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主人公の成長 (No: 1)
スレ主 ポコポコ 投稿日時:
久しぶり投稿します。
主人公が成長するために考えていました。
試合での勝ち負け、ライバルの出現、後輩ができる、など考えていざ書こうとすると
上手く書けません。
内面の強さが成長したことを文字で表すのが難しくて、口調とか変えるとかなにをすれば良いのか悩み中です。
アドバイお願いします。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!主人公の成長の返信 (No: 2)
投稿日時:
初の返信です。
内面の成長を大雑把に言い換えれば「今まで出来なかったことが出来るようになった」でしょうか。
主人公の未熟な点が試合中の肝心な勝負所で響いてしまった、ということならば主人公はそれを克服するために努力するでしょう。
「幼少期のトラウマで、相手を剣で切ることに躊躇いを覚える」という例で話を進めましょう。その弱点を克服するために主人公は努力します。
努力といっても、ただひたすらに修行するシーンを書いたって読者は面白くありません。(というか、その描写は小説に不向きです)。
そこで内面の葛藤を書き出します。
主人公は弱点を克服するために何回か敵と対峙しますが、そのどれもが失敗。どうして剣を振れないのだろうと悩んでいるところで事件が発生します。
主人公の大切な人が敵に攫われてしまいました。助けることが出来るのは自分一人。しかし、助けるためにはどうしても剣を振る必要があります。
「剣を振るのが怖い、でも助け出さなければいけない。いや、大切な〇〇の為なら、こんなことで悩んでいる場合じゃない。くそっ、もうどうにでもなりやがれ!」:イメージ
主人公は自分を叱責して敵陣に突っ込みます。無我夢中の主人公は剣を振ることに恐れを覚えず、怒涛の連撃で敵を倒し、見事に大切な人を助け出します。
この事件以降に剣を振れるようになり、剣の腕は上達、「自分の剣は大切な人を"守る"ためにある」という自我なんかが芽生えちゃったりします。
紛れもなく成長していますね。
ここまでダラダラと解説してきましたが、要は「抑圧→解放」です。
まとめが下手なので、ここら辺にしておきます。お目汚し失礼しました。
主人公の成長の返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
スポーツ物ですが、分かりやすく教えていただきありがとうございました。
部員の中での真剣勝負のときに上手く使って書いてみます。
主人公の成長の返信 (No: 4)
投稿日時:
精神面での成長の場合、「何かに気づく」「考え方が変わる」ということになると思います。
その結果として、「今でできなかったことができるようになる」のです。
気づきというのは、例えば「周りの仲間が弱いので、一人で何でも解決しようとする一匹狼キャラ」の場合は、「背中を預けられる仲間がいる」というのが気づきです。
欠点克服に至るまでに、以下の四つのイベントがあれば大体形になるのではと思います。
・欠点を明確にするイベント
・それが欠点だと気づくのに必要なイベント
・欠点を補うあるいは失くすためのイベント
・欠点を乗り越えたので、前はできなかったことができるイベント
最低この四つさえあれば、大体形になると思います。
先ほどの一匹狼に当てはめると、
・欠点を明確にするイベント
単身敵に挑み続け、それを指摘・避難される。
・それが欠点だと気づくのに必要なイベント
一人では勝てない敵が現れる。
・欠点を補うあるいは失くすためのイベント
一人で勝つために強くなろうとする、あるいは一人で敵に挑み続けるも敗北。
『そんな中、仲間に助けられたり、仲間が以前は倒せなかった強敵を倒せるようになったりしており、仲間がもう弱くないことに気づく。同時に信頼関係も結んでいく。』
頼れる仲間がおり、皆と一緒なら勝てるかもしれないことに気づく。
『』部分は、上記の強敵が現れる前にある程度進めてしまってもいいかと思います。
・欠点を乗り越えたので、前はできなかったことができるイベント
「欠点を補うあるいは失くすためのイベント」の強敵に対し、全員で協力して勝利する。
とまぁ、ざっとこんな形になるのでしょうか。
「欠点」と「それを克服した結果どうなるか、克服するために必要な材料は何か」が見えてくれば、自ずと道筋は見えてくるんじゃないかなぁと思います。
ちなみに余談ですが、戦隊や子供向けヒーロー番組はこの辺結構わかりやすくて、
「問題提示→その問題に沿った怪人→怪人を倒せない→なんやかんやで冒頭の問題解決→怪人倒す」
という流れを30分でやります。(個人的に戦隊で一番すごいと思った部分)
全編を通して成長させる場合もあり、その場合は一年もあるので非常にわかりやすく成長しています。
対象年齢が低いせいか、結構この辺の成長は顕著なイメージがあります。
また、子供向けでなくても、ヒーローものは結構成長が分かりやすい印象があります。参考になるかもしれません。
また、青春ものやアイドルもの等も、「精神面の欠点」を明確化して変化させることが多い印象があります。
主人公の成長の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
詳しく書いて頂きありがとうございます。
凄く勉強になりました!
