返信一覧の表示
擬古調現代文について (No: 1)
スレ主 若宮 澪 投稿日時:
こんにちは、若宮澪です。今はちょこちょこ書いてる作品を改稿したりしてるのですが、ふと気になったのでこちらの方へ質問させていただいております。そこまで真剣に悩んでいるというわけではないので雑談程度に聞いていただけると。
さて本題なのですが、色々書いている中でふと高校時代の「舞姫」の授業を思い出しまして。そこで「舞姫」は古典恋愛的な雰囲気を出すためあえて古典調の文体で書かれている、と教わりました。
そこで私もふと「古典調で書いてみようかな」と思い立ち、一部の描写を古典調に置き換えてみました。が、なんだかただ読みにくくなっただけのようにも思えてしまって。
みなさんは擬古調の文章を読んで古典的、旧き良き雰囲気というのを感じるのでしょうか? 意見をいただけると幸いです。
私が書いた擬古調文も置いておきます。もしよろしければ、そちらの描写について思ったことも教えてください。
(ルビを多用してるのでURL貼り付けてます)
https://ncode.syosetu.com/n7380jq/2/
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!擬古調現代文についての返信 (No: 2)
投稿日時:
読み始めは特に違和感もなく読めたと思う。
けど最後まで読んで、無責任に いいと思う と言うのも違うかな、と感じた。
>みなさんは擬古調の文章を読んで古典的、旧き良き雰囲気というのを感じるのでしょうか?
感じることは感じるけど、一人称だからそれが視点主の「キャラ」になっちゃう。
つまり古典的というか古い人物像に思える。
これが爺さんとか古い時代を印象付けたい場面なら良いと思うけど、そうでないなら違うような気がする。
とはいえ、前半はそうも感じなかったし、個人的な感性で決定的だったのが「何を思わんや」ってとこで、
全体的に古典調なら違和感ないけど、現代的な文章がベースなのにワンポイントだけ古風でクセつよな響きになるから引っかかる。
なので作者のセンスと言葉のチョイス次第ではないかな。やるなら読者の反応を見ながらどの程度の古典調を取り入れるかを探っていくしかない気がする。
中華風ファンタジーなどでは、名詞だけ中華風にする(漢字も)といった工夫がよく見られます。
違和感なく文章に引っかかりを感じずスムーズに読める文にするには、名称や語尾程度が、まずは妥当だろうと思うかな。
言い回しなどはキャラクター性が出ちゃうから、古風なキャラや年配キャラのセリフだけにしたほうがいいと思う。
擬古調現代文についての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
サタン様、返信ありがとうございます!
このシーンに関しては「旧き良き時代」というのを印象付けたかったので、古典調で書いてみた感じですね。人物そのものは古い人物像じゃないから、セリフとかは基本的には現代文調で書いてます。
≫とはいえ、前半はそうも感じなかったし、個人的な感性で決定的だったのが「何を思わんや」ってとこで、
あー、たぶん「〜と云ひて」あたりから怪しくなったんじゃないかなあと勝手に推察。そのあたりから自分でも「この言葉遣いだと古めかしいか……?」と思い始めていたので。
「何を思わんや」に関しては、できればこの表現は避けたかったです。ただそれ以外に書きようがないと思って諦めました、表現って難しい。
ある程度は読みやすいみたいなので、使うかどうかはちょっと検討してみようかな、回想シーンでは「旧き良き時代(雰囲気としては19世紀のドイツ・サンスーシ宮殿ですね)」を強調したい。ただまあ、改稿するのが先かなあ。
何にせよコメントありがとうございました!
