小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

おちょこさんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:設定を盛り込みすぎました。の返信

正直、どこを盛ってるのかわからない。
書かれた内容からすると学校の設定を盛りすぎているかなと思われてるようですが、これはそもそも前提として地区A、つまり「そういう学校」の話なので、盛ってるっていうか「そういうものじゃない?」という感じ。
だからどこを盛ってるのかわからない。

例えば芸能ではなく、能力者たちが集められる学園とかだと、それこそバリエーションに富んだ学科が多数あったりしますよね。
それと比べると御作の設定は、むしろ「芸能」と聞いたら誰でも思いつくようなものばかりで、「盛ってる」感はまったくないです。
そうした学科があることは前提として、「人は誰でも一芸を持っている、おまえの芸は何だ」という感じの、個性を追求してみたらいいんじゃないかと思う。
「芸」がその学校内でのカーストを作り上げてる感じ。

盛ってる感はないと書いたけども、逆に無さすぎて新規性も特殊性もなく、しかし舞台が「芸能だけが隔離された街」というちょっとぶっ飛んだ発想での世界観となるので、その舞台にきちんと乗る常識的ではない設定が望ましいと思います。もっと盛ったほうがいいと思う。
書かれてる現状の設定では、単に学園の学科を分けただけで、それが多い少ないと悩むような段階ではないと思う。

>この設定はラノベ向き?
こうした質問は、まあ、ちょっと言葉悪いから気に障らなければ良いのだけど、ぶっちゃけロクに内容考えてないしほぼ書いてない人にめっちゃ多い。
質問の答えは、ラノベとして書きたいのなら「ラノベ向きに書け」となります。
テーマも設定も、なんならストーリーも、書き方次第でどうとでもなります。
言い方を変えると、例えば「桃太郎」をラノベ向けにアレンジした、とか。芥川龍之介の「羅生門」をジャンプコミックス向けにアレンジした、とか。そういう話で考えてみれば私の言わんとしてるとこがわかるんじゃないかと思います。
ベースは童話のままだけど、それをラノベ向けに書くってことは出来るでしょう?
だから、「ラノベ向き?」じゃなくて「ラノベ向きに書け」って話になると思う。

>主人公がそこまで必死になれる理由が分からない。
こちらについては、別プロットってことですよね。
これは
>現代の年功序列の無能が上にいて巨万の富を得ていることに疑問を持っておりそれを壊したい
と書かれているので、「疑問を持ってる」というところにヒントがあると思います。
ようは、その疑問に明確な対象を用意してしまえばいいわけですね。
その「無能」は主人公を捨てた父親である、とか。権力を相手にして冤罪を被せられてどん底に落ちた主人公の復讐劇である、とか。

上記の回答(設定を盛り込みすぎました。の返信の返信)

スレ主 おちょこ : 2 投稿日時:

たくさん考えて下さってありがとうございます!
分かりにくくてすみません。そうです、①と②は別作品で書いてます。
①は確かにパッと見た感じ普通の設定っぽいかもしれないですね。元々ミステリー専門で書いてきていてラノベ口調で書くのが苦手だったのでもう少し練っていきます。
②は私もやっぱり動機が大切だと思っているのでそういった要素を視野に入れて考えていこうと思います。
ありがとうございます!

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 設定を盛り込みすぎました。

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元記事:主人公の心理について

はじめまして橙というものです。
今回大雑把に言いますと男子高校生が命の価値が低い異世界に召喚されて...という話を書こうとしています。
その話で私が特に重点を置きたいのが男子高校生である主人公の心の成長です。
そこで悩んでいることがあります。
私の考え方では基本的に小説に出てくるヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱くと思っています。しかし、私は男子高校生の定まりきっていないアイデンティティに注目して書こうとしています。なので、主人公の信念も定まらないものと考えています。そのため、ヒロインを主人公に対して恋愛感情を抱かせることができないと考えています。 そこで私は主人公に確たる信念を持たせるために様々な仲間の死を体験させようと思いました。
高校生という多感な時期にアイデンティティを形成させる手段として仲間の死を用いるのは間違えていますか?
回答よろしくお願いします。

上記の回答(主人公の心理についての返信)

