小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

みりんさんの返信一覧。投稿の古い順3ページ目

元記事:ネット小説の主人公交代について

お世話になっております、藍川です。
小説を書き始めてやっと1ヶ月たったにわかです。
タイトルにもあるとおり私がネットに投稿している小説の主人公をサブキャラに変えて新章を書きたいと思うのですが、
同じ世界で別のシリーズにした方がいい気がしてきました。
どちらの方がいいでしょうか?

上記の回答(ネット小説の主人公交代についての返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

小説家になろうさんでは、同じ世界観で違う主人公の話ってよくありますね。

いまアニメをやっている「盾の勇者の成り上がり」では、たしか「槍の勇者のやりなおし」という続編を、盾と同じページで続けて連載していたはずです。

人気作家の異世界恋愛ものでは、よくサブキャラを主人公にした別シリーズを、単体でも読める読み物として違うページを新しく作って連載するというパターンも見かけます。

なので、別にどちらでも良いのかと思いますよ。

しいて言えば、前作が人気でPVが見込める、ファンがついてくれているなら、そのファンが続けて読んでくれる可能性の高い新章でそのまま連載するほうが良いし。(更新したら通知がいくので読者の目につきやすい)

別にそこまで人気がなかったら別シリーズのページを作って、新規読者の目に留まりやすいようにする、という戦略を試してみてもよいのでは?(文字数に比例したポイントがないと、人気ないと思われて読んでもらえない)
と思います。

創作論的にどうか、というより、PVを集めるマーケティング的視点でどうするか決めるのもひとつの手かと。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ネット小説の主人公交代について

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元記事:行き当たりばったりで書くクセ

題名にも書いた通り私には、小説の続きを行き当たりばったりで書くクセがあります。
前作は一応長編として鍛錬投稿室に投稿しましたが、実態は短編連作に近い作品です。
一つのエピソードを終わらせたら次のプロットを作り、またそれが終わったら……という流れを繰り返して作っていました。
最近このクセを直すべきかどうかで悩んでいます。
というのもこのクセが前作の問題点が発生した原因に直結しているからです。
多くの方のご指摘を受ける中、何度も拙作を読み返すうちに私は一部必要性の薄いエピソードがあることに気がつきました。
この欠陥が先述したクセから来ているのは説明するまでもありません。

ただこのクセから脱却しようとすると別の弊害が発生してしまいます。
最初からガッチリ詰め込んだプロットを作るのが苦手だからです。少なくとも前作と同じ規模の分量のプロットを作成する自信はありません。

最近は「脱却しようとしたら障壁に当たる」という事態について、このクセは正しく使ったら利益をもたらすのではないかとも思いました。
ただメリットとデメリット、どちらを取るべきかの判断がどうやってもつけられず悩んでいます。

上記の回答(行き当たりばったりで書くクセの返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

私も以前は行き当たりばったりで書いてました。
けれど、三幕構成など創作論を勉強するうちに、プロットなしでは書けなくなりました。今は、プロットを見ただけで作品の完成度がある程度わかるようになったので、何本もプロットを作って、本文を書きたくなるような面白い作品を作ろうともがいているところです。
私は上記のようなルートを通っていまのがっちりプロットを作るタイプになりましたが、それは面白い作品を書きたいと思って勉強したりもがいたりした結果です。
要はどんな創作方法をしても、最終的に面白い作品が書ければ、やり方は自由だと思います。

超長期連載のマンガとか、引き延ばしてくださいって言われてなかなか終わらせてもらえないってよく聞きます。つまり、行き当たりばったり書いているのでは? と思います。コナンとか、銀魂とか……
なので、行き当たりばったりで面白い作品を書ける力というのは、確実に求められている素晴らしい能力だと思います。

必要性の薄いエピソードというのは、あとで削るのじゃダメですか?
必要性薄くても、面白い話だったら正義という側面もありますよね。(銀魂とか必要性ないエピソードてんこ盛りですよ。コナンとかも黒の組織関係ないエピソードばっかり)

