小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

パクトボーさんの返信一覧。最新の投稿順6ページ目

元記事:最後の挨拶

どうも皆さま。本日を最後に私はラ研様から完全に手を引きます。
得られるものよりも失うものばかりが大きくなった今、ここに留まる理由が薄くなってきましたので、おそらくもう来ません。
鍛錬室の作品も週末までには削除します。別れを惜しむ方達の感想が殺到しない限りは延期しないつもりです。

上記の回答(最後の挨拶の返信)

投稿者 パクトボー : 9 人気回答! 投稿日時:

まあ、なんというか…そういう上から目線だったり、自分がさも世界で一番偉いみたいな態度が最後まで抜けなかったって点が、ここの皆さんからの評価がちょっと辛めだった原因だと思いますよ。別サイトの方はこういった言葉遣いの態度の人だってことを知らないわけですから、評価も純粋に作品のみになるのでしょうね。
作品だけ評価してもらえるっていうのは、純粋にいいことだと思うので、それが良いでしょう。世の中には自分の気分を良くするために辛辣なことを言う人もいるわけですから。
でもまあ、ここの人たちはあくまで優しく対等に接しようとしてくれてたと個人的には思うので、一度ご自分の評価は自分の行いの結果だという基本的なことを思い出していただければなぁ、と思います。
そりゃあ涙だって流れるでしょうね…。ご自分の中でのご自身の評価と、周囲からの評価の食い違いにはさぞお辛い思いをしたことかと思います。いいね!の評価は心の健康になります、ご自愛なさってください。それから、心に余裕があるときにはたまに自分の言動を振り返ってみてください。

カテゴリー : その他 スレッド: 作品の評判に関する疑問

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元記事:発達障害の人間が、小説を書く上で”特に”気をつけるべきことはなんでしょうか?

 お初にお目にかかります、半額オソーザイです。
 数年前に筆を一度折って、最近になって少しずつ筆を取り直そうという気になってきたのですが、少し気になった―――率直に言うと不安になったところがあったので、ご相談させていただきました。ただ内容が人によってはデリケートな問題なので、気分を害される方がおられたら申し訳ありません。

 私は数年前に所謂アスペ(正式名称で言うと自閉症スペクトラム障害。診断されたものはASDとADHDです)と診断されており、それが小説を執筆することに影響しないか不安になっています。ネットでも時々「アスペが書いたような一人よがりな小説」とか「支離滅裂な文章はいかにも発達障碍者って感じ」という感じの批評コメントがあったりして、自分もそう言われるようなものを書いてしまうかもしれない……と思ったりしています。
 もちろん障害特性上、できるようになるために並々ならぬ努力が必要なこと、もしくはどうしてもできないかもしれないことはあるかもしれません。ただ、自分の発達障害が悪影響を及ぼしがちなところが少しでも分かれば、それを意識して執筆していけると考えて、こちらに書き込ませていただいた次第であります。

 なので、タイトルどおりではありますが、相談内容は
「発達障害(ASD)の人間が、小説を書く上で”特に”気をつけるべきこととは?」
 です。もし何か工夫できるところ、訓練方法があればそちらも教えていただきたいです(図々しくて申し訳ありません……)。

 非常に答えづらい相談内容かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
 一言にアスペ……もとい、ASDといっても人それぞれですが、私の場合は「空気(行間)が読めない」や「想像力が欠如している(人の感情を想像するのが苦手)」「曖昧な表現が苦手。具体的なものや、物事の定義が気になってしまう」といったところが当てはまっています。この点に関しては結構キツいと自分でも思っています(笑)

上記の回答(発達障害の人間が、小説を書く上で”特に”気をつけるべきことはなんでしょうか?の返信)

投稿者 パクトボー : 2 投稿日時:

小説を「書く」段階にあたっては、特別に注意すべき点はないと思います。
強いて言えば、自分の興味ある分野には饒舌っていう特徴が、説明主体になって読みづらくなるかもしれないし、逆に興味関心ない部分はなあなあにしてしまいがち、とか、そのくらいの読みやすさに関するハンデくらいなものでしょうか。それだって個人差ありますし。
その点、質問文くらいの文章量では断定できないとはいえ、半額オソーザイ様の質問は筋道立って説明できてるように感じられるので、その点は大丈夫なんじゃないか、とも思えます。

ただ、場外乱闘には気を付けたほういいです。
このサイト、ちょっと前までいたんですよ。アスペルガー症候群を名乗って、身の振り方が「人間として(障害あるなし無関係に)」あまりにも目に余った結果、散々な扱いを受けた方が。
心に余裕があるときに、過去ログを遡ってちらっと見て見るといいかもしれません。良い反面教師になってくれると思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 発達障害の人間が、小説を書く上で”特に”気をつけるべきことはなんでしょうか?

