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受け入れられやすい主人公像について (No: 1)

スレ主 サイド 投稿日時:

こんにちは、普段は掌編や短編でお世話になっているサイドです。
公募に向けて、学園ラブコメプロットを書き、執筆もしているんですが、その事で質問をさせて頂ければと思います。
少し長くなってしまいますが、ご容赦頂ければ幸いです。

お伺いしたいのは、主人公への感情移入についてです。
今、二つのパターンの主人公像があって、どちらを採用すべきか迷っています。
メインの登場人物はカースト最下位の陰キャラ「主人公」と、最上位の陽キャラ「幼馴染ヒロイン」のみです。

パターン1
最初から主人公はヒロインを大切に思っており、それが恋愛感情だと理解している。
だが、陰キャラである事に劣等感を持っていて、ヒロインに近付かない。
ヒロインも主人公に好意を持っており、すれ違いや勘違い、カーストの差などの紆余曲折を経て、結ばれる。
王道だが、やや平淡なイメージ。

パターン2
主人公はヒロインを大切に思いつつも、序盤は恋愛感情を持っていない。
中盤で好意を持つ様になり、戸惑いと葛藤の繰り返しを経て、結ばれる。
パターン1の主人公より、ヒロインに対する感情の起伏や欲求が大きい為、物語がドラマチックになる。(見える?

お伺いしたいのは、どちらのパターンの主人公の方が、受け入れられるのか? です。
パターン1なら、主人公の気持ちにブレがなく、最後まで安心して読める、王道的な物語だと思います。
反対に、パターン2では、悪い方へではないにしろ、主人公の気持ちが揺れ動く為、本心が見えなくなり、読者に意味不明と取られたり、ストレスになってしまわないか、と心配しています。

個人的に書いていて楽しいのは、パターン2なのですが、時間と気力も限られている状況なので、公募を意識するなら、手堅くパターン1の方がいいかも……と悩んでいるのが現状です。
最近のラノベや漫画だと、「青春ブタ野郎」、「かぐや様は告らせたい」などの主人公は、ヒロインに一途で、ヒロインも主人公に一途なのが特徴だし、それが心地いい、と分析しています。
また、「ぼくたちは勉強ができない」、「五等分の花嫁」などでは、主人公が意識している明確なヒロインの描写はありませんが、基本的に誠実で、目標を持って(勉強など)頑張っている為、共感しやすい主人公像になっています。

これらの主人公像に関しては、学園ラブコメに限らず、能力者バトル、転生、ファンタジー、SF、ミステリーなどにおいても、応用が利かせられるとも考えているので、広義での捉え方も含めて、ご指摘、助言など、頂ければ幸いです。

カテゴリー: キャラクター

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人気回答!受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 2)

投稿者 ヘキサ : 4 No: 1の返信

投稿日時:

1,2どちらの展開にするかよりも、その前のキャラクターの初期配置に悩んでしまったhexaです。

この配置は劣等感持っていない側が持ってる側に対して激ラブなのが最初から最後まで変わらないのがお約束じゃん、幼馴染なら尚更(←超ステレオタイプの考え方だとは思いますが)。

……あとは、起きる事件次第、という感じですかね。本当にこれだけのラブコメでは公募では厳しい感じがしています。

ちょっと古いアニメで何ですが、この配置と見せかけてやられたーと思ったのが「機動戦艦ナデシコ」でしたね。艦長のユリカが艦内コック兼戦闘ロボットパイロットの主人公アキトを「私の王子様」ととにかくしつこく追い回す。で、それにうんざりしたり戦争にうんざりしたりでそこを慰めてくれたクルーのメグミと付き合うことに。

ここでかなり驚いたんですが、わりとメグミのほうがお似合いじゃん、大丈夫かユリカ挽回できるのか(どう考えても正ヒロインポジションだったから)と思っていたら、その後が……ということで、あらすじだけならwikiでも見れるのでちょっとチェックしてみるといいかも。

単純にラブコメに初挑戦、ということでしたら、1のほうが安定していると思います。で、葛藤するのは主人公のみという感じで。
2だとヒロインのほうの心情をしっかり描かないといけないから、こっちのほうが難しいと思います。

私だと1プラスアルファ(その他の舞台装置次第)にしそうな感じがしていますが、あくまで私の見解ですので。参考になればということで。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 4)

スレ主 サイド : 0 No: 2の返信

投稿日時:

こんにちは、hexaさん。サイドです。
返信いただき、ありがとうございます。

>この配置は劣等感持っていない側が持ってる側に対して激ラブなのが最初から最後まで変わらない
ご指摘の配置も考えたんですが、僕の知っている限りだと、このケースでは主人公が幼馴染ヒロインに対して、「鈍感・難聴・うざく思う」になるイメージがありました。
これを避ける為に、主人公も好意を持ち、ヒロインの幸せを第一に考えて行動する主人公像が出来上がった、という感じですね。
ジャンルや性格は違えど、「転スラ」や「マージナルオペレーション」などの主人公像に近付けたというイメージです。

>起きる事件次第、という感じですかね。
長くなってしまうので省いたんですが、登場人物は「主人公、幼馴染ヒロイン、横恋慕ヒロイン、三人を見守るヒロイン(攻略不可)」の四人です。
イベントとしては、春の部活勧誘に巻き込まれる、四人での中庭での昼食を強いられる、ショッピングモールへ連れて行かれる、他個別イベント等を用意しています。
中盤位まで書き、十万文字程度、イベント消化は五割前後、といった感じです。
それが吉と出るか凶と出るかは、誰かに見てもらって判断を仰ぐしかない所だと思っています。

>「機動戦艦ナデシコ」でしたね。
懐かしいですね、ナデシコ。
リアタイではありませんが、見て、物凄くハマった記憶があります。
メグミとアキトが付き合い始めたシーンを初めて見た時は、ユリカ派だったので、結構ショックでした。
ガイが、ああなった後だったので、余計に付いていけなかったのかも。
悲しみを女性関係で解決してしまうんかーいって。(笑

>大丈夫かユリカ挽回できるのか
終盤では怒涛の展開を経て、圧倒的正妻ポジにいましたね。
人間的にも大きく成長していたので、共感の出来る魅力的なヒロインになっていました。
で、あの終わり方をした後の劇場だったので、「え?」ってなりました。(多分、みんな一緒
でも、ブラックサレナはロマンです。

>単純にラブコメに初挑戦、ということでしたら、1のほうが安定している
こちらのサイトで掌編や長編で学園ものをいくつか投稿させて頂いたんですが、共通してご指摘いただいたのが、「パンチが弱い」「物語に起伏がない」でした。
それを踏まえて、手法を変え、強引な設定や展開で書くべきか、と考えてパターン2が出来上がりました。
ただ、仰る通り、主人公よりもヒロインの心理描写が必要となる為、「横恋慕ヒロイン」と「見守りヒロイン」との横の繋がりを活かして(三人は普通に友人です)、主人公の前では見せない弱さ、脆さを描写したりしています。

>私だと1プラスアルファ(その他の舞台装置次第)にしそうな感じ
中盤まで書きあがってはいるものの、修正は利かせられる地点にいるので、もう少し考えてみたいと思います。
ご指摘、ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

パターン1は本当に良くも悪くも王道。
でも、王道ってのはアイディア一つで大化けするので、侮れないです。
パターン2は確かに感情の起伏が強く出そうな山あり谷ありなので感情の衝突が物語を盛り上げキャラを立ててくれそうです。

物語的にはパターン2のほうが良さそうに思えますが、正直なとこ「受け入れられやすいか」で言えば王道に勝るものはないのでパターン1だと思います(受け入れられ続けた結果の王道なので)。
パターン1は王道だけによくありますが、パッと思い浮かんだのは漫画「ナナとカオル」です。
カースト再下位の変態主人公と、生徒会優等生で後輩にも慕われてる幼馴染ヒロインが、SMをテーマにラブコメする内容。
まあ、もともとエロ漫画家が作者なのでエロいっちゃエロいけど、エロをテーマにした普通の青年漫画です。
この場合、「SMをテーマにしたラブコメ」ってあたりがアイディアで、さすがエロ漫画家出身と思える着眼点で王道なのに個性的でした。

それで、パターン2の良いところは起伏があり衝突が多いという事でしょう。これによってドラマを盛り上げられる。
でも、別に感情の起伏は恋愛要素に限らなくても良いし、その衝突が恋愛に繋がれば良いので、なんかアイディア絞れないかな、というのが本音。
王道設定は、王道で目立たないだけにアイディアがよく目立つ。
パターン2は起伏あって衝突が作れるのが良さだけど、だったら別にパターン1のままSMじゃないけど衝突が作れる要素を入れりゃいいだけ、ではないかなと。

