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元記事:効率と主人公交替

ここに質問(なのか?)を投稿するのは久しぶりです。
〇年目でようやくツキが来ました。昔ガチホモ書きたいとか譫言書いた者です。
で、その頃私は女主人公で書いていたのですが、実は彼女が拾われるスタートとは別に、その相方が主人公を務めるもう一つのタイプの冒頭もこっそり書いていました。
 女主人公で書くとどうしても恨みがましくなって先に進めないという問題点もありますし。
 深夜テンションゆえにまあ、下書きとしても変なのですが、これをどう上手くリメイクすればいいのかアドバイスがほしいです。

上記の回答(効率と主人公交替の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

名指しすみません。サタン氏には大変お世話になりました。
つきましてはこの文章を他山の石としていくつか質問をさせていただきますがよろしいでしょうか(※文章は19年当時で改変ナシなのでけっこう拙いです)

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信

名指しすみません。サタン氏には大変お世話になりました。
つきましてはこの文章を他山の石としていくつか質問をさせていただきますがよろしいでしょうか(※文章は19年当時で改変ナシなのでけっこう拙いです)

上記の回答(本文前半)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

2019

 手摺にだだっ広く脚を組み、開いた薬学書を庇代りに被って男はイビキをかいていた。馬車ではよくある光景で、男はつかの間の解放感を味わっていた。
 興宜四年。この辺りは貫という国の一部でとうの昔、大国允が齎した朱潜城の崩落をきっかけに停戦が発表され、どさくさ紛れにそちらに組み込まれた複雑な地帯だった。その後にはほどほどの愚策を衆人が満喫していた何もないある年の麦刈り時。
 行先は蕗卦村といい、いわば彼の故郷である。
「すいません、この馬車はどこへ向かうんですか」
「向かいの盆地ですよ。旦那、相乗りですか」
 外の声を耳ざとく聞きつけた男は無理繰りに肘を起こし、ざっとした手櫛で姿を整える。
「いいや」
 この一言でなんだ違うのか、と膝から上体がずれる。
「この際行き先が遠くても構わん。色腕の匪賊連中に遭うよりましじゃい」
 男は膝を引っ込め、先程まで勉強してましたという程をピシッと作り、やっぱり寝る。旦那と呼ばれた老人は男の対角上に座り、暇そうに外の田畑を眺めていた。
 その国境地帯で荒ぶ連中は特別な刺青を腕いっぱいに広げていたが、年寄りには全部同じに見えるらしい。何より、この男も若気の至りで腕に色を入れているため、破落戸紛いと間違われるのだけは御免だった。薄目越しに時折、誰かが屯しているのが見えた。
「あ、どーも」
互いに寝過ごしながら蕗掛村手前まで疾い風を浴び続けた。道中に粥屋があったが、置いてけぼりなど喰らいたくないのですきっ腹で通り抜ける。
「君は薬学を志しているのかね」
 旦那が喋り始めた。長話に付きあうのは億劫だったが、聞いたほうがいいだろうと頷く。
「まあ、そういった所だ。爺さんは何やってんだ」
 途中から変に思われないように目をあけつつ、視線を鼻に定める。
「あぁ……儂は靴屋を営んでてな、滅多に底が擦り切れない草鞋を考えて一躍人気の店になった。その儲けで今は釣りばかり嗜んで居る」
