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ヒロインもしくは今後ヒロインになる予定の女性言い返す、反論するのはいけないことなのかの返信

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ヒロインもしくは今後ヒロインになる予定の女性言い返す、反論するのはいけないことなのか(元記事)

ヒロインの中には主人公を酷く罵倒する人がいます。
ライトノベルを読んでいるとその罵倒を受けている主人公はヒロインの言葉に何も言い返さないことが多いです。
主人公は心の中で悪態をつくのが関の山で、ヒロインの罵倒を聞いて言われっぱなし、最後にはヒロインに従う。

ヒロイン「○○しなさい」
主人公「なんで俺が」
ヒロイン「」ギロリ
主人公「わ、わかったよ」

こういうの大嫌いです。

また、そんなヒロインに限って危機的状況になると主人公を頼ります。
今までの謝罪も何もなくです。

主人公「ちゃんとお願いしますって頼め」

これくらいは言ってほしいです。

現代が舞台の作品に多い印象です。

普通の人間なら罵倒されると何か言い返したくなるのは当たり前のことでライトノベルの主人公は聖人君主のようにヒロインの言葉を受け入れて言われっぱなしです。
私の中ではそんな主人公に違和感と不快感しかありません。

そして主人公はヒロインのために貧乏くじを引く。
引いた結果の不幸をヒロインはケアも何もなし。
不愉快です。

ヒロインが可愛いからすべて許されるというわけではないと思います。

しかし、ヒロインが作品を支えているのは間違いないことです。ヒロインたちが言い負かされて悔しがる様子は不快感を与えるものなのでしょうか。

ヒロインもしくは今後ヒロインになる予定の女性言い返す、反論するのはいけないことなのかの返信

投稿者 あざらし 投稿日時: : 1

直近の作品より、10年ほど前だとか、それ以前にスタートした作品に多いですね。そういうタイプのヒロインも流行だとは思いますし、罵倒ヒロインというのも需要があるんでしょう。

もちろん好き嫌いはあって当然ですので、金村さんの好みもまた当然だと思います。
ただ具体的な作品名はあげていらっしゃいませんので(もちろんそれで結構だと思います)必然的に感想が書きにくくはあります。
以下はおおよそ『こういうことでは?』というのを元にします。

>普通の人間なら罵倒されると何か言い返したくなるのは当たり前のことで

ちょい現実的な話しを交えますが、これ、必ずしもそうではないと思います。
罵倒に対して言い返す、というのは『同じ土俵にあがる』ということです。
主人公側に余裕があった場合、あえて土俵を変えるというのは本人(この場合はヒロイン)が『いずれ気がつく自己の行動を客観視する手助け』にもなります。

兄と妹がいたとしますよね。
この二人の年齢が近い場合、実年齢よりも精神年齢の影響が大きいですが、おおよそ兄妹げんかは同じ土俵で行われます。
妹が兄を罵倒すれば、兄も同じように言い返すという、兄と妹が姉と弟になったりと形を変えますが、日本中の家庭で見られる普通の現象ですね。
ところが、どちらか一方が精神的に成長した時点で、こういった罵倒の応酬は影を潜めます。
一方の精神的成長によって、自然と土俵が変わるわけです。
初めから年齢が離れた兄妹なんかの場合、そもそも兄妹げんかがないというのも、精神年齢が離れているから初めから同じ土俵に立つことがありません。

こういった現象が起こってくるのは、おおざっぱにライトノベル登場人物の年齢でいうと、進学がトリガーのひとつになります。
主人公が高校生で、ヒロインが中学生なんかの関係ですね。

もうひとつあるのは、土俵を変えるというのは、衝突を発生させない方法でもあります。
年齢や性別の関係なく、喧嘩が起きている状態を想像してみてください。
おおよそ同じ土俵で言い合いをするから衝突が生まれます。
『お前が悪い』『いやお前の方が悪い』だとか『言った』『言わない』というような応酬ですね。

