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元記事:全体的に暗すぎる……どうすればいいのでしょうか

ワシヲです。まだ読者です。
一年ほど前から続けていた妄想が、紆余曲折を経てなんとなくまとまってきました。とりあえず数作書いて力をつけようと思っております。

ここからが本題なんですが……まとまってきた妄想、その主人公の背景がどうも暗すぎるのです。
ざっくり箇条書きでまとめますと

・冒頭、目の前で幼馴染が拐われる。取り戻そうと抵抗するが全く歯が立たずに撃沈。(冒頭のシーンなので変えるわけにもいかない)

・「奇病が蔓延した世界」という設定なんですが、主人公もその病気。発症から数年経っており、死の一歩手前。ストーリー中でも何度か死の危険に晒される。(この病気の謎を解明するのがサブの目的)

・身分がゴミ以下。事がある度に悪者扱いは当たり前、有力者の前ではまともに発言すら出来ない。(ゴミ以下じゃないと話が成り立たない)

と、大きく分けて三種類。
彼自身の性格も明るいとは言いがたいので、ここまでくると重すぎて誰にも読まれなくなるかもなぁ……と感じました。
とはいえ、ストーリーに関わる内容なので今更変えるわけにもいかない……と絶賛負の連鎖の渦中です。

ここから少しでも明るくするにはどうすればいいのでしょうか?
ご教示お願いいたします。

上記の回答(全体的に暗すぎる……どうすればいいのでしょうかの返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

はじめに。
私個人は暗い話しも大好きです。
そもそもエンタメ小説の中には数多くの傑作がありますし、文学に関しては暗い話しの方が多いのではないでしょうか。決して悪いことではありません。

ただ、やるなら徹底的に。
どん底の鬱物語ってのは、それはそれで非日常ですから、フィクションとして一定の需要はあります。

>ここから少しでも明るくするにはどうすればいいのでしょうか?

危惧するのはコレですね。
中途半端に暗いってのは、よろしくありません。
それは単なる暗い話し。
暗い話しを読みたい時というのは、徹底的に暗い話しを求めるものです。
やるならば鬱になるような作品を。

>彼自身の性格も明るいとは言いがたいので、

おそらく最大の問題点はコレだと思います。
主人公ってのは、我々現実にいる読者とフィクションを繋ぐ大切な橋渡しの役目を担います。ありていには感情移入の対象ですね。
特に視点人物だったり、さらには一人称で書こうとされているなら、読者は余計に引っ張られます。

仮に設定が明るい話し、身の回りに可愛い女の子がイッパイいて~というようなラノベチックまっしぐらな物語であっても、主人公が自身のことを『ゴミ以下』と認識し、自身を卑下し、他人を羨み、出自を嘆きながら行動しているならば読者にとって暗い話しに感じられてしまいます。(これを逆手にとって『全ての出来事をネガティブに捉える主人公』をブラックコメディとして成立させたのが【久米田康治著:さよなら絶望先生】ですね)

>冒頭、目の前で幼馴染が拐われる。取り戻そうと抵抗するが全く歯が立たずに撃沈。

大変な状況です。
でも、それは燃える要素にも化けますよね。
どういうことかと申しますと【https://www.youtube.com/watch?v=b3i-QYVIVrs】手っ取り早くコレがそのままズバリです。(闘神都市3というゲームです。歌詞と映像で未プレイでも想像できるはず。モロネタバレなんでご注意を)『兵士に追い払われた門の前に、いく年か後、力を付け幼なじみを助けに戻ってくると以前からの知り合いが待っていたり、笑顔で迎えてくれる』そりゃ燃えるでしょ、って話し。
一例としてあげました。御作の状況もそれなりに解りますが、見せ方とやり方に工夫の余地はありませんでしょうか。

>「奇病が蔓延した世界」という設定なんですが、主人公もその病気。発症から数年経っており、死の一歩手前。

こりゃまた大変な状況です。
でもですね、『辛いなら、それを笑い飛ばすべきだ(よ)』と両親なり、世話になった人なりに聞かされて育った人物ならどうでしょう。
別にそういう人物を登場させる必要はありません。そうなんだ、と読者に納得させれば、それが説得力になります。

現実だって、そうじゃないでしょうか。
自身の身に起きた不幸を陰々滅々と暗く語っている人には、誰しもがあまり近寄りたくないものです。
不幸な出来事を不幸に語るのは当たり前。
そうじゃなく、暗くなってしまうような状況でも、それを撥ね付けるたくましさがある人物に惹かれるものです。
フィクションには当たり前をやるべき所と、当たり前をやっちゃダメな所があります。

>身分がゴミ以下。事がある度に悪者扱いは当たり前、有力者の前ではまともに発言すら出来ない。

これで主人公が暗い性格ってのは、下手すれば『ゴミ以下の境遇を許容している・諦めている』ようにも見えてしまいます。
身分、ってことは主人公には非はありませんよね?
そんなことに負けない主人公の方が魅力的じゃないでしょうか。

暗い設定は暗く語らねばならない、なんてルールはありません。
『誰でも暗くなって当たり前だろう』そういう状況でも希望を捨てず、自身の不遇も笑い飛ばし、明日の命が危うくとも懸命に生きる主人公ってのは魅力だと思いますよ。

プロテスタントの宗教改革者のマルティン・ルターに、素晴らしい名言がありますよね。
『たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える』
義務教育教科書のおさらいみたいになりますが一応。
決してスッゲぇリンゴが大好きなオッサンではありません。リンゴ=キリスト教にとっては禁断の果実。魔女狩りをやっていた頃のカトリックですから、その力は絶大であり絶対。巨大な権力にキッパリと『おかしいことはおかしいんじゃぁ!』とやったオッサンです。

長々と書きましたが、
『極端な鬱作品として尖ってみる』
『少しでも明るくする』
いずれにせよ、ワシヲさんがどのような物語を書きたいか、読者にどう感じて欲しいかの選択だと思います。

私個人としては『どっちも面白ければ大歓迎!』
ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 全体的に暗すぎる……どうすればいいのでしょうか

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元記事:初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。の返信の返信

わざわざ長々と御回答ありがとうございます。早速執筆してみようと思います。ところで自分は「小説家になろう」を使っていてるのですが、大体1話でどれだけの文字数の物を書いていけば良いのでしょうか?個人的な目安として3000〜5000字ぐらいが適当かなと考えているのですが、こんな感じで良いでしょうか?

