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三毛さんの返信一覧。最新の投稿順4ページ目

元記事:スペオペ小説のプロットについての相談です。の返信

あらすじのようにのせられても、あまりアドバイスがしにくく長いので
目が滑って内容が余り入ってきません。プロットとしては面白いのではないでしょうか。

上記の回答(スペオペ小説のプロットについての相談です。の返信の返信)

スレ主 三毛 : 0 投稿日時:

コメントありがとうございます。
あまりに長くなりすぎてしまい、申し訳ございません。もっと話を絞り込みたいのですが、如何にもこうにもまとまらなくて… どうしたらスッキリとした分かりやすい内容になるのか悩んでおります。

カテゴリー : ストーリー スレッド: スペオペ小説のプロットについての相談です。

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元記事:スペオペ小説のプロットについての相談です。

お久しぶりでございます。
以前は敵キャラの相談でお世話になりました。その小説プロットについてなのですが、いまいちまとまらなくて困っています。色々な事が起こる割には、パンチに欠けるといいますか、ヤマ場の見せどころがよくわからず、何となくで話が進むので、平坦な感じがしてしまいます。あと、一応テーマは、心の持ちようで世界は変わる、というものですが、これは伝わりますでしょうか…
その他、ストーリーや設定などについてもご意見や感想をいただけますと嬉しいです。どうか宜しくお願いいたします。

【概要】
主人公『はじめ』の一人称で進む、不思議な生き物との交流や彼らが巻き起こす騒動を書く日常系SF

【ジャンル】
SF、メルヘン、ファンタジー、ブラックコメディ

【あらすじ】
人類の発展が頂点に達した頃、不思議な力を持つ謎の生命体が誕生した。
主人公の『はじめ』は不思議な生き物と出会い、彼らとの交流を深めていく。そんな中、はじめの周りでは奇妙な出来事が起こり始める。

【世界観】
ある時を境に大革命期を迎え、バイオテクノロジーで新種の野菜や家畜を生産したり、巨大な地下都市を建造したりと、火星コロニー計画を推進したりと、高度な文明レベルに達しているが、一般市民の生活は二十一世紀頃と比べて特に代わり映えしていない。

・謎の生物たち
ある時を境に世界中にその存在が囁かれた謎の生き物。地球全土に一定数生息しているが、存在の認識には相性があり、空想上の存在だと殆どの人が思っている。嗜好品として酒類を好む個体がいるなど、しばしば人間臭さを見せる。日曜大工や家庭菜園のノリで色々と規格外の道具や動植物を作り出せるが、普段はぼんやりした存在で相性の良い人間と関わった時に最大限に能力を発揮する。

・特務隊
国連の下部組織。存在を公にされていない特務機関。人に仇なす未知の生物から人類を守る使命を背負う。

【登場人物】

・田中はじめ
主人公。ごく普通の中学二年生の女子。髪型は二つ結びでピンクを基調とした服を好む。少女らしい性格。非日常の世界に好奇心を抑えられない。

・留学生(名称未定)
ある日突然、主人公宅にホームステイすることになった。無口で謎が多い。中性的な顔立ちの金髪少女。

・夜桜深月
主人公のクラスメイト。人を寄せ付けない雰囲気がある。孤高の美少女。欠席しがちで、この人もまた謎めいている。

・幹部達
上記の特務隊の上層部。五人いて、それぞれキャラは異なるが、それぞれ美形で戦闘能力も高くカリスマ性に溢れている。

・葉月
最近突然現れて主人公に絡んでくる、明るい快活な少女。あっけらかんとした性格ではあるものの正体はやはり謎。

【ストーリー】

一話
主人公の近くに不思議な生き物(名称募集中です)たちが現れ始める。生き物から「引っ越しを手伝ってくれ」と声をかけられる。引っ越し祝いとして主人公が缶ビールを渡したことで親しくなり、その出会いをきっかけに次々と他の謎生命体たちと交流を持つようになる。

二話
突然、家に留学生を受け入れることになる。主人公が駅まで迎えに行く(道中で、初対面の葉月に声をかけられ、短い会話をする)が謎生命体が原因の不思議現象(思案中です)が起きてなかなかたどり着けない。不思議現象を突破し、無事自宅に連れ帰る。(道中で、クラスメイトの深月に会い、留学生を紹介するなどの短い会話を入れる)