一方でパターン2は良いのだけど、ラブコメだから「好き」という感情でドラマを作るというのは、芸がない、というのは失礼に過ぎるコメントだけど、公募用と考えるとそんなストレートでいいのかなと思ってしまう。
なので、個人的にはパターン1で王道が共感しやすいだろうと思う。ほんでお節介だけどもそこに一つのアクセントを入れるのが良いかなと。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 6)

スレ主 サイド : 1 No: 3の返信

投稿日時:

サタンさん、こんにちは。サイドです。
返信いただき、ありがとうございます。

>王道ってのはアイディア一つで大化けするので、侮れないです。
王道で誰にでも勧められるラノベと言ったら、「とある飛空士への追憶」を思い出しました。
あの作品は、身分の最下層の主人公と、次期王女の出会いに、「空戦」というアイデア一つを盛り込んで、大成功した作品だった様に思います。
「フルメタルパニック」とかも、そういう作品ですよね。

>王道に勝るものはないのでパターン1だと思います(受け入れられ続けた結果の王道なので)。
ここが正に、仰る通りの所だと思います。
個人的に、「これはいける!」と思った設定でも、過去の成功例にないのなら、採用すべきではないと感じている為です。
思い返せば、今好んでいる小説、漫画、アニメなどでも、奇をてらったものより、普通に王道なもの(ラブコメなら砂糖一杯)を好んでいるので、それを追いかける方が、イメージが湧きやすい気がします。

>パッと思い浮かんだのは漫画「ナナとカオル」です。
確か、序盤だけ読んで、途中で挫折した作品です。
ダメとか、駄作だとかではなく、相手を傷付ける意図がないと分かっていてもSM描写を見るのが辛かった、という気持ちがありました。
ブラックレーベルとかも出てますし、人気が出るのも分かりますし、差別的に見ている訳ではないんですが。(汗

>エロをテーマにした普通の青年漫画です。
最近、連載が終了した、「食戟のソーマ」なんかも、服が破れる描写がありつつ、料理をテーマにした普通の少年漫画でしたね。
最終的にソーマとえりながラブコメするだけという清々しい終わりっぷりでした。

>別に感情の起伏は恋愛要素に限らなくても良いし、その衝突が恋愛に繋がれば良いので、なんかアイディア絞れないかな、というのが本音。
確かに、衝突を書きたいのならパターン2にこだわる必要はなさそうです。
物語には「主人公(カースト最下位)」と「幼馴染ヒロイン(校内カースト第三位)」と「横恋慕ヒロイン(校内カースト第一位)」と「見守りヒロイン(校内カースト第二位)」の四人が出て来るので、カースト上での縦の繋がりと、横の繋がり、そこから来る衝突を描くのもアリかもという気がしてきました。
「主人公の中盤の心変わり」のみにスポットを当ててしまうのは、何か、強引ですね。(汗

>衝突が作れる要素を入れりゃいいだけ、ではないかなと。
衝突を呼ぶ要素としては、「噂」を舞台装置として使おうと思っています。
中学校時代の「主人公」の悪い噂、最下位となった原因は「口コミ」と一部の「SNS」(設定としては三年前です)ですが、時が流れて高校生となった現在は、「SNS」が完全にメインとなってしまった為、「噂」の在り方が変質し、耐性の無い陰キャラの「主人公」と陽キャラの「ヒロインズ」と認識がズレてぶつかる、みたいな感じです。

>ラブコメだから「好き」という感情でドラマを作るというのは、芸がない、というのは失礼に過ぎるコメントだけど、公募用と考えるとそんなストレートでいいのかなと思ってしまう。
いえ、ズバッと言っていただける方が嬉しいです。
他の方からも、返信を頂いていて、作品の作り方について靄が晴れつつある感じがしています。

>そこに一つのアクセントを入れるのが良いかなと。
先述した、「噂」と、「カースト」、それぞれに「部活」に入っている「ヒロインズ」を組み合わせて何とかならないか考えてみます。
ご指摘ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 5)

投稿者 あざらし : 2 No: 1の返信

投稿日時:

書き込みをさせて頂く前にお断りを。
ご質問に『公募』とありますので、大前提として『プロを目指されている方』として書かせて頂きます。

私なりに結論を先に書かせて頂くと、パターン2になると思います。
これは良い悪いではなく、また実際の案を拝読しての判断でもありません。

>個人的に書いていて楽しいのは、パターン2なのですが

この一文からです。
『書いていて楽しい』というのは、サイドさんにとって何よりも強い武器です。
言い方を変えると『サイドさんが楽しめないのに、読者が楽しめる』という都合の良いことは出来ません。全くありえないとは申しませんが『自分が面白いと思えないが効率を重視して作れる。そうして作った作品でも抜群にウケが良い』ということが出来れば、小説に限らずどんな世界でも、その時点で一流のプロです。