投稿者 手塚満 : 2

主人公に重要キャラの死で動機、衝撃を与える手法は割と用いられるものだと思います。シリアスなドラマだとそれくらいはしないとインパクトや説得力が生じにくいような気が、個人的にはするくらいです。

ご質問の場合では、前提として「ヒロインは主人公に確たる信念があるからこそ魅了されて恋愛感情を抱く」というものがあるわけですね。このことについては、一般論として議論が生じ得ますが、スレ主さんの(おそらく今後も)作品テーマではないかと思いますので、無条件に受け入れるべき前提と考えることにします。

高校生の時期のアイデンティティ形成というは、リアリティを出せるように思います。実際に、アイデンティティ(自己同一性)を確立していく思春期後期に当たりますので、リアリティ(迫真性)というよりリアル(現実)かもしれません。影響を受けやすく、かつその影響を受けて自己を確立していく時期であるわけで、「今の高校生ならどう思い、どうするか」と考えて、話作りをすることができそうです。若いだけに、死はより重い(かつ怖い)こともありますよね。

ともあれ、仲間(恋人、ライバルなどを含む)の死といっても、いろんなパターンがあるようです。

1.特定の重要キャラ1人の死

「君の膵臓をたべたい」(キミスイ)という作品がありまして、好みのタイプではないんですが、TV放映された実写劇場版は見てみました。やはり好きになれないと再確認したんですが、実に(原作者、映画制作者が)上手いと感心もしました。

特にヒロインの扱いですね。不思議な明るさを見せて(人付き合いが苦手な)主人公と遭遇する。主人公だけ、ヒロインが重病で余命1年と偶然に知る、。2人は接近していって、主人公はヒロインの隠された本音が垣間見えそうになる。

主人公と同様、観ていてヒロインの本音を真剣に知りたくなるわけですね。自然とヒロインに気持ちが向かっていくわけですが、そこでヒロインが突然の死亡になります。病からではなく通り魔殺人ですね。最期まで精一杯生きて、なんてドラマを見せてくれない。理不尽かつ突然です。そこから主人公(及び感情移入した観客)はヒロインに一途に向かっていくよう変わります。

「もう少し」「あと少しで」という気持ちを生じさせておいて、退場させる手法ですね。もし自分が作り手だったら、キミスイのヒロインをあのような形、タイミングで退場させる自信がありません。それくらい惜しいからこそ、死亡によって主人公を変えるくらいのインパクトが生じると考えていいと思います。

おそらく女性ターゲットと思われるキミスイを見てみまして、男性向けの古典的名作を思い出しました。「あしたのジョー」です。序盤から中盤までは、主人公・矢吹丈は自分より圧倒的に強かったライバル・力石徹を追いかけ、ボクシングで勝とうとします。力石徹も矢吹丈を認めて、ついにボクシング試合で戦うことになる。

試合は矢吹丈が攻勢をかけ続けるんだけれど、最後の最後で力石徹の狙いすましたアッパーカット一発で矢吹はノックアウト。ようやく起き上がった矢吹は(素直に相手の強さを認め、もっと強くなって再戦を求める気持ちで)力石に握手を求めますが、握手に応じようとした力石が倒れてしまう。以降、主人公・矢吹は次々と強敵と戦うも、力石を追う気持ちは不変になります。しかし、死んでしまっているから叶わない望みでもある。

「キミスイ」にせよ「あしたのジョー」にせよ、重要キャラの死亡で主人公を変え、突き動かすには、死亡するキャラを相当に魅力的に描き、効果的に退場させる必要があります。大変に手間が必要ですので、やる価値があるかどうかは充分に考えておかねばなりません。

かつ、死亡したキャラが印象的に(主人公以外では)最強キャラになってしまう可能性も考慮しておく必要があります。「キミスイ」ですと、ヒロインの死亡後、仮に主人公の彼女キャラは出そうとしても、おそらく無理でしょう。死亡キャラのポジションは誰も取れない前提で話作りをするしかありません(そのポジションの後継キャラを出せるようなら、死亡キャラの主人公に対する影響は下がってしまう)。

