小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

読むせんさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

 連投すみません。オミクロンです。前回の質問でご指摘いただいた部分は鋭意見直し中です。

 さて、今回は前回よりもう少し踏み込んで、全体のストーリーと主人公の大まかな言動についてまとめました。少々長くなりますが、それに関する批評をお願いいたします。

ジャンル:異世界転移、精神成長もの、チート要素あり

【起】
 日本で高校2年生だった主人公は、落ちこぼれの烙印を押されていた。本人が怠惰なわけではなく、どれほど努力を重ねても結果が大きく実らないというものだった。更に本人の性格が努力至上型だったため、いつの間にか諦念に塗れて塞ぎ込んでいた。そこで突如として異世界に召喚される。

 同級生も十数名召喚されていた。才能が可視化され、身体能力と技能が数値化された世界においてさえ、その世界独自の忌み嫌われる【規格】を保持していたせいで牢獄行きになる。完全に諦め命を捨てようとした瞬間に、もう一人の罪人(元天才錬金術師)から禁忌の技術を手に入れる。

 それは【規格】を持つ者のみが、他者から才能と技能を奪えるものだった。しかし致命的な欠陥があり、双方の同意を得なければ奪えないという残酷なものだった。それでも主人公は自由になるという夢をかなえるため、異世界で出来た二人の師を同意のもとにその手で殺め、異世界の旅を始める。

【承】
 旅の過程で主人公と仲間たちは複数の国を巡っていく。仲間と共にダンジョンに挑み、時には異世界(地球)の技術をフル活用して大儲けする。また、その強さと行動力を称えられ高位の冒険者に認定される。(要は異世界転移モノのなろう小説みたいな内容です)

【転】
しかし、二人目の師を殺めた時点で手放そうと決めたはずの技術は、不幸な事故によって有効に活用されいていく。(技術の行使は作中5回)危機感と恐怖を抱いた主人公は、技術を封印しようとする。だが、高位冒険者になったことを滞在中の国に利用され、いつの間にか片思いしていたヒロインの一人をその技術によって手をかける。

 失意のどん底に陥りながらも、それでも夢を諦められない主人公は2周目(物理的な意味)の旅に出かける。(シナリオ上世界そのものが狭い設定です)その最中で陰謀に巻き込まれそうになった同級生と幼馴染を救ったり、仇のある国(主人公らを召喚した国)への戦争準備に協力したりする。

 2周目の終点間際で、幼馴染がやむにやまれず件のヒロインに致命傷を負わせた事実に気が付き、自身のほんの些細な機転で回避できたことを知り発狂する。自身に完全に失望した主人公は、かつてと同じように塞ぎ込み始める。

【結】
 その危機を救ったのは死んだヒロインであった。ヒロインは主人公を罪悪感の鎖から解き放ち、主人公は再起する。

 それまでに行ってきた仇の国への工作の結果、その世界では初となる人類同士の世界大戦が勃発する。(他の国も仇の国と戦う理由はあります)そこで再起した主人公は英雄的活躍をする。仇の国は周囲を他の国の連合軍によって包囲され、滅亡する。

 その滅亡と同時に黒幕が登場し、今度は全人類対黒幕の戦争が勃発する。(黒幕に関しては序盤から布石や伏線を張っています)黒幕と主人公の一騎打ちの果てに、主人公は望んでいた自由とは何だったのかを理解し、黒幕に完全勝利する。

 二つの迷いを完全に克服した主人公は、望んだ「自由」を手に蘇生したヒロインと共に生きていく。(蘇生に関することも布石を置いてあります)

【承知している問題点】
シナリオ上必要な仲間のサブキャラの犠牲が5人いる事。しかもその殺害描写をしっかりと書いていること。また間隔が短い為、使い捨てにしていること。

物語の構成上【転】の部分でもう1周世界を回るため、必然的に長く(全体の3分の1ほどに)なり、どうしても重苦しくなること。

【主人公に関して】
 主人公の性格として、基本は自己中心的だが、悪意をもって行動することは滅多にない。周囲の事情を鑑みることが出来る。頼まれたら中々断れない。それでいて決断が甘いときがある。人情に入れ込みやすい為、出会った敵以外の人間を見捨てることが出来ない。

