『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?の返信の返信
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『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?の返信(元記事)
察するに、貴方は似た作品を探すべきではないです。もし、あなたのイメージにぴったり合致する作品が見つかれば、貴方は必ず影響されます。特に貴方が気に入った部分は、貴方が好きである程に、違ったシーンに書き換えなければならないと思うようになるでしょう。面白いと感じた部分を、面白く無いように書き換えなければならないのですから、誰も幸せにするとは思えません。
(ところで、あらすじを聞く限りガンダムXが近い気がします……)
貴方が見つけるべきは真の敵です。それは主人公の心の弱さかもしれないし、世界が患っている根本的な問題かもしれません。
例えば、アドルフ・ヒトラーが敵役の作品を思い浮かべて下さい。その全員が、ヒトラーを殺す事は無いでしょう。しかし、多くの作品で彼は黒幕を演じています。ヒトラーを名乗って居なくても、明らかに彼がモチーフになっている創作もあります。
ところで、封印されていた魔法技術を解き放った軍上層部には罪があるでしょうか。ガンダムのアナベル・ガトーが核バズーカを放ったシーンは有名ですが……ところで、その時使われたMk.82弾頭ですが、連邦が一年戦争時に極秘で作っていた物で、当時問題になっていれば条約違反になっていたでしょう。彼らは黒幕になりえるでしょうか?
彼らは極限の攻撃力を求めてそれを開発しました。それは、敵がひどいことをしてきた時の報復用であったそうです。ジオンがした事を考えれば正義があるとは言わないまでも、納得できる気がします。
貴方が書きたいのはどのような物語でしょうか。しっかりと物語を描きたいなら真の敵を書かなければいけません。
もし貴方の物語が「世界を破滅させる程の力の存在は悪である」事を前提にしているのなら、真の敵には真逆の正義を与えなければなりません。「巨大な力を持つものには誰も刃向かわない。私が世界を破滅させる程の力を得れば世界は平和になる」
つまり、主人公と同じ目的で過去の秘密を探っているけれど、やり方が暴力的な敵キャラクターを創造するなどのやり方もあるかもしれません。
主人公の正義をしっかり書き、敵にも正義を同じ以上に主張させる。最終決戦は派手な物で無くて十分です。また、テーマによってはラストが派手である程に戦争の虚しさを如実にさせるでしょう。
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スレ主 大野知人 投稿日時: : 0
似た作品を探すべきではない、ですか? 個人的にはかなり的を射たことを言ってもらってる印象なのですが、生憎と経験値不足と若さが災いして『何かを参考にしないと全く書けない』みたいな現状があります。 トホホ。
ちなみに、主人公はガロード・ランに寄せる感じですが設定的にはターンエーっぽい超技術とかを押し出しつつ、やること自体は『主人公が行き当たりばったりに冒険する』みたいなところを狙っています。それだけだと話が回らないので、元スレで書いたような『謎』に挑んでもらう予定ですが。
真の敵については、難しいですね。今回の場合は『ある程度成熟しきった主人公が悲惨な戦争の正体を暴いていく』みたいな作品なので『戦争』とか『戦争を起こすに至った何か』という言い方は出来ますが。ある意味、『人類は衰退しました』的に『主人公たちは日常生活を送りつつ、読者になぞ解きをさせる』形になるかもしれません。
封印されていた魔法技術を解き放った軍部には罪はないですよ。モチロン。
ただ、『千年にもわたって封印していて、その千年の間にも戦争などがあったのに、なぜ今回だけ封印を解いたのか?』が問題なのです。ちなみに、『争う相手が魔法技術の封印を解いたから』ではないですよ。
うーんと、勘違いされがちなんですが俺は『短編連作』を書こうと思ってこの案を思いついたのです。なので、絵でてんさんのおっしゃることは『長編ならごもっとも』なことが多いのですが、今回は見送らせていただきます。
ありがとうございました。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?