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ぼたんさんの返信一覧。投稿の古い順2ページ目

元記事:細かいストーリーが思い付かない時の返信

もうちょい具体的に情報が欲しいかも。
「弟を助ける」と言っても「助ける」がどういう意味になるのか、精神的な支えか直接的に生命の危機を助けるのか。

質問に具体性がないので回答も抽象的になるけども、なんにしても「助ける・助けた」ことで何を表現したいのかってのが第一で、その表現に集中して、強調できるものを探す感じ。
例えば、そこで兄弟愛みたいなものを表現したいんだとすれば、お互いが信頼してる感じを出したいから、助けたつもりが助けられた、あるいは兄が弟を助けたあと弟の言葉に救われた兄という図を作るかな。

これはスレッドの主旨と少し違うけど、「助ける」に限定しなけりゃ兄弟喧嘩を書いてその喧嘩の理由の根本はお互いがお互いを気にかけた結果のすれ違いが原因でした、って感じにしても良いと思うから、
つまり「表現したいもの」を定義できればその手段は「助けるシーンを書く」に限定されないので、発想に幅ができる。

話を戻して、あるいは「助けた」ことで兄に対し信頼を寄せるようになった、という展開を書きたい場合は、当然のこと「信頼に足る出来事」を書けば良いわけで、では「どういう流れが信頼を強調できるか?」と考えることができる。
例えば王道で言うと、悪人だと思ってた人が実は良い人でしたとかそういう落差があると人は強い印象を得るので、
「兄に裏切られてると感じている」「弟をそそのかす人物」「兄に助けられる」「弟は兄を誤解していたと恥じ入る」
とか、「結果」に対して逆張りから入ると形になりやすい。

結局のとこ、「良いシーンを書こう!」と思うのではなくて、「表現したいことは表現できてるか?」で考えると良いと思う。
出来てると思うのであれば、次は「それは強調できてるか?」で見直してみると良い。
それらが出来ていてなお「納得できないシーンだ」と思うのであれば、それは展開自体に問題があって、シーン単体の問題ではないと思う。
例えば前フリがちゃんと出来てないからクライマックスで印象が薄いとか、そういう話ね。クライマックスのシーン単体の問題じゃない。
シーンの目的は「表現したいこと」をよりよい形で「表現すること」なので、表現出来ていて強調もできているのであれば、それは目的を果たしてるシーンは作れてるってこと。
ならば、「表現できてる」「強調も十分」と感じてて、そのうえで作者が納得できるかできないかってのはシーン単体の不備ではない。

>どうしていますか?
「書きたいこと」を明確にする。そしてそれが表現できてりゃOKと考える。

自分が初心者の頃によくやってしまっていた事は、
例えば「弟を助けるシーンを書く」と考えて「助けるシーン」を書いて、その出来上がった文章から「なんとなく、この助けるシーンはこういう場面」と考えたりする。
その場の流れとかでいい感じのセリフを言わせたりして、それっぽい感じにはなってるんだけど、そもそも最初に「これを書く」という明確なものがないので、ぶっちゃけ中身がないんですよね。こういうの。
だから、書こうと思えば「シーン」は書けるんだけど、言ってしまえば「なんとなく助けてるシーン」しか書けてないので、書いたものの自分で首をひねるって事はけっこうありました。

上記の回答(細かいストーリーが思い付かない時の返信の返信)

スレ主 ぼたん : 1 投稿日時:

解決方法をお聞きしようかなと思ったので詳しくは書きませんでした。

具体的には親戚をたらい流しにされていらない子として扱われてきた弟が主人公の家にきてその子を精神的に救うという話です。
弟は周りに言われた言葉を飲み、自分はいらない子として思っています。
このシーンが弟が姉である主人公を好きになる本当に重要なところなので大切に書きたいのですが、しっくりこなくて困っています。

そうなんです、なんとなくは書けるのですが結局はなんとなくでしかなくて消してしまうんですよね。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 細かいストーリーが思い付かない時

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元記事:細かいストーリーが思い付かない時の返信の返信の返信

私が以前書いた似たような感じのシーンは、ネグレストの母親に育てられた双子の話ですね。
母親に無視され続けて学校でも奇抜な行動をしてイジメからのシカト状態になって、ついには母親が双子を捨てて蒸発する。残された双子は互いに依存しあって生きていくしかないって心理状態のなか、そんな家に空き巣に入った間抜けな主人公は双子の保護者に仕立て上げられ振り回されるって話なんだけど、
その話の中で双子が赤の他人で空き巣ドロの主人公を慕うようになった切っ掛けは、主人公が双子にただ一言なにげなく「おかえり」と言った、それだけでした。
でもこの物語の中でもすっごく大事なシーンで、今でもけっこうお気に入りのワンシーン。

