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「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか? (No: 1)

スレ主 キュピ水 投稿日時:

前に他の作家さんの文章力が高すぎて嫉妬する、
という相談をネット上(ここではなく)でしたところ、
「気にしなくていいよ、別に物書きの道は競争じゃないんだから」
と言われたことがあるんですけど、
競争ですよね?物書きの道って。

「物書きの道は競争じゃない」が真実だったら
新人賞でデビューをかけて何千人も応募して審査されて競ったりしないはずだし、
デビューしてからも生き残りをかけて売り上げを競ったりしないじゃないですか。
そもそもアマチュア作家の集まる小説投稿サイトからして、
作家たちはランキングで競争してますし。

それなりに実績のあるライターさんの発言だったので、
理解の足りない素人の発言として見過ごすこともできなかったのですが、
結局「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんでしょうか?
純度100%の真実ではないことは確実だと思いますが。

あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?
本当にそうならなんでデビュー作でいきなりアニメ化する作家がいるんだという話ですし。
最初から上手いじゃないですかあの人たち

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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人気回答!「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 2)

投稿者 大野知人 : 3 No: 1の返信

投稿日時:

 質問に質問で返すのは非常に無礼であるのですが、『その質問に答えたとして、あなたはどこまで信じますか?』。……と言っても、盲目的に言われた答えを信用するのが正しいとは、俺は思いませんが。

 ま、何が言いたいのかというと『現実は名探偵コナンの世界じゃないので、受け取りての数によって真実は無数にできる』という話です。だから、こっからは『俺が見ている100%の真実』を書きますが……。
 
 恐らくそのプロライターさんがおっしゃりたかったのは『徒競走』のようなスピードを競うものの事ではないかと思います。あるいは実際に『競走』と言ったかもしれない。その人が言いたかったのは、恐らく『焦ってもどうしようもない』ということ。

 資本主義社会に生きていて、(一応でも)営利目的で文章を書いている以上、競争になるのは当然のことです。実績もクソもなく、小説賞やネットサイトにあげていなかったとしてもハッキリと競争しています。

 さてもう一個。『プロの作家も最初は下手だった』についてですが。純度の高い真実だと思いますよ。

 いわゆる『才能』と呼ばれるものはガチで実在しますが、残念ながら努力の壁を越えられるほどのものじゃあありません。もしそう思ってるなら少年漫画の読みすぎです。
 先述の通り、物書きっつっても基本的には営利主義の商売なので『売れる作品・ネタを思いつけば多少文章が拙くてもいいや!』みたいな所は有りますし、そう言う意味では『好きなものを書いてる作家』は不利だったりします。
 また、例えどれだけ『文庫賞・ネットへの受けやすさ』みたいなのをマニュアル化したところで文章力や思いつく力は個人差があります。

 ただし、基本的にその両方は努力で補えます。基本的に分析と対応で何とかなります。逆に言えば、才能が有ってもある程度努力しなければ無理でしょう。実際俺は何人かの『分かりやすい文章を書く』天才や『万人受けしやすい新しいネタを考える』天才を見たことがありますが、連中だって何の練習もせずにそこに至ったわけではありません。

 また、質問者さんは『アニメ化すること』がラノベ作家にとっての『上手か否か』の比較基準のように思われているかもしれませんが、根本的に『小説』と『アニメ』では表現方法が違いますから、『アニメには向かないけど面白い原稿』ってのはたくさんあります。
 さらに、そもそもアニメ化自体出版社の広告みたいなところがあるので、小説そのものの面白さがアニメ化に直結するとは限りません。運です。

 そのうえ『文庫賞に受かるか』も『受ける文章・ネタを書けるか否か』なので運ですから。俺が適当に書いた文章が、たまたま運良く半年後にアニメになる可能性も…… あ る わ け な い。

 ここまで書いてきたとおり『最後は運が無ければどうしようもない』というのも真実だと思います。ただし、どんな天才だろうと『運が良ければ受かるかもしれない』所まで持って行くのはその人の努力です。
 『ひたすら努力すれば結果は出る』とは口が裂けても言えません。そもそも『どれだけ努力する必要があるか』すら運次第です。けれど、だからと言って何の努力もせずに運だけをつかみ取るのは不可能です。

 『プロも最初は下手だった』を疑うのなら、何人分か書籍化・漫画化したなろう作家の『作家情報』でその人の過去を洗ってみればいい。数年前に2・3話で連載中断になったさして面白くもないようなラノベが出てくるでしょう。いやたとえ出なくても、色んなところで色んな作品を書いて努力して、その人たちはそこに至ってるんです。

