小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

桂香さんの返信一覧。投稿の古い順5ページ目

元記事: チャンスをつかみ損ねました。いつになったら新人賞に応募できるのでしょう……。

 アシスタントの桂香さんは、E~Aの判定のうち、桂香さん自身からA判定を得られたら、人生をかけてもいいと、判定が終わった後におっしゃいました。
 結果はD判定。ラインで「本当は障害が憎い」「殺したいほど自分も親も憎い」と補足をしたところ、C判定になりました。いずれにしろ、新人賞が遠のいたことは事実です。

 四年間余りの間、ずっと頑張り続けてもう限界です。レイヤたちの幸せな未来が来ても、また陽炎に目が眩んで最初に戻っていく。中途半端に目でも合体せている気分です。

 第二版が完成したと思って、批評してもらったらぼろくそでした。意識してピーキーにしたのですが、その前に不完全さが目立つと。感想の返信もろくに答えられませんでした。

 改稿が続いている内はよかったんです。ですが、相方の人生もあります。桂香さんを大事にするなら無理は言えません。それで、次頑張ろう、で済めばよかったんです。

 【パンドラの箱が、空きました。中から、障害に対する憎悪と軽蔑と殺意があふれ出たのです】。

 ずっと固く封じていた感情でした。ですが、彼女は「僕の中に潜む、とある感情に向き合え」という。
 「とある感情とは何か?」「人に聞いてもいいから、自力で探せ」というので、今回はそれを皆さんに聞きたいと思います。

 正直言って、障がい物を書くのに、障害に憎悪や殺意があるのでは、この先執筆が前に進まない。
 自信を失い、書くことにつかれてしまった。頭でわかっているだけのキラキラしたエンディングなんぞ書いても面白くとも何ともない。そんなもの、偽物語だ。

 どうすればいいのか。パズルのピースはそろっていても組み立て方がわからない状態です。

 物語を書く前に、心構えがなっていない僕に知恵を貸してください。
 そして、もう一度、書くことの楽しさを取り戻したいです。

 皆様のご返信をお待ちしております。
 

上記の回答( チャンスをつかみ損ねました。いつになったら新人賞に応募できるのでしょう……。の返信)

投稿者 桂香 : 0 投稿日時:

いくつか載せているので、確認はなろうにて

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド:  チャンスをつかみ損ねました。いつになったら新人賞に応募できるのでしょう……。

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元記事:連続バトルで単調にならないためにはどうしたらいいですか?

 ええと、タイトルの通り、悪の組織のアジトで幹部と連戦するのですが、バトルバトルバトルバトルの連続で読者も作者も飽きてしまわないかひやひやしています。

 ちょうど、主人公のライバルキャラが、形式的に二重スパイをやっていて潜入中です。しかも彼は、幹部組織レベルの重鎮になっています。
 なので、彼と破仁のネルサをぶつけて、彼を勝たせれば一人減るし、咬ませ犬をつければ箔がつきます。なので、少しはましになる予定ですが……。

それでも、特に最近は、バトルばかり書いているので辛いです。
箸休めに別の魔術ものを書いているのですが、そちらも手につかず、ほとほと困り果てています。今やっていることと言えば、以前書いた原稿を、相棒と一緒に改稿することぐらいです。ですが、今月末には受験勉強が始まるらしいので、改稿は中断されます。
 となれば、あとはやることがないのです。もうこうなったら、本編の制作に取り掛かるしかない。

 僕自身、空手を十年間やってきた経験上、戦闘というものに対してこうなったらこうなる、あれをされたらこうすればいい、というロジックが大体理解できます。しかも、リアルに、克明に。フィクションの余地が狭まるくらいに。

 あまりにもぶっ飛んだバトルが書けないのです。書くとどうしても嘘くさく見えてしまう。だから、表面上でどんな異能力を出しても、最後は組討ちか、急所を突いて打倒するか、威力が極めて高い打撃で軽く吹っ飛ばすか、になってしまいます。
 バリエーションはあれど、現実基準なので、非常に地味です。
 こうなってくると、カンフー映画っぽい方向性で行くしかないんですよね。それがつまらない。魔法もあるけど、どうしても実在の武術を使っているから絡めにくい。

