小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。最新の投稿順17ページ目

元記事:小説文章において設定情報をうまく紛れ込ませる方法

小説を書くにあたって、設定をだらだらと展開させてはいけない、読者の読みたいのは物語であって設定集ではない、とよく言われます。

それで私が構想する小説では異世界ファンタジーを舞台にしているんですが、「ゲームシステム」が実装されているという設定です。
よくある小説で「ゲームシステム」を便利に使って転生系主人公が無双する話はよく聞くのですが、私は発想を変えて、「ゲームシステム」があったら、ホントに便利になるのか、という疑問から、逆に「ゲームシステム」の壁に阻まれるキャラを主人公に据えたストーリーを考えています。
なので、この「ゲームシステム」についての設定を説明したいのですが、小出しにすると後出しっぽいし、かといって全部予め出しておくと展開の余地が狭ばまるようにも思います。
どうやって設定情報を紛れ込ませてストーリーを展開させていくのが上手いでしょうか。

個人的には主人公にとってゲームシステムが壁となるシーンを入れて言ったりすることは考えてます。
例えば、ある装備を着ようとしたら適性外で拒絶される、主人公が属する職業がゲームシステム上最も不遇職扱いで、経験値収入の効率が悪くてレベルアップしにくいみたいな。

皆さんの意見を募集します

上記の回答(小説文章において設定情報をうまく紛れ込ませる方法の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 7 人気回答! 投稿日時:

はじめまして。黒鐘黒ぅと申します。
僕もそういった点においては随分と悩んだものですが、いくつか解決の糸口を発見しましたので、例をもとに紹介していこうかと。

まず、設定を最初に書き連ねるのは、質問者様の仰る通りラノベにおいて絶対的なタブーです。
では、早速例から。

1.会話文にて説明

かなり有名な方法ですね。有名ですので、ただ紹介するだけでは意味もないでしょう。
そこで、効果的な活用法についても紹介を。

基本的な方法

主人公「俺の職業ってどんな職業なんだ?」
A「経験値収入の効率が悪い不遇職だ」

これが基本的な方法になります。ですが、まだ説明臭いですね。
これはおそらく、主人公が明らかに「質問」をしているからでしょう。後出し感満載です。
では、質問しない方法について。

相手キャラが自発的に説明する活用法

主人公「あれ? なんか経験値収入効率悪くね?」
A「そりゃそうだ。お前の職業は不遇職として有名な奴だ。経験値収入の効率が超悪い」

違いが微妙ですが、「質問」して「答える」というのはどうしても説明臭くなります。
そのため、主人公の浮かべた疑問にキャラが自発的に答えることで、多少なりとも自然な会話に近づきます。
さらにもう一つの活用方法、「主人公が設定を暴く」というものについて。

主人公が設定を暴く活用法

例を出すのが実に難しいものですが、先程と同様の設定で例をあげてみましょう。

最近気がついた事だが、他の職業の人々はどんどんレベル(?)が上がっていく。これはまさか、まさかとは思うが………。

このように、主人公が設定について勘づいてきます。
しかし、ここで主人公が「そうか!そういうことか!」等と気がつくのでは、明らかなご都合展開になってしまいます。作者の意図が見え見えです。
ですので、主人公が設定に勘づくのはあくまで「伏線」とします。伏線とは、今後の展開を予感させるような台詞や行動の事です(ご存知でしたらすみません)。
この、「主人公が設定に勘づく」というのが前準備となり、主人公が後に確信に至った時、自然な流れとなるのです。
後に同じ職業の人と出会い、「やっぱりそうだったか!」などといった展開になると、読者もすんなり受け取ってくれます。
1つ目の活用法との違いは、主人公がどれだけ核心に近づいているかですね。
「なんか経験値収入効率悪くね?」程度では、後に同じ職業の人物に会っても、「そうか!」とはなりません。その理由としては、素朴な疑問程度では伏線として弱いからです。
主人公が自ら気がつくのですから、それだけ強い伏線が必要となるのです。
伏線のはり方はたくさんあります。色々と試してみてはどうでしょうか?