 俺も大した文章は書けないですが、まるでプロが努力していないような言い方するのはやめてください。彼らに失礼です。

 最後に書きますが、もし文章を書く道をあきらめたいなら、それは好きにしてください。ただ、あなた自身が仰るように『まだ実績が少ない』のであれば、まだ上を見ずに手元の原稿を見られてはいかがでしょう?
 最大級に失礼なこと書きますが、出来る事をやり切らずに『上に行く奴は才能があるから楽してやがる』と僻むのは格好悪いですよ。
 ちなみに俺は才能はない方です。

人気回答!「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんですか?の返信 (No: 11)

投稿者 ハイ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

『創作は競争ではない』

ただし『ただし、創作を取り囲む環境において競争がある』

ゆえに『創作において競争はない、が嘘に見える』

ってことでは?

つまり。
『創作そのもの』と『創作を取り囲む環境』を混同されているのが混乱の原因ではないかというのが私見です。

ただまあ、この『創作』という言葉に個人個人がどこまで拡張性をもたせるか持たせないかで見えてくるものがだいぶ違うので、その点における単なる齟齬と言えなくもないかと。

とりあえず私の場合ですと、『創作』とは創作活動のみを指していて。
それに付随する競い合いである公募や、コンテストは『ただの環境』ですね。創作が関係していても、それは創作とは別の物と認識しています。

また私見になりますが。
勝ち負けを意識しすぎると作品がなんというかその、濁るんですよね。
良い出来になりませんし、悪くすれば書き上げられない。
これじゃ勝てない! 書く意味無い! とか、経験ありませんか?
なのでそういった勝負っ気は、私的には執筆には邪魔でしかなくて。向上心としての勝負っ気はあったほうが良いですけど、作品のクオリティや執筆そのものを邪魔するほどとなっているなら、それは雑念、と私は呼んでます。

特に今回のご質問で思い浮かんだのが、漫画『美味しんぼ』の団社長が初めて登場した回で(調べたところ29巻、違っていたら申し訳ない)。
ちょっと記憶がおぼろげで恐縮ですが、確か団社長は山岡らの究極の料理は『勝つための料理になってしまっている』という指摘をしてたと思うんですね。
(これ、記憶違いだったらホントごめんなさい)
この時の山岡同様に質問者さんは、勝ち負けにこだわりすぎてませんかね?

私は料理も小説も同じく人を楽しませるものだと思っていて、料理人や作家は相手をもてなすこと、そのために作品を研ぎ澄ますことが仕事だと考えています。
そして、それに付随する勝ち負けというのはただのおまけで、少なくとももてなしや研ぎ澄ましの前に来てはいけないものと、自分に言い聞かせるようにしています。繰り返しになりますが、この点が逆転してしまうとイマイチな作品になってしまうので。
(そうでない人もいるかもだけど)

とりあえず、『勝つために創作したい』のか、それとも『創作したいから創作したい』のか、どちらなのかを自身に問うてみてはどうでしょうか。
そこからまた見えてくるものがある気がします。

他、上手い人は最初から上手い、に関しては。
はい、そうですね、が私の回答です。

私見ではこれ、才能の違いではなくて、『我』と呼んでますが。
つまるところ、才能(遺伝子)や環境(教育)、努力、経験、運……そういったものをひっくるめた『積み重ね』、ですね。
多くの人は一緒くたに才能で片付けようとしますが、他をないがしろにしすぎているように思うので、そう呼んでます。
まあようするになんであれ、今までの積み重ねが違えばそりゃ結果は違うでしょう、ってことですね。
でも逆に言うと、積み重ねが違うということは、別ルート開拓の可能性があるということで……必ずしも前を走る人の背中を追う必要がない、競争する必要はない、ってことですね(あ。

では最後にこんな言葉を。

考えが変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

ウィリアム・ジェームズ

ではまた機会がありましたら。

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と言われたことがあるんですけど、
競争ですよね?物書きの道って。

「物書きの道は競争じゃない」が真実だったら
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結局「創作は競争ではない」はどこまでが真実でどこからが嘘なんでしょうか?
純度100%の真実ではないことは確実だと思いますが。

あと「プロの作家も最初は下手だった」も純度100%真実、ではないですよね?
本当にそうならなんでデビュー作でいきなりアニメ化する作家がいるんだという話ですし。
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