 矛盾しているようですが、自らの欲求を叶えると同時に他者の利益も考えるwin-winを重視する人間といった感じです。

 長くなってしまいましたが、ご意見のほどよろしくお願いします。

上記の回答(現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さいの返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

 はい先生、めっちゃ申し訳ないですが私は絶対読まないっす。
 
私の好きななろう作品は一本もアニメ化してないからあれですし、「趣味悪すぎ市ね!!」とか言われる方ですが(-_-;)・・・・・バシバシ突っ込ませていただきます。

嫌な予感がするOR不快なら男のロマンが分からんのです。とか、流してください・・・マジでふるダークになると思う
=========================
◆本人が怠惰なわけではなく、どれほど努力を重ねても結果が大きく実らない。
↑なぜ? 
 努力至上型は、努力の方向音痴が多いから設定的にOKだと思います。
野球をしたいはずの奴が、なぜか競技登山部に入部して違うアルプス行く羽目になったやつクラスにいたし……。ただ、やっぱり身につくものはあるので意外と奇妙な形で結果でるかと。
 で、『努力が大きく実らない』なら『そもそも楽な努力しかしていない』か『求めるレベルが高すぎる』などの可能性があります。前者なら元々主人公は無自覚怠け者(内的要因)ですし、後者の場合、身近に天才がいる可能性(外的要因)があります。
作者的には理由をどれにしたい設定ですか?環境?優秀すぎるライバル?性格?

◆努力至上型だったため、いつの間にか諦念に塗れて塞ぎ込んでいた。
↑おかしくね?
 主人公が努力至上型で、努力しないで結果を出せるライバルがいるというシチュを仮定して、主人公そんな簡単に諦めきれるの?
 私ならまず恐怖を覚える。発狂する。だって信じていた神様が偽物だったようなものじゃないですか。
主人公の性格はおそらく悪いでしょう。
「お前が努力しなかったから悪いんだろう?」とかナチュラルに言って相手をフルボッコにするのが努力家よりだって重い【努力至上主義者】ですから。
 人に主義を押し付けず、自分には厳しい【努力至上主義者】でも、やっぱりクラスメイトを内心馬鹿にしていると思う。「勉強できないのも、デブなのも努力が足りないからだろww」みたいな。
 なので第一段階として
「努力は報われないといけないんだ(強迫観念てきに固執する)」とか
「あいつは俺の見えないところで死ぬほど努力しているはずだ、そうじゃないとおかしい(相手が同じ努力至上者だと投影する)」とか
「あいつ、不正をしたんだそうに違いない(相手をおとしめることで自分の正当性を守る)」とかの思考パターンが先になると思う。
 壊れるのも諦めるのも、まずそこからだ。

身体能力と技能が数値化された世界に自分の努力が数字的にコミット(笑)する!!と息巻くも結果は規格外。で主人公の性格の悪さに、クラスメイトは地味にキレていて、投獄の際は異世界トリップ仲間とかに
「なら努力して規格から脱出しろよ」とか
「努力しろ努力しろって人の努力を見下しといて、あんた努力以前のレベルじゃん」
「お前には努力する才能がなかったってわけか、納得」
とか言われて絶望する方が流れてきにそれっぽくないかな?

◆完全に諦め命を捨てようとした瞬間に、もう一人の罪人(元天才錬金術師)から禁忌の技術を手に入れる。

技術めぐんでもらった程度で中止するような軽い衝動でじさつしようとしてんのか主人公・・・・女子かよ。

 ここは掘るべきだと思う。ここで主人公は『努力至上主義を諦める』気持ちになり、それによって【才能至上主義】か【努力放棄型】とかになり、他者から才能と技能を奪える気持ちを抱けるようになる(奪えるって言われても、自分の立場なら、そんな倫理感0で人から能力を気軽に奪える?)。

◆異世界で出来た二人の師を同意のもとにその手で殺め
 これの対処は簡単。二人がどうあっても助からないレベルの致命傷を敵から受ければいい。
 処刑されそうになった主人公を無理矢理助けに来てくれて、死にかけの師匠たちから笑って「持っていけ、馬鹿弟子「これやるから、俺の分まで笑って生きろよ」とかもありだし、
 化物の群れに召喚先の城が襲われ、囚人を置き去りにして(囮?)にして撤退。踊り食われが確定した主人公のもとへ師匠二人が命がけで助けに来てくれるとかもいいと思う。
 とくに後者なら意識がある死にかけた兵隊さん達とかから恵んでもらえる可能性が高い。主人公の好感度がものを言うけど。