続いて、少しレベルアップします。

説明がメインにならない展開での活用法

これはつまり、明らかに説明するのがメインではない展開で設定を出すというものです。
かなり工夫が必要ですが、僕の思いついた例を。

主人公「あれ、なんか経験値収入効率悪くね? これってまさか……」
A「ああ、そのまさかだ」
主人公「やっぱりそうか! 俺の経験値稼ぎが下手クソだったのか、チクショー!」
A「いやいや、お前の職業の仕様だよ」

この例では、「主人公が勘違いする事」がメインに見える展開ですが、この展開により、設定を読者に伝える事ができます。
細かく言うと、一つ目の活用法の応用です。
キャラが自発的に説明していますね。
もちろん展開は上記に限りませんので、こちらも色々と試してみる事をお勧めします。

2.他のキャラが主人公と同じ疑問を持つ

これも割と使われている方法になります。
聞いたことがあるかもしれませんが、とりあえず例からあげていきましょう。

A「なんか俺、経験値収入効率悪いんだけど」
B「お前、噂の不遇職なんじゃねぇの? 経験値収入効率悪いってやつ」

こんな場面を主人公が見かけたとすると、主人公もその設定について理解ができます。
しかしここでも、「そうか!」となるのはご都合展開。伏線を用意しましょう。もしくはこれを伏線にしましょう。

上記の案に伏線をはっておく活用法

「主人公が設定を暴く活用法」で例としてあげた事と同様、
「なんか俺だけ経験値収入効率悪い気が………。これってまさか………」
という展開を伏線にしておきましょう。
その後、主人公が上記の会話を見て「そうか!」となるのです。
「主人公が設定を暴く方法」と微妙に違うので、使い分けましょう。
違いについては、出しやすさでしょうか。今回の方法では、登場するモブキャラが、よりどうでもいいです。
タイミングによっても変わってくるでしょうね。

次の方法です。

上記の案を伏線として、後に気がつく活用法

これは、簡単に言えば「上記の案に伏線をはっておく活用法」と反対なだけです。
先に上記の会話を目撃し、後に「経験値収入効率が悪い! 俺ってあの不遇職だったのか!」とら気付かせる方法です。
どちらも特に違いはありません。(じゃあなんで二つ出したんだ!という事については後ほど)

以上が今回あげた例となります。
どの例もあくまで一つの案になりますが、全ての案に「伏線などの前準備」が必要になります。
質問者様が設定の出し方についてお悩みになられていたのは、この「前準備」が足りなかったのではないでしょうか?
どんな方法を使ったとしても、突然貼付けたかのように設定を出しては、当然ご都合展開となり、読者を冷めさせてしまいます。それを防ぐために、前準備は必ず用意して下さい。

複数の例をあげたことについては、「全ての方法に前準備が必要」という事を伝えるためと、「一つの方法を繰り返し使っては、読者を冷めさせてしまう」という事を防ぐためです。
そのために、できる限り多くの例をあげさせていただきました。
いかに工夫を重ねた方法も、繰り返し使っては「これ前と一緒じゃん」となってしまいます。
マジシャンも、同じマジックは二度としないそうです。同じマジックを二度目に行う場合、観覧者は「見抜く」ほうへと目が行ってしまうからです。
これは小説においても同じ事が言えるでしょう。 

長くなってしまいましたが、結論としては、「伏線などをはってご都合展開になるのを防ぐ」、そして「一つの方法を多用するのはできる限り避ける」といった点に注意することで、自然な流れで設定を出す事ができるのです。
長文失礼しました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 小説文章において設定情報をうまく紛れ込ませる方法

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元記事:応募する出版社について

今、学園魔法ファンタジー物を書いています。
それで今、応募する出版社先について悩んでいます。
一応調べてどこに応募するかは決めているのですけど、2つあって悩んでいるのです。
その2つとは電撃文庫とMF文庫です。
どちらともいいのですけど、自分の作風的に考えると電撃文庫なんですよね。
しかし、結果を早く知るにはMF文庫なのですよね。
でも、MF文庫は萌えを重視していますし、うーん。
どうしたらいいですかね。
できればアドバイスをお願いします。