 花招という中国語が差す通り、花のように派手な招(わざ)というのは、えてして見掛け倒しで弱いものです。突きや蹴りを繰り出された瞬間に、いきなり自分から進んで地面に倒れ伏し、起き上がって足元から奇襲をかけるなんて芸当をするのは、実在の酔拳くらいのものです。それだって、見た目は奇妙でも確かな技術の上に確立している技です。

 空手の胴回し技ってご存知ですか?例えば、前転した勢いを使って相手の腹に突きを見舞う『前転胴回し突き』とか、空中で回転しながらかかと落としを見舞う『前胴回し回転蹴り』とか。あれらは、そもそも極真派が創作した邪道技です。しかも、外すと隙が非常に大きい。威力一極集中のピーキーな必殺技です。
 これだって、当てられる状況下に自分が置かれているかを判断する冷静な洞察力が求められます。受けを狙ってやっているわけではありません。

 言ってしまえば、「雷魔法で、電光石火キーック!」なんてことしなくても、熟達した格闘術があれば、そんな強化なんていらないんです。
 いえ、加速に加速を掛けるという意味では非常に有用ですが、白けます。

 今のままでも、いいっちゃいいんですけど、バトルがつまらない。
 どうしたらいいですか。

上記の回答(連続バトルで単調にならないためにはどうしたらいいですか?の返信)

投稿者 桂香 : 0 投稿日時:

バトルの形を変えるのはどうでしょうか。昨日投稿した商人たちを除いて
4つは素直に拳で(勝ち2、3:負け2、少なくとも1ぐらい)
文系テーマなのと一応レイヤくんって頭いい設定なので2つは頭脳戦で。(ひとつはアホ、ひとつは切れ者)末路はそれぞれ違った道を考えるってのはどうでしょうか
1つはボスとの最終決戦。拳と頭、両方使うタイプ。
個人の体験といえば、紫帯の時の話とか使えませんかね? あれ生きた材料としてはすごくいいと思いましたが、どうでしょうか

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 連続バトルで単調にならないためにはどうしたらいいですか?

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元記事:厨二的漢字表現の限界

 今回は自作品のための質問なので以前のハンドルネームで。
 外国語(漢字みたいなの)を使う異世界を作っています。ふと中学時代を思い返すと「紅蓮の焔」とか「刹那」とか普段使わないけどカッコいい割に普段使わない言葉を見つけるたびに気分が高揚し、辞書をめくっては死蔵用の言葉をガンガン増やし、現在一部で役立っています。が、「慉(そだてる)」や「蹮(よろめく・ふらふらあるく)」とか普段は絶対使わないうえに中二病漢字ドリルにさえ乗らないタイプのを作品に出して、はたして意外と食いつく層はいるのか? というのが心配です。本当に時々、普通の原理で割り切れない時の最終手段にするつもりですが、それでも9割は世界観に合わせて:東洋医学⇔西洋医学 を緩医学⇔鋭医学 みたいにってのにして特に理由もないのに現実の概念ごとぶち壊すことにためらいがあります。もしそれを他の人がやりだしたら、言葉の乱れがますます顕著になり、世界ごとに言葉が違うため混乱が生まれ、さらに混乱を生み、国語の授業である意味マヒが生まれるのが怖いんです。
 もちろん、上記のことは考えすぎなんですけども、実際に使う字(油とか顔とか圧とか)より使わないどころか社会で使わない字を掘り起こしてまで使うことが、一種の破壊的創造みたいで怖いです。
 古文も漢文も日常に出ることは少ない。和歌や俳句はカルチャースクール頼みが多い。英語や中国語のほうが余程役に立つ。仏字新聞読めるほどだったらフランス人とかなり話せる。そっちの方が効率的だと思うじゃないですか。
 好きなものを好きにかけというのは(特に変態に片足つっこんだ)作家の嗜みではありますが、なんというか、思考に行き詰ってしまいました。皆さんからなにがしかの意見をくださると助かります。