というのも、その主人公の一言に、双子がそれまで欲しくてたまらなかったものが全て詰められてるからです。
だから「学校で奇抜な行動をしていた」という内容は、この「おかえり」のシーンの直前においた。
母親の興味を引きたかったからそんな行動をしていたんだ、と読者が気がつけるようにした。
他にも主人公の態度とかこのための布石とかいろいろ考えがあってのシーンで、
まあつまり、私のシーンの場合は、この「おかえり」を言うシーンにどんな意味が込められているのかって話ですね。

なので御作の場合、
>弟が姉である主人公を好きになる
これがどういう意味なのか、ってのを考えてみると良いと思う。
個人的な推察としては、
>自分はいらない子として思っています
とあるので、「あなたは必要とされてる」というメッセージがあればいいなと思う。
そうすると、これは妄想だけども、
「精神的に」ではなく「物理的に」のほうがいいかもなと思う。
主人公が女性なので、主人公の腕か脚に傷跡が残るくらいの事故から守ってくれた、となれば、まあちょっと嫌らしい言い方だけど罪悪感が愛情やらに変化しやすいですからね(つまり事故を理由に好きになったと表現しやすいってことね)。
事故は事故でも火傷とかのほうがシーンとして小回り利きそうか。
熱々の揚げ物油が入った鍋が弟の頭の上に落ちてくる、それをとっさに鍋の縁を鷲掴みして助ける主人公、みたいな。自分を傷つけてまで助けてくれるとは思ってなかった弟は、主人公の手に残った火傷の跡を見るたびに愛情を再確認する。
つまりその火傷は「弟が必要とされてる証」なので。
繰り返すけども、もちろんこれはただの妄想なので、要点は「主人公を好きになる」という部分に意味をもたせれば良いのではないかというところにあります。

弟が主人公を見て「必要とされてる」と感じられるだろうシーンを組めればほぼほぼそのシーンは役目は果たしてるし、そんな状態の弟にとっては「好きになる」と同義になる感情だから、「必要とされてる」が表現できれば十分なシーンかなと思います。
まあ、再三だけども、あくまで私の推察からのネタ起こしであって、「好きになる」のシーンの意味は「必要とされてる」でなくても良いと思います。

とまあ、こんな感じで「書きたいこと」を明確にして具体性をもたせていくと、シーンに意味を持たせやすいのではないかなと思います。

上記の回答(細かいストーリーが思い付かない時の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ぼたん : 1 投稿日時:

ありがとうございます。

書きたいことを明確にして具体性をもたせていく、ですね。
もう少し自分の中で考え直して見ようと思います。

私も精神的により物理的には参考にさせていただきます。
しっくりくる必要とされている表現が見つかるようがんばりたいと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 細かいストーリーが思い付かない時

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元記事:細かいストーリーが思い付かない時の返信

>弟を助けるシーンを書きたいのですが、その助け方が永遠に思い付きません。

永遠に思い付かないというのは、すごいですね。
具体的な内容に即した助言ではなく、大切なシーンがしっくりこなくて困ったときの一般的な対処法が聞きたい、ということでしょうか?
そういうことならば、

>このシーンが弟が姉である主人公を好きになる本当に重要なところなので大切に書きたいのですが、しっくりこなくて困っています。

その「本当に重要なところ」が、「ストーリー全体の中の位置づけとして、どう重要なのか?」という角度から考えてみるとよいかもしれません。

例えばそのシーンは、起承転結の中のどのあたりに置かれるエピソードですか?

1)起~承の始めくらい

2)転~結のクライマックスそのもの

3)その他

などになると思います。
仮に1だとすると、それによって生まれた主人公と弟の信頼関係を土台として、先のストーリーが展開するのだと考えられます。
で、その場合、続く承の後半~転にかけて重要な山場がいくつもあるはずですよね? ですから悩んでいらっしゃるシーンは、「本当に重要なところ」ではあるでしょうが、「ストーリー全体の中で最も重要なところ」ではないと言えます。

「最も重要」なシーンは終盤に置きたいはずです。そして、「序盤の重要なシーン」はクライマックスの最重要シーンを効果的にする準備と位置づけて考えれば、そのシーンだけにこだわってしまうという「呪縛」から解放されるのではないでしょうか?