三話
中学の遠足で古墳公園に行くことになった主人公。(途中で、深月を同行班に誘うが断られてしまう)留学生と共に行動していたが、謎の地下通路に迷い込んでしまう。出口を探しているうちに、不気味な怪物に遭遇する。(この際、留学生は類稀な運動神経を発揮する)怪物に襲われていたところを、特殊な服装の子供二人組(主人公とそう変わらない年頃)に助けられる。二人組は人間離れした動きで怪物を倒し、光の粒に変わった怪物をテトラポットに回収してしまった。主人公たちは遺跡調査の為の調査隊だと言う色々と違和感のある不思議な二人組と行動を共にすることになり、遺跡の中を歩き進むと、遺跡深部に採掘作業が行われていた痕跡を発見する。二人組は『あの怪物は精神を汚染する恐れがある。もうここへは来ないように』と主人公に話して、遺跡出口まで送り届けて去っていった。地上では、主人公と留学生は神隠しにあった等と騒がれており、無事の帰還を喜ばれる。深月は、あの時自分が一緒に同行していればと後悔して主人公に謝罪するが主人公には何故深月が謝るのかいまいち理解できない。(帰宅途中に、葉月に『遠足楽しかった?』などと声を掛けられる)

四話
主人公は、玩具店で購入した人気玩具を購入するが、とんだぱちモノであったことに憤慨する。他にも人気の既存商品に似た怪しい商品が市場に出回り、問題となっていた。その玩具は不思議なことに、在庫納品時点では、いくら調べても確認されず、誰も気づかないまま店頭に並べられてしまうという。これは、謎生命体絡みの出来事だろうと思った主人公は、留学生と謎生命体と共に製作元の工場の様子を伺うことにした。(製造元を調べる際に葉月が少し知恵を貸す)現場は既にテープで囲まれ、物々しい雰囲気を醸し出していた。工場内の一室で見つけた書類から、この工場はつい最近まではごく普通の小規模玩具メーカーだったことが判明した。工場内には様々なトラップが仕掛けられていて、留学生と主人公は分断されてしまう)工場最奥まで進んだ主人公の前に現れたのは、謎の中国人風の見た目をした小さな(人としてありえない寸法の)男だった。男は現在は自分が経営者だと言う。前の経営者について追求すると、『天井からぶら下がったまま動かない』という不穏な事を話した。その後、主人公が罠によって拘束されたところに、留学生が謎生命体と共に乱入し、主人公を解放、中華風男は逃げていく。そして、怪商品が市場に出回ることはなくなった。

五話
主人公の通う中学校で文化祭を開催する。主人公も友人達に助っ人として駆り出され、忙しい日々を送る。その際に、謎生命体から宅飲み参加の声をかけられるが、忙しさを理由に断ってしまう。その後、謎生命体は姿を現さなくなり、主人公は激しく後悔する。(主人公が深月にわざとクラス発表の喫茶店のメイド役を任せた事で、深月は一躍人気者となる)文化祭は無事に終わり、フィナーレを迎えた時に、地域全体に大規模災害の予測による避難勧告が出され、主人公一家は、他地区の学校へ一時避難することになった。

六話
主人公は、避難生活の為に荷物をまとめていると、アルバムが出てきた。小学生時代やそれ以前の写真を見ながら、主人公の回想録が始まる。時代は、小学一年生。入学したての不安な学校生活や、いつもぼんやりとしていて、運動や勉強についていけず、周囲から浮いてしまう孤独な主人公が、謎生命体に出会い、彼らを心の支えにして前向きに生きるようになる。その後、主人公は友人を作り、学校生活に馴染んでいった。そこまで回想したところで、一枚の幼少期の写真に目が止まる。その写真には、幼い主人公と沢山のぬいぐるみが写っており、そのぬいぐるみ達は、何故か謎生命体たちの姿と酷似していた。留学生は、帰国すると言い、別れを告げて去って行く。

上記の回答(スペオペ小説のプロットについての相談です。の返信)

スレ主 三毛 : 0 投稿日時:

字数が足りなかった為、連投失礼します。

七話
主人公は避難途中に混乱の中で両親と逸れてしまう。一時避難所の校舎に到着し、そこで生活することになるが、喧騒と逸れた両親が心配で眠れない。主人公は、再び現れた謎生命体に頼んで、睡眠効果があるアロマを作ってもらう。しかし、アロマの香りは強すぎて、建物全体に行き渡り、住人全員が眠ってしまう。そのアロマの香りを嗅いで眠った者は、夢を共有してしまうらしく、どこともつかない不思議な夢世界には、見覚えのある人々の姿があった。そこには、謎生命体もいて、夢世界では、誰にでもその姿が見えていた。なぜか夢の中の人々は疲労を忘れて自由気ままに過ごしている。主人公は謎生命体と人間の親睦を深めようとして(その際、葉月からひと押しされて)大宴会を計画する。謎生命体の力を借りて作った料理や催し物を披露して、宴会は盛り上がり、人々は謎生命体の存在をすんなり受け入れて楽しんでいる。その中には、遺跡での調査隊員もいて、自分達は本当は国連から派遣された特務隊であり、この災害は隕石の落下で、これからも度々隕石は振り続けるので、人間は地下シェルターで暮らすようになるという事を話した。また、それを食い止める為の活動も行なっていたが間に合わなかった。と口惜しそうに語った。しばらく、夢世界でのんびりと暮らしていたが、次第に人々の姿は減っていき、そして、どこからか、バスがやって来る。話した特務隊員も別れを告げてバスに乗って去っていく。通り過ぎるバスの中に、主人公は両親の姿を目にして、このバスに乗った者とはもう二度と会えないことを察した。謎生命体と取り留めのない会話をしている内に、目が覚めた主人公は、負傷者を寝かせている部屋を訪れた。両親の姿を見るのを躊躇していると、そこに、深月と見慣れない青年がやって来る。深月は、迷う事なく部屋に入り、青年と先程の特務隊の死を悼んでいる。主人公が、深月に特務隊との関係を尋ねると、青年は『なぜ特務隊の事を知っているのか』と主人公を問い詰め、謎生命体のことを漏らすや否や、主人公を拘束し、自分達の拠点へと連行した。

八話
主人公が連行された先は、国連組織の支部基地で、取り調べを受けることになる。そこで知らされた真実は衝撃的な内容だった。謎生命体の正体は、イマジウムという物質が人の精神に影響を受けて発生したもので、貴重なエネルギー資源でもある。それを活用して予め観測されていた隕石群を正確に迎撃するミサイル装置を開発していた。深月は、体内に結晶化したイマジウムを埋め込まれており、それが他のイマジウムを引き寄せるので、その体質を利用してイマジウムを採集しようとしていたが、深月自身が心に深い闇を抱えており、影響を受けたイマジウムは怪物に変化しまう。この事から、深月が引き寄せたイマジウムを怪物に変化させ、それを特務隊が退治して回収するという仕組みが出来上がり、ミサイル装置も完成に近づいていた。ところが、イマジウムと相性の良い主人公が、深月が引き寄せたイマジウムを謎の生き物に変えて匿っていた為、イマジウム収集は難航し、ミサイル装置開発は間に合わず、隕石により多くの犠牲者が出てしまった。主人公は自分の犯した事の重大さに衝撃を受けながら、それでも謎生命体との楽しい日々を思い出し、イマジウムの資源活用を止める事は出来ないかと考え、一つの可能性を見いだし、それを実行する為に、とある取引きを持ちかけた。それは、取り調べ中に聞いた深月の体質の話で、本当は深月は、母親の特殊な遺伝子を受け継ぎ、イマジウムを集めるだけでなく、自由自在に形質操作をし、コントロールすることができる素質を持っているが、未だその能力が覚醒していないということである。
主人公は、とある方法を用いて深月の潜在能力を引き出してみせると話した。深月を管理下に置いている組織幹部のリーダーはそれを承諾した。
主人公は実は特務隊のスパイであった留学生と再会して、事情を話す。留学生は、『あの幹部リーダーは気紛れで冷酷な性格で、もしこれ(深月の潜在能力を引き出す作戦)が失敗したら、今まで、知らずとも組織の邪魔をしてきた主人公はどう始末されるかわからない』と言い、『今なら、何とか主人公を逃がすことができるが、どうするか』と尋ねたが主人公は、『可能性にかけたい』と断り、二人は再会の誓いを立てて別れる。