 なお、作中の比較的二枚目キャラのネーミングの「呂玄」がハマり役すぎて困ってたところ、玄の字を使った別字でさがし、最終候補が「呂慉」……。意味合い的にも個人的にもバッチリで、一応名前なんかはねのけるぐらい意思が強い人ではあるんですけども、数年前、部落関連の書籍を読んだときの墓石と戒名のところで「畜」の字が彼らを貶めるために使われたというのを思い出し、あえてこれを選ぶべきか心配になりました。
 おまけに病気で床から動けなくなり数年以内に世を去った上、部下に恥ずかしい秘密を知られているタイプのキャラです。もちろん、時代に左右されない使われ方としてはむしろ悪くないだろうとは思いますが、魅せ方を間違えたりしないか相当プレッシャーですね。
 虫のいい話ではありますが、というか名前なんて結局どうでもいいから行動行動という考え方にも比較的賛同できる方でありますが、どなたか背中を押してくださると幸いです、というか押してください、お願いします。
 あと、前回はお見苦しい所をお見せしました。壱番合戦さんをはねのけたのは、作家内での相互癒着を防ぐためです。そのことは本人に伝えてあります。彼を含め皆様大変失礼しました。

上記の回答(追記)

スレ主 桂香 : 0 投稿日時:

システム大丈夫でしょうか。質問投稿の際返信に反映されているようです

カテゴリー : その他 スレッド: 厨二的漢字表現の限界

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元記事:厨二的漢字表現の限界の返信

よくわかんないけど・・・・時代小説の読みすぎで「あなや」「あなおとろし(まぁ怖い)」とかいう癖ついちゃってんですけれど・・・・さいきん刀剣乱舞マニアだと取られています。

周囲が「は?」から「糞オタめが!!」になった。すまん、武器興味ない派なんだよ・・・
いつかそれ系で謎のブームが来ると思うよ。それか自分の方が飽きる日が来る。

上記の回答(厨二的漢字表現の限界の返信の返信)

スレ主 桂香 : 0 投稿日時:

 読むせんさん。早速のお返事ありがとうございます。刀剣乱舞ですか……じつは私も武器には全然興味ない派です。
 確かに、時代小説の読者ってのも少なからずいますよね。ありがとうございました。

カテゴリー : その他 スレッド: 厨二的漢字表現の限界

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元記事:ここでの返信も可、とのことでしたので、回答させていただきます。

 詳しい解説はサタンさんが行っているので、僕は技術論的な補足をしたいと思います。全部我流なので、期待しないでください。

 ええと、僭越ながら、普段の僕が書いている濃ゆーい文章を参考にされるとよろしいかと。
 あの文章の秘訣は、難しい言葉とそうでない言葉のバランスを気を付けることと、ルビの振り方を効果的に演出として生かすこと。
 あとは、思わず調べたくなる古い言葉を、強調したい箇所にちりばめることです。
 難しい言葉を目にすると、人はそこで読書がいったん止まります。ですが、それは文章に急な起伏をつけることにもつながるのです。だから、そこで意味が解らなくても、ググることで元ネタが判明し、言葉の意味と物語の仕掛けの二つに同時に納得感を与えることができるのです。
 この合わせ技がはまれば、読者へ非常に強烈な印象を与えられます。ただ狙ってやるのは難しいので、そこまでの効果は期待しない方が無難でしょう。そういう事も起こるかもしれないんだ、程度に思っておいてください。

 あまり難しい造語を作りすぎてしまうと、読者が混乱する恐れがあります。それは作品の特質次第で匙加減は変わってくるので一概には言えませんが、注意するに越したことはないでしょう。

 どうですか?桂香さんがよろしければ、僕の作品の文章を模写してみては?何か得るものがあるかもしれませんよ。ただ、癒着を避けるなら、お勧めはしません。
 無理にとは言いませんが、一応提案しておきます。それでは。

上記の回答(ここでの返信も可、とのことでしたので、回答させていただきます。の返信)

スレ主 桂香 : 1 投稿日時:

 え? 誤解を招くようなことを申したようで、まことに申し訳ございません。どこをどう解釈すれば左様な考えに至れるのでしょうか。私が謝ったのは、大人げない対応についてです。
 上手いこと言えませんが、和して同せず。編集の身である以上、それなりに長所も短所も知らないなりに熟知している(受験以降も改良を加えます)ゆえ、あなたの文の写経をする気は毛頭ございません。
 一応、バランス感覚とかその辺は割とうまくいっているかと思います。
 
