一覧の表示
タイム○○作品での原因判明について (No: 1)
スレ主 む°らた 投稿日時:
タイムリープ系の作品を書き始めて早二週間が経ちましたむ°らたと申します。
今回はタイトルにもある通り、SF作品などでよく使われているタイムリープ系の作品について質問させていただきます。
ずばり、タイムリープやタイムスリップなどの原因って明かす必要ありますか?
気がついたら過去または未来にいた――みたいな表現だけだとダメなんですかね?
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!タイム○○作品での原因判明についての返信 (No: 2)
投稿日時:
あんまりいくないです(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと極端ですが【タイムマシン】はマシンを使わないと時空移動ができない、——————使わなければ時空を【移動しないで済む】ということです。
ループの原因を、なにも設定でいてない場合、主人公はエラーやバグのように勝手に時系列をめちゃめちゃに吹っ飛ばされても文句言えなくなるんです。
好きなSF作品にそういう展開があって・・・・彼は無限に殺され続ける羽目になっていました。生存ルートを選べても、ある日勝手に時間がループしちゃって、死ぬ展開に戻されちゃうの。殺されている最中に戻ったりとかもあった。
=============
原因と言うか「法則性がある」方がいいって感じ。その上で法則性に関係なさそうな原因はちょっとねー(笑)くらいです。
ーーーーーーーーーーーーーー
【僕だけがいない街】なんかは自分がなぜリープしてしまうのか、法則性を掴みかねている設定。
だからリープ先で【また戻ってしまわない】ために違う行動をとり続ける。みたいな感じ。
リゼロ?は【自分の死亡】というトリガーで戻れるから、死にまくって法則や死に戻る時間を体で覚えていく設定だった・・・・はず。
明かすというより設定や法則は簡単に「用意」しといた方がギミックが生きるよ。
ーーーーーーーーーーーーーー
映画でいう「シックスセンス」とかはギミック作品ですねー
Q1、主人公のチビは本当に霊感小僧なのか?
Q2、もしそうなら、なぜチビには霊感があるの?
とかは、A1、A2【・・・・・・・その質問、この映画において、根本的なレベルで無意味だよな?】
になります。
このばあい、幽霊見える原因とかいらんねん。幽霊見えることが前提のギミックだから。
====================
どこにギミックを置きたいかによります。
リープ法則不明の場合はリープの原因的なものを用意したほうがギミック生きます
リープ法判明の場合はリープ原因が分からない方が「望む未来を選択する」というギミックが生きますね。
タイム○○作品での原因判明についての返信 (No: 3)
投稿日時:
うーん……テーマの一つになってる要素だから、解決しないとモヤモヤが残るかなぁ。
ホラーだとそのモヤモヤが楽しさの一つなので原因を解決しない選択もあるんだけども。
それ以外だと、明言しないけどなんとなく「こういうことだな」と理解できるくらいには、と思う。
でもなぁ。
割と「言ったらつまらない核心的なこと」ってあるからね。「ええ、そんなオチ!?」みたいな。
タイムスリップ&タイムリープもので面白かったのが、エロゲだけど「忠臣蔵46+1」って作品。
これは元は同人作品で、3ルート、まあ3キャラ用のシナリオで2回ループして完結してた。最後はタイムスリップした理由もタイムリープしてた理由もわからないけど、現代に戻ってくることができました、みたいなちょっとモヤモヤが残る内容だった。
ほんで、製品化するに当たってシナリオ2本追加して、解決編みたいなシナリオでその「理由」を起こしたんだけど、まあ、内容自体は面白かったんだけど、やっぱ「そんなオチ!? そんな理由!?」って感じで興ざめだった。最初の3本で終わってりゃ良かった。
近年のタイムリープ・タイムスリップもので一番有名なのは「シュタインズ・ゲート」ですかね。
この場合、すっきり解決してるように見えるけど、タイムスリップ・タイムリープしてる原因や理由は「タイムマシンが偶然できました」というだけ。
その「タイムマシンが出来たことによるトラブル」を主としていて、原因究明を主としていない。なので「トラブル」を解決すればスッキリ感は得られるし、原因や理由を突き詰めなくても終わることができる。