ちなみに無理だからやめとけ、みたいなコメントはお控え願えます。

上記の回答(応募する出版社についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

応募経験者の方からの意見が一番ためになるのでしょうが………。
応募未経験の僕からも、一応、知っている限りの情報についてお話をさせていただきます。

新人賞で応募する出版社を選ぶにあたって、最初に意識するのは各賞のコンセプトや傾向ですね。これについては理解されていると思います。
では、各賞の具体的なコンセプトについてです。

MFは、「10代の読者が心から楽しめる、オリジナリティ溢れるフレッシュなエンターテイメント作品」となっています。
オリジナリティが必要なのは言うまでもないので、他の点に着目しましょう。
ターゲットが10代であり、フレッシュな作品。このコンセプトにそった作品を応募するのが前提ですね。コツとかじゃなくて前提です。
どんなに面白い作品でも、その賞のコンセプトや傾向に合っていない事が原因で、最終先行で落とされてしまう(という話をよく聞く)のです。
応募未経験者ゆえ上記の事は随分曖昧になりましたが、まあこれは確実といえる事でしょう。自分が出版社側の立場だったら、賞に合わない作品を通すなんてまず無いでしょうから。
前提といえど、ここを追求すれば+要素にもなりえると思います。あくまで個人的な意見ですが。

電撃は、大したコンセプトは書かれていません。しかし、受賞作品を読んでいると、だいたいの傾向はわかってきますよ。
電撃では最近、硬派な作品が多く受賞されているそうですね。
「電撃は面白ければ特に内容は問わない」といった意見もちょくちょく聞きますが。これは経験者様の意見ですので、十分信用できるかと。

傾向については、先程述べたよう、受賞作品を読むのが一番だと思います。
最近のものだと、「86(エイティシックス)」などがお勧めですね。第23回電撃小説大賞の大賞作品です。
結構硬派ですが、キャラも魅力的ですらすら読めます。

また、電撃では「読者賞」というものが登場するようです(ご存知かもしれませんが)。
内容としては、web上に記載され、投票で決めるものとありました。書籍化の可能もあるそうです。
基本的には前例が無い上、特に詳しい情報も発表されていませんが、狙ってみてもいいかもしれませんね。学園ものだと、web上での受けは良さそうですし。
あくまで一つの提案ですが。

以上が僕の知る限りの情報になります。所々主観的な意見が混じっていますが、納得いかなければ無視して下さい。
あと、学園ものだとMFな気もしてきます。学園ものとは使い古されたジャンルであるが故、似たような作品が数多くあります。
電撃の新人賞でそのような作品が受賞する話はなかなか聞かないので。(こちらも主観的な意見です。納得いかなければ無視しましょう)

僕の得た情報は書かせていただきましたが、両方の賞に出してもいいのではないかと思います。
ルール上問題は無いはずですよ。同時期に出すのは避けるべきですが。

少々長くなりましたが、最終的に決定するのは一方通行様ですので、僕の意見は参考にするも忘れるも自由です。
頑張って下さい。受賞を願っております。

カテゴリー : その他 スレッド: 応募する出版社について

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元記事:作品のラストの終わらせ方

今、学園魔法ファンタジー物を書いています。
それで、タイトル通りにラストの終わらせ方について悩んでいます。
応募する作品は完結することが条件ですけど、皆さんはどうやって終わらせてますか?
この戦いはまだまだ続く。
とか。
これからが本当の戦いだ。
とか。
そういう続くみたいな終わらせ方はダメですよね?