 なら、一緒に乗ってよかったじゃねえか。
「すごいっすね。でもやっぱり、遠回りとは思えねえんですわ。蕗掛も十年前は意外と漁村なんで、良けりゃあ付いてきてくだせえ」
「聞いてたのか、耳聡いのお」
 夕刻。村の手前で降り、しばらく旦那を杖で支えて負ぶる。たった1日の祭りの為だけに帰ってきたがひたすら葦ばかりで大路なんてものはなく、適当な原っぱを歩いていた時。
「兄ちゃん……とそちらの方は」
「出迎えはいらねえって言っただろ」
 弟の風靑。今は齢十三で、俺とそう背格好が変わらない。大変なんだから家に居ても良かったってのに。
「すげえ薬師になって帰って来たんだろ? 俺一人でも足りねえぐらいさ」
 ああ俺、その気持ちが嬉しいよ。だが実力なんてもんはない。
 こいつは誤解している。俺は薬師という範疇の資格なんざ持ってない。薬房で何かに務めてやっとこさ食い扶持貰ってるだけだ。引くに引けずに嘘ついてない範囲で盛ってっけどな。
「そ……まあ大丈夫だ」
 これ以上詮索しないでくれぇ!
「母さんと、あと妹というのは」
 生まれたばかりというからには猿のようにしわくちゃなんだろうけど、俺の妹だ。自分が次男でこの子を入れて女3、男4の兄弟。
「そりゃあ、元号変ってから会ってねえもん。きっと可愛がってくれるだろうさ。ところでその方は?」
「儂……? ああ、塀山参りの途中で会うたんだ。漁村に泊まって釣りでも嗜もうかと」
「なーんだ。寫宏さんだったら良かったのに」
「こらっ、お前一度も会った事ねえだろっ! 本人だったらどうするんだ!」
「寫宏さんというのは、どなたですかな」
「薬師です。性格はともかくまあ腕と見てくれだけはいいんで」
「さぞ色男ということで?」
「いや、世辞にも美形どころか蛇だ。ガラのように細いけど誰がどう見ても医療に深く通じてそうな貫禄があるんっすよ。知りませんけど」
「事務手紙と言ってる事全く違うじゃねえか! それじゃあ、可愛い女の子と一つ屋根の下を謳歌してるってのは……」
「俺にだって彼女ぐらいいるわい! 芬飴と腰を落ち着けるのもそう遠くねえよ」
「てっきり、居候さんの事だと思ってたんだけど」
「…………」
「えっと」
「手紙では丁寧に書いてやったけどもはや異星人だ。まあ小さい子をあやすの上手いし」
「兄ちゃん」
「まさか」
「連れてきてよ!蛇と異星人!」
 目がいくつあるのかな? 足は5本? 宇宙の人ってどんな体形? という好奇心が思いっきり漏れていた。
「言っとくけどな、本当に他国に住んでいるだけで見た目は普通だからな! 迷惑かけんなよ」
「次はいつここに戻るの? 蕗掛で薬師になって戻ってくれるんだよな!」
 街中に新規店出した方が儲かるだろう。そうしたら、お前たちに沢山お金を渡せるはずなんだが。
「そ……そうだな。爺さん、いい漁場はこいつに教えてもらってください。俺は実家でぐうすか寝てますんで」
 不味い事になった。
 稼ぎたいからと無理押しして日々19時間も働き、宿代節約のために職場に泊まり、変人どもの相手をし、少ない余りを楽しみに類は友で酒を浴びてつるむ日々。情けねえ実態をこれ以上知られたら俺の面子がない!
 務めて最初の頃は気にならなかったが、いつまで奴らに夢を見せてあげられるのかという重責。何が何でも、立派な奴にならにゃあかん。
 居候には早々に別の職場の事務か特技を生かした何かに務めていただき、雇主にはなんとしてでも賃金上乗せを掛け合い……。
「兄ちゃん考えてる」
「今日はごちそう作ってるって伝えといてくれない? 石赬たち大忙しよ」
「いつもは父ちゃんに似てすっごいだらけてるのにねー」

