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地の文によるボケやツッコミ。 (No: 1)

スレ主 大野知人 投稿日時:

 今書いている小説についての悩みなのですが、タイトルに上げた通り、三人称での地の文によるボケやツッコミを挟もうかと考えています。

 作品のコンセプトとしては『転生した先の世界をどこか他人事のように見てしまっていた主人公が、精神的成長に伴って、段々と異世界での己を受け入れ、異世界という現実に向き合っていく』というシリアスな内容を目指しています。
 一方で、『他人事すぎる主人公』が『異世界での生活に馴染めない』というコンセプト上、序盤~中盤は内容がややグダりがちで、なおかつ伏線張りの都合もあって薄味になりかねない危惧があります。

 その対抗策として『地の文によるボケやツッコミ』を挟むことで、つまり主人公の視点と少し離れつつ、コメディ要素を挟むことで、中~終盤でのシリアスさへのギャップと場持ちを測りたいと思っています。

 一方で『主人公の視点を離れ、地の文が喋りすぎる事』には以下のような問題点もあるように思います。
  ①視点が主人公から逸れるため、感情移入がしづらい
  ②物語の流れを中断しやすく、読みづらい
  ③作中の各キャラの感情に関係なくふざける為、純粋に不快

 勿論、数や場所を絞れば読者の不快感をおさえつつも進める事は可能でしょうが、一方で『序盤をコメディ調に進めたい』という本来の目的からはやや逸れるような気もします。

 こういった手法を用いることについて、皆さんはどう思われるでしょうか。
 ご意見を聞かせて頂ければ幸いです。

カテゴリー: 文章・描写

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地の文によるボケやツッコミ。の返信 (No: 2)

投稿者 ふ じ た に : 1 No: 1の返信

投稿日時:

うーん、ご提示の方法でも私は読むのは難しいと感じました。
理由ですが、主人公がネガティブだと読んでいて辛いと感じることが個人的に多いからです。
地の文での解消も計ろうとしても、「序盤~中盤は内容がややグダりがち」とあるので、ネガティブ主人公の活躍が期待できる感じではないからです。

なので、私が思いついた解決方法は、「傍観者キャラを用意する」です。傍観者キャラは本来の主人公とは違って真逆のポシティブに設定します。
本来主人公にしたかったキャラを傍観者キャラによって語らせて、さらに傍観者キャラを魅力的に活躍させれば、序盤のぐだぐだ感は解消されやすいですし、馴染めない主人公への突っ込み役としても最適ではないかと。

まぁ、あくまで個人の意見なので、合わなければ流してくださいね。
ではでは失礼しました。

地の文によるボケやツッコミ。の返信の返信 (No: 5)

スレ主 大野知人 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

あー。やはりネガティブな主人公が苦手という方は一定数居らっしゃるんですね。

娯楽として見ると、『物語が暗い』ことのストレスは大きいですし、コンセプトそのものの難しさは確かにあるなぁ。

傍観者ポジの存在は確かにいいかもしれませんね。
ただそいつに描写・展開を裂きすぎるとそれはそれで話が本末転倒になりかねない。

良い手段とは思いますが、技術を求められそうで怖いです。
腕が試されるなぁ。

参考になりました。
返信ありがとうございました。

地の文によるボケやツッコミ。の返信 (No: 3)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

④地の文が疑似人格じみたものを持ってしまって、作者や読者に妙な愛着を与えてしまう。

大昔の作品で、なんか『発明』って言われたらしいねんけど【魔法陣グルグル】って漫画でナレーションがひたすらツッコミを入れまくるというネタがあるねん。

違う呼び方やと【天の声】とかやね。なんか最終的にキャラ化して、妙な人気が出てしもたりすると思う。
ーーーーーーーーーー
やや一人称を意識しつつ、ある程度主人公とかの内心とリンクさせるとか

○○じゃないのかよ!?
思わず叫びそうになったが、このシリアスな空気を壊してはいけない、と『主人公』は必死にツッコミに耐えていた。この調子では、おそらく無駄な努力である。

みたいに『対象人物』の限定をしながら解説を入れつつ、神視点のツッコミとかを認証なしで書くとかでバランスとるかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直、理想を言うと
一人称視点で他人事のように観測→だんだん本人が観測できない事象も描き込んでいく→主人公と地の文が分かれて完全に三人称視点

みたいに地の文で主人公と読者が乖離していく感とか有っても、ギミック的に面白いとは思う。

地の文によるボケやツッコミ。の返信の返信 (No: 6)

スレ主 大野知人 : 0 No: 3の返信

投稿日時:

 返信遅れてすみません。
 まさしく危惧している通りの部分で。

 『予想外に人気が出る』というのは作者としては喜ばしい事ではありましょうが、一方で『本筋から読者の視点がそれる』のはそれはそれで困る点でして。
 物語を失速させないためにギャグを入れたのに、シリアスになったとたん『むしろギャグ展開で進めた方が面白かった』と言われるのは中々つらい。