自分の作品は冒頭からラストまで書くことはできますけど、どうしても終わらせ方、まとめ方についてどうしていいか悩んでいます。
どうしたらいいか、良ければアドバイスをお願いします。

上記の回答(作品のラストの終わらせ方の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 3 人気回答! 投稿日時:

ストーリーというものは、一つの目的を達成する過程です。
つまり、どんな終わり方でも、それと違う目的を達成するようでは駄目です。必ずその目的にそぐわないラストで。
以上のことを踏まえて主観的な意見を書かせていただきます。
作品として、ラストは「意味のあるもの」にしなければ、ストーリーの意味がなくなってしまいます。
この作品は何がしたかったんだよ、となってしまいます。
つまるところ、ラストは目的を達成させなければなりません。もしくは、目的を貫き通す必要があるでしょう。(後者のほうが難易度が高いです)
一方通行様の仰る終わり方は、もちろんアリではあります。しかしながら、まだ物語が続くのにも関わらず、「目的を達成する」というのは難しいでしょう。
もちろん不可能ではありません。ただ高難易度とだけ。
結論としては、一方通行様の仰る終わり方はアリです。しかし、目的を見失った意味の無い終わり方になりやすいと思いますので、十分にご注意を。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 作品のラストの終わらせ方

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元記事:物語の登場人物について

自分、学園魔法ファンタジー物のライトノベルを書いてますけど。
今ちょっと、登場人物に悩んでまして。
作品を書いていく内に脳内でキャラが勝手に出てくるのでそれに合わせて書いているのですけど。
あまり物語に関わってこない登場人物は出さないほうがいいですかね。
自分の書いている作品は魔法バトル物なので、非戦闘キャラはあまり物語に関わってこないのです。
そういう意味を含めて、あまり物語に関わってこない、出たとしてもちょっとだけの、非戦闘キャラは出すべきでしょうか?
一応言っときますけれど、非戦闘キャラ=モブキャラではありません。

すみませんですけれど、アドバイスをお願いします。

上記の回答(物語の登場人物についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

すみません、めっちゃ誤字ってました(´・ω・`)

カテゴリー : キャラクター スレッド: 物語の登場人物について

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元記事:物語の登場人物について

自分、学園魔法ファンタジー物のライトノベルを書いてますけど。
今ちょっと、登場人物に悩んでまして。
作品を書いていく内に脳内でキャラが勝手に出てくるのでそれに合わせて書いているのですけど。
あまり物語に関わってこない登場人物は出さないほうがいいですかね。
自分の書いている作品は魔法バトル物なので、非戦闘キャラはあまり物語に関わってこないのです。
そういう意味を含めて、あまり物語に関わってこない、出たとしてもちょっとだけの、非戦闘キャラは出すべきでしょうか?
一応言っときますけれど、非戦闘キャラ=モブキャラではありません。

すみませんですけれど、アドバイスをお願いします。

上記の回答(物語の登場人物についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

まず押さえておくべき点は、キャラクターは物語を構成する一員であり、その物語の中でも特に重要なパーツになるという事です。基本的には、キャラクターの行動が物語を動かしていきます。

そのキャラクターという重要な要素は、読者に覚えてもらわない限りは意味を成さないと考えてよいでしょう。つまり、不必要に多くしてはいけないのが大前提です。
とはいえ、物語にガンガン関わって来る超重要キャラ達だけでは、物語を動かしていく事は難しものです。したがって、ちょっとだけ出てくるだけのキャラであっても、ストーリーを構成する上ではむしろ必要と言えます(一応数は気をつけて下さいね)。
あまりストーリーに関わらないキャラでも、登場する分には問題無いでしょう。

次に、戦闘キャラと非戦闘キャラについて。
一番最初に述べた通り、キャラクターとはストーリーを構成する一員です。そこから考えると、キャラクターは「戦闘力」や「異能力」などよりも、「性格」や「立ち位置」が重要となってくる訳ですから、非戦闘キャラかどうかは特に問題にならないでしょう。
ですが、質問内容から察するに、一方通行様の物語には戦闘シーンが多いと見られます。
そのような作品の場合、戦闘キャラは「性格」や「立ち位置」が目立っていても、同時に「戦闘力」や「異能力」もかなり目立ってきます。
そうなると、並の「性格」や「立ち位置」では、出番の少ないキャラの存在というのは薄れてしまうのです。
勿論サブキャラは、メインキャラに存在感で勝てませんし、勝つ必要すらありません。ですが、存在感を出し切れないと、上で述べたように忘れられてしまうのです。
キャラが読者に忘れられるというのは、ストーリー上においてかなりのダメージとなります。
ですので、サブキャラの「性格」や「立ち位置」に関しては、メインキャラとは方向性の違った強さが無いといけません。
人気のファンタジー作品なんかでは、サブキャラがやたらと面白くて、結構広まったりします。要はそういう事です。