もしどうしても、いまの行き当たりばったりで書くクセを治したい、というのであれば、三幕構成を勉強してみるのも面白いと思います。
ストーリーに対する理解が深まるので、長いプロットも組めるようになるかもしれません。ただ……中途半端に勉強しただけだと、成長痛……つまりスランプに陥って何も書けなくなる……なんて事態にもなりかねませんが……。それを乗り越える自信があるなら、勉強してみて損はないかなと思います。

なんて偉そうに言ってますが、マリン・Oさんの実力を私は知らないので、見当違いも良いところな意見かもしれませんが。
ネットでおせっかいが無責任に言ってる戯言……そう思ってもらって結構です。
ただ私がそうだったから、私の場合はうつ病で発想力が枯れたせいで必要に迫られて創作論を勉強したんですけど……創作論を勉強してからプロットがすらすら書けるようになったので、三幕構成勉強するのはアリかなと思っただけです。

私もまだまだまだまだ未熟なので、お互い頑張りましょう!

カテゴリー : その他 スレッド: 行き当たりばったりで書くクセ

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元記事:行き当たりばったりで書くクセの返信の返信

みりん様、初めまして。
昔は行き当たりばったりで書いていたけど、今はプロットなしでは書けなくなった方ですか。
三幕構成は前作を終わらせてから少し勉強したことがありますが、実戦投入したことはないですね。
一回三幕構成式でプロットを書いてみます。

>>必要性の薄いエピソードというのは、あとで削るのじゃダメですか?
  必要性薄くても、面白い話だったら正義という側面もありますよね。

ああ、申し訳ございません……
このアドバイスについてですが、私の言った「必要性の薄いエピソード」はなくなったらなくなったで細かい描写に矛盾が発生してしまうのですよ。
だからただ削るだけじゃ解決しないという厄介なシロモノなのです。次回からそうならないよう気をつけたい反省点ですね。

面白い話だったらそれでいいという意見は私も肯定しますね。
ただ「銀魂は必要性のないエピソードがてんこ盛り」という意見はちょっと違いますね。銀魂はむしろ必要性のないエピソードをファンが求めているタイプだから、むしろ一周回ってそういうエピソードが必要だと思います(笑)。

上記の回答(行き当たりばったりで書くクセの返信の返信の返信)

投稿者 みりん : 0 投稿日時:

>ただ「銀魂は必要性のないエピソードがてんこ盛り」という意見はちょっと違いますね。銀魂はむしろ必要性のないエピソードをファンが求めているタイプだから、むしろ一周回ってそういうエピソードが必要だと思います(笑)。

銀魂は必要性のないエピソードがてんこ盛りと書いた点については、間違いでした。
お詫びして訂正いたします。
私も、土方さんがマヨラーだったりトッシーだったり、かぐらちゃんが酢昆布好きだったりといった細かいネタ最高だと思ってますし、必要だと思ってます。
励まそうとするあまり書き間違いました(笑)

カテゴリー : その他 スレッド: 行き当たりばったりで書くクセ

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元記事:R18の定義とはなんですか?の返信

うん……まあ、見てた。ちょっと議論が白熱していたようなので大丈夫かなとは思っていたけれど。

まず最初に「レーティングシステムはとても曖昧なもの」だということを強調しておきます。個人の感性によります。
あと、媒体にもよります。みりんさんはなろうで掲載していることもあり、なるべくなろうのガイドラインに沿うようにしたほうがいいと思います。web小説全般も、今のところはなろうの基準に沿ったほうがよろしいかと思います。

で、問題だったのは、みりんさんが漫画の前例を多く持ち出していたところですかね。しかも少コミの。少コミは、一時有害図書指定されたレベルで、その過激さで物議を醸しだしたこともあります。アレを基準にしてしまうのはちょっとお薦めできません(汗

そして、過激描写は年々規制が強まっている方向にあります。「今までこういうのがあったからいい」「人に言われるまで放置しておいていい」という問題でなく、軽くても率先して自主規制する態度が大事、というスタンスの方もいらっしゃると思います。

この作品で、強いて気になるといえばゴムやら行為の最中の描写やらが出てしまうことではないでしょうか? R15ではいわゆる「朝チュン」と呼ばれる、行為の部分をすっ飛ばすことが推奨されるので、そこを気にされた方がやや事態を重めに受け取ったのではないか、と思います。