2.キャラに急造の重みを持たせる死亡フラグ

「この戦いが終わったら、故郷に帰って」どうこう言うキャラって、たいていその戦いで死んでしまったりします。いわゆる死亡フラグの台詞であるわけですね。今でこそ、死亡フラグくらいにしか考えないわけですが、「この戦いが終わったら」って、そのキャラが死亡してみると、死ぬときの無念を表していることに気が付きます。死亡フラグ台詞は、もともとは死に重みを持たせるための台詞であるわけですね。

死亡するキャラに本当に(主人公を変えるくらいの)重みを持たせるドラマ作りが困難、あるいはキャラの死亡で物語を進めるのが困難になりそうなら、誰にでも分かる「死の無念」を持たせる方法があります。これですと、主人公とちょっと被さるところがあるキャラでありさえすれば、主人公が共感でき、主人公がそのキャラの死に衝撃を受けることが自然となります。

主人公に対して本当に重みを持つドラマで描いた死亡て予定キャラには敵いませんが、主人公も何かに深く悩み苦しむところがあったりすると、有効になるように思います。

3.子ども

何も言わなくても死亡フラグ台詞を発したも同然なのが、子どもです。誰でも子どもの死は避けたいですから、子どもキャラが死亡すると無念を感じやすくできます。ひいては年少キャラですね。男性主人公だとして、家族の死でショックを与えるとします。女性キャラで考えますと、母親、姉、妹。

おそらく、主人公が最もショックを受けて、その後の人生が変わるドラマだと、妹キャラの死亡が多いのではないでしょうか。これは、身近による親愛以外に、守るべき責任を感じやすいことが要因であると思います。

4.人数

以上のような死による印象を生じやすいキャラ1人ではなく、主人公と関りを持ったキャラが次々と死んでしまうようだと、一人ひとりのキャラは重みがさほどなくても、次第に主人公を追い詰めることが可能です。例えば、主人公が「自分では誰も救えない」と悩みを深めていき、ある時点で何かを悟るとか。

お考えの作品の「命の価値が低い異世界」ですと、あくまでも例えばですが、次々と死亡する仲間キャラに悼みを覚えない仲間キャラに対し、主人公が元の世界で培った価値観を否定されて苦しみ、やがてそこから何らかの飛躍をする、といったことも可能なように思います。

藤子不二雄の「ミノタウロスの皿」ですと、ある惑星で牛から進化した知性体が、人間そっくりの知性体を美味しい食材とする話です。そこへたどり着いた人間主人公が命の価値観の隔絶や、単なる立場の違いでしかないこと等に悩む内容になっています。主人公が自分の価値観が否定されたところで終わっていますが、主人公のその後は絶対的価値観が相対化していくような余韻を感じました。

「灰と幻想のグリムガル」は仲間の死を有効に使ったドラマ作りをしていたように思います。記憶を失って異世界に招かれてパーティを組んだわけですから、最初は仲間同士の信頼とか、目的意識の共有とかがありません。あけすけに言えば、ゲームの仲良しごっこといったところでしょうか。それが、仲間が死ぬごとに、主人公も仲間も次第に変わって行った印象があります。

以上のような感じですし、例に挙げてみたのも高校生くらいのキャラの物語が多いです。他人の死によって成長する物語は今までも成功例がたくさんあるわけですから、間違いなんてことはありません。キャラの死を軽く、ファッション的、あるいはご都合的にに扱わない限り、大丈夫だと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公の心理について

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投稿日時:

元記事:受け入れられやすい主人公像について

こんにちは、普段は掌編や短編でお世話になっているサイドです。
公募に向けて、学園ラブコメのプロットを書き、執筆もしているんですが、その事で質問をさせて頂ければと思います。
少し長くなってしまいますが、ご容赦頂ければ幸いです。

お伺いしたいのは、主人公への感情移入についてです。
今、二つのパターンの主人公像があって、どちらを採用すべきか迷っています。
メインの登場人物はカースト最下位の陰キャラ「主人公」と、最上位の陽キャラ「幼馴染ヒロイン」のみです。

パターン1
最初から主人公はヒロインを大切に思っており、それが恋愛感情だと理解している。
だが、陰キャラである事に劣等感を持っていて、ヒロインに近付かない。
ヒロインも主人公に好意を持っており、すれ違いや勘違い、カーストの差などの紆余曲折を経て、結ばれる。
王道だが、やや平淡なイメージ。

パターン2
主人公はヒロインを大切に思いつつも、序盤は恋愛感情を持っていない。
中盤で好意を持つ様になり、戸惑いと葛藤の繰り返しを経て、結ばれる。
パターン1の主人公より、ヒロインに対する感情の起伏や欲求が大きい為、物語がドラマチックになる。(見える?