また序盤のシーンについて、あくまで仮の話ですが、異世界で目覚めた主人公が身につけていたのは、9ミリのベレッタとナイフのみ… こんなんで大丈夫かと視界に写っているマップを頼りに近くの街へと向かう為森に入ると、猪のような(もしくは犬や狼のような)魔物に襲撃され、咄嗟にホルスターからベレッタを抜き攻撃するも、9ミリ弾では中々倒れず、かと言ってナイフで接近戦に持ち込むのも厳しい… 止むを得ず逃走しつつステータスウィンドウを開き有効な武器を探すが、ハンドガン以外召喚ができない状態… その上今召喚に使えるポイントは100000程… しかし何とか走りながら44マグナム弾を使用するリボルバーを召喚し、追ってきた魔物を撃退。それがきっかけである程度の範囲の武器が召喚できるようになり、主人公は古びたショットガン(もしくはライフル)を召喚して、おぼつかない足で街を目指す…

こんな感じはどうでしょうか…?何となく考えてみたのですが、ご意見を頂けると幸いです。

上記の回答(初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。の返信の返信の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

アイデアの参考ベースとして『現実的な』話しから致します。
そのまえに、以下ちょい血なまぐさい話しが続きますのでお断りを。
あとニホンオオカミが絶滅し、生態ピラミッドが崩れた現代においての狩猟が持つ意味に理解が追いつかない方がもしもいらっしゃいましたら、お互いに不幸なだけですので読まれないようにお願いいたします。

単純に『9mmでイノシシを仕留められるか?』と申しますと大丈夫です。やったことありませんが状況を加味して、おそらくは停まるはずです。
ただし条件があります。

その前に説明上、イノシシの生態を少々。
日本にいてるイノシシは大物と呼ばれるレベルで体重100kgほど。アメリカだと大物で200kgオーバー。(いずれも記録に残されるようなサイズはもっと大きいです)
普通の野生動物は人間と遭遇すると逃げますが、イノシシは時として突っ込んできます。(普通は逃げますよ)
猪突猛進とはよく言ったもので、車で走行中に鹿と遭遇しても逃げますが、イノシシは車が停止しているところに突っ込んでくることすらあります。なにがトリガーなのか、それを読み切れないのが怖いところ。
特に犬を連れた巻き狩りではイノシシが反撃に転じると真っ直ぐ突っ込んできます。
オスは牙が生えていて、それを下から突き上げるようにして突き刺します。ほとんど闘牛の牛ですね。
はい、下手すると死にます。実際に猟師が大腿部を突き刺されて出血多量やショック症状で死亡するケースも普通にあります。
おまけに繁殖期が近くなるとオスは全身に纏った脂肪が鎧のようにカチカチになります。
こういった動物が起伏の激しい山の中を原付バイク全速力ぐらいの速度で走る、というのがイノシシです。

続いて9mmで仕留められる条件。
拳銃弾でやったことはありませんが、おそらくストッピングパワーより貫通力が必要です。ですので通常弾の方が良いように思います。
この根拠は一般的なイノシシ用散弾。12ゲージOOOよりスラッグ。こっちなら確実に倒れる、という所にあります。それぐらいのパワーが欲しい。(人によっては当てることに重点を置いてOOOを使う人もいるみたいですが、周囲にはいません。らしい、という話しです。狩猟は地域によって結構スタンダードが異なります)
拳銃弾でこんな化け物パワーはありませんから、必然的に貫通力に頼ることになります。

では貫通力で停める条件。
これは心臓を正確に射貫くことです。
四つ足動物の場合、これは鹿でも熊でも同じですが俗にアバラ三枚と言います。横から見て肩甲骨から肋骨三本、その下に心臓があります。
正面の場合は首の下、胸の奥に大動脈がありますので、そこを狙います。(これはスラッグも同じ)

心臓に当てれば、これは確実に停まります。
ただしライフルや散弾ならともかく、拳銃弾では即座には無理なはずです。
猟場を荒らさないために弓でやる場合も(アメリカの場合、州によって狩猟は貴重な観光資源です)同じく心臓を狙うのですが、20~30メートルほどから心臓を射貫くと、その瞬間、反射的に猛ダッシュで走り出します。(弓の場合は身を隠しひたすら隠密行動、動物が制止している状態を狙います)
それをすぐに追いかけず数分待ってから追跡すると、追っ手がいないことで足を停めた動物は近辺で出血多量で絶命しています。(下手に追いかけると絶命までに時間がかかります。可能な限り苦しませず即死させる必要からこうします)

これを9mmで行うと仮定すると、おそらく数発必要になるはずです。というのも狩猟で使う矢は、少しでも即死に近くさせるために鏃(やじり)に刃がついています。
T型ひげそりに使われているカミソリの刃を想像して頂くのが近いのですが、そういった刃4~5枚が矢の先端ぐるりに取り付けてあり、当然ながら心臓に結構な大きさの穴が空きます。
このおかげで射貫いた直後にガッポガッポ血が抜ける、失血多量状態にすぐになる、ということです。弓でやると解体時によく解りますが腹腔内が血でプールになってます。

9mmで仕留められる状況を総括すると『原付バイク全速力ぐらいの速度で動く物体の、握り拳サイズに正確に当てる。できれば数発』ということです。
あと肝心なのは、ライフルやスラッグのように当たった瞬間にぶっ倒れるようなことはありませんから、牙で突っ込まれないように素早く身をかわす・・・・・・。
うん、私はやりたくありません。

