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既存の作品とネタはどこまで被ってもいいのか (No: 1)
スレ主 ゆう 投稿日時:
質問です。
アニメの中にはコードギアスというアニメで、目を見たら相手に絶対順守の命令をくだせるというものがあります。またシャーロットというアニメでは、目を見ると相手の能力を奪えるというものがあります。
そこで思ったのですが、ネタ被りはどこまで許されるのでしょう?
例えば、おしっこをもらすのを我慢するのに、走り回っておしっこする場所を探すという展開は、そのままシチュエーションを変えて流用しても大丈夫ですか?
例えば、目を見て命令をくだせるというものはそのまま使うと盗作になるので、変えた方がいいですか?
それとも、アイデアに著作権はないので、技の名前とかを変えればセーフですか?
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!人気回答!既存の作品とネタはどこまで被ってもいいのかの返信 (No: 2)
投稿日時:
「ネタ被り」という観点で言えば、基本的にどこまででも許される。
問題はその「ネタ」で何をするのかっていう内容で、そこがカブるとネタがカブってなくても似てる印象を与える。
内容関係なく、じゃあ、例えば「相手の目を見るだけで人を意のままに操れる。これをギアスと言う」と設定したとすると、「人を操れる」って能力のネタは何も問題ないけど、「ギアス」って命名はネタの話じゃくて言葉選びのセンスの問題でしょ。
そのネタと名前の組み合わせはどうあってもコードギアスを連想させるので、「避けたほうが良い」となるよね。
だから、例えば「自身に課した制約を遵守する限り使える能力。これをギアスと言う(ギアスは誓いや義務や制限を意味する)」って設定の場合は、別に「コードギアスからパクったんだ」とはならない。
ギアスって言葉自体がコードギアスから知られるようになったと思うから連想する人は多いだろうけど、語源は別にあるからね。
でもまあ、パクリではないが連想する人が多い時点で避けたほうがいいかなとは思う。
で。
例えば、
主人公は人心掌握に長けてるけどコレといった超能力を持ってるわけではなく、外国に占領された元日本国で暮らす某国人で、実は王位継承権を持っていて、日本を奪還しようとするレジスタンスと同調して王たる父親に反旗を翻し、人形ロボットを駆使して旧友のライバルとすったもんだあって、日本を取り戻し父親に復讐を果たす。
という物語があった場合。
これって「ギアス」って能力が出てこないコードギアスだよね。
このように、内容が同じだと設定が違っても同じ印象になる。
つまり、「ネタ」というか質問内容ではネタ(話のネタ)と言うより能力のネタ(設定)って意味だと思うから、設定被りで回答してるけど、
設定のネタは別にカブっても問題ないっていうか、むしろ既存作や人気作を参考にして面白いものを見つけてください。
問題は「そのネタで何をするのか」っていう中身。
ただ、ネタが同じだと内容も似通ってしまう場合があると思う。
例えば「人を操れる能力」を想定してバトルものを考えるとどうしてもコードギアスに似てしまうな、とか。
で、意図的にズラそうと思ってもなかなか既存作のイメージから抜け出せなかったり。
それは「人を操れる能力」に対してコードギアスって先入観を持って話を作ってるからで、その先入観が介在しない方向性で思考すれば割と問題なかったりする。
「人を操れる能力」で「戦闘もの」をしようとするから先入観が入って似てしまうんであって、「人を操れる能力」で「ミステリ」を想定したら全然別物になる。
むしろ、被りなんて気にせずコードギアスの設定や展開、構成なんかをそのまま使って、少女漫画を作ってみると、丸パクリしてもまったく別モノに出力される。
ちなみにこれはわかりやすよう「丸パクリ」と書きはしたけどパクリではなくて、立派なアイディア思考法の一つ。
だから、
>例えば、おしっこをもらすのを我慢するのに、走り回っておしっこする場所を探すという展開は、そのままシチュエーションを変えて流用しても大丈夫ですか?
どの程度変えてどう使うのかわからんけど、基本的にはそうやってシチュを変えて流用するのはプロでも割とよくやると思うよ。読者が気づかんだけで。
例えばハンターハンターの富樫は、鳥山明とか高橋留美子とか先達の漫画家から結構な量のアイディア拝借をしてる。
そもそも、そうやって真似て自分に合うよう変えて、更により良くしていくことが技術の学習と技術の発達に繋がるので、どんどんやってください。
>例えば、目を見て命令をくだせるというものはそのまま使うと盗作になるので、変えた方がいいですか?
変えなくていい。というか催眠系のエロ本は1ジャンルを築いてるほどで、女の子を意のままに操ってエロいことする内容はくさるほどある。それこそギアスよりずっと前から。
前述したけど、設定よりも問題は内容のほう。
既存の作品とネタはどこまで被ってもいいのかの返信 (No: 3)
投稿日時:
拙作に「アレーナ」と言う女性魔法使いが出てくるんですが、ちょうど連載を始めた頃アニメの「魔女の旅々」がスタートし皆さんご承知の様に主人公の名前「イレイナ」な上年も近く職業も同じなので、まずいと少し思いましたし読者の方にも「ぱくりか意識してる?」と思われた方もおられるかも知れません。勿論拙作キャラの名前を変えればぱくり疑惑は起きませんが名前に由来などがありイメージが変わってしまうため、覚悟の上でそのままで通しました。幸い似てる、と指摘された事はないですが、誤解して怒る方もいるかも知れないので意地張らず変えた方が良かったかななんて思いました。
既存の作品とネタはどこまで被ってもいいのかの返信 (No: 4)
投稿日時:
>それとも、アイデアに著作権はないので、技の名前とかを変えればセーフですか?
著作権法については仰るとおりで、問題ありません。
ただし法律に引っかからなくても、「これは盗作じゃないか?」という印象を読者に持たれてしまうケースは有り得ますから、そちらには若干注意する必要はあると思います。
>そこで思ったのですが、ネタ被りはどこまで許されるのでしょう?
読者の印象ということになると感覚の問題なので、明確に線引きはできません。目安としては、
1)ストーリーそのものが酷似している。
2)ストーリーそのものではないが、これがないとストーリーが成立しないというほど重要なアイデア。
3)1・2には該当しないが、きわめて特徴的で作品のウリになるようなアイデア。
4)1・2・3に該当しないが、一つではなく複数のアイデアやネーミングなどが重複して被って居る場合。
などは危険だと思います。
追記 (No: 5)
投稿日時:
コードギアスの例で考えてみます。
あの作品のギアスの能力は、私があげた1~4のうち仮に引っかかるとしたら2・3は少し可能性がありそうです。加えてギアスという能力名まで被ってしまったら4の複数要素重複もかかってくるので、さすがにアウトでしょう。
では、能力名を変えた場合はどうか。
先述のようにギアスは2と3の要素が少しあるように思います。ただ能力の性格そのものは、世界の伝承に「邪眼」「evil eye」というのが普遍的に見られることから、必ずしもオリジナリティの高いものではありません。あれがコードギアスという作品中で印象的なのは、使い方と演出に特徴があるからだと考えられます。
したがって、能力が多少似ていても名前とシチュエーションが違っていれば問題ないと考えられます。