擬古調現代文についての返信 (No: 4)
投稿日時:
こんにちは。読ませて頂いた感想としては、バランスが悪いかなと思いました。
現代文の中に古語が使われているのは、個人的には大好きです。『云う』『然れども』などが漢字になっていると、雰囲気も良くなりますよね。ただ、やはり読みやすさを考えると修飾や比喩のアクセント程度に留めて、声に出して読んだ時に違和感がない程度が丁度いいのかな、と思いました。
響きの良い古語を使うだけでもアクセントになるんじゃないかなと思います。
●なびやか … 優美なさま。『なびやかな旋律』など。
●射干玉(ぬばたま) … 夜・髪など黒いものにかかる枕詞。『射干玉の夜』など。
●終日(ひねもす) … 一日中。
●夜もすがら … 一晩中。
●泡沫(うたかた) … 泡のように儚いこと。
●あわい(間) … 物と物、人と人との間(関係性)のこと。『夢と現実のあわいにいる』など。
若宮様の小説で使えそうな言葉はこの辺りでしょうか。完全に私のイメージなので、合ってなかったらすみません。
個人的には世界観で浮かない程度に古語が散りばめられている小説は好きなので、方向性的にはアリだなぁと思っています。
執筆頑張って下さい!
擬古調現代文についての返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
さそり様、コメントありがとうございます! サタン様の意見も参考にするとやっぱり比喩のアクセントくらいが一番いいみたいですね、現代文体の中に古典文体が混じり合っちゃってるのがだめなのかな?
響きの良い古語、教えてくれてありがとうございます! 射干玉で[ぬばたま]とか知らなかったです、ていうかそんな言葉あるんだ……。
今回はあくまでも実験的に書いてみただけなので、改稿版では通常文体に古語を織り交ぜる感じにしようと思います! 回答ありがとうございました!
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
擬古調現代文についての返信 (No: 6)
投稿日時:
ここに質問置いてから改稿したり色々いじったりして、今のところはこんな感じになってます。
https://ncode.syosetu.com/n7380jq/3/
文語体部分の修正箇所としては
(1)文語体特有の表現を排除
[〜や][〜なり]といった【いわゆる古典】を彷彿させる表現を完全に排除した。また[き][ぬ]などの助動詞についても、何度も連続しての使用は出来る限りは避けた。
(2)心理描写における古典的表現の区別
回想の中の主人公の心理は古典的表現を用いた一方、今の主人公の心理と重なる部分ではある程度排除した。基本的には主人公から見て「遠い過去」のものは擬古調、「近いもの」は現代調。
(3)現代文法へのある程度の従属
擬古調の実験1に引き続き、現代文法に即した古典調の文章を目指した。ただし──実験1の時点と比べると減少したとはいえ──声に出して読み上げた際に「すんなりと頭に入ってくる」ように文法を敢えて無視した部分もある。
といった感じです。また[抜粋1]は擬古調に寄せてるのに対して[抜粋2]は現代調に寄せています(というか、単に抜粋1みたいな擬古調で書くのが難しかったっていう……)
確認していただきたい点は以下の三点になります。
・前後文脈から見て明らかな違和感がないか
・擬古調を用いたことにより通常文体とは異なる雰囲気が醸成されているか
・擬古調の文章そのものに作者の技量が追いついているか
仮にこの擬古調で読みにくいとなると、今後の書き方にも影響が出てきちゃいまして……。なので改稿最中ながら再度質問させていただきました、返信お待ちしております。
擬古調現代文についての返信 (No: 7)
投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 1の返信
投稿日時:
文章ざっと読みましたが
これは良くも悪くもなる作品のパーツの一つに過ぎない見えました
結局作者が何を意図して古い作品風の文章をいれたとしても
それが面白く感じるには中身のストーリーーセリフなど根幹的な面白さに大きく依存します
中身がつまらないなら読者は古い作品風の文章を意味の面白さに貢献しないほとんどないいらないものと認識はしかねません
それが駄作なら入れる意味がなかったと断言しかねません
しかし中身が面白いと古い作品風の文章が逆に新しい新鮮と認識することがあります
全てのエンタメ作品共通の法則ですが面白い作品なら面白いからという読者加点が作品全体につくものなので面白さの大きさや質や古さや奇抜さはつまらない作品より許容幅が大きくなる法則があります
また人気や知名度がある作家ならこれまでの作品の面白さという実績でこの作家だからと同じく加点が入り面白さの大きさや質や古さや奇抜さはつまらない作品より許容幅が大きくなる法則もあります
要は面白い作品にすればどんな作品の奇抜さも古さも新しさもつまらないならだれも評価しないようなものでもその作品が面白いから加点で読者の感じ方は中々大きく変わってきますのでまず第一に作品本体を面白くする事を目指したほうが作品として建設的です
貴方の疑問はまず古い作品風の文章が逆に新しい新鮮と認識するくらいの面白い作品書かないならただ古い作品風の文章なだけですのでうまくはいかないでしょうね
全てのエンタメの多くの読者とは無意識的に面白い作品の面白さに貢献したと見えるものに寛容になるので鬼滅の刃の鬼の最期のバックボーンの演出シーンがファンに魅力としてとらえられるようにね
擬古調現代文についての返信 (No: 8)
投稿日時:
奥 義 得 人 素人様、コメントありがとうございます!