九話
主人公は久々に深月と対面することになる。主人公は深月と会話する内に、深月は自分が怪物を生み出していることを知らないことに気がつくが、やつれた深月の精神状態を考えて、あえて黙っておくことにした。
主人公は以前避難所で使ったアロマを使って深月を連れて夢世界へ行く。夢世界には、主人公の友人である謎生命体たちがいて、主人公が事情を話すと、潜水艦で深層心海という海に潜ろうということになる。謎生命体たちが用意した潜水艦に乗り込み、海へ潜ると、そこには人類が辿ってきた記憶の全てが漂っており、二人は様々な過去の進化の軌跡などを眺めながら、奥深く潜っていく。そこで、主人公はイマジウムに関する記憶に次々とアクセスしていく。その中で、とある研究者が不思議な能力を持った少女を被験体にイマジウムの形質操作の実験をして、人間離れした身体能力を持ち、性別が曖昧で年齢の概念がない新しい人類を生み出しており、遺跡などで会ってきた、留学生含む特務隊員たちが謎生命体と同じくイマジウムから生み出されたと知る。そうしていると、ふと目を離した隙に、深月が居なくなってしまう。生き物によると、自分にとって重要な過去を見つけると吸い寄せられて過去の自分と現在の自分を重ね合わせ、過去を追体験してしまうことがあるという。心配で後を追った主人公が見たのは、早くに亡くなったという深月の両親(ここで、先程の研究者と少女が深月の両親だと分かる)と赤ん坊の深月の仲睦まじい姿で、安心した主人公が船内に戻ろうとした時、ふと振り返ると、深月の母がこちらに向かって微笑んでいた。今まで、薄ぼやけて見えなかったその顔が見えると、それは度々出会っていたあの葉月であり、思えば何処と無く深月の面影を感じられた。その後、深月を船内に引き上げて、主人公と生き物たちも含めて楽しい深海旅行のひと時を過ごす。

十話
夢世界から戻ってくると、幹部が主人公の元を訪れ、ちょうど開戦中だった例の怪物数体が同時に消滅したと聞かされる。そのあと、もう怪物が発生することはなく、深月は夢世界で研究者だった父親の記憶から得た、イマジウム結晶化の技術と自身の能力を駆使して、以前より効率よくイマジウムを収集し、巨大なイマジウム結晶を作り出した。こうして、深月の能力覚醒という功績を挙げた主人公は、イマジウム結晶の一部を使用した実験を許可された。主人公が結晶を砕いて撒くと、そこからあの謎生命体がポンッと生まれる。そして、主人公は生き物たちと結託し、未完成のミサイル装置製作に着手する。生き物たちの魔法じみた働きにより、装置は新しく自動迎撃機能を搭載した上で完成した。謎生命体の優秀な働きは認められ、イマジウムの資源活用は中止される。

十一話
留学生率いる特務隊の数名が、以前より深月を狙っていた海外勢力と結び、組織に襲撃を仕掛けてきた。目的は深月と大結晶の略奪。幹部達が、怪物の正体は深月が生み出したものと知りながらもそれを黙っていた上に、自分たちを苦しめる元凶の深月を、怪物と戦う我等に勝利をもたらす聖女のような存在だと信じ込ませてきた事が、今まで危険な仕事をしながらも質素な生活をしていた特務隊員達を怒らせた。しかし、圧倒的な戦闘力を持つ幹部は次々と敵勢力を制圧していき、深月を狙った留学生は幹部に返り討ちになり命を落す。駆け寄った主人公に、留学生は『自由になりたい』と言い遺して事切れた。主人公はその言葉の意を汲んで大結晶を破壊する。粉々に砕け散った結晶からは、次々と謎生命体が生まれ、楽しそうにどこかへ去っていった。深月も外科医の資格を持つ幹部に頼んで埋み込められた結晶を取り出し、破壊した。こちらの結晶は深月の影響を受けて、神々しい神獣たちになって飛び去っていく。
悄然とする深月に主人公は『イマジウム生物のいる日常はとても楽しくなるはず』と言い、深月もそれに応えて微笑んだ。

