小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

DYDYDYDYさんの返信一覧。最新の投稿順5ページ目

元記事:何で小説を書いているのかさっぱりしませんの返信の返信の返信

>’自分を他人と比べる必要はない、自分にどれぐらい無茶を願うんだ、他人になれるわけがない’と自分でも思ったことはありますがそれがどうもだめなんですよね

そりゃそうだろうなと思います。
何故かっていうと、これって終わりがない抽象的な事で悩んでるんですよ。だから、ほぼ解決しようがない。なんなら頂点や数%の上位に上り詰めないと満足できない。
いまは作品としての質でプロレベルなものを求めてますが、このままプロになれば今度は質で悩んでたところが売上や人気に置き換わって同じように悩むことになるでしょう。だから終わりがない。

悩みは明確で技量がない経験がない、そういった事。
でも、じゃあどれくらいの技量・経験があればいいの? って答えの部分が曖昧にしか無くて、だから非常に解決しにくいし、下手すりゃ前述した通り終わりがなくて解決しない。
「他人と比べて」ってのもさ、いったい何を比べているのか、作品の総合的な印象を比べてるだけで、具体的に他人のどこと自分のなにを比べてるのか、たぶんわかってないんじゃないかな?
例えば「面白さ」とか「魅力」っていう人次第で違う漠然とした基準でモノを見ていたりとか。

なら、明確にすりゃいいんですよ。
スレ主さんは何を書かれていますか。その作品で書きたいことはなんですか。案外、答えられないんじゃないかな。
何故って、「書きたいこと」に対して具体的に回答できるなら、「書きたいことを書ければ」それで満足なはず。「書きたいこと」が違う他人と比べてもしょうがないって言われるまでもなく自分で気づくはず。
その「書きたいこと」が書けなくて、その表現方法で悩んでるんなら、逆に問題は明確なハズ。

「この作品はコレが書ければOK」と作品の主旨を明確にしてしまえばいいんですよ。
例えば「主人公とヒロインが恋をする話」なら、「二人が恋する」ってことが表現できてりゃそれでいい。
その内容が素晴らしいものかどうかはひとまずどうでもいい。
だから、「この時点で満足しておく」という妥協をまず知るのが良いと思う。それが誰しもが持つべき平均的なハードルの高さ。
そしたら、あとは「素晴らしいかどうか」の部分を試行錯誤すればレベルは上がるでしょう。
意外と低いハードルなので少し頑張れば誰でも超えられる。

漠然と「面白い作品」と「自分の作品」を見比べたって劣等感が募るばかりでしょう。
そうではなく、「二人が恋をする」という表現自体は出来てるわけだから、問題はその表現方法ってことがわかる。
じゃあ、面白い作品ではそこをどう表現してるのか、と考えられるでしょ。
なるほど、ここでヒロインの嫉妬心をこう表現してるのか、こういう表現があったのかと、いろいろ吸収できるでしょ。
そうなったら、このときはじめて自分のハードルを少し上げることができる。

もっと精神的な事でもって一言で言うと、
>’自分を他人と比べる必要はない、自分にどれぐらい無茶を願うんだ、他人になれるわけがない’
他人や他人の作品や、自分の技術や経験のなさを見るんじゃなくて、ちゃんと自分の作品を見てやってください。

上記の回答(何で小説を書いているのかさっぱりしませんの返信の返信の返信の返信)

スレ主 DYDYDYDY : 1 投稿日時:

気分が行ったり来たりするのか止まっていた話一つを2日で終わらせました
>>ちゃんと自分の作品を見てやってください。
これが少し来たと思います
おかげで書く途中に'これ、大丈夫なのか'という疑問がすごく減りました
いつまで行くかどうなんですが本当に助かりました
ありがとうございます

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 何で小説を書いているのかさっぱりしません

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元記事:何で小説を書いているのかさっぱりしませんの返信の返信の返信の返信

気分が行ったり来たりするのか止まっていた話一つを2日で終わらせました
>>ちゃんと自分の作品を見てやってください。
これが少し来たと思います
おかげで書く途中に'これ、大丈夫なのか'という疑問がすごく減りました
いつまで行くかどうなんですが本当に助かりました
ありがとうございます

