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句読点の正しい付け方について (No: 1)
スレ主 うっぴー 投稿日時:
みぞれさんの投稿
基本的な相談、というか質問なのですが、混乱してしまったのでご教示をお願いします。
お聞きしたいことは、句読点の付け方です。
とりあえず例文を……
1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
6.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。
文章作法的、または、読んでいて違和感を感じる等の理由で、使ってはいけない・使わないほうがいいものはありますでしょうか?
どれも問題が無ければ、場面の雰囲気とその場の気分で決めるのですが……
よろしくお願いします。
2016/05/26(Thu)
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!句点は文の終わり、読点は文中の切れ目を明示するもの (No: 2)
投稿日時:
句点は文の終わり、読点は文中の切れ目を明示するものですよね。
> 1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
読みやすくするための、ごく普通の読点だと思います。読点が何らかのニュアンスを加えることはなく、ちょっとした息継ぎ程度といったところでしょうか。
> 2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
あまりありません。奇妙に感じます。「と」は以下のようにどちらかにくっつけておくのが普通でしょう。
2'. 句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。
「、と」とすると、読点以前の部分(だけ)が台詞(または独白、以下同じ)のように感じる効果があります。読点でカギカッコに近い印象、効果になるわけですね。
上記のようにすると入れ子の台詞的で、まず第一の台詞「句読点を付ける位置」があり、それを受けての第二の台詞「というのは難しいものだ」があり、その二つをまとめて台詞にして、「と思いました」と地の文になる感じです。これがくどい感じがするなら、
2'-1. 句読点を付ける位置というのは難しいものだ、と思いました。
2'-2. 句読点を付ける位置、というのは難しいものだと思いました。
としておけばいいでしょう。台詞的な部分を一つにしておくということですね。
これを「と、」にすると以下のようになります。
2''. 句読点を付ける位置というのは難しいものだと、思いました。
1とは違ったニュアンスになります。うまく言い表せませんが、読点までを一気に言って、改めて「思いました」と続けたような印象になります。断言しようとして、思い直した感じでしょうか。例えば、続けて「考えました」か「嘆きました」かと迷い、無難に「思いました」を選んだ感じかもしれません。
この2''で、最初の「位置というのは」は「位置と、いうのは」とは、普通はしないと思います。理由説明としては、「という」という語句の特徴と申し上げるしかありません。
なお、この「という(と言う)」国語辞書を調べると「連語」とされています。連語はおおむね、読点で区切ると不自然な感じになるのかもしれません。口語では一気に言いますから、書き言葉にしても区切りにくいのかもしれません。
> 3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
「句読点を付ける位置」で言葉が途切れ、「というのは難しいものだ」と続けた台詞があり、その台詞内容を「思った」という感じです。かなりたどたどしく喋った感じです。
このような「と思いました」の前を句点(。)で区切ると、本当はつながっている一文をぶった切るかのような、かなり特殊な感じがします。口語ではかなり間をおいて、思い出したように言葉をつなぐ感じです。そういった効果を狙うのでない限り、避けておくのが無難のように思います。
> 4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
3に加えて、「と」と言ってからすぐに「、」で区切っており、かなりポツリポツリとたどたどしく喋っている感じになっています。3でも効果が薄いと感じたとき以外、避けておいた方がいいでしょう。
> 5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
3と似ていますが、「句読点を付ける位置」で言葉が『完全に』途切れ、「というのは難しいものだ」と続けた台詞があり、その台詞内容を「思った」という感じです。3でも効果が薄いときのみに用いるべきでしょう。
まとめますと、「句読点を付ける位置というのは難しいものだと思いました。」という文に読点を付け加える場合、
A.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
は単に読みやすくする普通の方法、
B.句読点を付ける位置というのは難しいものだ、と思いました。
とすると、「と思いました」より前の部分だけが台詞的になる効果で、この二つがよく使われるように思います。台詞的になる部分を限定することもでき、
C.句読点を付ける位置というのは、難しいものだ、と思いました。
とすると、「難しいものだ」だけが台詞的となります。
その他のパターンは、何らかの特殊効果狙いと考えておけばいいかと思います。特殊といっても、狙って使えば効果がありますから、単に忌避しないことが大事ではないかと思います。
誤読防止のための読点の使い方 (No: 3)
投稿日時:
リック・ドMさんの投稿
句読点の句点は文の終わりという原則はいいでしょうか。句点の注意点は、それしかありません。問題は読点ですね。
読点は二つの目的があります。一つ目は、「話したとき(読み上げたとき)、区切ると調子がよくなるようにするため」に使うということです。読点の間を置く効果ですね。これは、書いた文章を本当に読み上げてみて、どこで読点を使うと調子いい感じになるかを確かめてみるといいと思います。
二つ目は、誤読防止のためです。某所でちょっと話題になっていたものでは、「明朝体の疲れが抜けないときは~」というものがありました。