少々長くなってはしまいましたが、結論を言わせて頂くと、「物語としては、出番の少ないキャラも必要」であり、増やし過ぎないようにすれば全然出して大丈夫。
また、戦闘するか否かはキャラクターてしては関係なく、仮に作品が戦闘重視のものであれば、「非戦闘キャラなりの存在感を確立する必要がある」といった具合です。

ですので、出番の少ない非戦闘キャラも、数と立場に気を使えば大丈夫ですし、それなりに魅力も生まれます。
自分なりに工夫を加えれば、どんなに出番の少ないキャラでも、物語を構成する上で立派な一員になるますよ。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 物語の登場人物について

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元記事:ハッピーエンドの定義

次回作の構想を今現在、何案か考えているのですが。

その中に「公害をテーマにした百合モノ」という案があります。

今まで書いてきた作品は、だいたい死人が出ているので今回はハッピーエンドにしたいのですが。

百合はともかく、公害ってそんな短期間で解決できる問題じゃないのでどこまで書くべきか悩んでいます。

「問題解決に向けて一歩を踏み出した」っていうラストでもいいのでしょうか?

バカな質問を申しわけありません。

上記の回答(ハッピーエンドの定義の返信)

投稿者 手塚満 : 2

公害って、主なものの分類でも、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭の7つが挙げられることが多いです(環境基本法)。が、語義としては公衆が受ける害ということで、もっと幅広く用いる語でもありますね。

ですので、「公害ってそんな短期間で解決できる問題じゃないので」といっても、公害の原因、性質によっては一概には言えません。例えば、ある工場の騒音が問題だとして、その工場がある日、操業停止したら(破産、事業転換、製造物を禁止する法が施行された等々)一気に解決してしまいます。

が、お考えの公害はおそらく詳細未定ながら、多数の工場群とか、自動車の排気ガスなどによる大気汚染みたいに、スパッとは解決しないタイプのものというものなんでしょうね。完全解決(ないしは妥協点)到達までに、手間がかかる。そういう公害は多かったし、今後も同様かもしれません。

そうだとしても、

> 「問題解決に向けて一歩を踏み出した」っていうラストでもいいのでしょうか?

という疑問の持ち方は、ちょっとどうかなと思います。仮に公害問題の発生から収束までが以下の過程をたどるとします。

01:公害源の出現。
02:公害による被害者の発生・発見。
03:原因と汚染源の特定。
04:被害者の応急的な救済。
05:対策案の立案。
06:当事者による対策案選定と実施合意。
07:公害源の停止と汚染の除去開始。
08:被害者の恒久的な救済開始。
09:ほぼ公害発生以前の状況へ復旧。

世界へ戻ることが作品テーマについての勝利条件が、元通りの世界に戻す、ということなら、09まで描かないと中途半端かもしれません(いわゆる打ち切りなんかで見られるラスト)。物語が実質的に03辺りから始まり、序盤で主人公が仲間に「みんなに元の世界を返してみせるぞ」と宣言したりすると、09まで必要になりそうです。

ですが、01~09のどこが最大の難関か、ということも問題となるはずです。最大の難関は最大の山場を作れます。例えば、被害者は出てるんだけど、原因がサッパリ分からないとします。つまり、03でドラマが発生する。あれか、これかと試行錯誤する。ついに原因が分かり、分かってみると対策が容易なことも分かってしまうほど単純なものだったとします(04以降が自明、単純な問題になる)。