上記の回答(何で小説を書いているのかさっぱりしませんの返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 DYDYDYDY : 0 投稿日時:

>>気分が行ったり来たりするのか止まっていた話一つを2日で終わらせました

考えてみらゃ3日でしたすいません

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 何で小説を書いているのかさっぱりしません

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元記事:執筆の際音楽を聴く件についての返信

 小説を書くのがつまらないのを紛らわすための音楽は良くないと思われます。
集中をそぐと言われるマルチタスクにおける障害の典型的な形ではないでしょうか

 とはいえ、音楽無しでも小説を書くのも難しく思えます。
小説を書くのがつまらないという問題が解決していませんから。まずはこちらの問題の原因を突き止め、対策をした方が良いかと思います。
なぜ小説を書くのがつまらないのか、いちど見直してはどうでしょうか。

 音楽に関してですが、小説を書く際にマルチタスクとなってしまうパターンとそうでないパターンがそんざいします。
 小説を書くのがつまらないのを紛らわすための音楽はマルチタスクとして働いてしまいますが、物語を想像するのに役立てる一助としてならマルチタスクとはなりません。逆に手助けしてくれるでしょう。
 例えば戦闘シーンを想像する際にノリノリになるバトルBGMを流したり、悲しみの物語の時のしんみりしたBGMは想像はさらにかきたててくれます。そういった音楽の使い方をするのが良いかと思われます。
 音楽も想像描き立たせてくれるための道具として使えば、マルチタスクのようにはならないということです。

 それでも文章を書くときにどうしてもつまらなくて音楽を聴いてやると言うのであれば、まずは音楽を環境音のようなもの、アンビエント音楽などに切り替え、音楽に意識が向かないようにしてみるのも手かもしれません。

上記の回答(執筆の際音楽を聴く件についての返信の返信)

スレ主 DYDYDYDY : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます
確かに小説の内容に似た、痺れる音楽を聴く時には想像がパバババッ出てくる時もあったと思います
整理してみると音楽に意識が行かなくて、書いている小説の雰囲気を逆らわず、歌詞のない音楽に切り替えた方がいいですね。それがだめならno musicしかないんですけども。
もちろん小説がつまらないのを解決するのが一番ですけど書きたいものがないって言うか、今としては適当に溜まったものを書きながら時間に任せてみるつもりです。
いい助言ありがとうございました

カテゴリー : その他 スレッド: 執筆の際音楽を聴く件について

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元記事:執筆の際音楽を聴く件についての返信

同じ回答してもアレなので、たぶんギリで牡蠣 とはまた違うやつ。

人によっては、マルチタスクにしないと思考が早すぎてタイピングが追い付けない時があります\(^o^;)/

あとは簡易環境・・・・食堂やレストランに行くだけでお腹がすくとか、ベッドに入るだけで眠くなるとか、音楽を聴くと執筆したくなるような【条件反射】を身に着けている可能性もあると思う。

上記の回答(執筆の際音楽を聴く件についての返信の返信)

スレ主 DYDYDYDY : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます
[手が追いつけない天才」とか【条件反射】だったらいいんですけど
自分が書く時は面白さは耳に任せて残りは手でタイピングをするような感覚ですね
常識が増えました!前の方とはまた別の助言ありがとうございます

カテゴリー : その他 スレッド: 執筆の際音楽を聴く件について

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元記事:執筆の際音楽を聴く件についての返信

あくまでわたしの場合ですが、
最近は物語のイメージソングや好きな曲を聞いて
テンションを上げてから創作に向かってます。
その曲を聞いたら、物語の世界に入り込むような習慣を作っている感じです。
書き始めてマルチタスクが辛くなったら音を切る感じです。

上記の回答(執筆の際音楽を聴く件についての返信の返信)

スレ主 DYDYDYDY : 0 投稿日時:

すごくいい方法ですね
自分も昔にはアニメmadとかを見てから書き始めたんですけど気が付けば何故か劣等感だけ増して・・・
集中できる所で音楽を切る方法、試してみます
いい助言ありがとうございます

カテゴリー : その他 スレッド: 執筆の際音楽を聴く件について

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元記事:場合によっては非常に重い題材

戦隊やライダーで言うところ「今日の怪人」の枠として添えているキャラクターの一人に「水泳で高い実績を残すものの、不慮の事故で下半身不随になった女の子」というキャラクターがいます。