十二話
謎生命体は高度な知能を持つ知的生命体という認識になり、新しい人類として人権を与えられ、イマジウムの資源活用は永久に中止された。その際に、謎生命体と友好的な関係を築くために新しく国連機関が設置され、その業務マニュアルは謎生命体との付き合いが密接な主人公が制作を指導する。(そのマニュアルの元になった主人公の日記がこの物語になった風に描写する)
深月は海外に移住し、隕石災害の被災者の支援活動を行うことにした。なお深月は幹部の内一人と親密な仲になっており、向こうで式を挙げるという。主人公は、深月と互いに手紙のやり取りをすると約束し、波止場で二人を見送った。そして、主人公は地元近くの交流地点となる大きな里に居住して、一国連スタッフとして謎生命体と人々の関心を支えながら、生涯を終える。

以上となります。長文乱文失礼いたしました。最後までお読みいただきありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: スペオペ小説のプロットについての相談です。

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元記事:敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信

マジで文章量だけで判断できる待遇差ですね(苦笑)
古めの漫画の代表ということで「3×3EYES」を出してみます。

主人公の藤井八雲はヒロインの「パイ」(第三の目を持つ不老長寿の種族)と出会って彼女の「人間になる」という願いを叶えるために数々のトラブルに巻き込まれます。最初は巻き込まれるだけの話だったのですが、八雲が戦う力を身に着け始めた頃から次第に八雲の物語としてシフトしていった、と作者が語っています。

いちおう設定的には、パイの種族は強力な術を使える代わりにその消耗が激しく、使うたびに眠りに陥るためにいちいちそうしているとやっていられません。そのため、しもべとして使える人間を選びその人間を「自分が死なない限り不死」とすることで自分を強制的に守らせざるを得なくしてしまう。この術を巻き込まれて瀕死になった八雲を助ける目的で使い「助けてやったんだから働け、自分を守れ」状態にしています。

作者は最初はどうも「パイがとどめの術を使える状態になるまで守らせる」というパターンを想定していたようですが、それだけでは充分ではなくて八雲ズタボロにされてばっかでうまく話が進んでなかったりとか、意外とパイと八雲の別行動が多かったりとか(パイは結構無茶する娘だから……)、いろいろあって結局八雲がポジティブに「自分に必要なものを欲した結果」、だと思います。こういう少年漫画らしい積極性が、この作品が長期化しても路線変更してもブレずに完結できた要因だろうと思っています。

なので、主人公もよく考えて目的を達成するために必要なものを積極的に身に着けようとする。それだけの話ですかね。
さいしょが「ごくふつうの学生」というのは読者が感情移入しやすく、導入として自然です。だからその後主人公がどうしようと思うか。そしてそのための手段を提供するのが作者の仕事です。

八雲の場合は「獣魔」という特殊能力を持つ数々の怪物を使役することで強くなっていきます。これは最初敵側が使っていたものですが「なんとかして自分も使えないだろうか」ということでその使役方法を学び修行(けっこう散々な目に遭ってる)したうえで身に着けています。何しろ不死で「傷を負っても否応なしに身体が再生される」ため、「不死だからチートだろ」と思うレベルではなく「不死でもないとやってられん、何回もゲームオーバーを繰り返してやっとクリア方法を掴んでいる」状態での進行です(もちろん、敵側にも不死のしもべがいるため、そっちの動きをどう封じるか、という戦略も練ったりしています)。

最初に獣魔術を使った時のお披露目シーンなんかは、無力なままだった時から一気に時間軸が飛んでいたため「あの八雲がここまで強くなったんだ……」と感慨ものでした。そういうわけで、修行シーンを一気に飛ばすのも手です。
ちなみに後日、一時的に平穏な日々を暮らしていた時はまたデレッと締まりのない一面が出ていたため「あのカッコいい八雲はどこいったー!!」的な突っ込みを味方から受けていたりします。そういうギャップも楽しめます。

対して敵キャラのほうですが、プライベートな情報が多すぎますね。確かに主人公にしろコールが飛んで来そうだ……
これ主人公視点で全部書ききれるのかな?彼女側の視点入れちゃうんならそりゃ確かに彼女が主人公になっちゃうわ。主人公視点で進めて出てこない情報はバッサリ切り捨て……るのが惜しいくらい詰め込んじゃってどうするんですかー。なんか意味不明なまでにドラマが出来上がってしまっている……

