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現実の誰かをモチーフとした悪役 (No: 1)
スレ主 バッキー 投稿日時:
「ウルトラマンR/B(ルーブ)」に登場した愛染マコトことウルトラマンオーブダークや、仮面ライダージオウの劇場版に登場した常盤SOUGOこと仮面ライダーバールクス、及び彼の率いる組織クォーツァーといったキャラクター達。
彼らは長寿シリーズや歴史ある界隈にはつきものの「拘りの強い迷惑な古参ファン」を揶揄したと思われるキャラクター造形となっており、ファンコミュニティではその手のファンが諍いを起こした際にこれらのキャラクターに擬えて茶化されるなど、ある種のミームとなる程話題となりました。
本題に入りますと前回のスレッドで取り上げた「ラスボス候補の悪役X」なのですが、実は彼にも「近年のラノベやアニメを取り巻く偏見やアンチ活動」というモチーフが存在します。
具体的に言うのなら、一部のまとめサイト等、特定の作品やそのファンを貶める事で盛り上がっているあまり良くないコミュニティです。
これは拙作がメタフィクション的な要素を多く持ち、何より主人公のキャラクター性がラノベそのものをテーマとしている事から、「昨今のネットの負の側面」を擬人化した者以上にラスボスとして適任な者も居ないと思った事にあります。
その点から冷笑的で意地悪な性格や、敵味方問わず大勢を翻弄する様に加えて「主人公に勝手に○○太郎という渾名をつける」などのキャラ付けをしており、終盤初めて明らかになるスペックに関しても「作中の神々が束になって掛かっても勝てない」ラスボスとしては申し分ないものでありますが、これに関しても「神々(=書き手)もネットで吹き荒れる風評被害は止められない」というメタな事情から来るものです。
個人的に悩ましいのが彼のモチーフとなった人々とどの程度繋がりを匂わせるかという事です。
なぜならこの手の揶揄は必ずしも歓迎されるとは限らないからです。
「はがない」終盤から「いもさえ」序盤の頃の平坂読氏は、まとめブログへの敵意を作品にストレート過ぎるほどに反映し、失笑を買っていた事を覚えています。
平坂氏に関しては当時まさに彼やその作品がその手のブログのバッシングの的だっただけに気持ちは分からなくはないですが…
自分自身も「学園黙示録」に登場した、恐らく作者が嫌っている政治思想やその持ち主を揶揄したらしい市民団体の描写に関しては「くどい」と感じました。
初めて出た橋でのデモのシーンからわざわざ生還させてまで再登場させて主人公一行に噛み付かせる程の意味は無かったと個人的には思います。
個人的に見出した「良い揶揄」のやり方は「相手にもそれなりの格を与える」「過度に貶め過ぎない」事と思いました、実際成功例として上述したオーブダークやバールクスは強敵として登場し、身なりもダークヒーローらしい非常にかっこいいものに仕上がっております(どちらも過去作の主人公のリカラーないしリデコのようではありますが)
この辺は拙作の悪役Xについてもクリアできていると思います。
他に何かこの手の「モチーフが居る」キャラを描くコツ、またはこの手のキャラで他に成功例であるキャラはいますか?