そうなると、その後をち密に描いても、さらに面白くはならないですよね。最大の難関は原因究明だったわけですから。エピローグを延々と書くようなことになってしまう。それなら、山場の後は「以降、急速に解決に向かった」ことを短く書いて、締めくくってしまえばいい。

言い換えれば、「作者が設定する最大の難関はどこか」という問題であるわけです。仮に、公害の原因も対策方法も分かったけど、関係者の利害が複雑で揉めまくってどうしようもない、という人間ドラマを描いたとしたら、主人公が皆の同意を取り付けることで「問題解決に向けて一歩を踏み出した」でラスト足り得ます。

ハッピーエンドで考えてみますと、ハッピーエンドって「主人公が幸せそう」ではまずいですよね。主人公は大喜びだけど、その周りは死屍累々、でハッピーエンドなのかどうか。最終的に勝てばいいのかといえば、「ピュロスの勝利」なんてパターンがありまして、「勝ったけど、犠牲、代償が大きすぎて虚しい」というもの。

だけど、シンデレラ(継母一家は王家から捨てられるも同然)、白雪姫(お后様は刑死、しかも原作では非常にむごい)、幸せの青い鳥(苦労して探し回っても幸福は見つからない)などはハッピーエンドでしょう。

似たような設定、結末であっても、読者に与える印象が違います。ハッピーエンドか否かは、結末に読者が納得できるかどうか、ということになるかと思います。読者として納得いくならハッピーエンド、他にもやりようがあったんじゃないかと思えば、バッドエンドや悲劇になってきます。

結末は物語中の経過の帰結であり、テーマ(問題提起)に対する解答ですから、どう話を運んだか、作品世界にあるもののうち何を見せたか、主人公(や主要キャラ)がどう思ったか、によることになります。感情移入したキャラの気持ちが読者の気持ち、キャラの納得が読者の納得です(そうなるように書く、ということ)。

全部、作者が決定する事項ですし、作者の主観でもあると思います。ですから、「こういうラストでいいのか?」と誰かに問うても有効な回答は返せません(どんな話を作るか、とほぼ同義になってしまう)。もう一つ注意したいのは、物語は正しい結末を提示するのではなく、物語に即した結末を提示するのが大事ということです。
(何が正しいかなんて人それぞれで揉めやすい話ですし、例えばプロパガンダが目的の作話がつまらないものが多いのはご承知かと思います。)

まず「こういうラストにする」≒「最大の難関はこう設定する」と決めてください。そのラストに持っていく工夫(山場の作り方、障害の設定等々)であれば、有効な助言も得やすくなると思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ハッピーエンドの定義

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投稿日時:

元記事:世界観と武器の事ですが。

 質問を、3つさせて下さい。

《1》

 今書いている作品ですが、剣と魔法に加えて、銃と戦車が登場するんですが・・・。

 アンデッドの主人公と、騎士団員のヒロインが活躍する作品なんです。

 作品の世界観は、中世~~WW1後です。

 銃や戦車はWW1。

 敵は、WW1時代のドイツ帝国軍の黒い軍服を着た、スケルトン兵やゾンビ兵です。

 また、騎士団の方は同じくWW1時代のフランス軍を参考にしました。

 やっぱり、ミリタリー知識の無い人向けに、第一次大戦の世界観は、止めた方が良いでしょうか。

 作中には、魔導連発小銃《マジック・ルベル》とか出ますが・・・。

 これも、中世時代の武器である弓にして、魔導長弓《マジック・ボウ》にした方が良いでしょうか。

 軽装甲車《フォードFTーB》。

 軽装甲車《ミニ・アーマドカー》

 車とかも、上と下のどちらが良いでしょう。

 こう、分かりづらい近世ファンタジーの世界観より、中世ファンタジーの世界観にした方が、読者の方々も分かりやすいですかね。

《2》

 銃の名前とか、どう言う風に書いたら良いでしょうか。

1 上に読み仮名が付く、軽機関銃《ショーシャ》。

2 ショーシャ軽機関銃。

3 軽機関銃(ショーシャ)