みりんさんがこの作品を「R15だ」と言い切って公表するのは自由ですが、トラブルは後からやってくる可能性もあります(というか、世の中これだけweb小説が氾濫していると、有名になってからでないとピックアップされない)。「その他いじめや虐待等、ダークな内容が多いのでとりあえずR18にしておきます」のほうがトラブルを起こしにくいため、安全策として推奨する方もいらっしゃるということです。

判断は難しいですが、「難しい要素をぶっこんでいる」という危機意識は持っておいたほうがいいかな、と思っております。そういう感覚って麻痺しやすいですからね(汗

え、私から見てどう思うか、ですか?……うん、小コミや花ゆめやなろうのR18によくある設定かなーって感じですかね。私もお月様わりと読んでるほうなので。

上記の回答(R18の定義とはなんですか?の返信の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

hexaさん、コメントありがとうございます!

正直
・エヴァを小学生で見て、中学生は少コミを読んで育ったのでこの程度いけるっしょ!何が問題なんだ?
(ただしヒーローは特殊過ぎて一般受けしないだろうなー彼女いるしマザコンだし奴隷とか言い出すし)
・自分の想定した程度のやばさ加減の範疇には入っているという感覚はあってると思う
(奴隷とかR18によくある要素を多少マイルドに変換)
・なろうR18のランキング見てきたら性描写ばっちりが1位になってたのでなろうR18に対する私のイメージも間違ってないと思う(大人(一般)向けよりらぶえっち的話やBLが人気)

のですが、
R18や規制に対する見方が変わってきていることは分かりました。

私が想定していたやばさ加減の範疇も、今では規制すべきって論調な訳ですね。
国連だの自衛隊だのニュースになってますし、フェミは炎上するし、これも時代ですかね…。はあ…。
絶対にR18だ! って言われると思ってなかったのでそれは確かに想定外。
ゴムはしないよりした方がいいし、彼女との行為も押し倒したところで思考トリップしてすぐ携帯が鳴る程度を想定していたので、朝チュンと変わらない程度と思っていました。
そもそも純文学とかもっとえろいし……。
書きようによって誤魔化せるからR15で発表して即問題になる(即通報されるとか)訳じゃないけど、個人でやってて身を守るためにはR18にしとくのが無難、という認識で大丈夫でしょうか……

ご意見参考になりました!

カテゴリー : その他 スレッド: R18の定義とはなんですか?

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元記事:R18の定義とはなんですか?の返信

みりんさんのプロットを拝見したところ「奴隷」「セフレ」「強姦(未遂)」「拘束」「監禁」「DV」「虐待」「暴力団」ときて、さらに煉を肯定した上でハッピーエンドというR15どころかR18でもどうかという内容だと思います。
R18レーベル内でも過激さを売りにした作品レベルじゃないですかね? これをR15と主張するのは無理筋ではないでしょうか。

上記の回答(R18の定義とはなんですか?の返信の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

田中一郎さん、コメントありがとうございます!

性描写を一切していなくても、R18になるんですね……。
参考になりました!

カテゴリー : その他 スレッド: R18の定義とはなんですか?

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元記事:可愛いヒロインの描写

ヒロインを始めとした女性キャラの可愛い台詞や可愛い描写や可愛くなる展開がイマイチ思いつきません。
パッと思いつくのが
・ヤキモチを焼く
・照れる
・主人公を好きな気持ちを自覚して「そんなことない」と否定したり、主人公とのイチャイチャを妄想してニヤけるなどです。

他にもヒロインの可愛い描写を教えてください。

上記の回答(可愛いヒロインの描写の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答!