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元記事:本を読むのって必ずしなくちゃいけないのですか?

私は本を読むのが苦手です。

しかし、世の中の小説家を目指す人は必ず本をたくさん読んでいますし、小説家の人も読むべきだと言っています。

しかし、私は読む気にはなれません。まずお金がないです、「本は千冊読むべき」と言いますが、そんなお金はありません。時間もありません、千冊読むのにどれだけの時間がかかるのでしょうか?学生、さらにはもうすぐ就職する年齢なのにどうやって時間を取ればいいのですか?

そもそも他人の考えを見るのが嫌です。他人の書いた作品、千冊となれば昔の作品にも触れなければならない。ですが、私は現実で色々事情を抱えている以上、それを本の中で馬鹿にされたり否定されたりするのに耐えられません。過去の嫌な出来事や歴史を見ることができません。

どうしても、そんな地獄を千冊も繰り返すなんて難しいです。それでも私は小説家になりたいのですが、小説家になる為には「本を読む」という生き地獄を体験しなければならないのですか?これは必ずやらなければならないのですか?

上記の回答(本を読むのって必ずしなくちゃいけないのですか?の返信)

投稿者 パクトボー : 4 人気回答! 投稿日時:

自分が嫌いなものを供給する側になりたいってのも、なかなか酔狂な話ですね。
まあ、別に卵アレルギーが養鶏やってもいいし、耳が聞こえない人がピアニストやっても一向にかまわないのですが。
なんて話も、もしかして「他人の考えなので見るのも嫌」ですか?
ちょっと意地の悪い話ではありますが、気になったので。

多分、そういう読書家から小説家になった人の言う「本を読め」って、「健康になるには野球をやろう」と言う野球選手みたいなものなんですよね。バスケットボール選手なら「健康になりたけりゃバスケやれ」って言うでしょう。
本を読むって方法で小説家になった人達なんで、「本を読みたくないけど小説家になりたい」って人に対する助言はできません。自分たちがそれ以外に成功の方法を知らず、気持ちを理解できない以上、自分たちの通った道に近しい道を通ってる前提の助言にはなってしまいます。
つまり、アライ様が探すべきなのは「本を読まずに小説家になれた人の助言」です。
本を読んだから小説家になれた人のアドバイスなんて気にしてたらいけないです、アライ様にはまったく縁のない助言です。

それで、なんで本を千冊読める人の助言のほうが多いかっていうと。
それは単純で、「自分の生産物を自分で評価できるから」なんですね。
製品検査を自力でこなせる人と、本を読むのが生き地獄レベルな人で、どっちが小説家になるスピードが速くて生き残りやすいかと言うと、断然前者でしょう。

本を読めないけど小説書くよってのは、期末テストで、回答を書いたそばから見直しもできずに用紙ごと取り上げられてしまうってのと一緒です。消しゴム無しでのテストより厳しいです。
それがどれほど絶望的な難度なことか。しかも小説には決まった回答なんてないし、丸つけすら見知らぬ他人の善意です。そこに義務も定石も存在できません。
本を読めない人の小説家志望って、そういう難易度です。
それを、この先40年も50年も続けていけますか?というお話です。間違いなく、生き地獄どころの話ではないでしょう。
なので、自分の回答としては、アライ様が千年にひとりレベルの既に完成された天才文豪である可能性に考慮して「何が何でも絶対千冊読め」とは口が裂けても申せません。「そっち行くと多分生き地獄が延長されるけど心の準備は大丈夫?」とだけ、心配を申し上げさせていただきます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 本を読むのって必ずしなくちゃいけないのですか?

