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キャラクターポイントを一言で表すには (No: 1)
スレ主 セロ 投稿日時:
キャラクターが置かれている社会的な状況や精神状態を瞬時に理解させることができる、あるいはストーリーと組み合わせることで劇中の動作の具体的な様相を説明することのできる、道具などを配置する方法を教えて下さい。
アニメーターやゲームクリエイターの人達は、状況でキャラクターを説明するのが得意だと思います。
例えば、キャラクターに似合ってない高そうな時計を装備させる事で「親はそのキャラクターのために高いものを買うが、子供本人のことを見ていない」ということを暗示したり、
あるいは、足が悪い子供の寝ている病室の棚の上に靴を沢山置くことでキャラクターの願望を表現したり、といったようなことですが、
アニメーターさんの修正原画(?)には所々「このキャラはこうなのでこの部分はこうするとそれっぽい」というようなことが書いてあったりして、普段からそういうことを気にしているように見えます。
そこでですが、こうしたことを小説でもやりたいと思っていて、何をしたら(あるいは、何を読んで、どのような訓練をすれば)そうした発想をすることができるのか、教えて下さい。
一応自分でもキャラクターを組んではそのキャラクターのやりそうなことを考えていますが、未だ上みたいな水準には到達できていません。
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!キャラクターポイントを一言で表すにはの返信 (No: 2)
投稿日時:
瞬時に理解させることができるかどうかはわかりませんが、精神状態の描写については「感情類語辞典」「性格類語辞典」あたりが参考になるのではないでしょうか。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信 (No: 3)
投稿日時:
まさに仰っているように、不相応な腕時計や何となく不自然に並べられた靴というようなアイテムに語らせるのは良い方法かと。
そして何より、クロムさんがそういうことに気づき注意を払うようになったということが重要だと思いますよ。アニメなどを見ながら「ああ、これがそうだな」と思うことがあるはずですから、訓練としてはそういう気づきを積み重ねるのが第一かと。
アニメと小説の違いですが。
アニメなら絵柄の一部にさりげなく入れることができます。だから自然に入れやすいと思いますが、さりげなさすぎると視聴者に見落とされてしまいます。だからそういうものに重要な意味がある時は、気づかせる工夫をしていることにも気がつくと思います。わざと、ちょっと浮いた感じにするんですね。名探偵コナンだったら、コナンくんとか哀ちゃんあたりが一瞬それを注視していたりします。
小説の場合、少し不相応な腕時計をしているというようなことを文章で書かざるを得ないので、普通に書いても浮きます。しかし読者に不自然に思われてしまうだけで、意味にまでは気づいてくれないという結果になるのがオチだったりします。
なので作者は、どうしても仄めかすような説明を加えたくなるんですね。しかし、ヘタにそれをやるとバレバレだし、よけい稚拙な感じになってしまいます。
さりげなく、それでいて読者に読み落とされることはなく、効果ももたせる。このへんの匙加減がきわめて難しいわけです。
よってこれは「伏線の技術」という範疇で考えるべき問題です。効果的な伏線を思いつくのはセンスですが、それを作中で効果的に使うのがテクニック。けっこう微妙な技術になるので何をどうしたらと詳細に説明しづらいですが、取り合えず上に書いたようなことが参考になるかなと。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
もちろん腕時計や靴などの品物でなくても、キャラの性格を反映した特徴的な行動などでも表現できるでしょうが、いずれにしてもアニメではそういう部分を何気に目立たせる工夫をしていると思います。
演出しても視聴者に見落とされたら無意味ですから。
……まあ、コアな視聴者だけが気が付いて後でネットなどで話題にするという楽しみ方もあるにはあるかもしれませんが、ストーリーの根幹に絡む演出は見落とされるとまずいので。
なので、内容よりもむしろ「何かを気づかせて、何かを予感させる」というテクニックが重要になってくるんじゃないかと。そういう目的で目立たせることを「フラグを立てる」と言ったりします。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信 (No: 5)
投稿日時:
普通に言動でいいんじゃない?
好きな作家の作品で【金剛寺さんは面倒くさい】ってのがありますが。
男が捨て猫をみつけ「可哀想だから」とエサを与えようとしていた所で、ヒロインがそれを見つけて、こう言う
ヒ「貴様は無責任だ!!」
ヒ「行動には常に責任がともなう!!!」
ヒ「仮に貴様が猫ちゃんにエサを与えたとして、一時的なものでしかない!」
ヒ「だが、それを何の努力もなく与えられてしまった猫ちゃんはどうなる!?」
ヒ「また誰かがエサを恵んでくれることを期待してしまうのではないか?」
ヒ「イヤ期待する!!」
ヒ「生きる努力を何もせず、待ち続けてしまうに決まっているのだ!!」
ヒ「その安い同情の一口が、猫ちゃんの中にある生きる努力をスポイルしてしまうのではないか?」
ヒ「スポイルしてしまう!!」
ヒ「生きる努力の仕方を奪われてしまった猫ちゃんの猫生(じんせい)を、貴様は負えるのか?」
ヒ「責任を負えまい!!」
ヒ「貴様の自己満足に満ちたその一口を、頑張って生きている猫ちゃんに与えるな!!」
という感じ(うろ覚えです)
このセリフからヒロインのキツイ性格が、ばしばし発せられていますし、杓子定規で融通(ゆうずう)の効かなさも、「猫ちゃん」発言から猫好きなのも察せます。
この作者、絵は下手っぽいんですが、セリフ選びがキレキレで好きなんです。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
ありがとうございます。そういうキャラっていいですよね。ちょっとした文章のうちで「何が好きか」「どのようにしてそれを守るか」といったことが分かるので。
ちょっと参考にしようと思いました。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信 (No: 6)
投稿日時:
小説技術の本ではありませんが、下記の書籍は参考になるかと思います。
仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方/松村 真宏
表現の技術―グッとくる映像にはルールがある/高崎 卓馬
モノの形質や形状が人間の認知に与える影響や方向性についてかかれています。
より詳しくはアフォーダンス理論を勉強するとよいかと思います。
キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
ありがとうございます。さっそく探してみます。