 マリン・Oさんの件でも思ったのですが、正直言って今のあなたに作家を名乗ってほしくないです。だれがおまえの作品で甘い汁吸おうなんざ考えんだよ。あ゛ぁ? 似てるけど作風全然違うだろうが。それこそなめとんのか。あの時は50(その後200にふえた)以上の作品に囲まれてパクりになるんじゃないかと怖かったし、興味の範囲でネタ元がどうしても似通ったけど、結局私の引き出しが足りなかっただけだったし、杜康 潤さんみたいに現地取材とまではいかなくとも、本当に通過点を過ぎてなお趣味で高みを目指すのは難しいです。
 つまり何がいいたいのかというと、「作家」としての弱さをあなたに見せるほどの信頼値はすでにほぼ0ですよ、なんなら来るなと婉曲に伝えようとしていたこと。
 私はルソー信者ではありませんが、公然とした同情の交換の完成ってのが結局嫌いなんですよ。だからこそアンジャッシュとサンドイッチマンが成立してよかったな、と思ってたんですよ。考え直してほしい、という気持ちはわかりますが人の友になれる性分ではありません。こればかりは嘘をついたら後々面倒なので言わせていただきます。
 そして、これは感性の話なのでただのお小言ですが、投稿室は一人1作品当たり、最大80点ぶんの責任があります。もう少し慎重になってみてはいかがでしょうか。
 本当はえり好みとかしないほうがいいんですが、お願いします。創作関係での返信はお断りさせていただきます。なにも、それ以外でも考えれば色々思い浮かびますから。人の役に立つっていうなら、ちょっとした料理の相談とか、武術関連の質問(私、そういうの疎いので)とか、色々ありますから、落ち込まずに。
 
 

カテゴリー : その他 スレッド: 厨二的漢字表現の限界

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元記事:「中世異世界」世界観への納得の提示

 お久しぶりです。オミクロンです。スランプに陥ってしばらく筆をおいていました。

 さて、今回伺いたいのは、題にもある「中世異世界」というよくありがちな設定にまつわるものです。このすば、Reゼロといった作品を筆頭に、異世界の文明レベルを中世~近世で設定している方が多いと思います。事実私が執筆中の作品も設定しています。

 ここまでだったらテンプレなのですが、私はその文明レベル設定にひと手間加えてみました。その「設定」に対する批評を頂きたく投稿させていただきました。

 概要を箇条書きすると、以下のようになります。

・人類文明の興りから作中時間までは約3000年。人口規模は全世界で1000万程度。
・言語分裂はなし。全ての高度知的生命体が、同一の言語を使用している。
・魔術あり。程度は基本エレメント+光(回復、結界魔術)、闇(思考干渉)の6属性魔術くらい。(ブラッククローバーのような魔法はない程度です)
・度量衡の統一なし。
・宗教は完全に統一されていて、土着信仰もなし。
・にもかかわらず、作中時間での文明レベルは高いところでは産業革命2歩手前。遅いところでは古代ギリシャ未満(特に数学、天文学)。

 書いている自分でも分かっています。よくある「中世異世界」世界観です。かなりどころではないほど歪です。

 ですが、以下のように「設定」することによって、これらに一定の納得を付与することが出来るのではないかと思いました。これも箇条書きにします。

・その世界における事実上の神(ラスボス)が、全世界規模の思考操作魔術を断続的に行使。これにより度量衡の統一といった、重要な革新、発明などを封じる。
・一方でその有益性は神自身も理解している。なので「神託」という形で、元来起きえる革新や発展を贈与する。
・そして幾多の経験(度重なる文明のリセット)から、どの技術を与えると、将来自身への信仰が綻びを見せるか完全に理解している。
・そして神の目的は、自身への自発的信仰に溢れた箱庭(世界)を作成すること。失敗したら滅ぼすし、飽きたら滅ぼす。(そうしてきた実績あり)
・ただし事実上の神とは言え、全知全能ではない。人からなり上がった存在。

 端的にすれば、「ほぼ絶対者が行う世界を舞台としたSRG」という形です。もっと言えば、シムシティです。これによって外から来た異物(転移者・主人公)以外、その異常性を察知できないようにしています。

 これらは全て作中最終盤で回収(明示)されます。また作中で度々主人公が世界への疑問を抱きますが、この「設定」は読者として納得のいくものでしょうか?