========================
◆重苦しくなること
承か転から始めたらいいと思う。
ヒロインとかがダンジョンでピンチ、主人公が助ける(この時点で主人公は恵んでもらいまくったスキルで無敵状態)クラスメイトと一緒にいるなら、彼らにはスキル隠してみんなの荷物持ちとかアシスタントしとけ。

それならクラスメイトに師匠のスキルを見られる
「おまえスキル使えないはずじゃん!?」
「ってかそのスキル・・・うちらの師匠の」
「やっぱり!!みんな気を付けて!!主人公は強奪スキル持ちだ!!」

、主人公が強奪スキルに目覚めたこと、そのスキルで師匠を殺し奪った事実(のみ)がヒロインと読者に開示される。
主人公とクラスメイト、ヒロインのチームが完全に解散になる。
クラスメイトの何人かはガチ敵対し、主人公をめぐる悲劇のトリガーになる。

承→転→起(過去の回想)→転の中、ヒロインの死)→結

これでめくるめくダークてんか~い(笑)

◆主人公の矛盾している性格
 長らく『努力至上主義』だったから、頑張る人に報われて欲しい気持ちが大きい。
召喚当時、努力至上主義という中二病をこじらせまくり真っ盛りで、クラスメイトの事情にクチバシ突っ込みまくり見下しまくりだったのを恥じていて周囲の事情を鑑みる癖がついた。
 他でもない師匠たちに人情をかけてもらい努力を認めてもらったり、あまつさえ命とスキルまで与えられた自身に負い目があり、強迫レベルに人情に入れ込みやすい

とかかなぁ

・・・・・・ここまでくると原作完全ブレイク設定ですね!!すいません!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

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元記事:このあらすじで物語の雰囲気が掴めるか教えてください

 度々申し訳ありません。オミクロンです。皆様の数々の提言、非常に為になっています。今回も皆様のご意見を賜りたく、投稿させて頂きました。

 さて、今回の内容ですが、物語の概要であるあらすじとタイトルに関する相談です。タイトルとあらすじだけで大体の読者様は読むか読まないかを決定します。下記に記載させていただく物語のタイトルは興味を引くものでしょうか。あらすじは筆者が展開する物語の雰囲気を大まかにでも伝えられているでしょうか。ご意見のほど宜しくお願い致します。

タイトル
持たざる者が「自由」を手に入れるまで

あらすじ
 何でもいい。何かの才能に恵まれて、それを使って自由になりたい。努力が実らない自分の唯一の願いだった。その願いが諦念に飲まれる寸前、異世界転移が起こる。起死回生のチャンスだと、異なる世界の規格に縋った結果は余りにも残酷だった。

 才能が可視化され、技能と身体能力が数値化された世界において押された烙印、【持たざる者】。才能がないのに、才能がなければ何の意味もない無限の可能性だけしかない存在。絶望に飲まれ、放り込まれた牢獄で命を断とうとした。だがそのときに一つの提言が道を開いた。

「奪えばいい」

 相手が善意で口にしていてなお悪魔の囁きだった。親しい人間から奪うなど言語道断だ。だがそれを重々理解し、良心の呵責に苛まれてもなお余りにも魅力的な言葉だった。そして自分は――――その手を取った。

 これは己の手が望まぬ親しき血に塗れてもなお、それでも、それでも諦めきれないと無様に惨めに足掻き続け、その果てに望んだ「自由」を手にした自分、水無月翔仁の物語だ。

※物語の大まかなプロットについては前回の質問を参照して頂ければと思います。

上記の回答(あー・・・)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

頑張っても、なぜか努力が実らない主人公、水無月翔仁。
彼はある日、才能が可視化され、技能と身体能力が数値化される異世界にクラスメイト共々転移してしまう。

———もし自分の才能が分かったら、その才能を一心に磨いて、努力を一点に注いで、そして「夢」を叶えたい。

異なる世界の奇妙な仕組みに希望を見出した翔仁だが、結果は余りにも残酷なものだった。
何のことはない、翔仁は皮肉にも稀有な存在。どれほど努力しようと芽吹き、育つべき才能が『絶無』な【持たざる者】だったのだ。