 そうなると、『半ば主人公とリンクした地の文』くらいまでの折衷状態が良いかもしれない、というのは納得できる案だと思います。
 ためになりました。

 読むせんさんの言う理想形については、むしろ逆を考えていて『主人公から少し乖離した視点でスタート』→『物語が進むにつれて、周囲と主人公のズレを地の文で冷静に描写』→『主人公がズレを自覚し、自分の道を定めるシーンで地の文がが主人公視点に重なる』って言うのを考えてます。
 今の僕の描写力だと、『主人公が地の文から分かれていく』所から始めると、文字数が足りなくなる気がする。
 書き切るって難しいね。

 ご意見、ありがとうございました。

地の文によるボケやツッコミ。の返信 (No: 4)

投稿者 カイト : 1 No: 1の返信

投稿日時:

こんにちは。

地の文によるツッコミ。三人称一元視点で主人公の代弁としてのツッコミではなく、あくまで神視点でのツッコミになるのでしょうか。たとえば、『ちびまる子ちゃん』のキートン山田みたいな。あれくらいの頻度ならシュールな笑いとしての効果大ですが、頻発させるなら鬱陶しさを感じるかもしれません。「お前誰だよ」と。

それならいっそ、地の文を最初から「誰かの視点」として描いてみたらいかがでしょうか。たとえば、『主人公を転生させた「神」が語り部として紡ぐ物語』、みたいな感じ。
神はあくまで語り部であるので、主人公も他の登場人物も認識できないし、神自身が彼らに干渉することもない。ただ、自分が転生させた主人公とその周辺のあれこれについて観察し、時に感情を動かされツッコミを入れる。
乙一のデビュー作『夏と花火と私の死体』が、幽霊の「わたし」視点の物語でした。ずいぶん昔に読みましたが、殺されたにも関わらず非常に淡々とかつ客観的に、自らの死体の処理に奔走する犯人たちの姿を観察していて、それがとても空恐ろしかったのをいまでも覚えています。

それと、先日の「方言」の件で蛇足な補足を。
〉てげてげ、は初めて聞いたかもしれない。短縮された後、今度は短すぎるから繰り返しの形式に変化したんだろうか。
とのことですが、「てげ」だけだと「とても、すごく」という意味になるんですよね。
例)
「掃除てげめんどいっちゃ」(掃除とてもめんどくさい)
「てげてげでよかろ」(ほどほどでいいでしょう)
みたいな感じです。
方言、言葉って面白いですよね。

ではでは、脇道に逸れてしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。
執筆活動応援しています。

地の文によるボケやツッコミ。の返信の返信 (No: 7)

スレ主 大野知人 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

 コメントありがとうございます。

 そうそう。ちびまる子ちゃんのナレーションみたいな。
 そういう意味では『頻度を落とす』って言うのが一番効果的かもしれないですね。

 視点人物を『主人公を転生させた神』にしてしまうというのは確かにいいかもしれません。
 ただ、キャラとして『意味がありすぎても』『意味がなさ過ぎても』、物語の進行を阻害しかねなかったり『コイツ要らなくね?』となりかねないので、扱いは難しいかも。方法は考えてみますが、果たして俺の腕で描き切れるかどうか。

 方言の件、ありがとうございます。
 なんとなくわかる気がする。
 『テキトー』って伸ばして言うと『おおまかに』『雑に』の意味に近くなるのに、『適当』ってハッキリ発音しちゃうと『適切に』の意味合いが出てくる感じというか。重ねたことによって、ニュアンスがそれるというのは面白いなぁ。

 参考になりました。
 カイトさんも執筆頑張ってください。

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タイトル:地の文によるボケやツッコミ。 投稿者: 大野知人

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 一方で、『他人事すぎる主人公』が『異世界での生活に馴染めない』というコンセプト上、序盤~中盤は内容がややグダりがちで、なおかつ伏線張りの都合もあって薄味になりかねない危惧があります。

 その対抗策として『地の文によるボケやツッコミ』を挟むことで、つまり主人公の視点と少し離れつつ、コメディ要素を挟むことで、中~終盤でのシリアスさへのギャップと場持ちを測りたいと思っています。

 一方で『主人公の視点を離れ、地の文が喋りすぎる事』には以下のような問題点もあるように思います。
  ①視点が主人公から逸れるため、感情移入がしづらい
  ②物語の流れを中断しやすく、読みづらい
  ③作中の各キャラの感情に関係なくふざける為、純粋に不快

 勿論、数や場所を絞れば読者の不快感をおさえつつも進める事は可能でしょうが、一方で『序盤をコメディ調に進めたい』という本来の目的からはやや逸れるような気もします。

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