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:本文前半

2019

 手摺にだだっ広く脚を組み、開いた薬学書を庇代りに被って男はイビキをかいていた。馬車ではよくある光景で、男はつかの間の解放感を味わっていた。
 興宜四年。この辺りは貫という国の一部でとうの昔、大国允が齎した朱潜城の崩落をきっかけに停戦が発表され、どさくさ紛れにそちらに組み込まれた複雑な地帯だった。その後にはほどほどの愚策を衆人が満喫していた何もないある年の麦刈り時。
 行先は蕗卦村といい、いわば彼の故郷である。
「すいません、この馬車はどこへ向かうんですか」
「向かいの盆地ですよ。旦那、相乗りですか」
 外の声を耳ざとく聞きつけた男は無理繰りに肘を起こし、ざっとした手櫛で姿を整える。
「いいや」
 この一言でなんだ違うのか、と膝から上体がずれる。
「この際行き先が遠くても構わん。色腕の匪賊連中に遭うよりましじゃい」
 男は膝を引っ込め、先程まで勉強してましたという程をピシッと作り、やっぱり寝る。旦那と呼ばれた老人は男の対角上に座り、暇そうに外の田畑を眺めていた。
 その国境地帯で荒ぶ連中は特別な刺青を腕いっぱいに広げていたが、年寄りには全部同じに見えるらしい。何より、この男も若気の至りで腕に色を入れているため、破落戸紛いと間違われるのだけは御免だった。薄目越しに時折、誰かが屯しているのが見えた。
「あ、どーも」
互いに寝過ごしながら蕗掛村手前まで疾い風を浴び続けた。道中に粥屋があったが、置いてけぼりなど喰らいたくないのですきっ腹で通り抜ける。
「君は薬学を志しているのかね」
 旦那が喋り始めた。長話に付きあうのは億劫だったが、聞いたほうがいいだろうと頷く。
「まあ、そういった所だ。爺さんは何やってんだ」
 途中から変に思われないように目をあけつつ、視線を鼻に定める。
「あぁ……儂は靴屋を営んでてな、滅多に底が擦り切れない草鞋を考えて一躍人気の店になった。その儲けで今は釣りばかり嗜んで居る」
 なら、一緒に乗ってよかったじゃねえか。
「すごいっすね。でもやっぱり、遠回りとは思えねえんですわ。蕗掛も十年前は意外と漁村なんで、良けりゃあ付いてきてくだせえ」
「聞いてたのか、耳聡いのお」
 夕刻。村の手前で降り、しばらく旦那を杖で支えて負ぶる。たった1日の祭りの為だけに帰ってきたがひたすら葦ばかりで大路なんてものはなく、適当な原っぱを歩いていた時。
「兄ちゃん……とそちらの方は」
「出迎えはいらねえって言っただろ」
 弟の風靑。今は齢十三で、俺とそう背格好が変わらない。大変なんだから家に居ても良かったってのに。
「すげえ薬師になって帰って来たんだろ? 俺一人でも足りねえぐらいさ」
 ああ俺、その気持ちが嬉しいよ。だが実力なんてもんはない。