あるいは。

2だとすると、物語の起承転結のすべてがそのシーンを目指して展開することになります。そのシーンだけが上手く書ければ良いというものではなく、1以上にプロット全体で考えなければいけません。

上記の回答(細かいストーリーが思い付かない時の返信の返信)

スレ主 ぼたん : 0 投稿日時:

永遠には盛りました。すみません。

そういうことです。

私の場合は1ですね。
ストーリーとして重要というより掴みですかね。
初めがうまくいかないと読む気をなくしてしまうので、ここで気が削げないようにぐっと引きつけたいのです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 細かいストーリーが思い付かない時

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元記事:細かいストーリーが思い付かない時の返信

作者ですら困っているトラブルを、くわしくも無い、赤の他人が解決できるはずがないでしょう?
まずは弟をキレさせ心情をぶちまけさせましょう。

あくまでパターンだし、年齢にもよりますが男と女では鬱症状が違うっぽい。
男は攻撃的になり他人に当たる人が多いそうです。女は無気力とかの方が多い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか脳の機能的な部分によるみたい。鬱の症状とかで新型鬱なんかは責任転嫁による逆キレとか多いそうです。

鬱病の人を救う覚悟がいると思うし、鬱は甘やかしても治らない飴と鞭と努力と時間と【自分の自覚】が必要です。

新型鬱に多いのは【依存しながら、攻撃する「幼児性」】といわれているみたい。

お前が助けてくれないのが悪い。僕ちゃんを甘やかして!!!みたいな心理で人に頼りながら文句を言いたくる。みたいな。
弟君は依存攻撃型なのか?自罰タイプなのか?いろいろ考えましょう。
自罰タイプは自傷とか異食症とかが出ることも多いです。

依存攻撃タイプはミュンヒハウゼン症候群の一環での自傷。傷つくのは基本嫌なので人やペットへの攻撃に転移しやすい感じが多いかな。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
どっちみち、糞面倒なのでザックリ陳腐に片づけていいと思います_(┐「ε:)_

上記の回答(細かいストーリーが思い付かない時の返信の返信)

スレ主 ぼたん : 0 投稿日時:

そう思ったから皆様の解決方法を聞いてみようと思ったのですが……。

とりあえず弟を暴れさせて見ようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 細かいストーリーが思い付かない時

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元記事:文章に突き刺さるような衝撃が足りません& アスペルガーの作者がアスペルガーの進行を出すのはセーフでしょうか?

こんにちは。
なろうの方で小説を書いているものです。

『創作の腕を磨きたいなら、3人の師匠を勝手に持て。
そして 作風をひたすらトレスしろ』 というような言葉を聞いたことがあります。
僕も自分の師匠の胸に突き刺さるような 文章を見習って強いメッセージ性のある
文章を作りたいのですが、なかなかうまくいきません。
どんな文章なのか気になる方もいらっしゃると思うので、僕の師匠の文を例に挙げてみます。

1.少年少女前を向け 眩む炎天すら希望論だって 『ツカミトレツカミトレ』 太陽が赤く燃え上がる。
さあさあコールだ 最後にしよう 最善策はその目を見開いた オーバーな妄想戦線
感情性のメビウスの先へ

2. 君を救うためなら俺は何度でも死ぬ

3. かさぶただらけ荒くれた日々が
削り削られ擦り切れた今が
君の言葉で蘇る
鮮やかにも現れていく
蛹のまま眠る魂を
食べかけのまま捨てたあの夢を
もう一度取り戻せ

1.は自然の敵Pの『チルドレンレコード』で、2.は長月達平先生の『Re:ゼロから始まる異世界生活』で、3.が米津玄師さんの『ピースサイン』です。

誰もなかなか言えない言葉を効果的に強調し 心に突き刺さるようにうまく記述してるのが分かります。
「師匠たちの様に書けたらいいな」と思うのですが、どうしたらいいでしょうか?

上記の回答(文章に突き刺さるような衝撃が足りません& アスペルガーの作者がアスペルガーの進行を出すのはセーフでしょうか?の返信)

投稿者 サタン : 1

こうした例文というのは、おおよそ「私の好きな作品の例です」という形で参考になるものを挙げるのが当然ですが、これは、一つ大きな誤解が含まれることになります。

例えばですね、ベガさんがまったく知らないし興味もない、そんなジャンルの名台詞を並べたとして、ベガさんはその名台詞に「メッセージ性がある」「心に刺さるようだ」と果たして感じるでしょうか?