お伺いしたいのは、どちらのパターンの主人公の方が、受け入れられるのか? です。
パターン1なら、主人公の気持ちにブレがなく、最後まで安心して読める、王道的な物語だと思います。
反対に、パターン2では、悪い方へではないにしろ、主人公の気持ちが揺れ動く為、本心が見えなくなり、読者に意味不明と取られたり、ストレスになってしまわないか、と心配しています。

個人的に書いていて楽しいのは、パターン2なのですが、時間と気力も限られている状況なので、公募を意識するなら、手堅くパターン1の方がいいかも……と悩んでいるのが現状です。
最近のラノベや漫画だと、「青春ブタ野郎」、「かぐや様は告らせたい」などの主人公は、ヒロインに一途で、ヒロインも主人公に一途なのが特徴だし、それが心地いい、と分析しています。
また、「ぼくたちは勉強ができない」、「五等分の花嫁」などでは、主人公が意識している明確なヒロインの描写はありませんが、基本的に誠実で、目標を持って(勉強など)頑張っている為、共感しやすい主人公像になっています。

これらの主人公像に関しては、学園ラブコメに限らず、能力者バトル、転生、ファンタジー、SF、ミステリーなどにおいても、応用が利かせられるとも考えているので、広義での捉え方も含めて、ご指摘、助言など、頂ければ幸いです。

上記の回答(受け入れられやすい主人公像についての返信)

投稿者 手塚満 : 0

2パターンは何が成就されるかが違いますね。言い換えれば、主人公が克服するものが違う。そのため、テーマが異なります。スレ主さん(作者さん)がお好きなほうを選べばOK、ということなんですが、それだけでは突き放したような物言いになってしまいます。少し説明を試みたいと思います。

1.パターン1
主人公が片思いで行き詰っているのはなのは、陰キャラの劣等感ゆえに告白すらできないから。それもヒロインも主人公に好意があるだけでは解消されないくらいであるわけですね。

単純に考えると、主人公がヒロインの好意に気が付いてないパターンというのもあり得ますが、話運びは難しくなるはずです。片思いってどういう状況か。片思い相手を思いやり、よく見てますよね。だって好きなんですから。

片思い相手がそこに気が付かないというのは、上手にやらないと無理が出ます。ましてや、実は片思い相手(ヒロイン)側も好意を持っているわけですよね。ヒロインもどうして主人公に好意を持つに至ったか。

よくある動機が「相手の好意を感じ取ったから」でしょうか。主人公の態度が、口では表さないながら、好意を持つ人間の態度(しばしばじっと見つめたりする、自分にはとりわけ優しい、誕生日を覚えてくれている等々)だと気が付くと、好意に対する好意が発生するのはよくあることです。

上記以外の流れも考えられますが、どうするにせよ恋愛についてはリーチがかかったも同然。だけど進まない、という話になりますよね。主人公の「陰キャラの自分ではヒロインにふさわしくない」(これも主人公の優しさ、ヒロインを大事にする気持ちではある)が、主人公の越えがたい障壁となっている。

その障害をどうやって突破するのか、というものですね。一点突破です。陰キャラを解消するのか、陰キャラでもいいんだと悟るのか、あるいは……。恋人関係成立は主人公についてシンボル的なゴールで、実態としては主人公に欠けたものを埋める話になります。

仰るように、あるいは他の良回答にもありますように、王道になりやすい、しやすいパターンだと思います。最初から争点がはっきりしているからです。「陰キャさえなんとかなればなあ」ということです。だから、読者としては何の話を読んでいるのか、最初から分かりやすくなります。

2.パターン2

主人公はヒロインを(幼馴染とかクラスメイトとか恩人とかいった理由で)大事にはする、といったところでしょうか。ヒロイン側の最初の気持ちをお書きではないですが、とりあえず1と同じだと考えてみます。つまりヒロインは最初から主人公に好意がある。大事にされるんですから、無理な設定ではないですよね。

