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本を読めない人間の小説家の目指し方(元記事)
まず白状しますと、本が読めません。
ADHD持ちが原因なのかどうかわからないですけど、単に集中力が欠けているのか、一字一句にこだわりすぎて疲れてしまうのか、
とにかく1日1冊どころか10ページすら読むことができないです。
なので、よく文芸関係の偉い人がネット上の記事とかで
「小説家になりたかったら最低月50~100冊は本を読むように」
ってアドバイスしてるのを見て、
本を読めない僕は「さっさと筆を折れ」って言われてるような気分になって
勝手にショックを受けてました。
でも「それでも文章書きたいし、書いたものを他人に見せたいもんなぁ……」と
思い、数年前なろう、カクヨムに小説を上げ始めました。
で、最近書いた短編の1作が賞の中間選考を通ったりして、
(小説家向いてないわけじゃないのか、俺?)と思えるようにもなりました。
更に最近は、ADHDを公表している作家さんもちらほら出てきました。
ADHDといっても色々あるので一概には言えないですけど、
本が読めないほど集中力が欠けているような属性の人でも作家に
なれなくはない、ということになります。
またネット作家とかの話ですけど、僕のように本は全然読まないけど
それでも書いてる、と公言してる人もちらほら出てくるようになりました。
このへんのことがあるので、上記の「小説家になりたかったら最低50冊は~」
みたいな言葉も、昔は傷ついてたものの最近は
(でもこれあくまで一般論やんな……? 俺には別のやり方があるのでは)
(そもそもここで言ってる小説家って芥川賞直木賞クラスの小説家ってことでは)
(言った日の日付よく見たら10年前とか20世紀とかの発言やんけ。
ネット小説で物書き人口がグって上がった今は
ぶっちゃけ古い考え方ちゃうの?(全く間違いではないにしろ))
と思えるようになってきました。
というわけで
本の読めない僕が、小説家になる
(とりあえず書籍化あたりをゴール地点として設定)
(作家になった後はその後考える方針で)ために
オススメのアプローチを、教えていただければ幸いです。
※ちなみにインプット自体の重要性は理解しているので、
本読まない代わりに映画を年間500本くらい観ています。
好きな映画があったら、上映時間を4分割して各パートで何が起こるかを分析したり、
気になったシーンや台詞回しなどがあったら何分何秒に何をやったか、何と言っていたかをメモしたり、小説でこれ表現するとしたらどのような文章になるか、などをシミュレートするアレも最近始めました。
漫画の神様も「漫画家になるには漫画読む時間で漫画以外に触れろ」と
言ってるので、小説を読む以外のインプット方法として間違いではないと思ってます
※本を読むこと自体も嫌いではないです。
書店で買ったラノベや、たまに図書館から借りた分厚い参考書や小説を
時々遅いなりに読んでます。
本を読めない人間の小説家の目指し方の返信
投稿者 t 投稿日時: : 1
こんにちは、小説は素材と料理でよく例えられます。
映画をたくさん見ることによって、良い素材を見つけて取ってくる能力は磨かれますが、文章は上手くなりません。例えるなら、誰が書いても面白くなる素材を未熟な実力で料理するようなもので、料理の実力が評価されているわけではありません。これは誰かの作品に批評や感想を書く場合でも、それをするだけでは文章は上達しないので同じことがいえます。
物語には必要無駄があります。この必要無駄は総じてつまらない内容ですが、それを面白く読ませるためにはある程度の料理の腕が必要です。料理が最低限できるようになっておかないとそこで躓くことになりますし、これから先、アドバイスを求めてたとしても、文章をたくさん読んでる人にしか伝わらない形でアドバイスが飛んでくる場面も増えてくるので、理解がおいつかないこともでてきます。
そこでオススメのアプローチは2つ。
読めた範囲でいいので文章の研究をしながら、つまらない内容でもどう書けば面白くなるかを念頭に書かれてある文章を考察し、自分のものにしていくことと。
原作が小説のもの以外の映画漫画アニメは娯楽作品と割り切って捨てて、原作を忠実に再現しているものにエネルギーとコストをかけて分析し、自分なりのプロットを作ることです。
強制ではありません。人によってそれぞれ目標も歩くペースも違いますから自分なりの無理のないやり方でゆっくりやっていけば良いと思います。
何かの参考になれば幸いです。
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