 こいつは誤解している。俺は薬師という範疇の資格なんざ持ってない。薬房で何かに務めてやっとこさ食い扶持貰ってるだけだ。引くに引けずに嘘ついてない範囲で盛ってっけどな。
「そ……まあ大丈夫だ」
 これ以上詮索しないでくれぇ!
「母さんと、あと妹というのは」
 生まれたばかりというからには猿のようにしわくちゃなんだろうけど、俺の妹だ。自分が次男でこの子を入れて女3、男4の兄弟。
「そりゃあ、元号変ってから会ってねえもん。きっと可愛がってくれるだろうさ。ところでその方は?」
「儂……? ああ、塀山参りの途中で会うたんだ。漁村に泊まって釣りでも嗜もうかと」
「なーんだ。寫宏さんだったら良かったのに」
「こらっ、お前一度も会った事ねえだろっ! 本人だったらどうするんだ!」
「寫宏さんというのは、どなたですかな」
「薬師です。性格はともかくまあ腕と見てくれだけはいいんで」
「さぞ色男ということで?」
「いや、世辞にも美形どころか蛇だ。ガラのように細いけど誰がどう見ても医療に深く通じてそうな貫禄があるんっすよ。知りませんけど」
「事務手紙と言ってる事全く違うじゃねえか! それじゃあ、可愛い女の子と一つ屋根の下を謳歌してるってのは……」
「俺にだって彼女ぐらいいるわい! 芬飴と腰を落ち着けるのもそう遠くねえよ」
「てっきり、居候さんの事だと思ってたんだけど」
「…………」
「えっと」
「手紙では丁寧に書いてやったけどもはや異星人だ。まあ小さい子をあやすの上手いし」
「兄ちゃん」
「まさか」
「連れてきてよ!蛇と異星人!」
 目がいくつあるのかな? 足は5本? 宇宙の人ってどんな体形? という好奇心が思いっきり漏れていた。
「言っとくけどな、本当に他国に住んでいるだけで見た目は普通だからな! 迷惑かけんなよ」
「次はいつここに戻るの? 蕗掛で薬師になって戻ってくれるんだよな!」
 街中に新規店出した方が儲かるだろう。そうしたら、お前たちに沢山お金を渡せるはずなんだが。
「そ……そうだな。爺さん、いい漁場はこいつに教えてもらってください。俺は実家でぐうすか寝てますんで」
 不味い事になった。
 稼ぎたいからと無理押しして日々19時間も働き、宿代節約のために職場に泊まり、変人どもの相手をし、少ない余りを楽しみに類は友で酒を浴びてつるむ日々。情けねえ実態をこれ以上知られたら俺の面子がない!
 務めて最初の頃は気にならなかったが、いつまで奴らに夢を見せてあげられるのかという重責。何が何でも、立派な奴にならにゃあかん。
 居候には早々に別の職場の事務か特技を生かした何かに務めていただき、雇主にはなんとしてでも賃金上乗せを掛け合い……。
「兄ちゃん考えてる」
「今日はごちそう作ってるって伝えといてくれない? 石赬たち大忙しよ」
「いつもは父ちゃんに似てすっごいだらけてるのにねー」