要するに、ベガさんはその作品の内容を知ってるから、「君を救うためなら俺は何度でも死ぬ」という台詞の意味がわかる=メッセージが伝わってくる、というわけです。
つまりこれ、物語(内容)あってこそなんです。
「好きな作品」はそれだけ思い入れがあったりするからなおのこと。

言ってしまえば、「その文章」それ単体では、大してメッセージ性もないし、普通の文章です。
ただ、内容を知ってればその文章の「背景」が見えてくるので、素晴らしい文章に思えるんです。
「突き刺さるような衝撃が足らない」と思うなら、その原因は「文章」ではなくて、「背景」つまり物語のほうです。
リゼロから抜粋した一文は、実は私は読んでないので詳しい内容は知りませんが、概要くらいは知っています。その概要から考えるに、「君を救うためなら俺は何度でも死ぬ」というのは作品の主旨をまるっと表現した一文ですよね。
何度も死んで、ループして、辛い思いをしてでも相手を救おうとしている。本編はそういう内容の物語だと思うんですが、違いますかね?
その「物語」が良いものなんであって、「文章」が良いわけではありません。
この例文の場合は、確かに主旨をコンパクトに表現していて秀逸だけども。別に心に刺さるような表現をしようと思って書いたわけではないでしょう。

歌詞の場合は、小説よりも込められる言葉の数が少ないので、フレーズ、つまり単語で似たようなことをしています。
1の例文は、少年少女ががむしゃらに行動して希望をつかみ取り、一気にゴールへたどり着き次のステージへ進む。そんな物語がイメージできます。
わかりやすい単語を置いて、その複数の単語から連想されるイメージで一つの物語が作れるわけですね。
そのイメージがすなわち「メッセージ」という事。
例えば偉人の名言なんかもそうだけど、その言葉から連想できる言葉の背景がある。
その名言を聞いて理解した瞬間、聞き手のほうがそういう物語を勝手にイメージしちゃう。

で、小説の場合はというと、小説には作者が決めた物語が存在するので、これをより強く強調することが大事だろうと思います。
歌詞や偉人の名言みたく「勝手にイメージ」されたら困るので、作者が考えた想定通りのイメージを強くしてもらう必要があるわけです。
行き当たりばったりで小説を書いてたり、雰囲気しか決めてない場合は、おそらくこのあたりでかなり悩むでしょう。
というのも、「こういう物語」という主旨が決まってないので、「何を強調した文を書いたらいいのかわからない」となるためです。
リゼロの場合はヒロインか誰かを救うためにループして何度も主人公が死ぬって話ですよね? だから例文みたいな台詞が出て来る。
こうした主旨が決まってなかったら、絶対にと言っていいほど、例文みたいな台詞は思い浮かばなかったろうと思います。

まとめると、
その例文は「文章」それ単体では、普通です。
ただ、「物語を凝縮した一文」なので、内容を知ってればその一文の意味が、書かれている事以上にイメージできる。
これによって読者は「それまでの過程」を一気に連想するので、この一文が非常に重いものになってくる。
つまりここで連想し印象に残る物語が強いほど、一文に強いメッセージ性を与えることができる。
要するに「物語」あってこそ。
こうした文章は、おおよそ話が盛り上がるタイミング、クライマックスか、読後感を深めるためのラスト数行か、あるいはこれから読む物語の雰囲気を知ってもらうために序盤へと配置することが多いと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文章に突き刺さるような衝撃が足りません& アスペルガーの作者がアスペルガーの進行を出すのはセーフでしょうか?

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投稿日時:

元記事:等価交換モノについて

こんばんは
『ショコラの魔法』『XXXHOLiC』のような、願いを叶える代わりに代償をもらっていくお店を舞台にした、いわゆる等価交換系の短編オムニバスに挑戦したいのです。(正直、かなり手垢がついたジャンルなのは承知しています)
そこで、基本設定を考えているのですが最低限決めなければならないことってなんでしょうか?
また、他にもアドバイスがあればよろしくお願いします。

上記の回答(等価交換モノについての返信)

投稿者 サタン : 0

最低限決めなければならない基本設定は、まず物語を考えて「その物語に必要な設定」ですって答えになります。
なので、「◯◯みたいな話を書きたいな」くらいのフワッとしたイメージでは、最低限は見えてこないと思う。

一応、XXXHOLiCの場合は、まあ読んだのだいぶ前だからうろ覚えだけども、
一話目で主人公ワタヌキが「願いを叶える店」で働くことになった、というエピソードがある。
これは「労働」が「対価」という事で、「代価は金銭ではなく、等価の何か」という設定を主人公が身を以て体験したというエピソードでもある。
つまり、「対価は等価の何かである」という設定を説明したエピソード。
そして二話目は、確か「嘘つきの客が酷い目に合う話」だった気がする。
これは「約束を破るとどうなるか」ということを事例をもって紹介してるエピソードとなる。
つまり、「約束を破って願いが叶わなくなると、こうなる」という設定を解説している。
……XXXHOLiCの場合ここまで突っ込まなかったけど、これは主人公が労働をサボるとどうなるかってことがわかる事例でもあるので、そっち方面で展開するってこともあると思う。

