主人公の目標の有無についての返信
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主人公の目標の有無について(元記事)
「○○王になる!」のような主人公が絶対的な目標を抱き、そこへ向かって邁進する作品がある一方で
巻き込まれ型と言われる平和なときは特に目標のない、トラブルが発生するまで立ち止まる主人公もいます
どちらも結局のところは、その都度トラブルを解決していく物語になりますが
前者と違い、後者は主人公の最終目標が分からず何かと批判されがちだと思います
しかし後者って本当に駄目なんでしょうか
こうやって作品論を語るときは大体「ないよりあった方がいい」的な結論に至りますけど、世の中の作品を見れば目的意識に欠けた巻き込まれ型主人公って多く存在しますよね
要は
家族に身の危険が迫ったから助ける→仲間に身の危険が迫ったから助ける→世界を脅かす存在に立ち向かう
などと小さなトラブルから徐々に大きなトラブルへ移行し、そして締めに入っていく構成を用意してやれば
これで読者は別に不満を抱かないというか、主人公の目標の有無をそんな気にしていないのではないかと疑問を覚えました
みなさんは主人公に絶対的な目標を抱かせるべきだと思いますか?
それとも、あってもなくても気にしないですか?
ご意見を聞きたいです
主人公の目標の有無についての返信
投稿者 大野知人 投稿日時: : 1
個人的に思うのは、『巻き込まれ型』には本当に目標が無いのかな、ってとこ。
屁理屈かもしれませんが、根本的に言うと『何でもない日常を守りたい』ってのは立派な目標ですし、特撮ヒーローは結構そんな奴らも多いです。
巻き込まれ型主人公の大半は、少なくとも『自分の命を守るため』だったり、『敵に襲われたからやり返す』みたいな中途半端なことではなく、しっかりと『自分の守りたい日常』を自覚して、それを守るために戦っています。
或いは、1~2巻くらいの間に、『最初は面倒ごとを持ち込むだけだと嫌っていたヒロイン』とか『ちょっと悪い所もあるけれど、愉快な仲間たちとの騒がしい日々』とかを奪われたり、崩されたりして『大事な日常』を自分の中で見つめ直すシーンが入ります。
別に、自衛隊よろしく専守防衛でも良いと思いますよ。九条バンザイです。
ただし、重要なのは『主人公が何を守りたいか』『主人公がいかにその日常を大切に思っているか』そして『それを主人公が自覚していることを描写する事』だと思います。
ある意味、アクション要素などの無いラブコメにも言える事で、別に主人公が鈍感だろうが、部活や恋愛などの目標が無かろうが、構いません。
ただし、『物語』である以上『事件』は起こりますし、『事件』が起こった時に『事件に対処する基準・スタンス』を自分の中にハッキリと持っている主人公の方がカッコいいんじゃないかと思います。
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