私のような間抜けですと、「明朝体(みんちょうたい)の疲れが抜けないときは」と読んでしまったりします。明朝体(みんちょうたい)と読んでしまうと、フォントのことですから、それの疲れとは何だとなって、意味が分からなくなってしまいます(そう読んだ者が悪いのですが)。
もちろん、正しくは「明朝(みょうちょう)体(からだ)の疲れが抜けないときは」ですね。そのように確実に読ませるためには、「明朝、体の疲れが抜けないときは」と読点で単語の区切りを明示してやれば、読み間違いされることが減ります。
別の例では、「この先生きのこるには」というのも見たことがあります。間違えて読むと、「この先生(せんせい)きのこる」となり、先生はいいとして(いいのか?)、「きのこるって何?」となってしまいます。というか、読んでしまったんですが。正しくは、「この先(さき)生(い)きのこるには」ですよね。これも、「この先、生きのこるには」とすれば読み間違いません。
これらのように、たとえ読んだときに間を置く意図がなくても(あってもいいんですが)、読み間違い防止などの都合で読点を置いてもいいかな、ということはよくあります。
2016/05/26(Thu)
句読点は読みやすさを考慮して使う (No: 4)
投稿日時:
薔薇騎士さんの投稿
> 1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
まったく問題ありません。
> 2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
「、」が多すぎるとクレームがはいる可能性があります。
> 3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
「、」を打つ必要性を感じません。
> 4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
「、」を打つ必要性を感じません。
> 5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
体言止めの効果が生かされていません。
> 6.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。
悪くはないけど、一つ目の「、」を打つ意味がありませんね。
> 文章作法的、または、読んでいて違和感を感じる等の理由で、使ってはいけない・使わないほうがいいものはありますでしょうか?
基本的には作者の自由だけど、なにかしらのこだわりがないなら、読者の読みやすさを考慮して打った方が良いでしょう。
2016/05/27(Fri)
読点は付ける場所によっては文章の意味が変わってしまうケースがある (No: 5)
投稿日時:
あまくささんの投稿
・句点(。)は、文章の終わりに(原則として)必ずつける。
・読点(、)は、文章の途中の区切りとなるところにつける。ただし、すべての区切りにつけなければいけないわけではなく、どこにつければ良いかという明確な決まりはない。
ここまでは、おわかりですね?
で、例文ですが、標準的な付け方としては1は普通、2~6は間違いとは言えませんが違和感があります。
ただし2~6は同じ例文に機械的に位置をかえて「、」を打っているから悪文気味になっているだけで、文章の流れにリズムをつけるためや読みやすさのために似たような使い方をすることは私もあります。文章によってはナシではないと思いますよ。
ただし、読点については一つ気をつけてほしいことがあります。つける場所によって文章の意味が変わってしまうケースがあるということです。
・青い服を着た友人の、妻
・青い服を着た、友人の妻
前者では青い服を着ているのは友人、後者では妻ということになりますよね?
こういうパターンで意味がわかりにくくなっている文章を、このサイトの投稿室でも見かけることがあるので、注意した方がいいと思います。
2016/05/27(Fri)
句読点の正しい付け方についての返信 (No: 6)
投稿日時:
帝空さんの投稿
例文
> 1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
> 2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
> 3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
> 4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
> 5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
> 6.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。
「という」はその前の言葉「句読点を付ける位置」を強調する意味です。辞書を引いてみてください。
例文2、3、4、6は読点によって、例文5は句点によって、「句読点を付ける位置」をさらに強調しています。ふつう区切らないところを区切っているから強調されています。
「という」ですでに強調されているのを、さらに重ねて強調しています。
とてもくどいと思います。登場人物のセリフならばともかく、地の文としてはくだけすぎています。特に例文5の句点は言葉使いを知らない人という印象を与えてしまうと思います。
いったん句点で閉じた文を、次の文で受けてひとつながりの文に仕立て直す書き方はたまにみうけられますが、正当な書き方でないので、ただ悪目立ちして不評を買っているだけだと思います。
ここぞというところで一回だけそのような書き方をして目立たせるような特殊な場合を除き、通常の書き方として採用するのは避けた方が良いと思います。
「と」について、登場人物のセリフならどれもありうるかも知れませんが、地の文で例文2、3、4はないと思います。強調しすぎていてくどいからです。
強調した文はごくたまにだから効果があるのであって、通常使う表記法は水のようにさらっとした方が良いでしょう。
例文1の読点は、「難しい」を目立たせ強調していると思います。
例文1以外は、子どもが書いた文章という設定なら、地の文で使う効果がありうるでしょう。
2016/05/27(Fri)