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!現実の誰かをモチーフとした悪役の返信 (No: 2)
投稿日時:
>この手の揶揄は必ずしも歓迎されるとは限らないからです
うん、これ実はすごく気になってたのよ……
だから私は「こいつがゲスなのは想定の範囲内」で、「どう散らせるか」のほうに先に意識がいっちゃってたのよ。やられ方で印象も変わるから。
まず仮面ライダーと違うことを強く意識して欲しいのは「小説では見た目のカッコよさに騙されない読者が多い」こと。
あと、成功例はたぶん仮面ライダーを参考にするのがいちばんだということ。何故なら子供向けバトルエンタメの脚本の最高峰の人材が揃っているところなので。
あとは、ようするに主人公側が彼を「どう熱血論破できるか」にかかっているかな?熱血ものはバトルそのものより、論破のほうが重要だったりするので。
相手は絶対に負けるわけだから、負けた時の今までの余裕の態度がどう変わるかってところだよね。ここでいきなり小者感が出てしまうものもあれば「これで勝ったと思うな、私は人が○○な限り何度でも甦る……」的な、最後に問題提起して散っていく奴もいると思う。
結局のところ、ストーリーにどれだけ真剣に役割を考え配置されて、それを演じているか、だったりするんだ。
だからいたずらに揶揄るだけだと反感オンリー、処刑ソング(その作品のOP)流されてフルボッコ、下手すると今までの他の敵より弱い(実際にそうでなくても、怒りMAXの主人公達からそう言われて徹底的に血祭りに上げられる)ってことになっちゃったりもする。
「敵をカッコよく」の前に「ストーリーを真剣に」考えるのが大事だと思う。
またちょっと何か追加で書き込みそうな気がするけど、とりあえず一旦ここまでで失礼します。
現実の誰かをモチーフとした悪役の返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
ウルトラマン・仮面ライダー等の特撮のジャンルは該当キャラの末路がネットに流布しているのでそれを見てもらえばいいと思うけれど、それ以外でメタ要素が強いものっていうと、フリーゲームの一部かな。
「ネフェシエル」では、ラスボスはその世界の創造主で、数多いる「魔神」と称される神属性のボスキャラ群のさらに上を行く存在だったけれど。弱点があって、RPGツクールの仕様上装備との属性相性が非常に重要なんだけれど、これが「神属性」ではなく「人属性」だった。ので、攻略方法は人属性の武器でメッタ刺し。
この流れを組む「イストワール」では、ラスボスの幹部「十二悪魔将」の中に、妙な小細工を弄する「”姿なき声”トルバドール」ってのがいるけれど、ストーリー上重要な役割を担っているにも関わらず実力は幹部中最弱、ラスボスと比べるのもおこがましいくらいなんだけれど、ラスボスは(いちおうネタバレ回避のために正体は伏せるけれど)もう「可哀想」としか言えない。トルバドールはラスボスとの対戦中に全体攻撃の余波でいつの間にか消し飛んでるゴミみたいな存在だった。ビッグマウスだけは印象的だったがな……
この流れでいく「魔王物語物語」では、メタ要素がいろいろ散りばめられていて、ゲームクリア後のエキストラダンジョンとかもすごかったりしたけれど。やはり装備に仕掛けがあって、初期に手に入る意外な安い防具「闇夜の錦」の隠しステータス(精神防御力)が高く、対ボス戦ではそれを使うことになったり。名称からして頼りなさげな武器「蟷螂の斧」が実は最強(即死攻撃)だったりと、手が込んでいる。装備の名前が特に捻られていて、物理的な強さよりも、人の想像力のほうが強い世界なんだよ、という感じの世界観だったかな。
ラスボスは「どう強いか・かっこいいか」よりも「どう倒されたら読者が納得できるか」を追求し、そこから普段の性質や言動を逆算したほうがいいと思う。
現実の誰かをモチーフとした悪役の返信 (No: 4)
投稿日時:
専門的過ぎてよくわかんない!!\(^P^)/
えっと??
>>「拘りの強い迷惑な古参ファン」を揶揄したと思われるキャラクター造形
とのことなので、要は迷惑なやつや嫌な奴をあてこすったキャラを立てたい!!という感じでしょうか?
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>>またはこの手のキャラで他に成功例であるキャラはいますか?
ワンピースの敵キャラ全員がそんなかんじっすよ?
最近の敵だと・・・・『ビッグマム』は「毒親や家族の悪意」
『ドフラミンゴ』は復讐に憑りつかれすぎて、「限度を超えた復讐者の悪意」を描いています。
ワンピースのテーマ?として「ちゃんと考えて自分で決める」というのがあり、それを邪魔する要素を混ぜながら生み出された存在が作中の敵キャラ。
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コツは・・・・その「あてこすり要素」を持った存在を一人だけにしない事、そしてちゃんとキャラを掘り下げること?
ワンピースのすごい要素に、倒した敵のほとんどが、それなりに笑って楽しそうに生きている事です。
主人公とその仲間達サイドは、彼らに家族や仲間をむごたらしく殺されたりしているんですけどね。