わかりやすいように比較でやはり3×3EYESを出しますと、配下に作戦を伝える以上のことはほとんどしてません。何人か味方側についた裏切者がいたり、敵側の事情もわかったりしますが、それも味方側視点でのみ得られる情報が基本です。
私だったらバッサリ切り捨てて主人公側の視点に集中するかな。表出しなかった設定を集めて別の作品にするかもしれません。

あ、主人公ですが、どちらかというと八雲ポジションというよりパイポジションのように感じられます。「能天気・無邪気と見せかけてとんでもない無謀さ・メンタルの強さの持ち主」です。宇宙人のほうを多芸なキャラにして、その芯の強さだけで突き進む。フォローするのは宇宙人のほう、くらいのほうがいいかもしれません。

上記の回答(敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信の返信)

スレ主 三毛 : 0 投稿日時:

返信及びアドバイスありがとうございます!
既存作品の例から、最初は巻き込まれ型の普通の主人公を物語の主役として動かしていくストーリーの流れがとても参考になりました。
私もこの話は主人公視点で進めていこうと思っております。省いた要素でまた別の話を考えるのも面白そうですね。
この度はどうもありがとうございました!

カテゴリー : キャラクター スレッド: 敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。

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元記事:敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信

せっていてきに「魔法少女まどか☆マギカ」しちゃいそうですね。
=============================

マギカのネタバレですが(知りたくない人はここ飛ばして)

黒髪ストレートのライバルが「主人公(ピンクの二つ結び)を助けたい」ためにタイム・リープ能力を手に入れ、主人公が死なない未来分岐を探して永遠に戦い続ける物語です。(その目的のために魔法少女仲間をガンガン見殺しにしたり、時にはラスボスとして主人公達の前に立ちはだかったりする)
それを主人公ループしていることを知らない主人公視点でやっているアニメで、真の主人公はライバル状態です。
 しかも最後に主人公が、それらの因果(いんが)の一切を引き受け、次元の狭間(はざま)に消え去ることでライバルおよび全次元と世界を救うSFオチによって主人公を空気にせずに乗り切った物語です。かぶんじゃね?

=======================

飛ばすの終了

この手の「テンプレSFオチ系は」流行した8~10年後、15年後に再びやってやると大層ウケます。

 みんなこういうオチが好きだし、それくらい経過していると読者層も世代交代しているからそのオチを知らず、新鮮に感じてくれるんです。

一時流行っていた韓国による一連の騒動から発生した「嫌韓」が忘れられてころに、また韓国アゲーが来ているように・・・・・(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・

というわけで、悪いとは言いませんが、「これ○○のパクリじゃね?」が待ち構えていると思いますよ。

下手すると友人氏もそのイメージを引きずったままアドバイスしていたりします。

なので、個人的には【第3の要素】をぶっこんでしまう事を押しておきます。

まどか☆マギカでは【魔法少女】および【チートを与える代賞に、地獄のとんでも契約を迫るポジの『きゅうべぇ』】

↑の元ネタかと疑うレベルの被り設定な漫画、萩尾望都『銀の三角』では
【音楽】および【異形の吟遊詩吟『ラグトーリン』】

みたいなノリで。

上記の回答(敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信の返信)

スレ主 三毛 : 0 投稿日時:

返信及びアドバイスありがとうございます!
まどか☆マギカは一応名前だけは知っていましたが、内容はあまり知りませんでした。あらすじ読ませていただきましたが、たしかに、かぶるところが結構ありますね… 記載していただいた作品を参考に、第三要素を取り入れてみようと思います。
ご意見ありがとうございました!

カテゴリー : キャラクター スレッド: 敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。

この書き込みに返信する >>

元記事:敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信

たぶん、創作仲間に敵キャラを主人公にしたほうがいいと言われたのは、その設定だけで話が書けちゃうからでしょうね。

敵キャラにするなら、こんなに複雑な設定は不要じゃないかな?と思います。
なので、必要だと思う部分を抜き出してみました。

「主人公と同じクラスの少女。本当は由緒ある名家の娘だが、訳あって一人暮らしをしている。実は、妾腹の子であり、母に先立たれて、一族から虐げられていた。
ある事件に遭遇してから、謎の組織に、宇宙人に対して特別な干渉作用がある深月の特殊体質が目的で保護される。組織の幹部や隊員が次々と命を危険に晒し、深月は『無価値な自分に存在意義を見出してくれた皆んなを守りたい』という思いから、嫌っていた自身の能力を発揮して戦闘に身を投じていく。」

敵キャラの話も面白そうですが、特殊な環境にいる彼女を主役にするなら、それに感情移入させるだけの高い執筆技量も必要となると思うので、
自分の執筆経験と相談して決められてはいかがでしょうか?