上記の回答(本文後半)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

「母さん」
「なんで今、帰って来たの?」
「そんな冷てえ事言うなよ。どうしたんだ」
「一人前になるまで贅沢な飯なんざいらんと言ったのはどの口さね」
 そう言うが、母は一人分だけ別に少し具材多めの粥を作る。暗い上にから顔は見えない。
「あんたの分は、あの釣り人さんにでも食べてもらいなさい」
 目先の弟たちを養い、育ててくれただけにぐぬぬ、となる。
「こっちも美味しいから」
 と粥を差し出される。
「お母さん、今晩も仕事! 」
「ちょっと待った、母さんは何をやってる? 俺と風靑、利赬が日雇奉公している間、送った金はどうなったんだ?」
「言うでないよ、利赬」
「それがね、手紙では言えなかったんだけど……あたしたちの生活がちょっと豊かになって、お母さんも妹たちの面倒だけ見れるようになったの。寡婦でそんな小金持ちになったあたしたちをいぶかしんだ村長さまが……」
「おい泣くなよ、他の家に被害はないんか?」
 脾臓あたりが、刺すように痛い。胃炎なんかじゃない。そんな疲れ切った体の上に一体何が乗ってるんだ?
「同じ手口で、急に大きくなった四件は安定しているから七割貢納で何とか事を凌いでいるけど、あたしたちはそうはいかないわ」
「でも俺らの努力が仇になったって事と金が亡くなったって事となんの関係があるんだ」
「そこが問題なの! 今私たちが稼いでいる事を聞きつけた下衆どもに回された奴らが……うわぁぁぁん!」
「泣くなって、要はそいつらに母ちゃんが騙されて、お金を奪われたって事だろ? また稼げばいいさ、な?」
「少しでも風諒お兄ちゃんたちに負担をかけたくなくて……ひぇぐっ、七割払ってでも、私たちと一緒に暮らしたくて、魚じゃなくて……夜中、出かけちゃって。あたしも普段いないから、みんなを石赬ちゃんに頼んでたんだけど……村を追い出されたら、あたしたちどこに住めばいいの……?」
「こっちに引っ越して来いよ」
「ここの移動税? お兄ちゃんが集めてくれている風洵の学費とほぼ同額よ。着の身着のままただ追い出されるのを大人しく待ったところで、馬車代なんてありゃしないわ」
「なら追い出される直前に俺に預かっとけよ。俺たち、母さんたちに分かれれば馬車にも乗れる」
「飲み明かすくせに。その先は……?」
「それ以上言うな、聞きたかねえけど状況は分かった。俺が腕力で掛け合ってやる!」
「おー、かっこいいー。けどねお兄ちゃん、たとえ追い出されたとしても、どこに新しくお家を借りるの? お兄ちゃんは節約のために義姉さんになるかもしれない人の所に転がり込んでるって話だし、しかもほとんど帰ってこない。なんなら職場に泊まる。風靑んちはさすがに狭すぎ。3人が転がるのがやっと。あたしの住むところは結構治安悪いから赤ちゃんとお母さんを抱えてたらもっと大変なことになるかもしれない」
「よう分かってるじゃねえか」
「ねー、こういう時に蛇ちゃんと異星人ちゃんはなんていうの?」
「……わりぃ、俺頭悪いからあんまそういうのわかんねえの。うーん。あ! やっぱ無理かぁ」
「なんかいい事思いついたの?」
「母さんが捌いた魚うめえじゃん。俺やあんたの代わりに風靑に財布のひもを握ってもらって、その日に落ち合う。一度宿で作戦会議でもして、なんとしてでも手さばきを見て雇ってくれるところを力づくで探す!」
「お兄ちゃんにしちゃいい了見じゃない。単純。けど言い忘れてたわ。母さんが夜中に出ているのは荒仕事なんだけど、そんな、ひどいものじゃない」
「それを先に言えよ。まさかこの齢でみんなに見初められる高嶺の花じゃあるまいし。心配して損した」
「違うの。殴られ屋……みたいな感じ。赬夏のお父さんは多分、普通に恋人だから」
「はぁ?!」
「さっき、暗い所で顔をみせなかったでしょ? 元気でいてほしくて、本当は気づかないまま落ち着いてほしかったのよ」
「何で止めなかったんだお前ら、利赬! そいつは今どこに住んでる? 見つけ次第ぶっ殺す!」
「止めないで、売り出す前に自分を売ってうまくいってる子たちの事が大事だからって言ってくれて……。確かに目先の保証金は意味が無いわ。風恂は頭いいから学校行きたいだろうし」
「あとの3人は兄貴と、赬夏と、石赬。兄貴は今働ける状態じゃねえし、石赬……石赬は!」
「前も書いたと思うけど、奉公先が少し渋ってるの。他にいい所を街を駆けずって探してるわ。職人関係はやっぱり一からやらないといけないから、途中加入は難しいみたい」
「仕事先なんざ選ぶな!」
「お兄ちゃんに言われたくない!」
「それでも、齢が離れてようが何だろうが赬夏はぜってえ渡すなよ! いいな!」
「お兄ちゃん、私たちと……薙風兄さんとお母さんを助けて! お願い!」
「いいか。俺は丞灯医院というウチの薬房に患者を連れて行く。そんなアホな商売やってられっか! おまえは母さんが戻ってきたらすぐ俺が手配した馬車に乗せるんだ」
「うん」
「あと、その恋人とかいうクソ野郎のことは一番に俺に教えろ!」
「誤解のないように言うわ。私は、あの人と一緒に愛しているのよ。この仕事にもとても反対していて、二人で磯辺で隠居だってするわ。けど、母さんがいなければみんな心配でしょう」
「母さんは俺が隠して何とかする! お前らは家に誰も近づけんじゃねえぞ」
 俺たちゃ貧しくとも平凡な家だからな……………………。
 利赬は頷いてくれた。けど心配だった。
「明後日までには戻ってやる」