彼女は敵の幹部からパワーを受け取った事で再び足が動くようになりますが、主人公達は訳あって女の子を倒してパワーを奪わなくてはならなくなります。
当然、ただの人間に戻った彼女はまた下半身不随になります。

現在考えているパターンとしては
1:少女は怪人化の副作用で暴走し、本人の意思に反して船舶を沈めるなど危険な状態だった事から止む無く討伐する。
2:少女の仕業だと思われていた客船沈没事件に真犯人がいたことが発覚し(敵幹部が少女を怪人にしたのもこの真犯人の囮に使うため)真犯人だけを倒し、見逃された少女は再び水泳に復帰。

悩みどころとしては1の方が面白そうな一方、折角また泳げるようになったのに再び足を失った少女と、彼女から足を奪った主人公という結末の救いの無さと、ここにどうフォローを入れるべきかも分からない所です。
2はハッピーエンドではある一方それはそれで都合主義臭いというのがあります(その分、真犯人についての描写は伏線等なるべく丁寧にやりたい所ですが)
何か良さそうな方法は無いでしょうか。

上記の回答(場合によっては非常に重い題材の返信)

投稿者 ヘキサ : 2

2よりの結末にしつつ少女にはパラリンピックの水泳選手として頑張る未来を与える、でどうでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 場合によっては非常に重い題材

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投稿日時:

元記事:世界観とキャラの双方を個性的にする方法

このサイトのどこかで、同じ作品では世界観とキャラクターのどちらかしか個性的にはできないというようなことを言っていて、なるほどなと思ったことがあります。

たしかに、例えばSF小説の冒頭で並行世界を自由に行き来する主人公の視点が様々な季節や場所、状況へと移ろい、読者が混乱しているといったような状況で、鯛焼きを盗んで逃げてきた少女と出くわすようなことがあっても、テーマがばらつくだけで面白くないのは想像がつきます。実際、無理にそうした人物を出して、取ってつけた感のあるロボアニメなんかを見たことがあります。確かに世界観が個性的でも言動の背景よってキャラクターに深みを持たせることくらいはできるかもしれませんが、ソーシャルゲームなどによくあるような、シルエットだけで誰か分かるような人物を登場させられるのは、その世界観が(ヨーロッパとかサバンナとか)ある程度見慣れたものであるか、仕組みの曖昧であるものに限られるのかもしれません。

しかしながら自分としては人物の奥行きもさることながら、なるべく複数の「属性」が組み合わさった強烈なキャラクターを作りたいのと、また世界観もSFとまではいかなくともセンスオブワンダーを重視した一捻り加えたものを作りたい訳で、それらを両立させるためにどのような手法を取るべきなのか、それともそれを成し遂げたい欲求は幻影に過ぎないのか、教えていただきたく思います。

上記の回答(世界観とキャラの双方を個性的にする方法の返信)

投稿者 サタン : 1

キャラとか世界観とかに限らず、そもそも「複数のものを同時に」というのは無理です。
いやまあやってやれないことはないから無理ではないけど、とんでもなく難しい。
単純な話、人間は右と左で複数のものを同時に見ることは出来ないし、複数の事を同時に喋ることも出来ないので、つまり「一つに集中したほうが良い」という事が人間の構造的にわかるからです。

でも、それなら簡単で、「一つのことに集中した内容」を複数書いて、その複数がまとめて読むと一個の物語になっている、という形を取れば良い。
わかりやすく、千夜一夜物語のように内容ごとに一つの物語を用意して大枠でシェヘラザードがペルシャ王に殺されまいとするペルシャの世界観を語っていく、とでも良いし、内容一個を物語のいちエピソードに落とし込んでもいいし、あるいは群像劇かオムニバスとしてきっちり分けてもいい。

