スランプ?書かない方がいい?の返信
元記事を読む
スランプ?書かない方がいい?(元記事)
自作の改稿に当たって、スランプに陥っています。何か抜け出す方法やヒントなど、思うところをお伝えいただけると嬉しいです。
現在自作の大々的な改稿を行っているのですが、そのうち2章の改稿で行き詰まっています。1章は個人的に満足のいく改稿となりましたが、2章がいまいち納得できていません。というのも、2章は起こった『事件』が少なすぎると思ったのです。
私の作品はラノベ系の文学というよりは、海外ファンタジーの児童書のようなイメージです。有名どころでいえばハリーポッター、ダレン・シャンなど……。その関係で、私の理想として、1章=1巻、2章=2巻のつもりで書いています。
よくある海外児童書ファンタジーは、1巻完結型で、2巻は1巻を引き継ぎながら事件を展開していき、謎を残しつつも2巻の大きな事件を解決して終了、そして3巻~のようなイメージだと思います。
私はそこまで厳密に作っているわけではないのですが、大体このような形にできればいいと思って改稿しています。
そして現在見返していたところ、2巻はほとんど事件がないことに気付いたのです。私の作品は本来事件解決型というよりは、○○というゴール(最終地点)を目指しながら世界中を旅して、その道中で起こったことを書いていくようなストーリーではあるのですが、それにしても2巻に大きな出来事が何もないと思って、新しくエピソードを追加しようと思いました。
そしてエピソードを思いつき、それを上手く組み込むための理由もできましたし、その伏線も綺麗に貼れそうだと思いました。そのエピソード自体は、イメージ的には、小説全体のクライマックスに当たる魔王との戦いに向けて、2巻の時点で魔王がチラッと顔を見せ少し戦いを仕掛け、それを撃退する、のようなエピソードです。つまり、物語の根幹をなすストーリーの伏線のようなエピソードにできました。
ただ、これの執筆ができません。
このエピソードの設定や展開、結末まできちんと考えられたのに(プロットはできました)、筆が進みません。書こうと思えません。なぜでしょうか?
私は普段小説を書く時、筆がのると2~3時間で一気に5000字ほど進めてしまいます。5000字でだいたい一区切りがつくので、区切りが着いたら、その時点で書いた文章を推敲する~のようなやり方で執筆を行っています。
ですので、私が上手くいっている、物語として自信がある!というときは、集中して物語を書き続けられるのです。でも、今回はそれができません……。
いつものように書けないということは、今回書こうとしている、原作に組み込もうとしているエピソードが"間違って"いるのでしょうか。書くな、入れるな、ということでしょうか。このままで十分面白いし、入れたら逆におかしくなる、本能的にそう悟っている、というようなことなのでしょうか……。
スランプかなとは思うのですが、同じ作品の番外編などは書けるので、完全なスランプでもないようなのです。今書こうとしている話が書けない……そういう状況です。
事情があって、時間を置いて一旦忘れる、というようなことができません。なるべく早く、このままエピソードを追加せず改稿を完了させるか、エピソードを追加して完了させるか決めなければいけません……。
エピソードを追加した方がいいのか、しない方がいいのか、スランプの原因はなんなのか、スランプを抜け出すためにはどうすればいいのか、
なんでもいいので、思うところがあればご教示いただけますと幸いです。
スランプ?書かない方がいい?の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 0
そりゃ不安だからだよ。
ご自身で
>入れたら逆におかしくなる、本能的にそう悟っている、というようなことなのでしょうか……。
と答えを見出しているけども、本能とは言わないまでも一度は完成したものに手を加えるというのは怖いものだと思うよ。
別に「入れたら逆におかしくなる」とかそういう事じゃなくて、単に怖くて躊躇ってるだけ。つまり不安だからだよ。
「このエピソード追加したほうが100%面白くなる!」と確信があっても、正直、私はあまり筆が乗らないな。
というのも、エピソード追加のような改稿は、コツがあるんですよ。
端的に言えばそれは「追加してもしなくても、本筋には特に影響がないエピソード」を追加するってこと。
だから、スレ主さんの場合
>つまり、物語の根幹をなすストーリーの伏線のようなエピソードにできました。
こうした本編に関係してくる要素は、少なくとも私の執筆スタイルでは思いついたとしてもボツにすると思います。
まあ、伏線追加程度なら正直あってもなくても問題ない程度に抑えられるし、あっても本筋に影響は一切ない形に出来ると思うから、伏線追加自体は良いのだけど、
スレ主さんの案の場合、もともと本来「魔王」と主人公が初顔合わせするタイミングがあったわけで、でも今回のエピソードを追加することで初顔合わせのタイミングがズレちゃうわけですよね。チラッと顔見せとは言いつつ戦闘を仕掛けたりでガッツリ絡んでるわけだし。ローブなどで姿を隠してたとしても。
てことは、後々のシーンで修正しなきゃらない箇所が出てくるし、自分で気がついてない場所で齟齬が発生してるかもしれない。それが怖い。
エピソード追加でこうしたタイミングのズレは、完璧に再計算したと自信があってもやらないほうが良いと思う。
本筋と関係ない部分なら別にズレても問題ないけど。
伏線の追加で本筋に影響が出るようなものを書こうとすると、それはその2章だけにとどまらず物語全体のプロットを最初からやり直すレベルで大変なことになる。
だから改稿でのエピソードの追加は、伏線ならば本筋に影響しないよう配慮するし、キャラ描写や状況の深堀りや、まったく新しい別エピソード、といった感じにしてる。
まあようは、まとめ方を変えりゃ外伝書いてるのと変わらないような「本筋とは関係ないエピソード」の追加という事ですね。
ただまあ、ここまで書いておきながら。
普通、そういうエピソードの追加って「より良くなる凄いアイディアを思いついた!」という感じで躊躇いも不安も疑問さえなく自信満々で突っ走って書いて失敗するってのが、割とあるあるな様式美なので、どうなんだろ。そこで無意識から急ブレーキがかかることってあんのかな。なんて、的外れな回答してるんじゃないかなーと思いつつ。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: スランプ?書かない方がいい?