知ってしまった真実に絶望する彼へ悪魔はささやく

「持たざるならば、奪えばいい」

翔仁は、その手を掴んだ。
 
これは己の手が望まぬ血に塗れてもなお、望んだ「夢」を掴もうと足掻く簒奪者の物語。

【持たざる者】の簒奪紀行

・・・長いし、数値化されるならタイトルに数とか入れたいよね。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: このあらすじで物語の雰囲気が掴めるか教えてください

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元記事:視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さい

 毎度すみません。オミクロンです。今回も拙文に対して評価を頂ければと思います。今回は実際に投稿予定の1話分の本文を、そのまま小説投稿・短編の間の方に投稿しました。
 
 作者名はこの名前で、タイトルは2章1話「果て無き道を往く」です。今回主に評価して頂きたいのは、以下の3点になります。

1:たった5000字未満で視点移動が3回起きているが、それが誰の視点でなのか。いつ視点移動が起きたのか。ということが、分かりやすいかどうか。(今回は敢えて2行の空行を入れています)
2:同じく5000字未満で時間が明確に経過しているが、それが分かりやすいかどうか。
3:地の文の内容や説明、描写はくどくないか。説明過多だったり、逆に不足しすぎていないか。

 以上です。もちろん他の内容に対する批判やご意見も歓迎しています。よろしくお願いします。

上記の回答(視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さいの返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

流し読みさせていただきました。まず皆さんがスルー出来ている3の部分で私はつまづいちゃいますね~。
くどい、なんかしつこい。
=====================

王都から歩き始めている。→自分は今王都から真東に向かっている→実は少しだけ街道からそれた草原を進んでいる。

なぜ?→この世界で一人旅は危険だと本能的に感じたから
なぜ?→ 理由は二つ→一つは魔物と遭遇するから→なら街道に居たほうが魔物と遭わず安全だと思うはず
なぜ?→そう。何より生きている人間が怖かったのだ
====================

という感じで前に進みゃあいいのに、いちいち同じ議題のところまで戻って、同じ言葉を繰り返しながらルート分岐よろしく違う理由も追加して説明していっている感じ。

俺はケーキを食べている→桃のケーキだ→普通なら素直にイチゴのケーキを頼めばいいのに→あえて桃のケーキを頼んでいる。→桃のケーキのほうがいいと感じたからだ→理由は二つ

みたいな?

前に別のシーンを軽く読ませてもらった時も、なんか詩的な印象を受けたのですが・・・・韻を踏みたいとかリズムを大事にしている感じですか?
そうじゃないなら

==============

自分は王都から東に向かって、あえて街道から少しそれた草原を進んでいる。

理由は二つ。一つ目は魔物と遭遇するからだ。なら街道に居たほうが魔物と遭わず安全だと思うだろうか?それが二つ目※1。自分にとって魔物より、生きている人間の方が怖かったのだ。

=================
とかにすれば、かなりスペースが空くと思います。

※1これ大事、理由がぼやけるからきっちり『二』と書いた方がいい。それか二つなんて具体的に書かず、ただ「この世界で一人旅は危険だと本能的に感じたから」とかで止めといて、魔物フラグや盗賊フラグに直結させた方がいいと思います。

その一方で
============

ダンジョンの外には朝と夜がある。当然のことだというのにとても新鮮に感じられた。
 体感で分かったことだが、この世界の気候条件と時間感覚は地球と大して変わらないようだ。
==================
とか、個人の感覚を表現する言葉や説明は、むしろ簡素で分かりやすく、それでいてドラマチカ(むしろエモいとかいうやつか?)な感じ。素敵だと思う。

あと、個々の文章がやたら短い。毎回キッチリ35~6文字で収まって、次の文章は一段下げて書くせいでぶつ切りに感じる。
説明要素が多いシーンだからこそ、もうちょい長文グループにして塊表記で詰めた方がいいと思いました。

続き読んできます

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さい

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元記事:視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さい