>44マグナム弾を使用するリボルバーを召喚し、追ってきた魔物を撃退。

拳銃弾にしてはデカイんですが、いうてもライフル弾はもちろんスラッグの足下にも及びませんから、どうでしょう。(9mmはダメだったが、44ならいけた、という意味で)
仮に200kg級のワイルドボアが知能を持って襲いかかってきたとしたら、私なら一端身を隠すために木に登ります。
不確実ながらも上方から背骨横を抜いて心臓に向かって撃つか、いっそナイフの方が確実なように思います。

ちなみに日本でもナイフで仕留めるのは普通にやります。
これは狩猟ではなく、ワナですね。
かご式のワナを使用して(イノシシを鉄柵小屋に閉じ込めると考えて頂ければ)捕獲した場合、これを止めるには俗称で”袋ナガス”というのですが(地域によって呼び方が違うかも)棒の先にナイフをくくりつけた状態、つまり槍と同様にして使います。大概イノシシはこっちに威嚇してきてますから、このときは胸を刺し大動脈を切断します。
前述で『ナイフの方が確実なように思う』と書いたのは、心臓に大穴を開けるに勝るものはないからです。次に大動脈の切断ですね。
大動脈はイノシシで直径3cmぐらいありますから、それだけ血もガポガポ噴出しますので実質的には即死です。(よく言われるのは、貧血の強烈な状態になっているはず、という説)
頭部は方向によって不確実なので態々狙うことはありません。当たれば確実に絶命しますが、そのサイズに確実に当たるなら心臓の方がベスト。貫通弾はコントロールしやすいですが、跳弾はコントロールできません。猟場での安全配慮は結果的に自分に向かってくる出来事です。

参考ベースとしてイノシシをあげましたが、(あくまで)現実的には野生動物と対峙したことのない高校生の場合、逃げるのではなく襲ってくる相手から生き延びるのは、かなりの強運が必要だとは思います。
ちなみに誤解がないように書きますが、9mmもあれはあれで強烈です。やったことはありませんし、ハンターの最低ルール以下の唾棄すべき行動ですので、今後も絶対にやらない行動ですが、何発か打ち込めばイノシシを倒すことは出来るはずです。

>(もしくは犬や狼のような)魔物

ごめんなさい。
犬科動物に銃口を向けることは個人的に絶対無理なんで参考になるようなことは書けません。(そもそもアメリカでも狩猟対象ではありません。コヨーテは狩猟対象なんですが美味しく頂けない動物は私にとって獲物になりません。日本は害獣駆除のため野犬のみ可にはなっているんですが、まぁ危険なほど放置されている野犬ってのは今日全国的にも現実的ではないと思います。変える必要性が乏しい法律は変わりません。大昔の法律のまんまです)
ちなみにオオカミは誤解の多い動物で、日本では神の使いとして神社で崇められるほど本質的に人間に害をなすことはありません。もちろん海外でもオオカミに襲われた人間なんて、ほとんど出会い頭的なの不幸な事故だけ。ほぼ記録ゼロです。
童話でよく見るあれは、牧畜の羊を食べられた経験のある欧州の人間独特の価値観です。
いや、もちろん小説でオオカミっぽいモンスターを否定したりはしませんよ。
失礼、失礼。閑話休題。

アイデアの参考ベースとしてイノシシを例に書いてきましたが、ぶっちゃけ説得力があれば『運が良かった!』でも面白く読めると思います。
例えば危険のあるワナは現実では禁止されていますが、歴史的には基本的にワナとは危険のあるものである場合が多いです。
モンスターが食料を兼ねていたり、人間の安全を脅かすなら、文化度によっては転落式やつり上げ式といった『絶命を目的としたワナ』が森の中にあっても不思議はありません。文化度についてもファンタジー世界のイメージでは存在していても違和感はないでしょう。
こういった危険のあるワナの場合、人間にはそれと察知できるような”シルシ”を残すのが普通ですから、主人公がそれに気づき利用したとしても、単なる偶然からランクアップできるように思います。
いずれにせよ、発想を自由に。
現実的より説得力に注力されて良いのではないでしょうか。

>個人的な目安として3000〜5000字ぐらいが適当かなと考えているのですが、こんな感じで良いでしょうか?

そうですね、”なろう”なら読みごたえとしてもそれぐらい。
個人的には「できれば5000文字の方に近くしてほしい」というのが希望でしょうか。
それよりも可能であれば『10日ごとの更新』だとか『毎月15日に更新』といった約束事がある方が、好ましく思います。
「いつ更新するかわからない」
こういう作品を読者が能動的に追いかけるのは『かなり好き』というレベルにならないと難しいです。

ではでは執筆頑張って下さい。
よいアイデアが振ってくることを祈ります。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。

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元記事:初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。の返信の返信の返信

アイデアの参考ベースとして『現実的な』話しから致します。
そのまえに、以下ちょい血なまぐさい話しが続きますのでお断りを。
あとニホンオオカミが絶滅し、生態ピラミッドが崩れた現代においての狩猟が持つ意味に理解が追いつかない方がもしもいらっしゃいましたら、お互いに不幸なだけですので読まれないようにお願いいたします。

単純に『9mmでイノシシを仕留められるか?』と申しますと大丈夫です。やったことありませんが状況を加味して、おそらくは停まるはずです。
ただし条件があります。

その前に説明上、イノシシの生態を少々。
日本にいてるイノシシは大物と呼ばれるレベルで体重100kgほど。アメリカだと大物で200kgオーバー。(いずれも記録に残されるようなサイズはもっと大きいです)
普通の野生動物は人間と遭遇すると逃げますが、イノシシは時として突っ込んできます。(普通は逃げますよ)
猪突猛進とはよく言ったもので、車で走行中に鹿と遭遇しても逃げますが、イノシシは車が停止しているところに突っ込んでくることすらあります。なにがトリガーなのか、それを読み切れないのが怖いところ。
特に犬を連れた巻き狩りではイノシシが反撃に転じると真っ直ぐ突っ込んできます。
オスは牙が生えていて、それを下から突き上げるようにして突き刺します。ほとんど闘牛の牛ですね。
はい、下手すると死にます。実際に猟師が大腿部を突き刺されて出血多量やショック症状で死亡するケースも普通にあります。
おまけに繁殖期が近くなるとオスは全身に纏った脂肪が鎧のようにカチカチになります。
こういった動物が起伏の激しい山の中を原付バイク全速力ぐらいの速度で走る、というのがイノシシです。