上記の回答(敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。の返信の返信)

スレ主 三毛 : 0 投稿日時:

返信及びアドバイスありがとうございます!
確かに、敵キャラにしては情報が多すぎたかもしれません。要約していただきありがとうございました。
あまり執筆能力には自信がないので、今のところは深月を主人公に物語を書くのは難しそうです…

カテゴリー : キャラクター スレッド: 敵キャラの設定についてアドバイスをお願いします。

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元記事:人間とAIの恋愛について

現在練っている小説のプロットで、主人公は高校生、ヒロインはAIで、二人がARゲームの中で知り合うんですよね。
それで徐々に惹かれていくんですけど、AIと人間の恋愛や人権についての意見があったら聞かせてください。
また、それについての面白い論文などがありましたら是非紹介してくれればと思います。よろしくお願いします。

上記の回答(人間とAIの恋愛についての返信)

投稿者 ズッパシ : 0

論文ではないですが……。
かなり有名な作品なので既にプレイされているかもしれませんが、「デトロイトビカムヒューマン」という作品には触れましたか?
“実際にAIを搭載したアンドロイドが普及したら”というコンセプトでかなりリアルに(本当に現実でこうなりそうと思うほどリアルです)作られた作品です。
人間とAIをテーマに据えた小説を書くのでしたら、絶対影響を受けてしまいそうなほど衝撃的な作品なので、ぜひプレイしてみてほしいです。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 人間とAIの恋愛について

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投稿日時:

元記事:冒険者ってどんな職業?

超絶今更ですが、ファンタジー小説に出てくる「冒険者」というのはどんな職業なんでしょうか。「勇者」とは何が違うのでしょうか。

上記の回答(冒険者ってどんな職業?の返信)

投稿者 大野知人 : 2

 簡潔に言えば、サタンさんの言う通り『作者の自由に決めて良いんじゃないかな』って話だとも思うんですけど。
 それだと何も言ってないので、少し理屈をこねてみた後、『俺はこうだと思う』ってのを書きます。それぞれ箇条書きになるので、必要と思ったとこだけ読んでください。

①りくつのはなし
 僕の知る限り、『冒険者』って言うのはTRPGなんかが流行ってた頃に出てきた『探索者』とかに近い言葉で、詰まる所『ダンジョン探索以外もやるゲームで、プレイヤーを探索者って呼ぶのどうよ』という話から出てきた『世界観に違和感を出さないためのプレイヤーの総称』です。
 この観念を小説にあてはめると、『主人公にとって都合の良い職業』といってもいいかもしれません。
 その上でいうと、『ストーリーを進めるうえで都合の良い職業』として描けばいいし、極論は『俺が設定した冒険者って職業が発生するにはこういう歴史背景・事情が必要だと思う!』っていう理由でクッソ適当に世界設定をしてもいいと思う。

 例えば、『人類の敵として神に生み出された』魔物がいて、『人類同士が戦うと人類が魔物に滅ぼされてしまう』という理由で『人類が魔族と戦うのをエンタメとして消費したい』神様によって、『どこの国にも所属せず、傭兵的な活動もしない機関』として冒険者ギルドと冒険者が生み出されたとかいう、ディストピア極まってる設定があってもいいと思うんですよ。

②私の思う『冒険者』とは
 大雑把に言うと、『戦後とか、過疎地で発生するタイプの何でも屋』じゃないかなと思ってます。
 今でも田舎に行くとたまにいるんですが、車を持ってない人のために買い出しに行ったり、足腰の悪い人の代わりに掃除をやったり、布団の出し入れを手伝ったり、っていう正真正銘の『何でも屋』っているにはいるんです。で、こういう人って『人口が少ない』『命の危険が多い』地域だと結構需要がある。
 後はファンタジー特有のモンスターとかを登場させて、『荒事もやるけど、荒事がなければ何でも屋をやっている』という職業。