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元記事:キャラクターの能力とその数

最近小説を趣味で描いているんですが主人公に
どんな能力を与えればいいのか迷っています。
今のところ考えついているのは筋力増加ですけど
これだけだとつまらないと思うのでどんな人でもいいので能力の提案をしてください
お願いします

上記の回答(キャラクターの能力とその数の返信)

投稿者 パクトボー : 1 投稿日時:

前にも同じような「能力を増やしたい」というスレッドがありましたが、そこでもだいたいの反応は「増やすのではなく、今思い付く能力で展開を面白くするよう考える」という感じのものが多かったように思います。

例えば、おっしゃる筋力増加能力。
確かに現代学園異脳バトルだと若干インパクト不足、主人公っぽくない。
転生ファンタジーでも同様に、主役っぽさは薄い。味方その1か、敵その1って感じ。
でも、じゃあ能力増やせば面白くなるかっていうと、そうではないと思います。
現状作者ですらつまらないと感じてるものに、何か付け足しても、つまらないものが増えるだけです。そこに他人の発想を付け足しても、作者に扱いきれないつまらないものがもう一個並ぶだけ。小説のみならずサブカルチャーの類いって、結局つまらない・手垢がついたものを懸命に面白く見せかける・錯覚させる作業の繰り返しなんじゃないか、って思います。
だから、筋力増加能力で面白くなる展開を考える。普通の「強い」能力でド派手に無双したいけど、筋力増加だけなので地味に努力する、とか。筋肉だけで魔法を受け止めてみせるとか。
筋力で何をさせたいのか、を明確にしていますか?自身を持って、これが筋力増加の魅力だ!とアピールできますか?
筋肉だけだと活躍できない世界観なら、世界観を変えてしまえばいい。作者の特権です。筋肉あることが最大の魅力な異世界に転生したのでモテモテハーレム、脳筋だと馬鹿にされることに耐えられなくなったので棋士になって頭脳派を目指すが筋力アピールによる威圧でばっかり勝ち進む、デスゲームで与えられたのが筋力増加だったので何されても死なないくらい丈夫になってデスゲームが崩壊した、etc…
今上げたものが面白いかって言えば、多分もう世界のどこかに形として産まれていそうなものばかりだと思います。つまらないというか、既視感があるでしょう。でも自分は読みたいです。今はあるかどうかわからないけど、あるなら読みたい。見つからないなら、自分で書く、書ける、書きたいのが小説家なんじゃあないか、って思います。

これだけだと自分を棚に上げた偉そうな説教だけで終わってしまうので、何を増やすかも考えてみます。
自分なら…筋肉変形、でしょうか。
増やした筋肉の形を変えて、人間ジェット機や人間戦車になって戦う、なんていかがでしょうか?変形ってロマンですよね。肉々しいハイテクに襲われたら、敵もギョッとしそうです。憎たらしい悪役をびっくりさせたらスカッとするでしょうね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターの能力とその数

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元記事:ネットで小説を読むのに一番「ちょうどいい」時間帯とは?

そろそろ次の作品の投稿をはじめようと思い立ったのですが。
恥ずかしながら、生まれも育ちも田舎でして…。
バスとか電車とかの公共交通機関に乗っての空き時間を利用してネット小説を読む人が多い、とは聞くものの、じゃあそういった読者層っていったい何時くらいの時間帯の何分くらいを読書に費やしているんだろう?というのが、感覚的にわからないんです。
だいたい投稿感覚の日にちペースは掴めてきたので、次の段階としてできる限り目につきやすい時間帯に投稿したいのですが、そのために都会の生活ペースについて教えてほしいです。個人差があるとは理解していますが、なるたけ多数の新規読者の目に触れられるように、「更新された小説」のような項目に目を通す人が多い時間帯を知りたいです。

上記の回答(ネットで小説を読むのに一番「ちょうどいい」時間帯とは?の返信)

スレ主 パクトボー : 0 投稿日時:

>僕は、夕食終わりの20~22時辺りが一番「ちょうどいい」時間ですね。
>私は何といっても朝よみたい!!
このサイトだけでも意見が別れるくらいなんですね…。
どちらの理由も納得できるだけに、両立できる人が一番強いのでは?なんて考えてしまいました。
自分には、ちょっとそこまでのスピードはない…。

時間に自分を合わせるより、自然と合った読者だけ拾ってくのが、のんびりやれてよさそうかな、と思いました。

カテゴリー : その他 スレッド: ネットで小説を読むのに一番「ちょうどいい」時間帯とは?