>これは良くも悪くも作品のパーツの一つに過ぎないように見えました
あーそれはそうですね、回想シーンだけ抜粋してますし。確認したかったのはこのシーンでの言葉遣いが「読める」ものなのかなので、パーツとして機能しているならオーケーかな?
>その作品が面白いから加点する、というように読者の感じ方は中々大きく変わってきますのでまず第一に作品本体を面白くする事を目指したほうが作品として建設的です
それはそう、なのでこの質問は本質的ではないですね……。ただまあ、そうは言っても「気になること」はあるわけでして。いやまあ文章力なんて気にするなって言われたらハイとしか返せないです。すみません……
>まず古い作品風の文章が逆に新しい新鮮と感じられるくらいの面白い作品を書かないと、ただ古い作品風の文章なだけですのでうまくはいかないでしょうね
そうですね、それに関しては全くの同意です。できるだけ面白い、というか読み応えのある物語を書けるように頑張ります!
改めまして奥義得人素人様、コメントありがとうございました!
擬古調現代文についての返信 (No: 9)
投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 1の返信
投稿日時:
あと文章はざっと見た感じ可もなく不可もなく中身が面白いなら普通に作品のパーツとして機能するのに問題ないように見えますよ
十分中身が面白いなら多少のここで指摘されたあら程度問題ないと感じました
大体プロだって全て完璧な文章書ける人なんてまずいないのですがら面白いならこの程度誤差にも入りません
まあ中にはそこを指摘する人がいても作品として必要なのは作品としての面白さなので面白さを邪魔しない文章なら特に問題はありませんがこのような描写が続くなる読者の視点は描写に自然と行くのである程度の質は必要ですが
しかしつまらないと古い文章風の部分が詰まらさなもあって目立ち強調されるのでそういう人の付け入るすきになりますよ
文章力は作品の面白さを邪魔しないレベルの低さでないなら特に問題ないのが私の持論です
そこ以上の高さを相手に求めるのは相手にとって良くないこともありますし
大事なのは作品としての面白さなので私は面白くするために必要なら平気に大きく描写も削りますし
当然それが面白さに貢献するときと効果的なタイミングなら当然描写は増やしますが
まあここでさらす気はありませんけどね
仮に作家になったらここの奴勝手にばらまかれてもこまるのて
擬古調現代文についての返信 (No: 10)
投稿日時:
>あと文章はざっと見た感じ可もなく不可もなく中身が面白いなら普通に作品のパーツとして機能するのに問題ないように見えますよ
十分中身が面白いなら多少のここで指摘されたあら程度問題ないと感じました
それなら良かったです、あとはできるだけ面白く書くってことだけですね……いやまあそれが難しいんですけど。
>文章力は作品の面白さを邪魔しないレベルの低さでないなら特に問題ないのが私の持論です
個人的には、作品の面白さの方向性によっては下手に高い文章力って寧ろ邪魔になるよなあって思ったりもしますね。荒さが無いと、物語の面白さと合わずに結果として「なんだかなあ」ってなったりとか。
奥義得人素人様、改めまして再度のコメントありがとうございました! とりあえずはこのまま書き進めてみます。