ハッキリ言えばキャラクターによって違います。
その性格の個性を出すことがキャラクターの魅力に繋がり、強いては「可愛い」という描写に繋がります。
なので、それを「ヒロイン(女の子)の可愛い仕草」と一括りにしてるのが問題ではないかなと思います。
例えば、「見栄を張る」というどー考えても可愛い仕草ではない展開でも、キャラクターが「ツンデレ」だと、まさにそれがツンデレの特徴の一つなので、ウケるのはそういう「見栄を張る・意地になる」といった場面ですよね。

となると、「可愛い描写とは何か」ではなくて、「書きたいキャラクターの個性は何か」という話になるので、ここで「可愛い描写」を提案してそれを上手く書いたとして、しかしおそらくキャラに合わず描写が成功することは無いかと思う。
「やきもちを焼く」というのは多くのキャラクターで当てはまりやすい可愛い要素ですが、まあこう言うとアレですけど「やきもちを焼く姿が許されるキャラ」でなければ可愛くないです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 可愛いヒロインの描写

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投稿日時:

元記事:人の心がわからなくても心を打つ作品は描けますか?

私は自分でもかなり人の心の機微がわからない方だと思ってるんですが、そういう人間でもラストオブアスや寄生獣みたいな人の心を打つと評判の大作って作れるんでしょうか?
それともそんな大それたことは考えずに、もっと下劣というかスナック感覚で楽しめる作品を作ることを考えたほうがいいんでしょうか?
それと「ハートフルなことで評判の作品を描いたのに血も涙もない発言をした」みたいな作品と人間性が真逆な作家がいたら教えてほしいです。
そういう人の話を聞けば「自分でも心を打つ作品が描けるんじゃないか?」と自信を持てるので。
とりあえず私の知っている限りでは、和月伸宏さんが主人公が弱きを助け強きをくじき弱肉強食を否定すると評判のるろうに剣心を描いておきながら、児童ポルノを所持(弱者が虐げられている現状を許容)していましたが。

上記の回答(人の心がわからなくても心を打つ作品は描けますか?の返信)

投稿者 手塚満 : 1

スレ主さんは創作者(志望)として、非常に危うい傾向がある恐れがあります。それは、

「欠点を1つでも見つけたら、それが全体の性質だと思って否定的になる」

というものです。スレ主さんとしては、他山の石、そうならないための戒め、みたいに思っておられるかもしれませんが、思考を含めて繰り返し行ったことは否応なく学習し、強化してしまいます。

結果、欠点が見えたら駄目出しする癖が自分にも向けられ、何も作り出せなくなります。例えば、何が面白いかを思う前に、つまらない点が気になってしまうようになると、書いては消しで作品完成にたどり着けません。つまらない点が1つもない作品など、あり得ないからです。

あるいは、書き上げはしたものの、ネガティブな感想に拘ってしまう。その感想に反論するか、貶されないようにちょこっと書き直すとかしてしまう。そういう振り回され方していては、もう自分の創作作品ではありません。

そうなる前に、いい面を真っ先に見る癖をつけたほうがいいでしょう。例えば、面白い点が1つでもあれば、作品足りえます。1人でも「面白かった」と感動しくれたら、たとえ9人が「つまらない」と評しても、作品としては成功です。

そうするためには、繰り返しですが、欠点を真っ先に気にする傾向を下げていかないとマズい。癖が身に着いて習い性になってしまうと、1点で全体を否定する思考が無意識に行われ、癖自体を意識することすらできなくなりますから。

人の心が分からないでは、というお悩みはおそらく表層的なことに過ぎません。おそらくは上述の傾向で創作に行き詰り、合理化として出てきた偽の悩みである可能性が高い。そういうものに拘泥するのは、むしろ害が大きいでしょう。

1.リアルでは臭いものに蓋をすべきでない

常識として善行を心がけるとして、悪行を隠せばいいというもんではないですよね。仰るように、実在児童の児童ポルノはマズい。被害を受けている児童あって成り立ってますから。かつ、児童ポルノ所有は購入したということであり、次の被害を出すための資金源ともなってしまいます。

例えば、「子どもは無条件に守られるべきだ」と言いつつ、児童ポルノを次々と購入していたら、何やってるか分かんないですよね。言行一致させろ、と非難されて当たり前となります。自ら強制わいせつなんかしたら、さらにアウトに決まってます。