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元記事:技名口上

ジャンプ漫画や異世界系とか、技名を書いて描写説明しますが

技名とか考えて書いた方がいいんですか?

とある魔術の超能力者達は、わざわざ技名なんて書きませんけど

どっちがいいんですか?

上記の回答(技名口上の返信)

投稿者 大野知人 : 1

 だって、格好いいじゃないですか。
 極論、『何を面白いと思うか』『何が格好いいか』みたいなのがエンタメの醍醐味だと思うので、『短めの技名を叫ぶ→エフェクトの描写→悪役が倒れる』みたいな短くて分かりやすい描写をカッコイイと思う人が多いから、そういうことするんじゃないですか?俺は格好いいと思いますけど。

 まあ要するに、『短い台詞+必殺の一撃』の組み合わせが格好いいので、上条当麻の『その幻想をぶち壊す』とか、白井黒子の『風紀委員ですの!』とかもある意味、『技名を叫びながら倒す』に近い物でしょう。
 他でも承太郎が『オラオラオラア!』とやって倒れない奴はいないですし(もしくは『そこまでしても倒せない奴』と描写する)、石川五右エ門が斬撃の後に『またつまらぬものを斬ってしまった』と言えば、台詞の後に敵が倒れるのがお決まりです。

 要するに、『敵の倒し方・必殺技のテンプレート』みたいなのを用意しておいて、そっからアクションシーンを展開する・そこに収束するようにアクションシーンを作ることに意味があるんじゃないでしょうか? ライダーキックみたいに。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 技名口上

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投稿日時:

元記事:やはり最終的には文才でしょうか?

タイトルの通りなのですが、人気小説を書くには最終的には文才なのでしょうか?
どんな魅力的な世界観、ストーリー、キャラクターがあっても文才がなければやはり無理なのでしょうか。
ご回答お願いします

上記の回答(やはり最終的には文才でしょうか?の返信)

投稿者 蛇鷲 : 0

 社会学の実験結果から言うと、運が一番大事です。

 米国で楽曲のダウンロード数を人気の判定基準とし、参加者をランダムに複数のブロック(1つは曲名のみ表示される対照群[ここの結果が各曲の実力とされた]、残りは曲名に加えそのブロック内での既ダウンロード数も表示される)に割り振って自由に試聴及びダウンロードさせるという実験が行われました。その結果、同一条件下でのスタートにもかかわらず各ブロックの人気順はバラバラとなり、さらに実力があるとされた曲が必ずしも上位にくるとは限らない、ということがわかりました。そのため実験者は、「個人が他人の行動に影響される場合、似たような初期条件でも大きく異なる結果に至りうる」という結論を出しました。
 要は、人気が出るかどうかは運任せの部分がひどく大きい、ということが示されたわけです。

 ただし、実力が上位だった曲は下位の曲よりも平均順位が高いという結果も同時に示されているので、文才があるに越したことはないようです。

カテゴリー : その他 スレッド: やはり最終的には文才でしょうか?

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投稿日時:

元記事:新人賞における「引き」について

レーベルの新人賞に応募する作品を書いているのですが、審査員を惹きつけるような「引き」がよくわかりません。
「引き」とはなんでしょうか?
審査員は応募された小説を流し読みしていると思うのですが、やはり最初の部分に入れた方がいいのでしょうか?
物語の最初で惹きつけるって、どうすればいいのでしょうか?

上記の回答(新人賞における「引き」についての返信)

投稿者 手塚満 : 5 人気回答!

1.「引き」ではなく「ツカミ」では?

