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ライトノベル以外の少年向け作品には大人の主人公が多い気がしますがラノベとはどう違うんですか (No: 1)

スレ主 穴場や 投稿日時:

ライトノベルでは主人公は読者の年齢に近いほうがいいとされていますよね
ですが、例えばジャンプ漫画では、キン肉マン、トリコ、銀魂、こち亀、シティハンター、コブラ、地獄先生ぬ~べ~など、明らかに成人男性の主人公のものがあります。いずれも人気漫画と言っても過言ではありません
ラノベより多少対象年齢の下がる児童文学のかいけつゾロリも明らかに子供ではありません
なぜラノベ以外の少年向け作品には成人主人公が普通に多いのですか?
ラノベでシティハンターやコブラをそのままやっても失敗すると思いますか?(もしもの話なので著作権の概念は考えないで下さい)
まあ、ラノベと言ってもネット作品は、ゲート、オーバーロード、幼女戦記、無職転生など、成人主人公も多い気はしますが

カテゴリー: キャラクター

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ライトノベル以外の少年向け作品には大人の主人公が多い気がしますがラノベとはどう違うんですかの返信 (No: 2)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

子供ほど大人に憧れるものだからだと思う(笑)
いざ大人になってみたら「○○ほど大人になりきれていないなぁ・・・」ってなりません?

近年の大人むけラノベみていると、逆に大人ほど子供に戻りたい願望つよい印象です。

ライトノベル以外の少年向け作品には大人の主人公が多い気がしますがラノベとはどう違うんですかの返信 (No: 3)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

大学生主人公は受けないのかとか、頻出の話題かもしれません。流行り廃れはあるものでして、折に触れて考える価値はあります。

ただ、あやふやな推測で考えてお出での様子が感じられ、そのまま突き進んだらリスクが大きいと思います。以下、多少の説明を試みてみます。

1.それって今の流行なのか?

分析がちょっと甘いような気もします。挙げてお出での作品の開始年次を確認してみます。

1. こち亀:1976年
2. コブラ:1978年
3. キン肉マン: 1979年
4. 地獄先生ぬ~べ~:1993年
5. シティハンター:1985年
6. 銀魂:2004年
7. トリコ:2008年

1970年代から2000年代までありますよね。2010年代以降は挙げてなくて、1980年代以前が7本中5本(約7割)。それらを参考に今から始める作品を考えるのは難しそうです。

確かにラノベは中高生主人公(特に高校生)が多いのは事実です。が、お考えのように、

 ゲート:2010年/オーバーロード:2012年/幼女戦記:2013年/無職転生:2014年/etc

等は大人(大学生を含む)主人公でしょう。今(2019年)だと割と、例えば「冴えないサラリーマンが異世界転生して」みたいのは、普通にあるようになってきました。上記含む先行作が開拓した分野だと思われます。よくある中高生主人公のような、半人前主人公の成長物語ではない作風です。大人キャラですもんね。思春期を通過するような物語ではない。

2.ずっと読者を引っ張ってきた名作・人気作

コブラは70年代末の頃には、少年誌読者(およそ10歳以上)にとっても、年齢的に受け入れられる主人公だったと考えるべきです(小学生からしたら、大人は超人に近い等のイメージ)。シティハンターも同様です。その後もずっとコブラ、シティハンター(キャラ入れ替え作品含む)が描かれたのは、開始時から得られた人気のお陰です。コブラはこういう作風、シティーハンターはこういう感じ、という下地が認知されているから読める、観られる。

シティーハンターやコブラ等が積み重ねてきたものを無視して、類似作を作って受けるかと考えるのは安易です。今なら何が受け入れられるかを考えるしかありません。人気という点に絞っても同様です。ある作品が受けたからって、類似作が受けるとは限らないのは周知の事実ではないかと思います(ただし、ジャンルにまでなっていればヒット率が上がらないわけではないですが)。

3.作者の年齢的なこと

大人主人公については、作者的な事情もあります。自分より明らかに年齢の高い主人公は描きにくい。主人公は全生活が描かれるキャラです。主人公と同程度の年齢の読者もいますから、「30歳ならこんな感じ」で描いては、嘘、誤魔化しはバレます。

例えば魔法使いとか、実在しない能力があるならいいんですけどね。現実にいないんだから、全て想像で補うしかなく、「魔法はこういうもん、魔法使いはこういう人」で押し通せてしまえる。現実にない能力を持つキャラだから、現実での相当する年齢の人とかけ離れた性格、思考、感情であっても問題は生じにくい。そもそも数千歳とかやっちゃうわけで、比較類推自体が利きにくいことも多い。

しかしシティハンターであれば冴羽獠は銃の名手という現実的なキャラですし、コブラでも「仮想的ではあるが武器を持った人です。相当する年齢の現実の人間とあまりにかけ離れている、特に幼さやステレオタイプが感じられると、嘘くさくなります。

ですので、もし大人主人公をきっちり描けるなら書いたらいいです。しかしもし、「大人キャラってこんな感じだろ」程度の理解であれば、リスクは大きいでしょう。若手作者として低リスクなのは、やはり今でも中高生主人公ではないかと思います。現役中高生も、元中高生も強く実感、共感できる主人公に(比較的)容易にできますので。

ライトノベル以外の少年向け作品には大人の主人公が多い気がしますがラノベとはどう違うんですかの返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

主人公のタイプによる違いです。
・読者が主人公に対し共感するタイプ
・読者が主人公に対し憧れを抱くタイプ
と、大きく分けて二種類に分けられます。
後者は憧憬型と呼ばれていて、挙げられたタイトルは一部例外があるかもしれんけど、ほぼ憧憬型の主人公と言えるでしょう。

憧憬型主人公は、読者に「憧れ」を持って欲しいので、子供はカッコいい大人に憧れるもので、読者よりも年上に設定されることが多いです。
すくなくとも人間は「年下に憧れる」ということはほぼ無いので、少年少女の異能バトル全盛期の時代であっても、憧憬型は年上に設定されています。
ちなみにこの常識を打ち砕いたのが「魔法科高校の劣等生」で、読者層と同年齢の主人公でありながら憧憬型のスタンスを取っています。

ライトノベルでも、「狼と香辛料」の主人公は20代ですし、キン肉マンや北斗の拳の時代まで遡れば「銀河英雄伝説」や「無責任艦長タイラー」や、大人主人公と言える作品は、おそらく漫画よりも多くあります。

流行で言うと大人主人公というか憧憬型が流行らない(流行らなかった)ので、いま現在もあまり多くないように思えますが、私見ですが実はそーでもないんじゃないかな、と思い始めているところです。
例えば、転生系の物語は「中身はオッサン」という設定が多いですし、主人公無双を過剰に表現してる作品では「魔法科高校の劣等生」に代表される同年代憧憬型のスタンスで書いている。

そもそも「無双」というワードが「憧憬型」と相性がいいので、主人公無双はやや流行りから外れてきた気もするけど、今は流行らないどころか流行りに乗れるチャンスでもあるんじゃないかなと。
シティーハンターやコブラは「憧憬」に重きをおいた主人公像なので、これをそのまま現代に持ってきても、いまいちな反応でしょう。
それは読者の世代が変わって「憧れ」の定義が変化してきてるためです。
なのでそれを現代風にアレンジ、すなわち無双に重きをおいたりチートなど側面から補強したりすれば、シティーハンターやコブラの物語やアイディアそのものは腐らないエンタメなので現代でも十分に通用すると思います。

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