少なくとも「表現と行動は一致させろ」となります。それがリアルでの基準でしょう。児童ポルノ所持や強制わいせつを非難するのは現実的に正しい。創作以前の問題です。

2.フィクションは臭いものに蓋をすべきである

フィクションだとどうか。実録的とか伝記とかは別として、ほとんどは想像のみからひねり出されたキャラとドラマです。フィクションの主人公は作者とは別人格、とはよく言われることです。作者が想像してみた人物だけど、作者じゃない。当たり前ですよね。例えば、フィクションの主人公はしばしば、作者にできないことをする。

例えば、異能持ってる作者はいません。しかし異能持ちのキャラはフィクションに目白押しです。超能力で壁をぶち破ったり、他人の心を読んだり、魔法の呪文唱えて炎を出せる作者が、そういう主人公を描いているわけがない。「美味しんぼ」の作者は、自分では「究極のメニュー」を調理できない(できるんなら、料亭やレストランやってるはず)。

主人公の持つ善性や正義、敵役・悪役が持つ悪徳、暴虐等々も同じです。作者が持っているものではない。あくまでも想像してみただけのもの。伝記的なフィクションでも、例えば釈迦を主人公に据えた話ってあるわけです。作者が仏教的な悟りを開いている可能性は極めて低い(というより、あり得ないと考えるべき)。ですが、描けるわけです。悟ることはできなくても、悟った人を想像することはできるから。

(悟りを開いた)ブッダを描くにはどうしたらいいか。臭いものに蓋をするわけです。幸い、大悟後のブッダについて伝承はいろいろある。それをネタとして、後は「悪事をしないブッダ」にしておけばいいわけです。作者が「もし自分がそのシチュにあったら、こうするかも」と試行錯誤で多数想像して話作りはするわけですが、作者の悪徳から出てくるドラマや、いやな感じがする話の流れとかは捨てるわけです。

その結果、理想的な面だけが残ります。聖者キャラなら完璧なくらい理想的にするでしょう。悩みながらも善性に向かうキャラならそれなりに間違い、過ちも混ぜておく(そして悩んだり、反省したり)。

それを描く創作者が善人でないとできない、なんてことはありません。現実を見ればよく分かる。詐欺師はたいてい、うさん臭くない。それどころか、立派で信用に足る人物に見えた、と被害者はよく言います。欲望まみれの悪徳尽くの内面を隠して、善人を演じるのが詐欺師であるわけです。

それが実害にならない事例は役者さんですね。善人に見える、あるいは悪人に見える演技はするけど、本人の性格や信念に基づくわけじゃない。役者本人の内面を表現しているわけじゃない。演技面の技術的なことに過ぎません。

フィクションの作者も同様です。作者とは全く関係ない、実在すらしていないキャラを想像で動かす技術の巧拙があるに過ぎません。正義のヒーローを描くとして、作者本人の正義が本物かどうかは関係ない。正義っぽいものを、それらしく描く技術があるか否かしか問題にはなりません。

3.人の心の機微は分からない

他人を過大評価すると、作者と描かれたキャラを区別できなくなる傾向が出そうです。その前段階として、スレ主さんは「自分以外の大多数(の創作志望者)は他人の心の機微が分かる、読める」と思ってないでしょうか。

そんなことが分かる人はいません。よく「私はエスパーじゃない」と言ったりするのが、それです。例えば、「なんで私が怒ってるか、分かる?」という傲慢な台詞があります。実はそういった本人からして、分かるはずと思ってない。少なくとも確信してない。無理難題と薄々感じるからこそ、相手を苦しめるために言いたくなるわけです。

それでも、他人の気持ち、思考を推測しているということは、よくあることです(推測だからよく外れもしますが)。それって何やってるかと言えば、シミュレーションです。「こういうシチュでは、相手はどう思うか」を、「こういうシチュでは、自分はどう思うか」で推測する。相手との付き合いが長いほど、データの蓄積が多くなり、精度は上がるかもしれません。しかし、依然として「自分はどう思うか」でしかない。

その傍証として、プレゼントを選ぶ傾向の調査事例があります。プレゼントはもちろん、贈る相手を喜ばせるためのものですし、贈る側も相手が喜ぶのは何かを考えています。しかし、しばしば贈ったもの自体については、喜ばれない(贈ってくれた気持ちは喜ぶけれど)。