 毎度すみません。オミクロンです。今回も拙文に対して評価を頂ければと思います。今回は実際に投稿予定の1話分の本文を、そのまま小説投稿・短編の間の方に投稿しました。
 
 作者名はこの名前で、タイトルは2章1話「果て無き道を往く」です。今回主に評価して頂きたいのは、以下の3点になります。

1:たった5000字未満で視点移動が3回起きているが、それが誰の視点でなのか。いつ視点移動が起きたのか。ということが、分かりやすいかどうか。(今回は敢えて2行の空行を入れています)
2:同じく5000字未満で時間が明確に経過しているが、それが分かりやすいかどうか。
3:地の文の内容や説明、描写はくどくないか。説明過多だったり、逆に不足しすぎていないか。

 以上です。もちろん他の内容に対する批判やご意見も歓迎しています。よろしくお願いします。

上記の回答(視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さいの返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

で視点移動の切り替えポイント2回目から、

惜しい。惜しすぎる。あちこちキラッとする、いい場所があるのに、無駄にごちゃごちゃ詰めたり、欲しいとこ削ったりで素材の味を殺しまくっている印象です。
===============
 彼らはこの街道を拠点とする小規模な盗賊だった。
 短剣使いの子男と斧使いの大男、弓矢使いの女が二人、そしてリーダー格である男の五人組ではあるが、彼らには荷馬車や輸送団を襲撃する能力はない。狙いは専ら三名程度までの旅人だ。
 だがここ一週間ほど獲物に恵まれず、資金の目減りが目立ち始めていた。飢餓の恐怖と苛立ちから、彼らの心中は穏やかではなかった。
そんな時に、その旅人はひょっこりと姿を現したのだ。
 
「見なよ。念願の路銀様が現れてくれた」

 一匹しかいないけどね、と【遠目】のスキルを持つ女が告げる。

「あんまり金持っていなさそうだな・・・まあ殺してから探ればいいか」

リーダー格の男は躊躇なく殺害の意思を固めた。
 彼らの日常において殺人はごくごく当たり前のことで、殺される方が悪いとまで感じている。男は仲間達にいつもの連携を指示し、独り獲物である旅人へと近づいていった。

「よう兄ちゃん。悪いけど俺らの路銀になってくれよ」

 獲物は多いのほか若く、まだ少年とでも呼べそうな幼さのある青年だった。
男は返答を待つこともなく青年に切りかかる。男の剣術スキルレベルは2で、チーム内最高だ。淀んだ殺意に濡れた剣が青年を襲う。
=======================
とかを希望したい(笑)

まず盗賊団に過去形(だった)という死亡フラグというを着けてほしい。その時点で読者に「あこいつら死ぬな」という覚悟を。
 更に団員と人数が分かりにくいので山賊に奇襲を成功させたいフラグとかじゃあないなら人数を明確に表記して欲しいな。
ついでに主人公めっけたフラグもね。

 旅人の人数表記は欲しい(主人公であることを確定させる目的)。あとここで主人公の姿や雰囲気を客観的に表記できるから、いれたいなら今だ。
リーダーのセリフに殺意を感じないので殺意アピールくれ
後ここで気になったのですが、このバトルシーン、主人公視点とリーダー視点がごちゃになって存在してる。切り替えポイント3回どころか5~6回はあんで?
ので
================
短刀使いの男が、その背後から首を掻っ切ろうとする。青年は拘束される前にバック宙で男ごと飛び越し、盗賊全員から距離をとった。
 なぜ青年が———【持たざる者】の翔仁が、ここまで余裕をもっているのだろうか。
================
という場所&やり口でリーダー主体の三人称から主人公主体の三人称に切り替えるとかはどうでしょう?
次のスイッチは
===============
 翔仁は財布を拾うと、銃をショルダーバックに手ごと突っ込んで収めて嘆息した。

「盗賊稼業はほどほどにな」

 青年はそう言って男の返答を待たず、決して剣の間合いに入らぬように弧を描きながら通り過ぎる。男は命が助かったということに安堵しつつも一つの欲が生まれた。

 4名を一瞬かつ一方的に殺戮するほどの武器を青年は持っている。もしそれを手にすることができれば、一人でも生きていけるのではないのかと。そして男は最悪の決断をした。
「死ねぇ!」
 男は剣を掴んで瞬時に立ち上がる。背中を向けている青年の首を狙って剣を振るうが――――
=================
あたりかな。
リーダーは翔仁の名前も銃という言葉も知らないから両方使わないのがみそね。
銃という言葉をスイッチにするのもありだと思います。

