処女 非処女の返信
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処女 非処女(元記事)
タイトル通りですが、この現代において、未だにヒロインor女主人公が非処女だと読者に嫌われますか?
ダンまちの椿姫? は買春宿に働かされていたけど、実は処女だとわかりネット民では、処女だった事に萎えたとか、最悪な設定だと書かれてありましたが
やはり買春宿で働いていたという背景があったからなんですかね?
昔のアニメだと非処女だとわかると、ラノベを燃やしたり、DVDの破壊動画がたくさん回ってましたよね
処女 非処女の返信
投稿者 手塚満 投稿日時: : 3
ダンまちのサンジョウノ・春姫が処女であったと判明して、がっかりしたとか、嫌いになったという評判はあまり聞かないように思います。逆に好意的な評価はよく聞くように思いますが。
しかし、好きと言われるキャラは得てして、嫌いという人もいるのが普通ですんで、悪い評価を聞く場合もあるかと思います。しかし、100人中の1人が面白いと評価するならヒット作になるという説もあります(多少、誇張した表現ですけど)。
嫌う人がいることは問題ではないわけです。作品を好きになってくれる人を生み出すことだけが大事です。嫌われないよう気を付けるなんて、面白さを生み出すためには毒でしかありません。
直接的な回答は以上のようになります。が、以前からのスレ主さんのご質問を拝読していて、非常に気になることがあります。この質問では、非処女だと読者に嫌われるか、と条件度外視でお尋ねです。
ダンまちを例に出してはいるものの、一般原則があるかのような物言いを感じます。以前からのご質問でも感じられるものです。何か、ルールめいたものがあって、それに従っていれば大丈夫、みたいな誤解が底流にあるように思われます。
処女・非処女にせよ、ほとんどは読者側の問題ではなく、作者側の問題です。作者が解決すべき課題です。非処女ヒロインなら、非処女であることがメリットになるよう、設定を工夫し、同じくドラマも作り込むべきです。処女ヒロインでも同様です。
もっと簡潔に申せば、キャラに即したドラマと結末を書く、ということです。それは作者しかできません。ヒロインが非処女と分かってがっかりしたという読者がいるとして、それは作者が読者の好みを見抜けなかったからではないことが大半です。読者はまだ見ていない作品の面白さなんて知っているわけがない。
ほとんどの場合、作者がヒロインの作り込みを失敗したに過ぎません。非処女かどうかが問題なのではなく、非処女に適する設定、ドラマ、ストーリーを作れなかったということです。
機械文明世界に魔法があっていいかどうかも、魔法があっていいように作者が機械文明と魔法を設定できるか、その世界でキャラを自然に動かせているかで決まります。
異世界でモンスターが出ないなら国家間戦争かどうかも、モンスター、異能、戦争等々の要素の(既に正解がある)パズルゲームを解くような問題ではありません。モンスター抜きの大戦争が面白く描けるかどうかという作者側の問題です。
いずれも、読者は決して事前には決めてくれません。作者の出した結果を評価するだけです。仮にアンケートで「非処女ヒロインでも問題ないですか?」と多数に尋ね、「問題ない」が圧倒的多数になったとしても、非処女ヒロインの作品が受ける保証には全くなりません。
むしろ「こうしておけば大丈夫だろう」という安易さは、高確率で駄作を生みます。物語生み出したいなら、よくお考えになったほうがいいでしょう。