続いて9mmで仕留められる条件。
拳銃弾でやったことはありませんが、おそらくストッピングパワーより貫通力が必要です。ですので通常弾の方が良いように思います。
この根拠は一般的なイノシシ用散弾。12ゲージOOOよりスラッグ。こっちなら確実に倒れる、という所にあります。それぐらいのパワーが欲しい。(人によっては当てることに重点を置いてOOOを使う人もいるみたいですが、周囲にはいません。らしい、という話しです。狩猟は地域によって結構スタンダードが異なります)
拳銃弾でこんな化け物パワーはありませんから、必然的に貫通力に頼ることになります。

では貫通力で停める条件。
これは心臓を正確に射貫くことです。
四つ足動物の場合、これは鹿でも熊でも同じですが俗にアバラ三枚と言います。横から見て肩甲骨から肋骨三本、その下に心臓があります。
正面の場合は首の下、胸の奥に大動脈がありますので、そこを狙います。(これはスラッグも同じ)

心臓に当てれば、これは確実に停まります。
ただしライフルや散弾ならともかく、拳銃弾では即座には無理なはずです。
猟場を荒らさないために弓でやる場合も(アメリカの場合、州によって狩猟は貴重な観光資源です)同じく心臓を狙うのですが、20~30メートルほどから心臓を射貫くと、その瞬間、反射的に猛ダッシュで走り出します。(弓の場合は身を隠しひたすら隠密行動、動物が制止している状態を狙います)
それをすぐに追いかけず数分待ってから追跡すると、追っ手がいないことで足を停めた動物は近辺で出血多量で絶命しています。(下手に追いかけると絶命までに時間がかかります。可能な限り苦しませず即死させる必要からこうします)

これを9mmで行うと仮定すると、おそらく数発必要になるはずです。というのも狩猟で使う矢は、少しでも即死に近くさせるために鏃(やじり)に刃がついています。
T型ひげそりに使われているカミソリの刃を想像して頂くのが近いのですが、そういった刃4~5枚が矢の先端ぐるりに取り付けてあり、当然ながら心臓に結構な大きさの穴が空きます。
このおかげで射貫いた直後にガッポガッポ血が抜ける、失血多量状態にすぐになる、ということです。弓でやると解体時によく解りますが腹腔内が血でプールになってます。

9mmで仕留められる状況を総括すると『原付バイク全速力ぐらいの速度で動く物体の、握り拳サイズに正確に当てる。できれば数発』ということです。
あと肝心なのは、ライフルやスラッグのように当たった瞬間にぶっ倒れるようなことはありませんから、牙で突っ込まれないように素早く身をかわす・・・・・・。
うん、私はやりたくありません。

>44マグナム弾を使用するリボルバーを召喚し、追ってきた魔物を撃退。

拳銃弾にしてはデカイんですが、いうてもライフル弾はもちろんスラッグの足下にも及びませんから、どうでしょう。(9mmはダメだったが、44ならいけた、という意味で)
仮に200kg級のワイルドボアが知能を持って襲いかかってきたとしたら、私なら一端身を隠すために木に登ります。
不確実ながらも上方から背骨横を抜いて心臓に向かって撃つか、いっそナイフの方が確実なように思います。

ちなみに日本でもナイフで仕留めるのは普通にやります。
これは狩猟ではなく、ワナですね。
かご式のワナを使用して(イノシシを鉄柵小屋に閉じ込めると考えて頂ければ)捕獲した場合、これを止めるには俗称で”袋ナガス”というのですが(地域によって呼び方が違うかも)棒の先にナイフをくくりつけた状態、つまり槍と同様にして使います。大概イノシシはこっちに威嚇してきてますから、このときは胸を刺し大動脈を切断します。
前述で『ナイフの方が確実なように思う』と書いたのは、心臓に大穴を開けるに勝るものはないからです。次に大動脈の切断ですね。
大動脈はイノシシで直径3cmぐらいありますから、それだけ血もガポガポ噴出しますので実質的には即死です。(よく言われるのは、貧血の強烈な状態になっているはず、という説)
頭部は方向によって不確実なので態々狙うことはありません。当たれば確実に絶命しますが、そのサイズに確実に当たるなら心臓の方がベスト。貫通弾はコントロールしやすいですが、跳弾はコントロールできません。猟場での安全配慮は結果的に自分に向かってくる出来事です。

参考ベースとしてイノシシをあげましたが、(あくまで)現実的には野生動物と対峙したことのない高校生の場合、逃げるのではなく襲ってくる相手から生き延びるのは、かなりの強運が必要だとは思います。
ちなみに誤解がないように書きますが、9mmもあれはあれで強烈です。やったことはありませんし、ハンターの最低ルール以下の唾棄すべき行動ですので、今後も絶対にやらない行動ですが、何発か打ち込めばイノシシを倒すことは出来るはずです。

>(もしくは犬や狼のような)魔物

ごめんなさい。
犬科動物に銃口を向けることは個人的に絶対無理なんで参考になるようなことは書けません。(そもそもアメリカでも狩猟対象ではありません。コヨーテは狩猟対象なんですが美味しく頂けない動物は私にとって獲物になりません。日本は害獣駆除のため野犬のみ可にはなっているんですが、まぁ危険なほど放置されている野犬ってのは今日全国的にも現実的ではないと思います。変える必要性が乏しい法律は変わりません。大昔の法律のまんまです)
ちなみにオオカミは誤解の多い動物で、日本では神の使いとして神社で崇められるほど本質的に人間に害をなすことはありません。もちろん海外でもオオカミに襲われた人間なんて、ほとんど出会い頭的なの不幸な事故だけ。ほぼ記録ゼロです。
童話でよく見るあれは、牧畜の羊を食べられた経験のある欧州の人間独特の価値観です。
いや、もちろん小説でオオカミっぽいモンスターを否定したりはしませんよ。
失礼、失礼。閑話休題。