作者さん的切り替えポイント3回目はこれでOK。ほどよい後味の悪さと世界の美しさががコントラストになっていい感じ。前半のやたら韻を踏みまくった同じサイズの文節群とちがい、ほどよくばらけた感じが読みやすかったです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 視点移動、地の文、読みやすさの評価を下さい

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元記事:人気作品の設定と類似してしまった設定について

初めての投稿失礼致します。

私は数年前から創作ストーリーを考えているのですが、そのストーリーの重要な設定が、人気作品の設定と類似していることに気がついてしまいました。

私が考案中のストーリーは、魔物退治の旅をして、自分の目的を達成しようとする少年少女の物語です。
そこで登場する魔物『モマ』の設定が、人気楽曲『千本桜』の小説版に登場する怪異『影憑』と設定がそっくりだということが判明しました。

モマと影憑の類似点

・夕方から夜にかけて現れるが、夜は力が強くなり過ぎるので、戦うなら夕方のうちに

・様々な形態をとるが、基本的に黒い

・退治に使える武器が限られている

・人に取り憑いた場合、精神の変調をきたす

モマと影憑の相違点

・影憑の勢いは国を滅ぼさんとするほどだが、モマの勢いは街の死者が増えるほど。しかし拡散すれば脅威。

・影憑に対抗できるのは神を身に宿す『神憑』と神憑が顕現させる神器だが、モマに対抗できるのは『清めの術』をかけた武器もしくは術者。武器の使い手に条件はない。

ここまで他の作品と重要な要素が似通ってしまった場合、設定の大幅な変更もしくは削除をした方が良いのでしょうか。

どうか助言をお願いいたします。

上記の回答(人気作品の設定と類似してしまった設定についての返信)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

質問が半年前だ・・・まぁいいか(;´∀`)。他の方も行ってらっしゃるようですが、【べつにいんじゃね?】ですね。

モマと影憑の類似点
・夕方から夜にかけて現れるが、夜は力が強くなり過ぎるので、戦うなら夕方のうちに
・様々な形態をとるが、基本的に黒い
・退治に使える武器が限られている
・人に取り憑いた場合、精神の変調をきたす

この類似点って、設定的に【現代ファンタジー(伝奇)物における敵対する幽霊や妖怪(モンスター)が持ちそうな特徴トップ10】みたいなもんですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・

お化けって夜に出るイメージがありますが、昔の人は夜はかなり早く寝ちゃいましたから異形と遭遇するには夕方(お化け的には早朝くらいのイメージだと思う)ってのはあるある。
逢魔が時やらたれそかれ時ってやつは海外でもトワイライトという言葉で不気味イメージとして割と使う。お化け的には早朝くらいの時間だと思いますね。

・・・・・・・・・・・・・・

特殊効果のある何たらでしか討伐不能ってのもあるあるです。

 聖水とかは成分的にそこらの水に塩をちょっと入れて神にささげて聖別したもの。
 お神酒なんかは酒を神様に捧げたお下がり。神の飲んだ分、神気が入ったもの。
 神憑きってのは『自分の肉体』を酒や塩水代わりに神様にささげ、神さまの御下がりとなることで体に神の気が残っている状態になっている系ですよたぶん。ノリとしては。(設定上神憑きはリスクがあり神に何かを奪われていく、寿命が短くなるとかがベタやね)
 河童除けに仏壇にささげた仏様のご飯を頂くといいってのもありますね。このばあい仏様が守ってくれるのか、食べた人が仏様と区別がつかなくなるのかは不明ですが。
・・・・・・・

身もふたもない言い方ですが、モマも憑依の設定も、オカルトあるある知識が行き着く終着点みたいなもので、わりとありがちです。

むしろ皆行きつく、だいじょうぶ。

ファンタジーってそういうものらしいです。エルフはエルフ、アンデッドはアンデッドで漠然とそんなもんだからそんなもんでいいんだよ的な。

SF(サイエンス・フィクション)やホラーなんかは、エルフのルーツを探るとか、なぜモマは人に害をなすのか、特定のものでだけ攻撃可能なのかとか、理由や法則を見つける研究、究明アプローチが重要で、真実と真相、謎に近づくことがメインになる。

だが! 少年少女の! 友情アクション活劇には! 別に! 全く! いらんっ!!

