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新人賞応募作品について (No: 1)
スレ主 Yuki 投稿日時:
初めて書き込ませて頂きます、Yukiと申します。
今回自分の小説をライトノベル文庫の新人賞に応募しようと考えているのですが、募集要項では「完結している作品」と指定されているものが多いと思います。また、調べてみると、指定されていなくとも応募作品は完結していることが望ましいという記述も多くみられます。
この「完結」について質問です。
例えば、勇者に転生した主人公は魔王討伐に興味は無く、異世界で平和に面白おかしく暮らしたい。しかし、旅先で結局様々なトラブルに巻き込まれ、成り行きで魔王軍と戦うことになり、最終的には長い時間を掛けて仲間を集めて魔王を倒す。という長編ストーリーがあったとします。
しかし、応募時に原稿枚数制限がある新人賞で全て描写し、長編を完結することは不可能だと思います。
そこで、
主人公は勇者に転生したが魔王討伐に興味は無く、平和に面白おかしく暮らしたい。
しかし、街で小さなトラブルに巻き込まれながらものんびり暮らしていたところ、偶然現れた魔王軍の幹部と戦うことになり、何とか勝利。
やっぱり戦いは嫌なので、平穏を求めて旅立つ。
という長編ストーリーのうち、第一章のエピソードで応募するとします。
主人公の目的が魔王討伐ではなく平和に暮らすことなので、魔王を討伐せずに終わって平和を求めて旅立ってもおかしくはないと思います。
しかし、ボスと呼べる存在を倒しはしましたが、魔王も魔王軍もまだ存在しています。主人公も平穏を求めて旅立っているし、物語がまだ続くことを匂わせる終わり方です。
ですが作中で魔王を倒すことは明言せず、今後に続く伏線も無く、描写した伏線は全て回収済みとします。
果たしてこれは完結と呼べるのでしょうか。
結局のところ、長編として構想したストーリーを応募用にキリの良いところで纏めたものは、完結と呼べるのでしょうか。ということです。
詳しい方、よろしくお願いします。
カテゴリー: その他
この質問に返信する!新人賞応募作品についての返信 (No: 2)
投稿日時:
お話が日常系っぽい感じがしました。
最後の「旅立つ」が、今までの日常が崩れるイメージがあり、
元の平穏な日常に戻ってない印象を受けるので、
「勇者どうなるんだろうね? 続きが気になる」という印象を受けました。
元の場所で元通りに暮らす終わり方では無理があるんでしょうか?
あまり日常系は読まないので、もしかしたら的外れな意見かもしれません。
合わなければ流して頂いて構いませんので!
ではでは、失礼しました。
新人賞応募作品についての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
返信ありがとうございます。
ご指摘通り確かに一貫性がないように感じます。
元の場所で元通りの生活に戻るというのも考えたのですが、一度魔王軍幹部という脅威に直面しており、魔王側も幹部が倒されたことで動きがあると想定されるので、また同じ場所でのんびり暮らし始めるというのもどうなのかなと思いました。
的外れなんてとんでもありません。
どのような意見でも参考にさせて頂きます。
新人賞応募作品についての返信 (No: 4)
投稿日時:
どちらかというと「謎の軍隊を率いる奴らを撃退したぜ~ふう」で止めて、続巻から「実は一巻の敵は魔王の幹部、それも一番格下(←お約束として笑ってもらうところ)だったのだ!」ですかねー。
ラストはとりあえずそこに仮住まい、ということにしてもいいし、「いやでも楽しく旅行もいいじゃん?」でもいいし、続巻になってから「なんか魔王とか面倒なのがいるらしい、仕方ないちょっと出先でいろいろ調べてくるわ」で旅立つでもいいと思う。
もし、最初からはっきり「魔王軍の幹部」と書いてしまったら、それはネット応募で完結していないものでも受け付け可、でないと厳しいと思います。
ライトノベルを遡りすぎれば、スレイヤーズではただの旅の魔導士が魔王を倒すまでを一巻で終わらせています。
ただ、ご存知の方も多いと思いますが、そもそもこの世界の魔王は何体かに分かたれているし、異界の他の魔王というのも存在する。
インパクトという意味では、魔王の幹部というのはあまり強くないかな、と思います。むしろ「魔王がひとりだと誰が決めた? 魔王は魔王同士で勢力争いをしていて、さらにその上の魔皇帝(今テキトーに名前つけました)だっている!」とかでもいいと思います。
あと、最初に確認ですけど「勇者」って本来は「何か勇敢なことをした人に贈られる称号」なので、物語開始時点から勇者、というのは、何かの功を立てたか勇者を多く輩出している家の生まれだとかで何らかの形で「勇者」の定義を決めていないといけないと思うんですけれど、Yukiさんの世界ではどういう扱いなのか、そこがちょっと気になりました。などなど、雑感をつらつらと上げてみました。では
新人賞応募作品についての返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
確かに仰る通り、最初からはっきりとより上位のボスの存在を明言してしまうのが原因かも知れません。
インパクトが余り強くないというのも納得です。
私の中での設定ですが、勇者については神様に選ばれ、神の祝福を受けた者が勇者として扱われます。何か偉業を成した者に後から与えられる称号ではありません。
例として書いたストーリーは即興で質問用に適当に考えたものなので、その辺りまで詳しく書きませんでした。
とても参考になりました、ありがとうございます。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
新人賞応募作品についての返信 (No: 6)
投稿日時:
うーん・・・・最後に「これは勇者に転生した○○が魔王を倒すまでの、ほんの始まりの物語。」とかで締めちゃえば?某ヒーローアカデミアの「僕が最高のヒーローになるまでの物語」みたいな?
よくある、未来を臭わせつつ回収はたぶん不可能なまま終わるだろうなーって時につける蛇足的なアレ。
新人賞応募作品についての返信 (No: 7)
投稿日時:
作者が「これで完結!」とすれば、それは完結した作品になります。問題は読後感ですね。伏線が回収されず残されたままだと読者はもやもやした気持ちになります。
ワナビが晒した作品で「黒幕が呼び出した魔物がラスボス」だったものがありましたが、黒幕は最後に逃げてしまうので、読者からの感想はいまいちなものでした。
実際、打ち切りになったラノベでもこういう風に「黒幕とは決着がつかずに終わる」というケースはありましたが、恐らくは「決着はつけさせたくない」という作者のエゴだと思われます。読者としてはこういうのはきっちりと終わらせてほしいと思っています。
>>しかし、応募時に原稿枚数制限がある新人賞で全て描写し、長編を完結することは不可能だと思います。
そんなことはありません。展開の密度を減らし、ページを調整すれば魔王を倒すところまで到達するところは可能です。「ラグナ・クラウン」という作品がそれをやっています。勇者のような男気溢れる存在に憧れる主人公(学生)が冒頭でお姫様と出会い、騎士となって魔王討伐に向かうというストーリーです。魔王討伐に向かうのは中盤からで、それまでは王都内でのラブコメが大半です。反面、戦闘シーンや困難といたイベントは少ないです。そういうものはラストバトルに集約されています。
こういうのはやり過ぎると「ストーリーがない」と言われてしまうので、どう調整するかはYukiさんの裁量次第となります。