人間、複数のことを同時に語るのは無理だけど、人間というのは前後の文脈を読み取ることが出来る。
つまり「手のつけられない悪童」という前提があるから「ふとした気まぐれでテントウムシを助ける」というちょっとした優しさに対し、読者は勝手にキャラクターの複雑な心情を読み取る、というわけです。
「複雑なもの」は、直接それを書いてるわけじゃなく、前後の文脈から読み取れるもの。
世界観とキャラクターを両方とも個性的に、複雑な属性を強烈に表現したいと言うのであれば、まずは落ち着いて一つ一つに集中したほうが良いと思う。
世界観とキャラクター性を関連付けることが出来れば前述した内容は実行可能だし、例にした「悪童とテントウムシ」の例は手塚治虫の「火の鳥」のエピソードからだけど、世界背景は歴史を元にしてる部分があるとはいえ全体的に素晴らしい世界観だと思います。キャラクターもとても良いでしょう。テーマである「生命」をはじめ複雑なものを丁寧によく表現していってる漫画だと思う。
でもそれは、書いたように「複雑な生命というテーマ」そのものを直接ダイレクトに書いてるわけじゃない。
一個一個ではそれぞれ「複雑なものを分解した一つ一つ」に集中して書かれている。
それらが完成して全体を見ると「複雑なものを表現できている」となるだけで、執筆中の実感として「複雑なものを書いている」ということはなく、ミクロではなくマクロな視点で考えるべきかなと。

それで言うと、まあ、別に相談でいちいち書くことでもないかなと省略されたのかもしれないけど、
>なるべく複数の「属性」が組み合わさった強烈なキャラクター
>センスオブワンダーを重視した
考えがしっかりしているようでいて、その表現したいことはフワッとしていて具体性がない。
その複数の属性を分解するとどんなものが混ざり合っているのか、センス・オブ・ワンダーと表現されたその「不思議な感覚」とは何なのか、感覚的なものでそれらに答えが出ないのであれば、何かを感じ得た事例として何か例はあるのか。その例を複数挙げて複数のエピソードを作れば、それらを全て読んだ読者には作者が感じ得たセンス・オブ・ワンダーが伝わるので、ではそれを基準としてキャラクターも同じように「複数の属性」を分解して一つ一つに集中して話を組み立てて、本筋に馴染むようにして……
と、そんな感じでやれば出来ないことはないと思う。
でも最初に書いたけども、そういう「複雑なもの」「複数の要素」を同時に書こうとするのは無理。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 世界観とキャラの双方を個性的にする方法

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投稿日時:

元記事:作品内にライブ場面を出すような場合について

こんにちは。初めてこの掲示板に投稿させていただきます、稲七と申します。
書こうとしている小説の中で、ロックシンガーによるライブが行われる場面が頭の方にあるのですが、歌詞を考えようにも曲が作れないのでうまく音数合わせができず、困っています。ライブ場面なので、歌詞だけでなく「どこで音を伸ばすか」というような要素も入ります。
こうした場合、メロディーのことは考えずに歌詞を(とりあえず音数だけ一番二番で揃えて)作って音は適当に伸ばす形で書いてしまうものか、メロディーも頑張って作るのか、そもそもライブ場面だからといって音楽の中身そのものには踏み込まないようにして創作コストを下げるのか。
皆さまならどうお考えになりますでしょうか。

上記の回答(作品内にライブ場面を出すような場合についての返信)

投稿者 にわとり : 1

 小説に登場するバンドのライブシーンで個人的に一番好きなのが、『新興宗教オモイデ教』(大槻ケンヂ)で登場人物の1人が回想する以下の場面。ちょっと長いけれど引用します。

――――(引用ここから)――――

 ――氷はすでに溶け、バーボンのグラスにはえび茶色のドロリとした液体が沈んでいる。中間は指でそれをかき回しながら、『自分BOX』フューチャリング「ゾン」初ライヴを思い出していた。
「ボクのレスポールはトレブルもボリュームも、もちろんフルレヴェルや、マーシャル直結でな。ピック使わへんねん。『老人と海』の文庫本ぐらいな厚さのガラス板や、そいつで弦をひっかくんや、シュワーン、ギュワーンいうてな。鼓膜破れるでぇ。ほんでゾンや、あいつ最初マイク・スタンドの前で棒立ちしとった。けどな、ボクが耳元で『蓮の花見せてくれよ!』言うた途端や、『ごぅおわわわ!』本当に臓物吐き出すような奇声を発して、痙攣しながら床をころがりだしたんや。うぐぅおおおお、うわあああて叫びながら、手足バタンバタンいわせてはいずりまわるんや。モヒカンのハードコアも客でおったけど、完全に呑まれて目ェ白黒させてたわ。ボク、もううれしくてねぇ。のたうつゾンは何かで切ったのか、破れたシャツからのぞく肩が血だらけや。それでものたうつんや。ボクは、ゾンは人間やないなあ思うて、でもなんだろ思うて、そや、こいつは芋虫や、蛾になる前の幼虫や、芋虫に火がついて暴れとるんや、思うて、早よ蛾になってしまえ、お前は毒蛾や、その毒だらけの羽から降る鱗粉で、凡庸な者どもを殺し尽くしてくれえ。この世の果てまで翔んでいけ、ゾン! 思いながらレスポールかきむしったんや」