むしろ妙に凝った設定にしすぎて説明がむずかしくなったり読者が理解不能になるより、理解しやすくとっかかりやすい内容と言えるでしょう。

ペルソナとか、ほんまそんな設定ですよ。

ただちょっと違うよアピールのために軽くSF要素———3次元に生きる人間が認識できない25時という異次元だとか、特定のタイミングで異次元につながるテレビだとか、心という異次元に迷い込むことができるアプリケーションだとかーーーをスパイスに利かせているだけです。

もし、モマの設定が自分的にすごい頑張ったポイントなら難ですが、作者さん的に主人公に格好良く倒してほしい敵、ていどの設定ならそこまで嘆く必要はないですね。

モマをもっと大事にしたい、物語の軸にしたいなら、モマへのアプローチや攻撃手段を変えるといいかと思います。

・・・・・・・・・・・・・

めんどいから言及しませんが、怪奇現象は衛生学、次元などの自然科学や数学、動物や生物とみなしての生態学、よくわかんないけど経験上こんな感じでどうにかなる的な統計学、神学や哲学など心理学的なアプローチなんかもできます。(あと神霊アプローチとか)

モマの設定は、経験上こんな感じでどうにかなる『統計学』でのアプローチでできているよう思います。
ほかの学門サイドで設定をこねこねすれば、別の解釈を持つモマに改造できるとは思いますよ。

まぁ楽しく書くのが一番です。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 人気作品の設定と類似してしまった設定について

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元記事:色々

こんにちはお久しぶりです。色々あってなかなか小説がかけない時期でした。
今回キャラクターの設定に関してわからないことがあるので質問します
1:自分キャラクターの設定をなかなか「これできまり」というのがなかなかできず、自分の中で流行ったものを詰め込んでしまうことがあります。どうすればそのくせをなくすことができるのでしょうか?

2;キャラクターが負けたりするのがあまり好きじゃないのでどうしても弱点とか弱い部分がかけません。どうしたらかけるようになるのでしょうか?

3;キャラクターを考えるときどうしても似たようなキャラを作ってしまい誰が誰になるかわからないときがあります。性格や会話が似たようなもんだったりと被ってしまうことがあります。どうしたらいいのでしょうか?

複数の質問で申し訳ございませんが何卒よろしくお願いします

上記の回答(色々の返信)

投稿者 読むせん : 1

123,あ き ら め ろ \(^P^)/

とりあえず自分の癖を自分で認識できた点だけでも大進歩です。
無自覚だと、なにが原因か分からないまま失敗し続けるので、もう荒らしにしか成れなくなりますからー。

理想を言うと、読者に聞いてみるのが良えねんけどね。
読者が
「作者さんって○○展開好きだよねー」
「分かる(笑)だが、そこが良い」
「そう?俺は正直、苦手だわ」
「じゃあ、アンタなんで読んでんだよ?」
「△△が、めっちゃ好きだから」
「そこか」
「それな、アンタ趣味いいわ」
「今のところ○○嫌いより△△が好きなのが上回ってる」
「私は逆。△△アンチだけど○○が好きすぎて許せる」
「そっちかー」
「ソレナー」
とか言ってくれると、自分では観測できない作品傾向や自分の姿が客観的に見えるし、みてくれている人の嗜好もさぐれて便利なんだよね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 色々

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投稿日時:

元記事:おっさん主人公の存在意義

 はじめまして、こんにちは。タイトルにもある通り、いわゆる「なろう系」と呼ばれる作品の中ではおっさんと定義できる年齢の男性が主人公の作品が数多く存在します。現在の流行からは少々外れていますが、一時期はおっさん物の小説がランキングを埋めていました。
 そこで、何故おっさんの主人公が流行したのか、主人公をおっさんと定義できる年齢の男性にする理由や魅力とは何なのかという疑問が私の中に浮かびました。しかし、当方自身はまだおっさんと呼べる年齢ではないので、自分で考えるのにも限界を感じます。なので、この疑問について皆さんのご意見を伺いたいです。

上記の回答(おっさん主人公の存在意義の返信)

投稿者 読むせん : 3 人気回答!