なぜそうなっているかの調査事例では、「実際には相手の好みではなく、自分の好みで贈答品を選んでいる」ということが明らかにされました。例えば「この柄のハンカチーフを相手は好きなはずだ」と思っても、実際には自分が好きな柄であったりするわけです。

人の心の機微ともなると、もっと難しいわけです。ブッダみたいな、悟り開いて、人間の苦しみの根本まで分かっちゃったような人ならともかく、たいていの人には人の心の機微なんてわかりません。他人なら人の心の機微が分かるんだろう、と思うなら、ありもしないものをやっかんでいます。

4.それでも人の心は分かる

それでも人の心が分かる可能性がない、とは申しません。間違うことはあっても、分かると言えば分かる。なぜなら、他人の心をシミュレートで推測するのが可能なのは、自分に心があるから。

もし、仮にですが、心を持ってない人がいるとしたら、その人は「他人の心が分からない」と言って、間違いとはされないでしょう。しかし、心があるなら、分からないという言い訳は通りません。心の有無の検証は簡単です。何かを面白いと思うなら、心は確実にあります。何かを許せないと思うなら、やはり心はあります。面白いとか許せないと思う他人を推測することも可能となってきます。

くどいようですが、他人の心、気持ち、思考等々を直接読み取ってはいない点が大事です。シミュレーション技術であるわけです。
(字数制限により続く)

カテゴリー : その他 スレッド: 人の心がわからなくても心を打つ作品は描けますか?

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元記事:面白い会話とは?

特に応募用の作品を書く上で相談したい事があります。
ズバリ単刀直入に、

「面白い会話って何でしょうか」

私の作品は、はっきり言って会話の評価が最低ランクなのです。自分では、キャラクター同士の会話の内容に十分気を付けているつもりなのですが、いつも駄目なのです。
たぶん、面白い会話というものが理解出来ないせいだと思います。そこで、面白い会話とはどんなものなのか、どうやって書いたら良いのか、それをアドバイスして頂きたいと思います。

ですが、単に面白い会話と言っても、コントを書く訳ではもちろんありません。

例を挙げると、「物語シリーズ」みたいに、全く何の脈絡も無い様な会話や独り語りを続ける様なものもあれば、「ロードス島戦記」の様に、ほとんど無駄の無い作品もあります。
基本的に、「ロードス島戦記」や「銀河英雄伝説」などのシリアス系には無駄が少なく、萌え系や馬鹿っぽい作品には無駄が多いです。

それぞれ、作品の色に合った会話の内容だと思うのですが、人を引き付けてその作品にのめり込ませる様な会話とは、一体どんなものなのか、是非お願いします。

上記の回答(面白い会話とは?の返信)

投稿者 あまくさ : 1

面白さはには色々ありますが、同様に面白くなさにも色々あります。
よければご自身の会話の問題点についてどうお考えなのか聞かせていただけますと、以下とは違った角度から考えを述べることができるかもしれません。

あくまで想像としてなら。
会話が面白くならない原因がサタンさんが仰るようにストーリーの本筋をつかみきれていないことによるとしたら、そういう欠点は会話以外の所にも表れるはずだと思います。
よって会話の評価が特に低いとしたら、生真面目すぎて硬い感じになっているか、几帳面に隙のない文章にしようとしすぎているのか、そういったことではないかと推測します。
仮にそういうことであれば、「硬い会話」に対する良い会話は「読者の息抜きになる会話」、「隙がなさすぎる会話」に対する良い会話は「省略の仕方が巧い会話(空気が読める会話)」ということになるかと。

他に良くない会話のパターンを考えると、紋切り型すぎるというのもあるかな。
老人なら「儂は~じゃ」、お嬢様なら「わたくし~ですことよ」。
まあ、ラノベの場合は誇張したキャラ描写の一つとして意図的にやるならありかもしれませんが、テンプレにも使い方が凡庸なものとセンスの良いものの差はあります。日常系のアニメなどでは、そのへんが何気に巧い作品を見かけるので参考になるかと。

西尾維新の会話は面白いと思いますが、クセが強すぎるのであの作者独自のものと考えた方がよいのではないでしょうか? 影響されると例外なく劣化コピーになってしまう典型です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 面白い会話とは?

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