SFでなく魔法や呪いといった神秘が原因としても同じ話で、「タイムリープする魔法があります」で済む話、それで済ませれば良い話。
だけど展開上「なぜ主人公はタイムリープしているのか!」と問題提起しちゃうからそれを解決しなければならなくなる。
でも、当然のこと主人公は何故と疑問に思うだろうから、
「なぜタイムリープしたのか」「タイムリープの魔法がある」「それに巻き込まれたのが主人公」
という流れにすりゃいい。
難しく考えて「何か大きな陰謀があって、それに利用された主人公」みたいにしちゃうから「タイムリープ」と「主人公の設定」を関連付けなきゃならなくて、すると「言ったらつまらない設定」まで書かなきゃいけなくなってしまう。
「タイムリープする魔法・技術がある」というのは手段の一つに過ぎなくて、ようは「それを語らなくてもいい方法を考えましょう」っていう身も蓋もない回答なんだけど、
んーと。
即興で「言ったらつまらないオチ」ってタイムリープものを考えてみると、
実は主人公は既に死んでいて、地獄で現世の罪を洗い流すために、主人公は自身が罪を犯した期間を罪が消えるまで繰り返し追体験させられている。
という設定。
主人公は何も知らず気がついたらループしてて、そこから脱しようと足掻くわけだけど、そのオチが「既に死んでるんやで」ってのは正直言わんほうがいい設定だと思う。
だから、作品の中で「そういう地獄がある」というエピソードは出すけど、それが原因とは書かないし、このネタの場合は「主人公の罪の精算」をテーマにしてしまう。
そしたら、「主人公は罪を精算しました」で設定は語らずともすっきり終われる。
事実として「罪が消えるまでループする地獄がある」というエピソードがあって「罪を精算したらループから脱した」という結果があれば、
読者としては「詳しい設定はわからないけどそういうことだろう」と読み取れる。
つまり設定を書かなくても物語を書ける。
とまあ、こんな感じ。
単純にタイムリープの原因や理由を明かす必要があるか? と問われれば、そりゃテーマに対する解はなければならないと答えるけど、
濁した形で、あるは読み取れるように、または別のテーマに外らして、原因や理由を解明しないで終わるという事は出来る。
問題は主人公が「何故俺がループしてるのか」と疑問に感じてしまう事で、てことはコレって主人公の気持ちの問題なので、それに対する解があれば、別に設定を書かなくても物語にはなります。
私の例の場合は「自分がループしてるのは罪に対する罰なんだ」と自覚することで、主人公がそう思えば良いだけなので、
何故タイムリープしているのかという「説明」はしなくても問題ない、と思います。
「主人公はこれが原因だと思った」「それに従って行動したら解決した」なら逆説的に主人公の考えが正しかったってことになるので、それが真実か偶然かは明確にしなくても良い。
けど、これは原因や理由について書かずにまとめる事はできる。という話であって、しなくても良いという話ではないので、その手段を自力で思いつかないのであれば解明させたほうが良いと思います。
タイム○○作品での原因判明についての返信 (No: 4)
投稿日時:
質問がザックリしすぎているので、ザックリとしかお答えできませんが。
タイムリープの理由付けは、
1)作品がファンタジー寄りならば無くてもよい。むしろ無い方がよい場合も多い。
2)SF寄りならば、一概には言えないけれど有った方がよい。
ということになるかと思います。
1の場合、不思議な現象はあえて理由付けせず、ただ不思議な雰囲気にとどめておいた方が余韻が残ります。
2の場合は。
ファンタジーとSFは、現実には有り得ない世界観や現象を描くという点では似ています。ではどこが違うかというと、SFは作品内でのロジックの整合性にこだわるんですね。タイムリープという非現実的な現象であろうとも、基本的な原理やルールを決めたらそれとは矛盾しないようにストーリーを展開させ、その結果何が起こるかという思考実験に醍醐味があるという。そういうジャンルです。
SFは「思考実験」。そう押さえておくとよいと思います。
要するに理屈にこだわらないとSFは面白くならないんですね。ただしファンタジーの場合は、理屈にこだわるとかえって情感をこわします。
どちらの方向性も有り。ですから、む°らたさんがどういう色合いの作品をイメージしているのかによるのではないでしょうか?