この『お前が悪い』に対して冷静に反応する方法もあります。
理性的な口調と内容で、口論の土俵に乗らずに、相手も土俵から降りるように舵をコントロールします。
おおよそこういうやり方は、長年武道をやっている人間が上手です。
誤解を恐れずぶっちゃけたことをいうと、綺麗事をいったところで他人に危害を加える練習をやってますから、暴力的な行為が特別なことではなくなっています。口論ごときでカッカするような衝突ではなくなるわけですね。

なにより口論が発展して最終的に暴力なれば、むしろそっちの方が手っ取り早く、簡単に制圧できるという余裕があるので、土俵に乗る必要がありません。
武道に限らず、一方に余裕がある場合、そもそも口論をする必要があまりありません。『金持ち喧嘩せず』ってのはよく言ったものです。

ということで現実的な話しはこれぐらいにして、小説の話しを。

>ヒロインたちが言い負かされて悔しがる様子は不快感を与えるものなのでしょうか。

ヒロインの吐く暴言が不快ならば、それを言い負かす主人公も危ういように思います。
『読者の予想を裏切り、同時に期待に応える』というのは面白い物語のベースだと思いますので、ここが難しいのではないでしょうか。
『予想は裏切れる』が『期待に応えられるだろうか?』という感じ。
もし(主人公に言い負かされることが)読者の期待に応えることになるならば、それはヒロインではなく、敵役に近くなってしまうように思います。

ここからは金村さんに視点を増やして欲しく、否定的に見えることも書きますが『こういうのも方法じゃないかな?』程度に捉えて頂けると幸いです。

>そして主人公はヒロインのために貧乏くじを引く。

主人公は貧乏くじだと感じていない、とも書けるのではないでしょうか?
相手を大切に思っていれば、損得勘定は発生しませんよね。
特に兄妹なんかだと、主人公が無償で苦労をしょいこむのも解るはなしです。

>引いた結果の不幸をヒロインはケアも何もなし。

ここで『ざまぁみろ!』ってな行動を取るヒロインは、あまりいないのではないでしょうか。
既存作だと、私の知る限りヒロインも(暴言に対して)本心ではない、言い過ぎだと思っている、申し訳なく思っているような描写も適時あるように思います。
ヒロインは『主人公に信頼をよせているからこそ、過度に甘えてしまっている+照れ隠し』というようにも書けるのではないでしょうか?

>ヒロインが可愛いからすべて許されるというわけではないと思います。

小説では可愛かったらすべて許される、というか読者は許してるから暴言を吐くヒロインにもファンがいる。
いや、言い過ぎましたです。
でもですね、この『可愛い』にヒロインの色々な面が内包されているように思いますよ。
小説であっても人格は一枚岩じゃなく、性格の一面が多数合わさっての人間ですよね。言葉にすれば『そういう一面もある(性格)』という様々な顔があります。
パーソナリティを掘り下げて、読者のヒロインに対する理解を深めれば、読者にとってはフィクションであっても一個の人格です。

例えば『誰に対しても優しい』『誰に対しても思いやりがある』『照れ屋』『自己も他人の矜持も大切にする』『正義感が強い』『努力家』『焼きモチ焼き』『人の話を最後まできかない』『思い込みが強い』『ちょい世間知らず』
こういった長所短所があわさった性格をベースにした上で、
主人公はヒロインを『保護欲をかき立てられる対象』『大切にしている』
ヒロインは『主人公に好意を抱いている』『主人公に”だけ”厳しく当たってしまう』
これらを物語を通して丁寧に書けば、ひと言で言えば『可愛いだけ』であっても、読者にとっては微妙に変化するのではないでしょうか。

いずれにせよ金村さんが嫌いなヒロインを書かれるのは困難でしょうし、同時に嫌いだからと視線をそらすのも建設的ではないように思います。
金村さんにとって、『暴言を吐くけれども、それだけじゃない。許せるヒロイン』に新しくチャレンジされるのも良いのではないでしょうか。

ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

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