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七梨さんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:10万字前後の小説の書き方について

 最近になって気づきました。話が予定より長くなるのは、長編に対する苦手意識からくるものではないかと。
 最初に(連載以外で)10万字を目指して執筆したときは文章量が足りず、苦戦した記憶があります。そのときのインパクトが強くて、プロットを作り込みすぎてしまうのだと感じました。

 10作以上作った中で、10万以下と20万字で終わらせた話は合わせて5か4はあります。(プロットなしと雑に終わらせたパターンも含みますが)それを2分の1に削ったらいいのか、もしくはその削り方とはいかようなものなのか。
 単行本1冊で終わる物語の作る方が、いまいち分かりません。

 私の好きな系統は少年漫画の10年単位で連載する作品ばかりで、スケールを縮めると萎えるタイプです。メモに残したネタは全て、ストーリーにすると30万字は要ります。新たにプロットを立てようにも、自分はなにが書きたいのかイマイチ思い浮かびません。
 書き出すにはサイトで連載している作品を終わらせる必要もあります。少なくとも今年度中には完結しないため、どうしたものかと悩んでいます。

 もしくは苦手意識を取る方法を知りたいという感じでしょうか。小説自体、いまだに書くのに不安がありますし。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信)

スレ主 七梨 : 0 投稿日時:

 水増しかどうかは分からないのですよね。最初こそ水増しや文章稼ぎはしたものの、最近はそのあたりを削っても削っても仕方がないのが現状ですし。

 三幕構成についてはもう、やっています。正確には四つの章があるとして、その一つひとつに三幕構成を当てはめています。
 というより、今当てはめている型がもろにそれです。私は型に従って一話ごとに起承転結を決めているだけであるため、このあたりはなんともいえません。

 起承転結だけで書くやり方は途中で放り投げる可能性が高い上に、目も当てられない作品ができあがるため、不安です。推敲すればなんとかなるかもしれませんが。
 二回やって見事に失敗した結果、トラウマを背負ったレベルであるため、避けて通ってしまいます。
 明らかに情報量が足りない上に、途中でどのようにして描けばいいか分からなくなるため。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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元記事:10万字前後の小説の書き方について

 最近になって気づきました。話が予定より長くなるのは、長編に対する苦手意識からくるものではないかと。
 最初に(連載以外で)10万字を目指して執筆したときは文章量が足りず、苦戦した記憶があります。そのときのインパクトが強くて、プロットを作り込みすぎてしまうのだと感じました。

 10作以上作った中で、10万以下と20万字で終わらせた話は合わせて5か4はあります。(プロットなしと雑に終わらせたパターンも含みますが)それを2分の1に削ったらいいのか、もしくはその削り方とはいかようなものなのか。
 単行本1冊で終わる物語の作る方が、いまいち分かりません。

 私の好きな系統は少年漫画の10年単位で連載する作品ばかりで、スケールを縮めると萎えるタイプです。メモに残したネタは全て、ストーリーにすると30万字は要ります。新たにプロットを立てようにも、自分はなにが書きたいのかイマイチ思い浮かびません。
 書き出すにはサイトで連載している作品を終わらせる必要もあります。少なくとも今年度中には完結しないため、どうしたものかと悩んでいます。

 もしくは苦手意識を取る方法を知りたいという感じでしょうか。小説自体、いまだに書くのに不安がありますし。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信)

スレ主 七梨 : 0 投稿日時:

 それ自体は最初から思いついていたことでして、単純に考えて5万字で組めばいいとは分かっていました。ただ、それをやった結果、合計で15万(主に起承転結の起のせいですが)になったため、いちおう頭から外しました。本当によい方法か分からなかったし、書き方によっては、余裕でその文字数を突破する可能性もあるため。
 私の場合は長めの型に肉付けする形で、プロットを決めています。そうでないと不安になるからです。ですが、正直、起承転結にサブプロットを一つ追加するだけでもいけるような気がするため、いっそ型から外れてみるのもありだと思います。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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元記事:10万字前後の小説の書き方について

 最近になって気づきました。話が予定より長くなるのは、長編に対する苦手意識からくるものではないかと。
 最初に(連載以外で)10万字を目指して執筆したときは文章量が足りず、苦戦した記憶があります。そのときのインパクトが強くて、プロットを作り込みすぎてしまうのだと感じました。