どこで何をどうお聞きになったか、ちょっと分かりません。「引き」って連載物で言われるもので、各話の最後で読者に「続きを読みたい」と思わせる要素、書き方のことですから。

ですから、物語の最初であれば「引き」は作りようがありません。物語冒頭で読者を惹きつけるものは「ツカミ」と呼ばれます。のっけから「面白そう!」と期待させるものです。たぶん、それじゃないかと思います。

2.「ツカミ」の役割

「ツカミ」は重要です。冒頭が、例えば物語の設定を延々と書いてあると、高確率で離脱されます。読者は面白い話を読みたい、楽しみたいのであって、作品知識を勉強したいわけじゃないですから。

ただし「面白い!」は普通は作れません。可能なのは「面白そう」「面白くなりそう」です。キャラも舞台もよく分からないのに「この話は面白い!」なんて不可能です(仮に面白くできたら、そこで読み終えてしまうかも)。あくまでも先を期待させるわけです。

3.ツカミの作りの原則

具体例は人気作品、有名作品を読んでください。その前提で、原則的なことを言うならツカミは、

1. 派手か突飛である。
2. 作品知識抜きで8割がた分かる。2割は謎めかせて、知りたくさせる。
3. 「どこで、誰が、何をする話」なのかおよそ分かる。
4. 無駄には入れない(後の展開を示唆したり、設定上のリンクがあったり)。

となるでしょうか。

1は推理物では「冒頭で死体を転がせ」なんていうアドバイスが有名です。まず殺人事件を見せちゃうわけですね。すると(ジャンルが推理物という前提で)「誰がどう殺した?」という興味が湧きます。

2は派手だったり異様だったりして目を引くために必要です。作品独自の設定とか知らないと分からない冒頭にしてしまうと、理解できません。理解できないものは派手なのか、突飛なのかも分かりません。

4.フルメタでの冒頭のツカミ

例えば「フルメタルパニック」では、軍用ヘリから逃げる車、車の助手席には医療用検査衣の少女が描写され、巨大ロボットが救いに現れます。ロボが軍用ヘリを叩き落とし、少女は救われる。巨大ロボはフィクションでおなじみですし、ヘリに追われる車というのも分かりやすい、よくある追跡劇です。ただ1つ、追われていたらしい少女の身なりだけがちょっと奇妙で、「どういうこと?」という興味を持たせています。

そうやって目を惹きつけて興味を持たせ、本筋に導入ですす。上記冒頭シーンの後は、少女を救った主人公の正体や所属組織の説明が入ります。読者はもう興味を持ってますから知りたくなっており、説明が少し続いても読んでくれます。そうして「誰がどこで何をする話」かが飲み込めたら、メインヒロインもストーリーにきちんと登場し、メインストーリーに入っていくわけです。

もし主人公の正体の説明を冒頭に置いたら、分かりやすくはあるでしょうけど、退屈です。奇矯な主人公ですから、多少コミカルではありますけど、コミカルが売りの作品には勝てないわけで。つまらないコメディと思われて、捨てられてしまいます。

さらに、冒頭の追跡劇とバトルも、単に目立つためだけではありません。しばらくするとメインヒロインの秘密(正体)に直結して来て、「あれは、そういうことだったのか」と納得できる作りになっています。

それが優れた「ツカミ」です。簡潔に言えば、読者の目を惹きつけ、かつ読んだことを納得できるもの、ということになります。

5.ツカミは全力を出し切るくらいに

「ツカミ」の重要性を強調するため「羊頭狗肉、竜頭蛇尾でいい」とすら極言することがあります。全力を尽くせ、ということですね。読み進めてもらわないことには意味がないのに、作者的にはつい「本当に面白いことは、後で使おう」と出し惜しみしたくなるからです。作者は「最後まできちんと読んでくれれば面白いんだから」と思いがちです。

でも出し惜しみすると面白みも減るわけで、読者は読むのをやめてしまいます。冒頭に力を入れた作品に負けてしまうわけです。だから冒頭では「考え抜いた面白いネタ全部使っちゃった。この後どうしよう」と悩むくらいに、面白さを出し切ることが大事なんです。

6.しかしラストが最重要なのも確か

とはいえ、作品の本当の面白さ、印象は終盤のクライマックスから物語の締めくくりで決まります。「羊頭狗肉、竜頭蛇尾」は方便です。真実ではありません。冒頭だけ面白い作品はショボいと評され、作品として面白いと評価されることはありません。

7.しかしラストまで読んでもらうのが冒頭のツカミ

しかし、です。その本当の面白さが分かるラストまで読者を引っ張り、読み終えるモチベを与えるのは、やはり冒頭であるわけです。とびきり美味しそうな匂いを放つ冒頭のツカミを工夫しないわけにはいきません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 新人賞における「引き」について

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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