 ご批評、ご意見よろしくお願いします。

上記の回答(「中世異世界」世界観への納得の提示の返信)

投稿者 サタン : 0

ぶっちゃけ、設定なんてものは「納得できるよう書けば良い」だけです。
よく聞くのが、というか自分も経験浅い頃にはよく悩んだけど、「設定に矛盾はないだろうか」とか「筋が通ってるだろうか」といったものですが、これらは悩んだってしょうがない事です。
辻褄合わせと言ったら聞こえが悪いけど、どうにでも出来ることですから。

例えばオミクロンさんが「かなりどころではないほど歪」と表現した部分までのよくある王道設定ですが、この時点で別に全然歪ではないし納得できる説明は可能です。
だって、その世界には「魔法」ってものがあるんでしょう?
魔法はどのようにも解釈できる万能ツールなので、これだけでどうにでもできます。
ちなみにこれは「魔法の設定を適切なものにすればいい」という意味じゃなくて、どんな設定であっても文字通り「魔法による効果の解釈を作者の都合のいいように書ける」という事です。
実在しないものだから、どうとでも書けるってことですね。

一例を出すと、「魔法文明に頼った国は魔力以外の動力を使う発想がないので、光源も光の魔法を使うし、移動にも魔力の馬車を使う。このため魔力を持てない人との文明差が激しく、国民レベルは中世のような生活が主体である」とすれば中世のような世界観でありながら一部で高度な文明である説明はつきますよね。
一方で「魔法文明に頼らない国は供給が安定しない魔力とは別の動力を得ようとし、蒸気や簡易的な電球などを発明するに至った。魔力と違い誰でも扱えることから急激に文明レベルが上がり、魔法文明の裕福層ほどではないにしろ、国民の平均的な生活レベルは産業革命時と同程度にまでなっている」
と、こう書いたら、文明レベルがチグハグな説明ができますよね。
ついでに、蒸気文明の道具を手に入れた魔法文明の科学者が「これは技術がまるで違う。どんな素材を使ってるのかすら我々にはわからない」と言うようなワンシーンを用意すれば、その世界観で文明レベルが均一にならない理由も説明できますよね。
そもそも度量衡の統一は、世界的に見りゃ地球でもいまだ統一されてるとは言い難いですよ。
「主にメートル法を使っている」というだけで、アメリカやミャンマーじゃヤードも健在だし摂氏華氏と温度の表記もバラバラですよね。
まあ、一応国際的に統一はしてるはずなんだけど、確かメートル条約だったっけか。現状は「統一しました」と言ってるだけで例外的に古い単位を使ってる場合が多すぎると思う。ゴルフなんかはヤードだし、スポーツ関係はポンドを使ったりと伝統的に古い単位のままだよね。日本も日本刀の長さは尺で表現したりするし。
国が違う以上、良好な関係でなければ技術交換もないし、何かしらの概念が統一されたり技術が混ざったりするってことはそうそうないですよ。

えっと、脱線したけども、わかりますかね。
「設定」じゃないんですよ。設定で読者を納得させるのは最後の手段です。
でないと、何か不都合が出るたびに設定を変えることになってしまう。
ラスボスの神様を出したいのなら、そっちを中心にして全体の世界観を考えて整えていかないと。
読者は設定を読むわけではなく、物語を読むので、設定に頼った解決方法は本当に最後の手段です。

……というのも、「設定」というのは「そういうもの」で片がつくので強力なんですよ。
「主人公が金にならない依頼を受けた理由」は「依頼人が女で、主人公は女好きという設定だから」と。
これだけで問答無用に説得力があるでしょ。
どんなに不条理で理不尽で無茶苦茶であっても、「そういう設定」と言うだけで有無を言わさぬ説得力を持ってしまう。
でも、それは同時に「強力すぎる」ので、設定で解決させちゃうと「都合のいい設定を作ってるだけ」というように見えてしまうわけです。
例えば、そのラスボスの神様って「その世界観を成立させるためだけ」に存在してない?
文明レベルを封じたり技術を与えたり、都合よすぎない? そもそも「自分を信仰する世界」が欲しいなら、全世界に一切の技術を与えず原始的な世界のままにしたほうがいいんじゃない? 知識っていう疑いを持つ切っ掛けになるものを与える必要ないんじゃないかな? ってことにならないかな。
ちなみに、これは設定についてダメ出しをしてるように見えると思うけど、疑問を設定で解決させようとしてる事にダメ出しをしてるわけで、設定自体は悪くないと思います。
設定で解決しようとすると、例えばいま私がしたツッコミに対して、また新しい設定を作って説得力をつけようとするでしょ。
そしたら設定が膨れ上がるだけだし、今回のツッコミと同じようにまた別のツッコミどころが出てくるだけです。
例えば「知識あるほうがより信仰を理解しやすいのは当然だ」と解釈すれば、私のツッコミは全部撤回できますよね。
わかりますかね、これって別に新しく設定を加えたわけでなく、既存の設定から「こういう解釈をすれば納得できる」という要素を考えただけです。