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信の返信

一晩明けて落ち着いて読み返してみたら2年前の作品か。
でも、気にするほど文章自体は別に悪くないと思うな。添削板の頃はかれこれ結構前だと思うけど同じ頃?
そうすっとやっぱ主人公の性別の問題なのかな。
少なくとも冒頭の三人称部分は良いと思う。このくらいの描写力が最後まで維持できれば、表面上は上手いと言えるくらいだと思うよ。
あとは中身だね。なんだかんだでスレ主さんの作品を最初から最後まで読ませてもらったこと一度もないので。

上記の回答(効率と主人公交替の返信の返信の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

了解しました。少なくとも今はこのクオリティ+Aをコンスタントにこなせます。大丈夫です。着実に上手くなってます(※ただしエロゲリプレイに世話になってるぶん男主人公がうまいだけの可能性アリ)
少なくとも、自分は他人、年下(筆者としては同年代。女主人公よか年上)であるほどうまく書ける傾向があるため現在それなりなのでしょう。
 一つ伺いたいのですが、実際の家庭環境の差異や様々な事情は置いておいて、男性読者にとって、「お母さん」はフィクションでどういうものでしょうか。
 男主人公の母ちゃん殴られるとか扱いひどすぎって思うしそれを助けようとする男というのはわかるんですけど、少なくとも命の危機も性の危機(違うけど)も絶対超グロにしか見えなくて当時無神経に書いてたけどやっぱり気持ち悪すぎる。
 理想でも何でも構わないです。最近ブラックジャックを読破済なので間黒男(BJの実名)を通して抱擁的なお母さん像とか、温かいとか、感謝とか、そういうものなのかなって思います。
 女性のレポ漫画(うちの三姉妹など子育て系を除く)では大体母ちゃんは強い、逆らえなくて暴虐だけど強かで一家を内側から支えるおかあちゃんパワー(荒川の主婦だ! とか好きだけどそれにあたるかも)とか、氏も以前仰ってましたが柔軟な強さとか、フェミニズム台頭以前からバランスの崩れたライバル的何かとして書ける人がとても多い気がします。(あんま好きじゃないけど毒親&壁系多くて立ち止まってしまうのはそのせいか。悩む前に動けばいいのにとか思うけど)みたいなのが多いと思ってます。
 あと、尊敬できる師匠とはどのような人物ですか。彼が捕まったらまずどういった対応を考えますか。
 もしあなたやご友人が医師で、仮に本業が内科なのに珍しい病を治癒したせいで評判が良すぎて(当時はパソコンとか無い時代前提)外科や麻酔科の仕事を勝手に持ってくる患者がいるけど、本当は麻酔・外科ともに秘匿すべきレベルの高水準で、治せるだけの腕があるのに犯罪がバレたくなくて誰の命がかかっててもわざと人前で腕(今回はレベルの事)を落とすような方だったらどう思われますか。
 主人公の補佐役(異世界人?)のかまってちゃんぶりをサッパリ魅せる方法はありますか。(※女性向けあるあるで言えば口では帰りたいと言ってるのに本気で帰る気がないように思える言動。ただ自分を見失いたくないという超自己中な理由)ある種のヤな奴に振り回される・振り回すって女性向け作品の共感の醍醐味でもある分、ドロつきすぎると私の描きたい作品の方向性とは違う気がします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信の返信

一晩明けて落ち着いて読み返してみたら2年前の作品か。
でも、気にするほど文章自体は別に悪くないと思うな。添削板の頃はかれこれ結構前だと思うけど同じ頃?
そうすっとやっぱ主人公の性別の問題なのかな。
少なくとも冒頭の三人称部分は良いと思う。このくらいの描写力が最後まで維持できれば、表面上は上手いと言えるくらいだと思うよ。
あとは中身だね。なんだかんだでスレ主さんの作品を最初から最後まで読ませてもらったこと一度もないので。

上記の回答(効率と主人公交替の返信の返信の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

まあ色々アホなことはさておき。
自分が使っている「10万文字プロット」という方法で仮本提出で大丈夫ですか?
完成品が3ー40万(自分は20万ほど)文字程を想定されたもので、荒い作りの本って感じです。
でき次第カクヨムに専用ページを作り、先にパス、後に捨てアドをお教えしますのでそこからダッシュボードに分かりやすくつくった「批評よろしくお願いします」という欄に10万文字プロットを置き、そこの次にもう一つファイルを置いて感想をお願いする形はどうでしょうか

濁点無視、カナ入力で
(    )チップス
初期構想での女主人公の苗字(   )
一時期大手をふるった女性向けBL雑誌、当時はこの手のBLが何とよばれていたかを数字変換であわせて4桁

で開くようにしておきます。アド(現在ほとんど使っていない)は完成時と言う事で

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:世界観構築の共通点について

人気作品は現実に起こる「かもしれない」と思える設定が多い気がします。例えば「リゼロ」や「このすば」あるいは「空の境界」では主人公が交通事故にあっていますよね。そして事故を通して異世界へ行けたり、あるいは能力に目覚めたり。交通事故という誰にでも起こりうる事柄を通す事でキャラへの親近感を高めていると言うか。他にも「SAO」や「禁書目録」も科学が発展すれば「もしかすると自分達にも起こりうるのでは?」と思えますし。
ここで、皆さんのご意見を聞かせてください。
物語の世界観を構築するにあたって、「現実でも起きるかもしれない」という物は必ず必要だと思いますか?