(中略)

 ゾンはそれから、『自分BOX』のギグ当日になると、どこからともなくふらりとやって来るようになった。そして火がついた芋虫、永遠に脱皮できぬ地獄苦を見せつける一匹の芋虫となって、ステージ上をのたうち、叫び、時には自分のシャツを引きちぎり、全裸になって、総立ちの客席に頭から飛び込んでいくのだ。客を殴り、そして殴られ、鮮血で顔面の半分を真っ赤に染めながらも、ゾンは美しかった。中間はレスポールをかきむしりながら、狂い咲くゾンを見て、ああ、やっぱりこいつは人間やないなあと思った。人間やない。ボクはゾンを仲間や、考えとったけど、そんなレヴェルやない。もっとと尊いお方や。そう思うと鼻の奥がツンとなり、涙が溢れてくるのだった。
 波うつ客の海から、ゾンがステージにはいあがろうとしていた。金髪の男に肩をつかまれ、ふり切れずもがいている。
 中間はレスポールをふりあげ、それを金髪男の頭にガツンと叩きつけた。ビュッと額からシャワーの様に血が吹いて、男は腰から崩れ落ちた。
『ゾン! はよ上がってこい! はよ上がって、こいつらみんな殺してくれ! ゾン! ゾン!』
 中間の叫びに、ゾンは血まみれの顔で、ニッコリと微笑んでみせた。中間の初めて見るゾンの笑顔は、生まれたままの赤子の無邪気さで、血まみれでも、蓮の花のように美しかった。

――――(引用ここまで)――――

 どうでしょう。表面的にはだいぶ異常なシチュエーションが描写されているのですが、作者の本業がミュージシャンなだけあって、現場の熱狂的な雰囲気、空気感をよく捉えているように思います。

 で、これを読んで思うのが、"べつに歌詞どこにも書いてない"ってこと。まあ作中の説明によれば自分BOXはノイズミュージックらしいので、そもそもまともな歌詞なんてないんだと思いますけど。
 創作コストとか関係なく、そもそもライブ場面において描写すべきことは会場の熱気とかバンドマンの情念、パフォーマンス、ボーカルの声色、トーン、ギターの音色、ドラムのビート、などなどであって歌詞じゃないのではないだろうか。
 歌詞って、音楽という聴覚に訴えかける芸術形態のうちのほんの些細な一要素でしかなくて、メロディー、リズム、音量、音色、音の厚みなどの音響的な要素が楽曲の本体であり、それをいかに捉えて描写できるかが重要なのだと思います。それに加えてライブであれば、演者のライブパフォーマンス、観客の盛り上がり、音響、照明、臨場感とか、そういった環境要因も大事でしょう。
 それに加えて上記引用で上手いと思ったのが、ボーカルの言語化できない独特の雰囲気を、蓮の花と蛾(芋虫)の比喩で表現したところ。蓮の清浄さと蛾の毒々しさ(そして芋虫のまま羽化するすべを知らない鬱屈)の二面性を併せ持ったボーカルのイメージが詩的な比喩で的確にあらわされている。なんていうか、音楽って文学と違って、言語を介さずに人間を直接感動させることができるので、あれに小説表現で対抗するとなると音楽そのものの描写に加えて比喩や詩的技法を借りてくる必要があるのかなと感じます。
 そうでもしないと、小説はページから音が出ない以上音楽には永久に勝てなくて、いくら歌詞やメロディーを丁寧に記述したところで、ほんものの音楽の劣化コピーのさらに劣化版程度のものしか表現できないのではないか。そんな気がします。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 作品内にライブ場面を出すような場合について

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