なので、えらい長く書いてしまったけど、相談の前提が「歪な世界観」に対して
>これらに一定の納得を付与することが出来るのではないかと思いました。
という解決法の提案だったので、「その解決方法はミスを生む」という回答をしました。
既存の「歪な」ままでも、その設定を一切いじらないまま説得力を加えることは可能だし、設定という万能ツールを使うのではなく、いまある素材だけでなんとかすることを考えても良いのではないかなと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「中世異世界」世界観への納得の提示

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投稿日時:

元記事:裏切りそうなキャラの特徴とは?

現在、処女作の執筆中です。
「絶対に裏切りそうな少女をなんとかして光堕ちさせる」という題材(そんなに真剣な感じではない)なのですが……
なかなか「裏切りそうなやつの特徴」が掴めずに困っております。

参考になりそうなキャラ、あとは男女間での違いなども教えていただけると有り難いです。

上記の回答(裏切りそうなキャラの特徴とは?の返信)

投稿者 ヘキサ : 0

えー……王道すぎて逆に使えないんですけれど、とある漫画で「弟を人質に取られていて、仕方なく裏切りを働いた。任務を成し遂げて『弟に会わせてください』→『もうとっくに死んでるわ』で目が覚めて、主人公に償いをしに戻ってくる」というのがありました。

つまり、最初からいい人。ちなみにその作品では死にました。いやどう考えてもヒロイン枠だろ殺すなよ?! と思ったけど。

でなければ、基本は「裏切るだろうと仲間が忠告しても彼女を信じて好きにさせておく→そこに罪悪感を感じて改心」このへんかな。「どうしようもないお人よしすぎて罪悪感に耐えられない」レベルまで主人公側が誠意を見せる。
るろうに剣心の「高荷恵」なんかそのへんじゃない? 悪女ぶってはいるけれど罪悪感と戦いつつ、という苦悩を背負っていたり。

ちなみに、峰不二子タイプを光堕ちさせるのは……私だったら諦めます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 裏切りそうなキャラの特徴とは?

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投稿日時:

元記事:キャラクターへの自己投影について

先日友人とキャラクターについて話していた際、私のキャラがどうにもワンパターンの思考や行動がしないことを相談したところ、自己投影の部分が強いからということがわかりました。

私は難しい問題事からは目を背けて理由を付けて逃げたくなりますが、私の書くキャラクターも皆そんな感じです。何かしらの理由をつけてみんな逃げようとします。

私が書きたいのはこんなワンパターンな子じゃなくて、自分の要素しかない薄い人間じゃないのになぁとすこししょんぼりしてます。

これってどうすれば改善されるのでしょうか?

上記の回答(キャラクターへの自己投影についての返信)

投稿者 RH : 2

こんにちは。
「問題事」+「逃げる」=「現実逃避」
これでひとつのストーリーが生まれます。
これに「どんな問題」から「どんな風に逃げる」かを足し算していくのが物語づくりです。
どんなに卓越した能力を持っていても、個性的な特徴を持っていても、キャラクターはひとりでは物語を作れません。
そこに相手があってはじめてキャラクターの個性が開花します。
ここで言う相手は人間に限りません。
敵役の怪物でも道具でも環境の変化でも構いません。
「誰か」と「何か」が相対した時に生まれるのが物語です。

これは「作り手」と「受け手」も同様です。
どんな名著でも読者に読んでもらわなければそれはただの文字の羅列に過ぎません。
それはこういった掲示板の相談でもまったく同じです。
「生きたキャラクターが生めない」との貴方の相談に、たくさんの方が答えてくださっています。
それこそ貴方が向き合う「何か」なのです。
まずは皆様の回答に真摯に向き合い、貴方の言葉で「ありがとう」を伝えてみましょう。

キャラクターは貴方を映す鑑です。
貴方が逃げずに対話を重ねることで、貴方のキャラクターもちゃんと現実に向き合えるように成長していくはずです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターへの自己投影について

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