おっさんは英雄でも成功者でもないからです。

老人なら多少学んだ事も特殊経験値も有りますが、おっさんは大した業績も上げられず平凡に老いた自分の姿になります。

つまり平凡主人公の亜種。しかも「平凡すぎて逆にユニーク個体」とかではない、正真正銘な量産型平凡です。

平凡なオッサンだって夢くらい見たいんだよ(笑)

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: おっさん主人公の存在意義

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:自分の小説に他の作品の要素(種族、アイテムなど)を入れたい場合、それはOKかNGか、また位置づけは何になるか

もし仮に、自分の作品にドラゴンボールのサイヤ人と同じ「サイヤ人」という設定のキャラクターを出したい場合、それは大丈夫なのでしょうか?
また、その作品は作者が二次創作のつもりでなくても二次創作の内に入りますか?
(もしくはクロスオーバー?)

上記の回答(自分の小説に他の作品の要素(種族、アイテムなど)を入れたい場合、それはOKかNGか、また位置づけは何になるかの返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答!

程度によるし、拝借するアイディアにもよる。
例えば完全にオリジナルの能力とキャラを出したとしても、「悪魔の実の能力者」という設定だったら、二次創作ですらないパクリ作品。
原作の能力やキャラが出てこないことが、逆に「二次創作ですらない」にかかってくると思う。
しかし、これが「どう見ても悪魔の実の設定だけど、名前が違う」だと、能力もキャラも物語もオリジナルなので、これはオマージュの域。原作に敬意を払えばまず問題にはならない。
二次創作でもパクリ作品でもなく、オリジナル作品に人気作品のオマージュがある、という形になると思う。
ただ、原作とはまったく関係ない場所を舞台にした二次創作と最初から言ってるなら、面白い試みではあると思う。

一方で、「スカウター」という道具を出す場合、その効果も名称も同じだったとして、まあ指摘は入るだろうけど特に気にされない、と思う。
二次創作ではないしパクリと言われるだろうけど「ドラゴンボールに出てくる道具をパクった」だけで「ドラゴンボールをパクった」わけではないので、あんまり非難されないというかむしろネタになる程度の、やはりオマージュの域ではないかなと思う。主にギャグ系でこういうのはよくありますよね。

>それは大丈夫なのでしょうか?
基本的にはNGとされることが多いと思う。
例の「サイヤ人の設定を出したい」という場合、それ以外の設定は独自のものであるなら、そもそも「サイヤ人」を出す必要性がない。
設定的に魅力があるから借りたい、と思うのであれば、それは設定を借りるだけなので名称を変えたってなんの影響もないハズ。
設定にしても「サイヤ人っぽい戦闘民族」であれば良いはずなので、「サイヤ人」そのものをまんま出す必要性がないと思う。

例えば「別次元から戦闘民族がやってきて、彼らはサイヤ人と名乗ってる」みたいなジャンプのゲームみたいな設定であるなら、「サイヤ人」を出す必要性はあるし、それはクロスオーバー作品でしょう。

ただ、まあ、創作ってアイディア次第ですからねぇ。私がいくらココで想定しても、それ以外のアイディアは山程あるわけで、例外も山程あります。
例えば、ウルトラマンやバルタン星人のような特徴的なキャラクターなどは「名前が違えば良い」というわけでもないし、そして物語が不思議の国のアリスよろしく「主人公の夢の中の出来事」とか「誰かの空想が具現化してしまった」とかって設定なら、既存のキャラクターが出てくることには必要性がある。
更に、それは既存のキャラは出てきているけど、クロスオーバーでも二次創作でもない、と判断されると思う。

既存の作品の要素が出てこないと書けない内容であるなら、出しても問題ないと思う。
でも、個人的な見解で言えば、可能な限り出さないほうが良いと思う。
「既存の作品の要素」でなければならない理由や必要性がないのなら、それはあくまで「既存の作品の要素を参考にする」にとどめて、ご自身で考えたほうが良いと思う。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 自分の小説に他の作品の要素(種族、アイテムなど)を入れたい場合、それはOKかNGか、また位置づけは何になるか

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