まあつまりこのように、短編の一話完結だと「設定」をテーマにしてエピソードを組み立てる形式が多いと思うので、そもそも参考にする既存作を読んで「1話目、2話目、若いエピソードから順番に、どんな設定を書いているか?」と読み解いていけば優先順位はわかってくる。
これはあくまでXXXHOLiCの一例であって、正解ってわけじゃないのは注意してほしい。
例えば「代価は等価である」という設定ではなく、「この店が人の願いを叶えるのはこういう理由」って設定を一話目に持ってきてもいい。「等価」の設定はサラッと触れるだけでも別にいいわけだし。
こうした構成、エピソードの組み立ての如何によっても設定の優先度は変わってくる事なので、「最低限」というのはそもそも話がないと最低限も何もない。って回答です。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 等価交換モノについて

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投稿日時:

元記事:三人称複数視点の小説においてプロローグだけ一人称にすることについて

はじめまして 三上と申します。
人称について質問させてください。よろしくお願いします。

私は一人称の短編しか書いた経験がありませんでしたが、今回初めて長編に挑戦しようと思っています。
地獄少女のような、主人公と他数人以外は一話毎に登場人物が変わる形式を予定しています。
三人称で視点は主人公と各話毎のメインキャラ一人の半々です。
プロットを作り終えてプロローグを書いたのですが、主人公の境遇に深く関わる内容のため心理描写を多くすると一人称の方がしっくりくるプロローグになりました。
本編は三人称で、プロローグのみ明らかに主人公視点と推測できる一人称にすることについてどう思われますでしょうか。
人称を混ぜるのは御法度と聞きますが、プロローグのみならどうなのかご意見が頂きたいです。

上記の回答(三人称複数視点の小説においてプロローグだけ一人称にすることについての返信)

投稿者 手塚満 : 0

あまくささんがNo: 2で簡潔に、

> 1)読者が混乱しやすい。
> 2)人称や視点が動いたときに、感情移入がリセットされてしまうおそれがある。

とおまとめなのに感じ入りました。似たようなことは考えたりはするんですが、こういう風に2大難点としてまとめることはできてませんでした。

私もご質問文の「人称を混ぜるのは御法度と聞きます」は非常に違和感あります。減点されるルールなんかではちっともなくて、コツの1つに過ぎないわけですから。分かりにくい、読みにくい小説があったとき、往々にして見つかる共通点の1つが「視点移動」ということに過ぎません。

弊害は既にいい解説がありますので、ちょっと違う点について回答を試みてみたいと思います。

> 主人公の境遇に深く関わる内容のため心理描写を多くすると一人称の方がしっくりくるプロローグになりました。

冒頭の内面語りなのであれば、よほどに上手い人でないと高確率で失敗するパターンではないかと思います。

作者はもう主人公についてよく知っています。話を作ったんだから当然ですよね。だから、主人公がいろいろ物思いにふけっても、実感がわき、共感もできる。主人公が単に寝そべって溜息ついても、魅力を感じたりもする。

ですが、読者はどうか。シリーズものの途中でなかれば、冒頭では主人公とは赤の他人状態です。どんな性格、経歴、境遇等々、全く知らない。物語世界も知らない。

そういう状態で読み始めて、心理描写主体の語りを聞かされて(読まされて)、興味を持てたり、面白いと思えるかどうかです。まず無理です。どんなキャラがそう言っているか、の「どんなキャラ」が抜け落ちていますので。

勢い、何を語っているかで魅力を出すしかない。が、非常に難しい。赤の他人つかまえて話を聞かせてみて、2人に1人は感心される自信がある人は、そうそういないでしょう。自信はあっても、やってみて失敗することが多い(自分の話は自分にとっては他人の話の20倍くらい面白いとか、いろいろ理由あり)。

本編開始にどうしても必要であり、かつ面白い語りにできるんなら、プロローグの一人称内面語りを入れてもいいとは思います。

ですが、高確率でブラバされることも念頭に置いておく必要があると思います。冒頭の一人称内面語りを避けられないか、工夫を凝らしたほうがいいと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称複数視点の小説においてプロローグだけ一人称にすることについて

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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