アイデアの参考ベースとしてイノシシを例に書いてきましたが、ぶっちゃけ説得力があれば『運が良かった!』でも面白く読めると思います。
例えば危険のあるワナは現実では禁止されていますが、歴史的には基本的にワナとは危険のあるものである場合が多いです。
モンスターが食料を兼ねていたり、人間の安全を脅かすなら、文化度によっては転落式やつり上げ式といった『絶命を目的としたワナ』が森の中にあっても不思議はありません。文化度についてもファンタジー世界のイメージでは存在していても違和感はないでしょう。
こういった危険のあるワナの場合、人間にはそれと察知できるような”シルシ”を残すのが普通ですから、主人公がそれに気づき利用したとしても、単なる偶然からランクアップできるように思います。
いずれにせよ、発想を自由に。
現実的より説得力に注力されて良いのではないでしょうか。

>個人的な目安として3000〜5000字ぐらいが適当かなと考えているのですが、こんな感じで良いでしょうか?

そうですね、”なろう”なら読みごたえとしてもそれぐらい。
個人的には「できれば5000文字の方に近くしてほしい」というのが希望でしょうか。
それよりも可能であれば『10日ごとの更新』だとか『毎月15日に更新』といった約束事がある方が、好ましく思います。
「いつ更新するかわからない」
こういう作品を読者が能動的に追いかけるのは『かなり好き』というレベルにならないと難しいです。

ではでは執筆頑張って下さい。
よいアイデアが振ってくることを祈ります。

上記の回答(初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。の返信の返信の返信の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

追記します。
昨日の書き込みを終えてから「狩猟基準で心臓と大動脈に偏りすぎた」と気づきました。
経験上、当然ながらそれ以外ありませんが、ちょっと不親切だったと思います。ごめんなさい。

さて。
本日ちょっと所用があって銃砲店に行ったのですが、雑談ついでに聞いてきました。
結論を先にいうと『10メートルぐらいの距離から眉間付近に当たれば止められる(っぽい)』です。
いや、もちろん国内で存在しないはずのハンドガンを元にして聞いたわけではありません。ですので、内容の割にちょい長くなります。

根拠ですが、ワナ猟をされている方で畑周辺等の比較的民家から近くなってしまう場合、発射音の問題からエアライフルを使用する方がいらっしゃるそうです。(もちろん発砲そのものに違法性のない場所です。単に音で近隣に迷惑がかかることを気にされて、という事)

言葉にすると、
『散弾銃だと発射音が近隣住民の迷惑になるかも知れない。ナイフでイノシシを止めるには近寄らないといけないので危険がつきまとう。どちらも解決できるのでエアライフルを使う人がいる』こういうことですね。

ワナにかかった状態ですので、基本的にイノシシは大きな動きが出来ませんので、制止した瞬間を狙って眉間を狙う。
ただし、眉間ではなく、ざっくり頭部に当たると数発必要なこともあるそうです。
ちなみにお勧めされたのはコレ(http://daystate.com/rifles/wolverine2/)
お値段70万なり。
ま、普通はエアライフル=鳥類なんでパワーが強すぎます。需要も少なく仕方ないのでしょう。
プリチャージ式(200気圧ほどの圧力をタンクにかけるタイプ)です。

単純なパワー比較ですが、9mmFMJの5分の一程度(マズルエナジーで)です。その代わりっちゃあナニですが、エアライフルは50メートルで一円玉サイズにバシバシ当たります。
ちなみに12ゲージスラッグは、9mmの5倍ほど、44マグナムの2.5倍ぐらいのパワーです。(いずれも弾によって変わりますのでザックリです)
スラッグのように衝撃でダウンさせることは難しいと思いますが、9mmでも脳幹の破壊は十分できるので眉間なら一発。数発打ち込めば大丈夫だと思います。

ということで、心臓や大動脈付近以外では頭部に数発打ち込むという方法でいけそうです。
モンスターの体格等を考慮に入れて工夫頂ければと思います。
アイデアのベースになれば幸い。
ではでは執筆頑張って下さい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 初めて小説を書こうとしているのですが、どのように書いていけば良いのか分かりません。描写や設定等々、色々とご教授願いたいです。

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元記事:現在「看護師」 昔「看護婦」 使うとき

大正時代や昭和初期の作品を書く場合でも、現代人が差別用語に認定し変化させた「看護師」を使わなければならないのか、時代考証を考えて「看護婦」でもいいのかが以前から気になっています。
読者が「看護婦は差別用語です」とつっこんできたら、創作上の全体像や雰囲気で不都合が生まれると思った次第です。
例えば「ナイチンゲールは夜の帳が降りる不安のなかにも人々の心に寄り添い続けた看護婦でした」と「ナイチンゲールは過酷な戦場下でも献身的に人々の看病を続けた看護師であった」では雰囲気や伝わり方が違います。付属の言葉選びは名詞の雰囲気に合うものを即興でつけただけですが。
看護師は私の感覚的に堅い感じでより行政的な感じで、極めて現代風な映像しか浮かびません。最新鋭の機器に囲まれた清潔な病院とか。このように人によっては言葉の持つ映像がついてまわるのではないかと思うんです。どちらしにろ名称に関係はなく立派な職業に変わりはないものですが。
あとは「

江戸時代まで来るとさすがに今現在はいないけど、「武将」は(差別用語関係ないし、当てはまる役職でいえば大地主あたりでしょうけど)使ってますよね。
さすがに明治・大正の男性作家作品に多くみられるものですが、「妾(「わたし」と読むらしい)=女性が自身をへりくだって言うもの」は現代ではどう読んだって、ご主人が本妻以外に屋敷に愛人として抱え込んでた「めかけ」につながるから使わないとしても。「わらわ=あるていど高貴な雰囲気もあるような感だが、成人女性が自身をまだ子供のように言うもの」は使えると思いますけど。