 10作以上作った中で、10万以下と20万字で終わらせた話は合わせて5か4はあります。(プロットなしと雑に終わらせたパターンも含みますが)それを2分の1に削ったらいいのか、もしくはその削り方とはいかようなものなのか。
 単行本1冊で終わる物語の作る方が、いまいち分かりません。

 私の好きな系統は少年漫画の10年単位で連載する作品ばかりで、スケールを縮めると萎えるタイプです。メモに残したネタは全て、ストーリーにすると30万字は要ります。新たにプロットを立てようにも、自分はなにが書きたいのかイマイチ思い浮かびません。
 書き出すにはサイトで連載している作品を終わらせる必要もあります。少なくとも今年度中には完結しないため、どうしたものかと悩んでいます。

 もしくは苦手意識を取る方法を知りたいという感じでしょうか。小説自体、いまだに書くのに不安がありますし。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信)

スレ主 七梨 : 0 投稿日時:

 私の場合は章を細かく分けて、章ごとの字数を決めてプロットを作っています。実際はその字数よりも多くなるため、合計すると二倍になっていることが、多々あります。
 書きたいことは一つに特化させたほうがいいような気もしますね。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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元記事:10万字前後の小説の書き方についての返信

こんばんは、読んでいないので詳しいことは分からないのですが。
ストーリーではなくイベントを膨らませていると話が長くなる傾向にある、
と個人的に思っています。
なぜそうなるのか、理由を考えだすと手が止まってしまう可能性があります。

>>苦手意識を取る方法を知りたい
いまは諦めて趣味と割り切るか。
上達すること克服していくかの二択だと思います。

気を悪くされたら申し訳ないのですが。
もし私があなたの立場だったなら、15万字に圧縮した作品をどこかの新人賞に送り。
評価シートを手掛かりにしながら10万字前後の小説の書き方を考えたい。
今の流れを断ち切るようなやり方は避け。
いきなり10万字にすることを考えるのではなく、
現状を維持しつつ緩やなペースで変化を起こせる方法を取ります。

何かのお役に立てば幸いです。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信の返信)

スレ主 七梨 : 0 投稿日時:

 私が10万字に納めたいと思うのは、単純にそのほうが楽だからです。連載のときは長く続けたいときもあるけれど、できればスパッと終わらせて、次へ移りたいタイプです。
 プロットは計算したところ、20万字の話で5000字でした。
 原因はなんとなく、サブプロットが多いからだろうなと感じます。キャラクターをかなり掘り下げるタイプで、過去をきちんと作り込むようにしています。総合すると、無駄が多いと感じます。
 型に当てはめてプロットを作っているのも、長くなる理由ですかね。起承転結だけならむしろ文章量が足りなくなります。暴論ですが、いっそプロットをなしで書いてしまえば短編に収まるでしょう。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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元記事:10万字前後の小説の書き方についての返信

個人的な経験と他者の作品を見たり評価したりしてきた経験から言うと、話がより長くなるのは計画性がないためです。
もちろんこれはただの一例で、私個人の感覚でしかありませんが。

プロットを作ってるならプロット時点で規模はわかるし、規定内に収まらないならプロット時点で修正できるハズ。それが長引いてしまうのは最初の計画が甘いから。よって計画性がないため、という答えです。
例えば10年単位で連載してる少年漫画も、1年目に打ち切りだと言われたらその一年目で話を切り上げなきゃいけない。
打ち切りと言うと強引な終わり方をイメージするかもしれないけど、逆を言えば「じゃあその少年漫画の作者は最初から10年規模で構想してたの?」と聞いたらおそらく違いますよね?
打ち切りに備えてと言ったら変だけど、もともとは最小構成でいつでも物語を畳めるように考えてたんじゃないかな? それが意外と長生きして結果10年規模になったというだけで。
最初から10年連載規模のストーリーを構想するのではなく、本来一冊で終わる内容が結果的に10年の連載になった、というのが七梨さんが好む系統の正体でしょう?
個人的な意見としては、まずそこの認識で「話をふくらませることを前提にしてる」ために長くなってるんじゃないかなと思います。