しかし恋愛には進まない。主人公が(ヒロインに対する)恋愛感情に乏しいから。少なくとも、ヒロインに対しては主人公の情緒の未発達がある、といった感じです。これを恋愛成就に持っていくには、主人公の情緒発達が鍵となります。

類例の作品を考えますと、例えば「灼眼のシャナ」。ヒロインのシャナは異様な発育環境だったため、最初は普通の情緒を持ち合わせていません。主人公の悠二と出会い、さらに高校に通うようになって、次第に人間らしさを学んでいき、情緒の発達が促され、悠二に恋愛感情を持つに至ります。

「フルメタルパニック」も同様ですね。主人公の相良宗介軍曹は、戦場で育ったに等しく、非常識なまでの性格でした。メインヒロインの千鳥かなめの護衛任務をこなすうち、人間らしさが芽生え、かなめを任務のためではなく、大事に思うようになる。

最初は恋愛的な好意はない、としたら、恋愛に至るには何が足りないのかという話になるわけです。不足がテーマであって、邪魔があるわけじゃない。十代ですと、おおむね女性より男性の発達が遅いのが通例のようですので、優しいんだが鈍感な主人公に、好意を持つヒロインがやきもきするというのは、フィクションならずともよくあることかもしれません。

ともあれ、パターン2ですと「主人公の情緒発達から覚醒」がテーマにしやすいように思います。王道になりにくい要因としては、冒頭では主人公が何をする話なのかが見えにくいことがあるように思います。少なくとも、主人公が恋愛相手に誰を選びそうなのか、はっきりさせにくい。王道をまっしぐらではなく、獣道をさまよう感じですね。

ですが、それだけに意外な展開は作りやすくなりそうです。ヒロインを好きになる動機、要因、きっかけのドラマも入れやすい(最初から好意がある場合は冗長な要素)。仰るように起伏が大きく、ドラマチックにしやすいと思います。

3.どっちが受け入れられやすいのか

どっちの主人公が読者の好み、で考えると、なかなか難しいと思います。読者の好みはシンプルでシビアです。「面白い話が読みたい」だけですから。それだけに応用性も高い。どんな主人公像でも面白ければいいんですから。

読者の懐は深い、許容範囲は大きい、と信じてみてはどうでしょうか。そう信じるなら、作者として趣向を凝らせる主人公はどんなタイプか、という問題になってきます。お示しの2パターンで、スレ主さん(作者さん)が現時点で、「こっちのほうが書きやすい、いろいろ書けそう」と思うほうを選べばよいと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 受け入れられやすい主人公像について

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投稿日時:

元記事:ラノベにおけるヒロイン争奪戦

主人公とライバルがヒロインの寵愛を受けようと争奪戦を繰り広げる。二人の男の間でヒロインの乙女心が揺れ動く……。

というのはラノベだと見た記憶がありません。自分はもっぱらラブコメを読んでいるのですが、出て来るのは「おい主人公。お前最近ヒロインと仲いいんだってな? あいつは俺が狙ってんだ。もう近づくんじゃねえぞ?」と言って恫喝や暴力を振るう「障害」という感じのキャラばかりです。出木杉くんみたいなライバルってラノベでは見た覚えがありません。やはりヒロインが主人公以外の男に目を向けるような展開は敬遠されるということでしょうか?(最終的に主人公を選ぶorどちらも選ばないとしても)

上記の回答(ラノベにおけるヒロイン争奪戦の返信)

投稿者 読むせん : 1

あー・・・・【君のためなら死ねる】【バハムート・ドラグーン】以外では、ほとんど見たことない。
 昨今のブームはインスタやツイッターしかり『自己肯定』ですから。ふられたら自己否定ショックを与えられてしまいますしね~。

バットエンド好きの人とかも実際はパターンがあって、好きな悪趣味さでなければ釣れない。振られるのが趣味とか取り合うような高ステータスの女を取り合うより、そんな女がぷちっとあっけなく死ぬのが楽しい、みたいな雰囲気でした。

バハムート・ラグーンのヒロイン【王女ヨヨ】は屑ビッチだの三大悪女にカウントされています。

ヒロイン視点でイケメンに取り合いされる。主人公視点で美女に取り合いされる側のが多いですね~。こんなに僕は肯定され求められているんだ。的な。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベにおけるヒロイン争奪戦

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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