上記の回答(現在「看護師」 昔「看護婦」 使うときの返信)

投稿者 あざらし : 4 人気回答! 投稿日時:

私は気になりません。
うん、『私』と態々書きました。
というのも、極一部だとは思いますが、いくらアルファさんが心を配ってもケチをつける人はいるかもしれません。

宮崎駿氏の最高傑作『風立ちぬ』のワンシーン、結核にかかったヒロインが床についている横で主人公がタバコを吸うシーンに文句をつけた団体(だったかな?)もいるぐらいです。
普通に考えて『そういった時代背景』であることは観客全てが承知しているような物語の終盤であり、タバコを吸うことそのものが感動的なシーンであるはずなのに文句をいう人はいいます。

で、ですね。(少なくとも私は)差別用語だとは思いません。
元々、というか大昔、呼び名はともかく立場として、医学の黎明期は男性の職業であり、単に看護人です。

麻酔がない時代でも傷を縫ったり、四肢を切り落としたりという、ぶっちゃけ外科的
アプローチは必要です。
そういう時に痛みで暴れる患者を押さえつける、要するに腕力が必要なんですが、これは必然的に男性の仕事です。

そこから時代が進み、ナイチンゲール云々もあり女性がすることが多くなり、看護”婦”と態々つけ加えてます。
『ご婦人が看護してくれる!』ってのは、言い方が変かもしれませんが老若男女問わずに患者にとって救いであり、病室で心が安まる華でしょう。
当時の人もそういう思いがあったのではないでしょうか。

どっちかというと『オッサンでも看護”婦”って呼ばれるぜ! ウヒっ!』という男性側の立場があって、厚生労働省が『もう男女の区別は必要ないんじゃね?』という流れではないでしょうか。

>読者が「看護婦は差別用語です」とつっこんできたら、創作上の全体像や雰囲気で不都合が生まれると思った次第です。

とはいえ、対策したいお気持ちは理解できます。
率直には『笑い飛ばそうよ!』と言いたいところなんですが、どうしてもということなら、お断りとして冒頭もしくは巻末の欄外とし【物語の時代背景を鑑みて、当時使われていた用語を使用しているシーンがあります】等々を書いておけば良いのではないでしょうか?
ただ、それでもケチをつけるのが趣味みたいな人は一定数いますので、『笑い飛ばす!』というお気持ちも忘れずに、そんなことに負けないで欲しくも思います。

ではでは、執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 現在「看護師」 昔「看護婦」 使うとき

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元記事:ヤンデレが書きたいのです!!

 ヤンデレが書きたいのだ。
 主人公にデレッデレっ! ってくらいで依存しまくってて、さらに主人公を想う他の女を全部殺していくような独占欲強めの、愛がやたらめったら重いヤンデレを書きたいの。
 具体的にどうすればいいのでしょうか?

 カテゴリー通りの描写とセリフで迷っています。

上記の回答(ヤンデレが書きたいのです!!の返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

ご質問とサタンさんへの返信から、まずはヤンデレを女性の視点から理解した方が良いように感じました。

サブカルとしてよく言われることですが、ヤンデレをエンタメとして昇華した元祖として歌手の戸川純女史がいらっしゃいます。言い方を変えちゃえば、間接的にであれヤンデレは女史の影響下にあるようにも感じます。少なくとも私は影響下から抜け出したヤンデレは思いつきません。

と、ご紹介の前に。
時代背景と共に前衛的実験という側面があって成立しています。もし80年代の曲にあまり親しみが無い場合、今日的にも色物的に見えてしまうかも知れません。
手っ取り早くはこちらの記事をご参考に空気感を感じてみて下さい。【ttps://www.cinra.net/interview/201612-togawajun】(hを抜いてますので、付け加えて下さい)

公式が見当たりませんでしたので、歌詞としてヤンデレの参考になりそうなものを選んでみました。興味がありましたらググってみて下さい。
【戸川純-好き好き大好き】
【戸川純 - さよならをおしえて】
【YAPOOS - 肉屋のように】

おおよそ下に行くほどにヘビーです。
ご参考になれば幸い。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ヤンデレが書きたいのです!!

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元記事:ループ系について

今、ループ系の物語を考えていて。主人公視点で話は進むんですけど、実はヒロイン視点から見ると数百回目だったりするって感じのループもの。

主人公に待ち受ける死の分岐を変える為に、ヒロインやその仲間が彼を死なせない為に色々活動していくんですが。

その場合、ループ系を匂わせるような台詞や描写ってどんなのがあるでしょうか。是非参考に教えて貰いたいです。

上記の回答(ループ系についての返信)

投稿者 手塚満 : 0

ちょっとご構想の状況が分からなかったんですが、補足されたことで少し分かったような気がします。

主人公とヒロイン含む7人のグループがいて、ヒロインだけが時間ループを把握している。ヒロインは主人公が死亡すると、過去のある時点まで戻る。ということでしょうか。そうだとしてまして、設定をもう少し詰める必要があるのではないかと思います。

1.リゼロの事例

リゼロですと、死ぬと過去に戻る「死に戻り」(リセット)は主人公スバルの強力な武器であるわけですね。どの時点の過去に戻るかはスバルには制御できないものの、少なくとも死亡時点のリトライは無制限ですから、いつかは勝つ。例えばこれを敵キャラから見たら、脅威以外の何物でもないでしょう。

実際のドラマを気にせず誇張交えてみますと、弱いと思って斬りかかったら避けられる、さらに強力な助っ人が現れて撃退される。ならばと寝込みを襲ったらベッドはもぬけの殻。徒党を組んでで襲ってみたら、スバル側には一個師団がついていた。それならと軍を率いて正攻法で挑んだら、伏兵の奇襲に遭うわ、トラップに引っかかるわ、援軍が背後に現れるわで惨敗。みたいなことになります。