こうした話題でたまに挙げるタイトルなんですが、「スレイヤーズ」というライトノベルは、要約すると「魔法使いの主人公が戦士を仲間にして魔王を倒す」というものです。
「主人公が仲間を得て魔王を倒す旅」と言うと、割と長い内容をイメージする人が多いでしょう。それこそ数年連載規模の大長編じゃないかな。
でも、スレイヤーズは新人賞の10万字の中だけでコレをやってます。
仲間と出会い、魔王の使徒っぽいのを倒し、魔王復活の阻止が叶わず魔王と対峙して倒してます。
ちなみに、スレイヤーズは16巻ほど出てますが、この16巻すべてを要約すると「魔法使いの主人公が仲間とともに魔王を倒す」という内容です。
1巻の内容をそのまま広げただけの内容です。
わかりますかね。逆を言えば、16巻分の内容を1巻に凝縮したのが、この作者のデビュー作です。
「主人公が魔王を倒す」という話は、無駄を削げば10年の連載なんて言わず一冊に収まるんですよ。

スレイヤーズの話で大事なのは「主人公が魔王を倒す」という事だけです。だからそれが書ければ問題ないんですよ。
これだけなら10万字どころか短編の4万字でも書けます。ていうか一行でまとめられてますしね。
そこに「作者が書きたいと思ってること」を優先順位の高い順に加えていって、プロット時点で規定を超えそうならそこで打ち止めです。
それ以上「書きたいこと」を追加するにはページが足りないので、もっとコンパクトに構想し直すかコンセプトから変更するか、それしか選択肢はないです。

最初に大きな規模を考えるんじゃなくて、最初に考えるのは最小構成。
大きな規模の話を削って規定に間に合わせるんじゃなくて、最小構成を規定に届くまで膨らませる。そのほうが面白くなります。
4・5作も書いてきたならこんなミスはしないと思うけど、大きな規模から削ると、例えば「幹部を倒したところで終わり」とか中途半端なことを考えたりするし、でなくともオチのラインを前倒しにしたりする。それじゃ面白くなくて当然だよ。
だって「魔王を倒す話」を書いてるのに「幹部を倒して終わり」じゃ話が成立してないもの。
「魔王を倒す話」というのは確定。この最小構成から、面白くなるように規定いっぱいに話を膨らませれば良いだけです。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信の返信)

スレ主 七梨 : 1 投稿日時:

 いちおうプロットの時点で話の規模は分かりやします。
 とにかく10万字は越えなければならないと思ってプロットを立てるから、その時点で話が膨らみすぎるのですかね。加減が分からないといいますか。正直、何作書こうが初心者から抜けきれず、いつまで経っても慣れません。
 10万字を越えると悟った時点でなんとかするべきですね。私の場合は登場人物・設定を削る方向で調整するときがあります。それだと逆に量が増えるときもあるため、最小構成から計算したほうがいいでしょう。
 短編を書き慣れていないのも、問題かもしれません。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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元記事:書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

ごめんなさい。プロットの書き方について教えていただけないでしょうか。
自分はプロットを結構細かく書いたつもりでも、途中であーじゃないこーじゃないといって文字を書いたり消したりの時間がものすごい多いです。そして結局かけません。

多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。自分でも解決策がよくわかりません。この程度の説明じゃわかりにくいかもしれませんが、分かる方いらっしゃいましたら教えていただけませんか。

あと、もう一つなのですが、複数の情報を説明しなければならないとき、どっちを優先したらいいのかわからなくなる時があります。

例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている

目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。
これもいい方法ありましたら教えていただけないでしょうか。

上記の回答(書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。の返信)

投稿者 手塚満 : 1

1.プロットを進められない点について

プロットから小説本文を起こそうとして、行き詰るという相談がこの間ありました。

・プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/2789

スレ主さんですと、プロットで行き詰まりということですから、違う現象のように見えますが、気になる共通点があります。上記ですと「書いては消すの繰り返し」と仰っています。スレ主さんですと「あーじゃないこーじゃないといって文字を書いたり消したり」ということですね。回答も多く寄せられていますので、参考になさってはどうかと思います。

いずれにせよ、とりあえずのものも書き上げることができないという点で、お悩みが共通しているようです。類似のお悩みをいくつも見かけました。書き出してみるとなんか違う気がする、途中でおかしいと思って進まない等々です。