成長、絆など全く無くだらだらと掻いていて、読み返してるうちに気付きました。
でも、成長などを表現するにはどうしたら良いのか解らない状態でした。
とても参考になりました。
また、行き詰まったとき宜しくお願いします。
主人公の成長の返信 (No: 6)
投稿日時:
>内面の強さが成長したことを文字で表すのが難しくて
つまり、「何を書けば成長なのか」を明確にしておけば良いという事です。
すなわち「成長の定義」を考えておくとやりやすいかと思います。
例えば「内面」なので王道で言うと「勇気」でしょうか。
成長を「勇気を持つ事」と定義すれば、勇気を持って立ち向かう姿があれば成長したと言えます。
すると、序盤中盤では「勇気がない姿」を書く必要があります。
「勇気のない少年が勇気を持って立ち向かう」という話になるので、その過程「勇気を持つに至った物語」がそのまま「成長」を書いていると言えるわけです。
また別の方法では、何かしらの象徴を用意するのもやりやすいです。
例えばライバルとありますが、ライバルというのはだいたいが主人公の映し身であることが多いです。
主人公が敵側の存在だったらこんな感じとか、主人公の理想像はこんな感じとか。
要するに、「ライバルを打倒する」ことで「それを乗り越える」という描写になってるわけですね。
打倒せずとも、ライバルに「主人公の理想像」という象徴を用意することで、ライバルとぶつかり合う展開そのものが「それを乗り越えようとする」という成長の描写になるわけです。
つまり、こう言っちゃなんだけど、何の考えもなしにライバルを出しても、その激突で何を書いてるのか自覚してないから成長が書けてないわけです。
これは「成長」だけでなく「内面」に関わる事なら何にでも応用できます。
例えば「葛藤」は、ライバルを「戦いの象徴」として主人公を「戦いを止める象徴」として書けば、二人がぶつかり戦うことは「戦うか、戦わないかの葛藤を表現している」と言えるわけです。まあ二人は戦ってるけども。
つまり。
>試合での勝ち負け、ライバルの出現、後輩ができる
成長はその内容で描写していくもので、そのためにはそれぞれ「試合」が何を意味しているのか、ライバルは何なのか、後輩はどういう意味なのか、そういうのを考えなきゃいけない。
で、考えれば、今度は、例えば「試合」は「主人公の力量」を示しているのなら、誰に勝って誰に負けるのかすぐに判断できますよね。
例えば「ライバル」が「主人公の理想像」であるなら、ライバルに勝利してしまったら理想を乗り越えたってことになるから、そうそう勝っちゃマズイですよね。
こういう、象徴や定義の扱い方がそのまま「成長をどう書くか」という事になります。
>文字で表すのが難しくて
文字ではなくて、物語で表現してみましょう。
主人公の成長の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
ライバルに勝つ、負けるで、何が成長するか決めてから書くことにします。
皆さんのアドバイスを見ていて、あしたのジョーが、浮かんできました。
力石に負けて、ライバルが死にと色々湧いてきました。
また、行き詰まったら宜しくお願いします。