ですが、スバルには致命的な弱点もあるわけですね。死に戻りについて、誰にも話すことはできない。話そうとすると強い苦痛が生じますし、下手すると自分以外の大事な誰かが死んでしまう。

そのため、スバルは「未来でこうなるから、今こうしておかなければ」と他人に言うことができない。味方を動かすにしても、未来の話抜きに説得しないといけないわけですね。もっとも、そのおかげでスバルのできることに制限が課され、ストーリーを進めやすくなっています。読者/視聴者も起こりそうなことが制限されるため、スバルの苦難にハラハラできる以外に、分かりやすくもなっている。

2.「エンドレスエイト」(ハルヒシリーズ)の事例

「涼宮ハルヒの憂鬱」ですと、例えばアニメ版で評価が分かれた「エンドレスエイト」もタイムループです(未読ですが、ハルヒシリーズ原作では何度かタイムループが用いられたとのこと)。

「エンドレスエイト」では、夏休み最後の日が繰り返される。(アンドロイド的な宇宙人の)長門有希だけがループを把握しており(万を超すループ回数を見ていた)、ハルヒ、キョンらはループを知らない。ただ、多少の既視感を感じることはある。その既視感から、主人公キョンが長門有希に問い質し、ループ状態を知る。そこからループを抜ける努力を始めるわけですね(条件が「ハルヒが夏休みに満足すること」と分かり、解決に導かれる)。

長門有希は寡黙キャラで、しかもハルヒの監視を主たる任務としているとされています。そのため、積極的には介入しなかったことになっている。加えて、ハルヒは自覚のない神みたいなもんで、バランスを崩すと世界を崩壊させかねないとされています。そのことも、長門有希の非介入に説得力を持たせています。

3.タイムループを知らない主人公視点では

いずれも、タイムループに関する制限がドラマ発生を促しているように思います。

ただ、その2作ともループ自体は明示的に描かれます。リゼロでは主人公がループを経験しているわけですし、「エンドレスエイト」では夏休み最後の日の描写が繰り返されます(主人公キョンが寝て、起きるといつも同じ日の朝に戻る)。

スレ主さんのご構想では、ループを知らない主人公が一度きり(と主人公が思う)歴史をたどるわけですから、相当に難しいものだと思います。それだけに、上手く行けば高い効果を上げられそうです。

物語は主人公視点で描かれるとして、ヒロインのループの最後のものになるはずです。なにせ主人公はループを知らないわけですから。
(主人公が死んで、さらっと過去に戻ってそ知らぬ顔で続ける手も考えられますが、それならあまり工夫はいらないので割愛。)

4.タイムループを知るキャラの行動を設定で縛る

単純に考えると、ヒロインの行動は主人公(やループを知らない仲間)からすると、非常に奇異になるはずです。ヒロインは主人公の死の運命を知っており、何度も体験している。主人公が見るヒロインは、興奮し切り、必死でまくしたてるはずです。主人公が何かしようとすると、腕ずくでも止めようとしたりもするでしょう。

あるいは、ヒロインが延々と謎の行動をとる。未来を知るヒロインは災厄を未然に防止しているんだけれど、防止しちゃうと主人公には意味が分からないはずです。結果、よく分からないままに主人公は無事生き延びる。ヒロインが種明かし(ループと主人公死亡の回避の経過の説明)をしても、盛り上げるのは難しそうです。

これではドラマを発生させるのは難しくなります。ヒロインがなんでもやれ過ぎて、制御が効きませんから。ですので、リゼロやハルヒの事例のように、何らかの制限を加えたほうがやりやすくなるはずです。

未来の話ができない、というのも有力な案の1つです。未来からの情報は過去を変え、未来自体も変えてしまう。母親殺しのパラドクスみたいなことが起こり得ます。フィクションでも「未来の情報を告げた途端、リセットされる」としてもいいはずです(ヒロインの無言の行動が過去を変えて、未来も変える点は黙っておく)。

あるいは、ループに制限を設ける。ヒロインがやり直すたび、過去に戻る時点が1時間進む、とすると、ヒロインの行動に制限が出ます。ヒロイン視点ではだんだんやれることが少なくなる。それは主人公が知り得ないわけですけど、ヒロインの最後の試み(最後のループであり、主人公の生存ルート)で何をやれるかに影響は出そうです。

いずれも、ざっくり考えたものですので、そうするとどうなるか、は考えておりません(もし考え始めたら、具体的に過ぎる案出しになってしまうかもしれません)。いずれにしても、ヒロインのループで何ができるかより、まず何ができないかを考えてみてはどうでしょうか。

5.ループを匂わせる台詞・描写はリアリティ演出が主

その上での、「ループ系を匂わせるような台詞や描写」です。どういうループかによって、ヒロインの台詞、しぐさ等々は変わってくるはずです。それでもおおむね共通であり得そうなのは、例えばヒロインが主人公が何かしようとするのを見て「『今度は』そうするの?」と言ってしまうとかでしょうか(主人公は「今度は?」と怪しむう)。あるいは、主人公が喉の渇きを覚えてコーラが欲しいと思っただけで、ヒロインが自販機のコーラを買って差し出した、とか(主人公は「なぜ分かった?」と不思議に思う)。

しかし、いずれも小技です。全体の虚構性と嘘くささを感じさせないための、細かい点でのリアリティを出すテクニックに過ぎません。細かい点のリアリティは大事ではあるんですが、物語大枠が決まらないと、どうリアリティを持たせるかは出て来ません。やはり、タイムループの制限設定を仮にでも決めてしまったほうがやりやすいのではないかと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ループ系について

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投稿日時:

元記事:和風ファンタジーで守るべき事

皆様ご無沙汰しております、ヤモリです。
 毎度毎度尋ねてばかりで恐縮ですが、少し気になったので意見を頂きたいと思い投稿しました。
 現在私は、中世ヨーロッパ風異世界ファンタジーではなく、戦国乱世日本風異世界、要するに和風ファンタジーのプロットを立てているのですが、中世ファンタジーがそうである様に、戦国時代風ファンタジーも、あくまで“風だから”、時代劇や史実劇の如く、全てを厳密に本物と同じにする必要はないのかもしれないが、ではどこまで本物の戦国時代に似せれば良いかな、と考えを巡らせています。
 それこそ戦国時代の物の言い方や、言葉の名前を忠実に再現しても、読者によっては ? となってしまうでしょうし、それをやってしまうとあまりにも固くなり過ぎてしまいますよね?