途中で引き返すのは正しい方法の1つではあります。間違いと分かっていながら、突き進んでしまっては破たんするかもしれない。プロならいざ知らず、アマチュアないしは趣味で小説書いてて、失敗しても大怪我するわけではないですが、やはり避けたいものではありますね。経験から来る予感、直感は大事にすべき。

ですが、いつも途中で詰まって消してしまうとなると、別の原因も考慮しておく必要があります。特に、完成させたことがあまりないなら、予感、直感自体が信頼性が低い可能性が高いのです。経験から来るものが大きいですからね。

まだ作り始めていない、あるいは途中段階ですと、その先は可能性の塊みたいなものです。例えば、主人公がこうしたとして、次はこうもできるし、ああもできる、あるいはそうすることも、みたいな感覚です。

このことを、お金に喩えてみます。今日、好きに使っていいお金が千円あるとします(使わなかったら没収される、と考えてみてもいいかも)。旨いラーメン食おうか、好きな映画の廉価版DVD買おうか、興味があった物語の本を買おうか、とか嬉しく悩めますよね。千円札1枚がいろいろなものを買える可能性を持っているからです。

だけど、可能性に過ぎません。ラーメンを選んだら、映画や本は諦めないといけない。映画を選んでも同様ですね。手に入るのはたった1つ、千円分だけです。千円札1枚を物に具体化すると、可能性から現実に変わります。数多の可能性に対し、たった1つの現実です。

プロット・物語作りでも同じです。主人公にはいろんな選択肢が生じる。主人公が選べる可能性は数多とある。だけど、選べるのはたった1つになります。ある選択をすると、他の選択肢は消滅する。

途中で行き詰る人に少なくないのが、事前に想像した数多の可能性がもたらす楽しさを、実際に書いてみたたった1つの結果にも面白さとして求めてしまうというものです。でも、当たり前なんです。

書く前に思っていたほど、実際に書いてみたものが面白くないのは当たり前と覚悟すべきです。いくつものの可能性をそのまま同時に書き表すのは不可能です(量子力学の「シュレディンガーの猫」でいえば、生きていて、かつ死んでいる猫みたいなもの)。文章ではたった1つの現象しか描けませんし、そもそもいくつもの可能性が塊になったものなんて、どう表現されても理解できません。

どんなに違和感が生じても、まずは書き上げてしまうことです。しかし、書き上げたら完成でもありません。なぜ書き上げることが重要かといえば、「叩き台」になるからです。「叩き台」とは「批判・検討などを加えて、よりよい案を得るための原案。」(デジタル大辞泉)です。

一度で最高の完成度なんて、ごく限られた天才にしかできません。普通は、小説本文なら推敲し、改稿して改善していきます。プロットだって同じです。頭の中だけで練っていてもなかなか上手く行きません。たとえ短い話でも、情報量は膨大になります。キャラ1人だって、性格とか経歴とか出自等々、いろいろ考えとかないといけないですよね。頭の中だけで練れるような単純なものではありません。

だから、まずは書いておくんです。すると、全体を見渡して扱えるようになります。さらに、書いたことから発想を得ることもできます。創造は大変な作業ですが、改善は比較的楽なんです。元になるものがあれば「ずらしたら」「大きくしたら」「入れ替えたら」等々で変更案を思いつくことができます。

さらに、たとえギクシャクする感じでも、一応はプロットに形に書き上げれば、誰かに見せて相談できます。このサイトでもプロット相談用の掲示板がありますよね。「騎士が姫を救う話を書きたいんだけど、プロットが書けない」では誰も手助けできません。曲がりなりにもプロットとして書いたものがあれば、上記の改善という段階となり、他人でも思いつくことが出てくるでしょうし、手伝うことも可能になってきます。

2.複数の状況の説明

お示しの例文とは異なりますが、同時に起こっていることでも、文章だと分けて書かないといけないですよね。コミックなどの絵での表現だと、同時のものを同時に表せるんですが、文章だとそうはいかない。

お示しの例文とて、ほぼ一瞬に起こるものではないかと思います。目を覚ましたら見慣れない風景でしょうし、目を覚ましたら体動かすのは普通ですんで、動けないと思うや否や縛られていることに気づくか、あるいは目を覚ましたときに自分を縛るロープが見えて混乱するか。