上記の回答(世界観構築の共通点についての返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1

「「驚き」を作り出すときは、「信じられないけれども可能である」ことがらよりも、「ありそうでありながら実際には不可能である」ことがらのほうを選ぶべきである。(アリストテレス)」

なんて格言があったりしまして、古代ギリシアで既にコツを発見していたようです。

 上記では「驚き」とありますが、説得力あるツカミと言い換えてよさそうです。「そんなバカな」と思わせておいて、いや実際にあり得ることなんです、とやれば、「へーなるほど」となります。しかしフィクションと割り切れば、「うわー自分にも起こりそう」と思わせたほうがいい、後で「いや、あれはあり得ないな」となっても構わない、ということだと思います。

 他にも方針はあるかもしれませんが、とりあえずアリストテレス以来の路線を採用するとします。すると当然、実はあり得ないけど、起こりそうだと思わせる必要があります。難しいですね。流行りの異世界で考えると、実はあり得ません。事故に遭えばほいほい異世界に行けるのなら、その異世界で事故に遭った人だって、こっちの世界に来るはず。でもそんな異世界人はいない。だから異世界はない。少なくともほいほい行けるようなものはない。

 でも異世界ものは、少なくとも今までのところは隆盛を極めています。ニシンさんもいろいろと実例をご存じで、「あり得そう」感があるわけですよね。じゃあ、なんであり得そうもないものがあり得そうと感じられるのか。

 ちょっとダイエット広告に寄り道してみます。ネットで怪しげなのが膨大にあります。曰く「寝ている間にみるみる体重が減る」「たらふく食っても痩せていく」「我慢なし、運動なしで体脂肪激減」とかとか(実際は巧妙に言質を取られない文章テクが駆使されているが、消費者が感じるものに意訳)。全くあり得ない。だけど信じて買う人がいるんです。「そんなのあり得ない、怪しい」と助言しても聞き入れません。そういう人には共通の特徴があります。「痩せたいと切実に思っている」です。

 自分が欲しいものは、欲しくない人から見れば怪しげでも、割と素直に信じてしまうんですね。ですので、不可能だけどあり得そうと思わせるコツは、異世界であれば「欲しいものを異世界に置け」です。魔法などの異能はかなり普遍的に使われてますね。願っただけで思い通りのことが起きるって、現実世界でも「そんなもんがあればなあ」と誰でも何度も思ったことがあるはず。それを「この異世界にはありますよ」としてやれば、フィクションと知りつつも、つい引き込まれてしまうわけです。

 しかし、異世界に行きました、欲しいものが手に入りました、では盛り上がりませんね。話としてもすぐ終わってしまう。

 ですので、一つあります。欲しいものと対極的なものです。怖いものです。ホラーなどは特にそうですね。容易く人を取り殺せる亡霊とか、常套手段になっています。上記の現実のダイエット広告事例でいえば、「〇〇すると太ってしまうよ!」(骨盤の歪みとか、糖質とか、いろいろパターンがある)みたいな脅しですね。これも、痩せたいと思う人(自分が太っていると思い込んでいる)からすると、「そうか、それが自分が太った原因(≒敵)か、それさえ排せば(≒倒せば)」と信じたくなるわけです。

 異世界ものでいえば、例えばドラゴン。非常に強力で、太刀打ちが難しい敵として登場したりします。魔法も、悪の大魔導士がラスボスだったり。そういう敵がいるから、主人公(≒読者)が欲しいものがすぐそこにあるのに、目に見えるほど近いのに、手に入らない。その敵というのは「主人公(≒読者)が欲しいものを、先に手に入れている者」であるわけですね。魔力とか強さとか。そういう難敵が山場を作ります。

 具体的に説明するため、あくまでも一例という程度ですが、まとめてみますと、

1.不可能だけどあり得そうに思わせる。
2.それには読者が欲しいものを用意する。
3.しかし入手を困難にする。
4.邪魔するのは欲しいものを既に持っている敵。

という感じになります。ものすごくよくあるパターンです。お好きな作品がどうして面白いのかを分析してみると、さらにいろいろ見つかるのではないかと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 世界観構築の共通点について

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投稿日時:

元記事:小説の書き方について

基本的に描写とかに割と力入れて、会話文とかも乱用しないで三人称の丁寧な文心がけてるんですけど、最近の流行りは一人称の軽い、会話文主体の文
あまり好きではないのですが、流行りにのってそういう傾向に切り替えた方がいいのでしょうか?