 ならば、これは中世ファンタジーにも言える事ですが、どこまで世界を再現すれば、悪く言えば似せれば戦国時代風ファンタジーになるでしょうか?

 逆に皆様が仮に戦国時代日本風異世界が舞台の和風ファンタジーを読むとして、『これだけは(台詞の言い回しや物の名称、地の文に使用する言葉や、作中に登場する人、物問わぬあらゆる存在)守ってほしい、これがなきゃ戦国時代ぽくない!』
或いは逆に、『こんなの有り得ないだろ、戦国で……』という物はありますでしょうか?

 ちなみに私が現在構築しているのは、所謂転生ものではなく、昔の日本みたいな世界で、日本神話に出てくる様な大蛇や天狗、鬼等が主役の
戦国時代風の異世界ハイファンタジーです。

 更に付け加えると、この話の主人公は大蛇と鬼の合の子です。まさに、日本風異世界ならではと思うのですが、いかがでしょうか?

上記の回答(和風ファンタジーで守るべき事の返信)

投稿者 ドラコン : 0

 ドラコンと申します。ご質問につき、私見を申し上げます。

 私が和風ファンタジーを書くとすると、以下の点に気を配りますね。

 ・カタカタ語を出すと興醒めな世界観では、カタカナ語を使わない。やむを得ず使う場合は、漢字で書いてカタカナでルビを振る。

 ・地名や人名に「和語(漢字の訓読み)」を使う。特に女性名は、「さくら」など「ひらがな」を使う。男性名、特に武士なら百官名(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%AE%98%E5%90%8D)を意識する。その国・時代っぽい名前は大事。

 ・想定する時代の社会制度(特に官制)を調べる。徳川幕府の職制でもよいが、戦国時代が想定なら、室町幕府や戦国大名の職制を押さえておく。役職を「〇〇奉行」にすると、武家政権らしくなる。

 ・想定する時代の食文化を調べる。特に、戦国時代想定なら、その時代の象徴である茶の湯を出す。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 和風ファンタジーで守るべき事

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投稿日時:

元記事:構成の評価が上がらない

 5,6年くらい新人賞に応募していて、毎年選評が帰ってくるのですが、「構成」の評価欄が一向に上がりません。(評価シートのことはネットに詳しく書くなと言われているので、言える範囲だとこのくらいになります)

 応募している、作品のパターンとしては、以下の通りです。
 回想なし、
 視点変更なし。(一方そのころ、主人公ではない人の動きは・・・という場面はなし)
 現在進行形で、時系列順に物語が進む。

 ではだめなんでしょうか。 

 3幕構成を語った本などを読むと、物語の半分で一番盛り上がるようにしろ、と書かれています。

 たしかにそれが本当にそうでないとだめなら、自分の作品はだめなのでしょう。一番盛り上がるところを真ん中に、と枚数調整するのは中々難しいです。でも今のところ思い当たるのはこれくらいなので、とりあえず、ここを改善しようと思っています。

改善しようとは思っていますが、本当にそれが原因なのかと疑っています。

確かに、ハリウッドでは、映画が半分過ぎたところで、一番盛り上がっている場合が多いです。
 ここで思うのは、 3幕構成を語った本って翻訳ものでいわゆる、日本の小説には当てはまらないことが多いということです。

 だからこれが原因ではないと思うのですが。

 他に、これができないから構成が良くないと言われるんじゃないかと意見があるかたはコメントお願いします。

上記の回答(構成の評価が上がらないの返信)

投稿者 ヘキサ : 0

>3幕構成を語った本って翻訳ものでいわゆる、日本の小説には当てはまらないことが多いということです。

私はここの常連さん達ほど三幕構成に詳しくはありませんが、尺の感覚的に新人賞向けの作品(単行本一冊ぶんのボリューム)は映画一本に近いと思っているので、新人賞用の作品に限って言えば三幕構成は適用しやすいだろうと思っています。

>一番盛り上がるところを真ん中に、と枚数調整するのは中々難しいです。でも今のところ思い当たるのはこれくらいなので、とりあえず、ここを改善しようと思っています。改善しようとは思っていますが、本当にそれが原因なのかと疑っています。

他には、盛り上がるイベントそのものが弱い……とかでしょうか? それも「構成」にくくられる場合もあるみたいです。

でも確かに、ある公募で「面白くなるまでが長い作品が多く、勿体ないと思うことが多かった」という総評を見かけたことがあります。尺調節は確かに難しいと思いますが、仮にこのタイプだと仮定したら「前半を圧縮気味にする」ことに集中して作品を見てみるのがいいかもしれませんね。

ここを縮めて、とかいうポイントをちまちましらみつぶしにチェックしたり、あるシーンは思いっきりカット・ダイジェスト化するとかですかね。
昔、他の人の文章作品を漫画化するという企画をしたことがありますが、その時自分の作品で変更された部分を見て「あっ、そういう縮め方があったのか!」と気がついた、という人がいたりもしました。自分が信用できる身近な読み手さんに見てもらうのもありかもしれません。

逆のパターン、後半のクライマックスを伸ばすのは、描写量を増すということになりますかね。一行くらいで済ませてしまって読み飛ばしそうなところを少し増し気味にするとか。これは「あえていい加減にナナメ読みする」ことで描写増し部分候補を見つけることができるかもしれません(注:あくまで私のやり方です)。

そこまで客観的になれない、と思っても、ある程度時間の経った昔の作品であれば少し客観的になれるかもしれないので、古いものから手をつけてみてはどうでしょうか。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 構成の評価が上がらない

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