コミックなら2コマでしょう。1コマ目:単に目を覚ます(顔アップ)→2コマ目:縛られて転がされている状態で「なんじゃこりゃ!」と叫ぶ、みたいに表現してしまえます。だけど、文章の描写ではできない。名詞に限っても、何らかの順番で出していくしかない。読者側では、名詞ごとに物がイメージされ、全部で揃ってようやく全体像がイメージできるわけですから。

お考えのように、優先順位をつけるしかないわけですね。しかし、シーン内だけで考えて、優先順位をつけられることは少ないように思います。シーンの前後もよく考える必要がありますお示しの例で考えてみます。

> 例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき

これはシーンの前提となるものですね。その次以降からすると、「気を失っている状態で拘束された」ということになります。

> 目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている

シーンでの詳細な各アクションですね。数字を振って、箇条書きにしてみます。

0:???
1:目を覚ます
2:ここはどこなのか?
3:動こうとする
4:縛られている
5:???

キャラは過去の経緯を踏まえて行動します。1~4ではとりあえず驚いているだけですから、目を覚ます以前のことはまだ気にできるほど落ち着いていないはず。しかし、このシーンの後(5以降)もあるわけですよね。

1~4だけだと、もう1つの例と大差ありません。「わけがわからない」も書いてないけど、上記には含まれるはずです。2で場所を疑問に思う直前に「わけがわからない」と感じるはずです。

0:???
1:目を覚ます
2:わけがわからない
3:ここはどこなのか?
4:動こうとする
5:縛られている
6:???

しかし、「わけがわからない」と感じるには、周囲の異常に気付かないとおかしいはずです。いつも寝ているところで目を覚ませば(拘束に気づく前の一瞬なら)おかしいとは思わないはず。

0:???
1:目を覚ます
2:目に入った光景は周囲が見慣れない場所
3:わけがわからない
4:ここはどこなのか?
5:動こうとする
6:縛られている
7:???

これでも足りない。なぜ最初の思考・疑問が「4:ここはどこなのか?」なのか。そこは0に入るべきシーンの前提が影響するはずです。だからシーン直前までの経緯を考えないと、3→4をうまくつなげられなくなったりします。

例えば3と4の間が「3.5:何があったか思い出せない」となれば、とりあえずはこのシーンはそこまでの経緯をあまり気にせず作れそうです。しかし、「3.5':○○で●●していて、そこから思い出せない。あのとき敵に襲われたか?」(0:???に相当する事情)という思考が生じると、主人公に何らかの目的意識(敵の狙いをかわす行動を考える等)が生じるのが自然となります。

5→6は自然でしょう。ですが、6でシーンを終えるからには、7は「この拘束を解くには?」と考えることになりそうです。続くシーンは拘束をいかに解くかにつなげると自然な運びにしやすい。

もう一方の例文では、シーンの最後が「ここはどこなのか?」という思考・疑問です。縛られていることは既に気づいていて、そのままで自分の今いる場所について考えている。これも、シーン前にどうだったかが影響したはずですし、続きのシーンは場所が分かったら脱出のヒントが得られる、みたいな感じで続けるのが自然となります。

どちらがいいとは言えない。決まるとしたら、このシーンの前後のストーリーの要請です。あるいは、拘束を解いて脱出するアクションを見せたいのか、自分の置かれた状況の謎を推理し看破するシーンを見せたいのか、という問題ですね。

以上は一例にすぎませんが、どの情報をどの順番で出すかは、シーン前後から決まって来るという点が大事です。シーンだけ取り出して考えても結論は出ません(たいてい、どういう順番でも大差ないとしかならない)。

ことわざを借りて言い換えてみますと、「木を見て森を見ない」のでは、シーン描写の文章はうまく作れないということになります。シーン内の事情(木)だけではなく、シーンの前後(森)を考慮して、上手くつながるように、見せたいものを印象付けられるにはどうするか、で考えてはどうかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

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投稿日時:

元記事:ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかない

タイトル通りの質問です。
自分はいつも、最初にヒロインの性格が決まってしまいます。
しかし、いつもそれに合った主人公の性格が決まりません。
いま自分は考えているストーリーがあるのですが、メインヒロインとそれに対になるサブヒロインの性格……小悪魔的な性格と清楚で優しい性格の二人は決まったのですが、それにすりあう主人公の性格が思いつきません。
この二人のキャラを生かすストーリーにしたいのですが、主人公の性格を小悪魔的な性格の女の子に合わせると、清楚な方の女の子のほうと主人公の性格のかみ合わせが悪くなり、今度は清楚な女の子の方に合わせると、小悪魔的なヒロインの方と主人公の性格がすり合わなくなります。
うまい主人公の作り方はないものでしょうか。いつも周りのキャラクターの性格ばかり思いついて、主人公の性格が出てきません。
今回の場合は、ごく普通の高校生という設定で決めたいのですが、なかなかこの二人の性格に合った主人公のキャラクターが出てきません。コツのようなものはあるでしょうか。

上記の回答(ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかないの返信)

投稿者 にわとり : 1

 人間、相手によってキャラ変えて接するのなんて普通のことなので、いいとこ取りすりゃいいんじぇねえのと思いました。例えば、清楚ヒロインに絡ませるには強気にグイグイ行けるキャラのほうが都合がよくて、小悪魔ヒロインを出すなら振り回されるキャラのほうがおいしいよねって思ったのなら、「清楚なサブヒロインの前では気が大きくなって強気な態度に出られるけど、小悪魔なメインヒロインには及び腰になってたじたじの主人公」にすればいい。別にキャラがぶれてるわけじゃない。人間ってそういうものだ。
 なんでサブヒロインの前では強気に振る舞えるのに、メインヒロインと一緒だと調子がくるってうまくいかないんだろうか、って悩みを起点にだんだんメインヒロインを意識するようになって恋愛感情に発展していく……みたいにすればラブコメ展開も自然だし、小悪魔子のメインヒロイン性も際立たせることができる。悪くないんじゃないのかなと。
 そもそもヒロインに限らず主人公は長編になればなるほど色んなキャラと接する必要があるので、多面性を意識して誰とでも合わせやすい人物造形にしとくのが無難な気もする。性格とは若干別次元の話になるかもしれないけど、誰とでもそつなく会話を回せるキャラクターというか、主人公に求められてるのはそういうスキルなんじゃないのかなと。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインの性格が先に決まってしまい、それに合った主人公の性格が思いつかない

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投稿日時:

元記事:作品を書いている時に限って全く別の作品の創作案が出て来てしまうのですが、どうしたらいいでしょうか?

二週間ほど前に、なろうで連載を始めたもののストックがほぼゼロの状態で見切り発車したために毎日ヒイコラ言ってる執筆初心者です。
んで、↑のようなこと言っておいて何なんですがなぜか書こうと思えば書こうと思うほど、別の企画の案ばかりが思いついてしまってどんどん脱線していく日々を過ごしています。
思いついたことをメモって三十分くらいソシャゲの周回でもすれば創作意欲が戻ってきて本来するべき仕事ができるようになるのですが……。
どうすればいいか誰か教えてください。

上記の回答(Re.クリエーターズ)

投稿者 ごたんだ : 0

ユニバーズの作者の山下終は、最初まったくジャンルの違う
ハードファンタジーのロスト・スレイヤーを書こうとしていたらしい…
その内容は、ほとんどユニバーズのパクリだそうです

武器は剣から、魔法に、ヒーローからヒロインに…変えられる設定は変えられる内に何度も変えて良し

全アイデアを一つのネタにして叩き直し、全力を尽くさないと初心者には完成にまで行き着きません

自分は「テニヌは偉大なり。」とテニヌ神に祈りを捧げながら、繰り返し泣く泣くネタにしてます(笑)

デビュー後でも統一理論作ったり、自ネタでクリエーターズ式を作るのも、個人的には見てみたいです

そういった全集中させてくれる作品を思い付く、出会うのも“ギフト”なのかも知れません

最後に一つ、ルーチンを紹介します
作品の最初に、プロローグの印象的なポエム、モノローグ
あれを書く前に作品世界に集中、入り込むまで声に出して呟き続けます
自作のイメージボードや、自作のイメージソングを作れば尚良しです

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 作品を書いている時に限って全く別の作品の創作案が出て来てしまうのですが、どうしたらいいでしょうか?

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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