上記の回答(小説の書き方についての返信)

投稿者 サタン : 1

「書き方」は、書きやすいほうが断然良いと思います。
でも、確かにWebでは一人称が受け入れられやすいでしょう。一人称のメリットは書くまでもないと思いますが、主人公と読者の距離感が近いので、読みやすさ・わかりやすさを求めるWebのテイストに合ってるからです。
更にそういう作品が人気作として多いので、人気作を読んだ読者が「似たのを読みたいな」と思って探すのは同じような「一人称の作品」でしょう。中には三人称ってだけで顔をそむける人もいるのではないでしょうか。

しかし、十数年前、スレイヤーズというライトノベルが流行った頃から爆発的に一人称の軽いラノベが本屋に並ぶようになり、常識として一人称でないラノベはラノベではないと言えるほどでした。
それから、いつ頃からか三人称がチラホラ見え始め、三人称一視点という一人称の特徴も持った文体が流行り始め、一人称はガキっぽい、という認識が多くなりました。
そしてWeb小説が流行ってる今。再び一人称視点が「とっつきやすい」として人気を得ています。

人気作が一人称で書かれてることが多い以上、流行りである一人称と比べれば三人称の文体はやや遅れを取ることになってる現状ですが、その一人称の人気作を書いてるのが基本素人ですからね……。
というのも、読んでりゃわかると思うんですが、「一貫して終始一人称」ではないんですよ。
書き慣れてない人にありがちな一人称で、「主人公がいない場面を書きたいから、一時的に三人称にする」ということを普通にやってたりする。
別に悪いことではないし間違いでもないんで批難してるわけじゃないんですが、「全部一人称で書いた」というわけではないのは事実だと思う。
実際、流行りというのは変わりゆくものだし、Web上でも三人称自体は普通に書かれてるし読まれてるんですよね。
これの意味するところは、結局「とっつきやすい」というWebでの工夫をすりゃ済む話しで、それは一人称とか三人称とかあんま関係ないんじゃないかなと。その人の書き方の問題で、冒頭で読者を引き込む組み立てが出来てないのが一番の問題なんじゃないかなと。
そしてそれは三人称を一人称に変えたところで解決する問題ではないし、この問題を模索するには、やはり書き慣れた方法でやりやすい手段で試行錯誤してみたほうが良いと思う。
もちろん、一度一人称を書いてみるといった挑戦をしてみるのも良いと思う。
案ずるより産むが易しで、やってみりゃわかる話ですしね。
一人称って、書き慣れてる人から見るとレベルが低い作風に見えますが、実際はレベルの高い上級者向けの難しい文体ですから。
主人公の視点で書けばいいだけなので初心者でもある程度サマになるため初心者向けではありますが、三人称にはないルールばかりなので書き慣れてる人ほど一人称は難しいですよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の書き方について

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元記事:小説を書き続けられない

長いです。

創作歴およそ10年です。
ネット小説を高校から本格的に始めて、新作を毎回読んでくれるファンの方も何人かできました。

今年初めて参加したネットサイトのコンテストにて準優勝をいただくこともできました。
小説が大好きで、ゆくゆくは副業として活動していきたいと思い試行錯誤を続けてきたのですが、2週間前に倒れて入院をした日から本への一切の興味が持てなくなってしまいました。

頭では今でも大好きですが、執筆も読書も気が乗りません。
読者さんにはもっと楽しんでほしいと、様々な企画も考えてきました。
ですが、小説を書く気力も湧かないどころか苦痛です。

あまりにも更新がないと読者さんが離れていってしまう不安も抜けません。
ここで聞くべきではないかもしれませんが、どうすればいいのでしょう。

小説を書き続けたい気持ちはありますが、人の本を開いても読む気が起きません。

上記の回答(小説を書き続けられないの返信)

投稿者 junhon : 1

  甘粕さんも言っておられますが休息が必要でしょう。
  自分は自律神経失調症になった際、無気力状態になって3年ほどそれまで大好きだったマンガやラノベを読まないという日が続いていました。
  それでも今は病気が完治していないながらも埋め合わせるようにマンガを読んでますし、数年前から小説を書き出したりしています。
  焦る気持ちもあるでしょうが、身体が不調だと精神にも影響を及ぼしますからね。ご自愛下さい。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 小説を書き続けられない

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