4 軽機関銃

 このどれが良いのでしょうか。

《3》

 また、基本はダブル主人公で、一人称視点で物語を展開させたいのですが。

 主人公とヒロインの交互に物語を進ませたいんですよね。

 しかし、主人公視点のみでハーレム要素を多少入れつつ、三人称で行こうかと今は迷っています。

1 主人公&ヒロインのダブル主人公で、一人称視点か。

2 主人公の視点のみで、ハーレム要素を入れた物語か。

 皆様はどちらが良いと思うでしょうか。

上記の回答(世界観と武器の事ですが。の返信)

投稿者 蛇鷲 : 1

 非才ながら当方の意見を述べます。
 質問<1>ですが、別にWWIを舞台に中世ファンタジーをやってもいいと思います。『重機甲乙女、豆だけど』という漫画は質問者のものとほとんど逆の設定(舞台は中世だが軍事を中心に雰囲気はほぼWWII)なので、逆の設定に前例があるなら質問者の設定もやれないものではないと思います。
 少し気になるのは、wikiによるとWWI時のドイツ陸軍の制服は黒でなく灰色となっていることです。参考にされたイラストはもっと古い時代の軍装なのではないでしょうか。
 また軽装甲車ですが、当方には《ミニ・アーマドカー》は軽装甲車の読み(ルビ)で、《フォードFTーB》は軽装甲車のうちの一種、というように全く別のことを指しているように思えたのですが違うのでしょうか?

 質問<2>ですが、書き方は2の兵器名ー兵器の種類の書き方がいいです。1や3の書き方では、この世界では「軽機関銃」を「ショーシャ」と読むと考える読者が出ると思われます(特にルビを振る書き方1ではその可能性が高そう)。独軍が出るのならMG08/15軽機も出されると思いますが、それを「MG08/15ショーシャ」と読まれてしまうのは質問者の本意ではないのでは、と思います。

 質問<3>は当方意見できるほど文章書けないので回答しかねます。ただ、戦記小説では視点が変化するのはよくあることですし、一人称でもあまり頻繁に視点が切り替わるのでなければそこまで読みづらいものにはならないとは思いますので、あまり考え込まない方がよいかと。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 世界観と武器の事ですが。

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投稿日時:

元記事:執筆中の小説について

皆様、はじめまして。

私は現在、現代日本を舞台にしたファンタジー小説を執筆中です。

しかしながら、事前に作成したプロットと本文との進行状況にズレが発生したり、文章表現の仕方に悩みが生じてしまい、筆が止まってしまう時が多々あります。

皆様はその様な状況に陥った際には、どの様な方法で切り抜けているのでしょうか?

ちなみに、執筆状況としては既にオチや各章ごとに書く事は決めており、プロット等の骨組みは完成しています。

今は完成した骨組みに肉付けをしている段階です。

何卒、ご助力のほど宜しくお願い致します。

上記の回答(執筆中の小説についての返信)

投稿者 t : 0

こんにちは、私としては筆が止まったとしても書き続けることができているなら、今の状態も悪くないのではと思ってしまうので、あまりお役に立たないかもしれません。

きつい時を避けるのではなく上手に付き合っていく。
自然のある場所へ散歩にでかけたり。カフェや図書館で作業してみたり。
小説がはかどる候補を自分のなかでいくつか持っておくことは、長く続けていくなら大切です。

そしてこれは考え方の一つですが。
同じことを繰り返しやっていると要領よくできるようになります。

”事前に作成したプロットと本文との進行状況にズレが発生したり”
深刻になるよりも、「自分はただ練習してるだけなんだな」「繰り返しやってればそのうち要領がよくなるな」。気楽に捉えて。とりあえず完結させた後で、手直しするかどうか、次に同じことをする時はどうすれば要領よくできるかなと、時間をとって私だったらゆっくり考えます。

難しいことや苦しいことに意識を向けるよりも、自分なりの上達方法を見つけて楽しみながら書いてるといつのまにか上手くなってて、解決の糸口が見つかっていたとなっているといいですね。
微力ながら応援しております。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 執筆中の小説について

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