 あるいは、別解釈だと『荒事メインで仕事してる連中を放っておくと反乱起こしかねなくて危険だから』という理由で行政が首輪をつけるために作った職業、ってのもいいと思います。ヤクザやマフィアになる前に、行政と繋がってるトップを置いて、見張っておこうという話。
 今の日本でも、食うに困って薬物売買に手を出す人が居るらしいですが、その逆もしかり。暴力メインの仕事の人間だろうと、行政側がある程度の保障とかルール決めをしてキチンと生活できるようにしてやれば、そこそこ治安は保たれたりします。
 ま、腐敗の匂いもしますけどね、この制度だと。

③勇者と何が違うの?
 勇者ってのは名誉職です。汚い言い方をすれば、政治の道具。翻って、冒険者ってのは『武力行使をする探検家・何でも屋』なのでこれは一応実体のある職業ですね。

 ジャパニーズの歴史でいうと、勇者って『征夷大将軍』の事だと思うんですよ。要は、活躍した・大義名分をもって活躍しようとしている人に対して、王様や貴族が特別な役職を与えるって言う事ですね。で、この特別な役職に対して、色んな利益が発生するし、『うちの政府が勇者に認定した奴は、これだけ活躍している!』って外交・内政の場で主張するわけです。
 国際政治的に荒れている時期であれば、勇者をポンポン命名して戦わせて、その活躍を使ってプロパガンダしたり、『なんかやらかしたら勇者を派遣するぞ』と脅す訳です。
 一方で、政治が安定していれば、国内で優秀な物だけを命名する一種の勲章として扱う事で国民の向上心を高めたり、姻戚に使って政治取引をします。
 これが勇者だと思うんすよね。

 まあ、冒険者と同じで『作者が自由に決めて良い』とも思いますが、ひとまずこんな回答とさせていただきます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 冒険者ってどんな職業?

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投稿日時:

元記事:ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかない

タイトル通りの質問です。
自分はいつも、最初にヒロインの性格が決まってしまいます。
しかし、いつもそれに合った主人公の性格が決まりません。
いま自分は考えているストーリーがあるのですが、メインヒロインとそれに対になるサブヒロインの性格……小悪魔的な性格と清楚で優しい性格の二人は決まったのですが、それにすりあう主人公の性格が思いつきません。
この二人のキャラを生かすストーリーにしたいのですが、主人公の性格を小悪魔的な性格の女の子に合わせると、清楚な方の女の子のほうと主人公の性格のかみ合わせが悪くなり、今度は清楚な女の子の方に合わせると、小悪魔的なヒロインの方と主人公の性格がすり合わなくなります。
うまい主人公の作り方はないものでしょうか。いつも周りのキャラクターの性格ばかり思いついて、主人公の性格が出てきません。
今回の場合は、ごく普通の高校生という設定で決めたいのですが、なかなかこの二人の性格に合った主人公のキャラクターが出てきません。コツのようなものはあるでしょうか。

上記の回答(ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかないの返信)

投稿者 にわとり : 1

 人間、相手によってキャラ変えて接するのなんて普通のことなので、いいとこ取りすりゃいいんじぇねえのと思いました。例えば、清楚ヒロインに絡ませるには強気にグイグイ行けるキャラのほうが都合がよくて、小悪魔ヒロインを出すなら振り回されるキャラのほうがおいしいよねって思ったのなら、「清楚なサブヒロインの前では気が大きくなって強気な態度に出られるけど、小悪魔なメインヒロインには及び腰になってたじたじの主人公」にすればいい。別にキャラがぶれてるわけじゃない。人間ってそういうものだ。
 なんでサブヒロインの前では強気に振る舞えるのに、メインヒロインと一緒だと調子がくるってうまくいかないんだろうか、って悩みを起点にだんだんメインヒロインを意識するようになって恋愛感情に発展していく……みたいにすればラブコメ展開も自然だし、小悪魔子のメインヒロイン性も際立たせることができる。悪くないんじゃないのかなと。
 そもそもヒロインに限らず主人公は長編になればなるほど色んなキャラと接する必要があるので、多面性を意識して誰とでも合わせやすい人物造形にしとくのが無難な気もする。性格とは若干別次元の話になるかもしれないけど、誰とでもそつなく会話を回せるキャラクターというか、主人公に求められてるのはそういうスキルなんじゃないのかなと。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかない

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