>時間と気力も限られている状況なので、公募を意識するなら、手堅くパターン1の方がいいかも

納期を意識して欲しく思います。
楽しんで書けるパターン2に必要な時間を逆算して、そのための計画に沿って執筆されることをお勧めします。

>最近のラノベや漫画だと、~中略~ それが心地いい、と分析しています。

サイドさんの実力と人となりを存じておりませんので、あくまで一般論で。
分析それ自体は良いことだと思いますが、よほど起用に立ち回れる方は別として、創作とは一定の距離を置いた方がよいかと思います。
それよりも例に出された作品群が『なぜ(自分は)好きなのか』を言語化して、咀嚼し、エッセンスとして吸収し、御自身の作品に反映された方がよいのではないでしょうか。

ありていには、分析は自社レーベルのカラーを熟知している編集さんの仕事です。
公募ですので賞の受賞が目標ということになろうかと思いますが、肝心の出版は編集部の判断で、『ウケるかどうか』の判断も出版社です。サイドさんの手を離れたところで判断を下されます。他人の作品の分析によって自身の未来をゆだねることを私はお勧めいたしません。

出版されれば商品ですが、クリエイターは産み出す者です。
サイドさん自身の熱情によって産み出さずには、他人は夢中になりません。
分析より、エッセンスとして吸収した『サイドさんの欲求と情熱』を大切に。

>お伺いしたいのは、どちらのパターンの主人公の方が、受け入れられるのか?

率直には、パターン1・パターン2 どちらも書きようだと思います。
歯に衣着せぬ物言いをすると、どちらも弱いように感じました。
ふわっとした書き方をすると、改善点は多くあるでしょうし、改善次第で面白くなると思います。
これは物語の流れ以上の判読できるポイントがありませんので、それが主な理由です。
現状で感じたところを。

1)物語を非凡にするエピソード
2)もう一段、興味がわく設定
3)物語の先が気になるように
4)キャラクターの魅力だけでも、かなり引きつけられるはず

とくに気になったのは2)
ある種、王道パターンに挑んでいらっしゃるようですので、舞台なり、関係性なりで興味を抱かせて欲しく感じました。理想的には短文あらすじで『読んでみたい』と思わせるレベルです。
1)3)4)は現状では実態不明ですので、『おそらくは大きな改善点』とおぼしき事柄です。

ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 9)

スレ主 サイド : 0 No: 5の返信

投稿日時:

あざらしさん、こんにちは。サイドです。
返信いただき、ありがとうございます。

>『書いていて楽しい』というのは、サイドさんにとって何よりも強い武器です。
半年位前に書いた長編があったんですが、その時は「売れる」とか「面白いものを」とか考えず、ただただ書きたい物を尺とか期限とかも意識せず、書いた事がありました。
楽しかったですし、頂いた評価を見ると今までで一番いい結果でした。
『書いていて楽しい』は、想像以上に良い影響を産むと知る事が出来たので、パターン2を書いている時の感覚は大切にしなければ、ですね。

>『自分が面白いと思えないが効率を重視して作れる。そうして作った作品でも抜群にウケが良い』
これが出来る様になれば……とよく思います。
オリジナリティやセンスと言う意味で、僕は優れた人間ではないので、上手な人のマネをして、流行に寄せていけたら……という感じです。

>楽しんで書けるパターン2に必要な時間を逆算して、そのための計画に沿って執筆されることをお勧めします。
十月末が期限の公募を目指していて、現状では、一つのイベントに4000文字前後のものを予定通りに進められれば何とか……です。
必要な時間を逆算する事は、こまめにやっていく必要がありますね。

>例に出された作品群が『なぜ(自分は)好きなのか』を言語化
確かに、マーケティングみたいな事は程々にして、好きな作品のエッセンスを自分の作品に反映させる努力をする方がいい様に思います。
僕自身、本屋やネットの情報の量に飲まれるタイプなので、なおさらですね。
特に、言語化。これですよね。

>他人の作品の分析によって自身の未来をゆだねることを私はお勧めいたしません。
「冴えない彼女の育てかた」というラノベの中で主人公が、「創作において、馬鹿の一つ覚えほど強力な武器はない」と言っていた事を思い出しました。
自分の思う武器を第一にして、それでひたすらに突っ走る方が有効なんだと思います。
何より、ストレスが堪らなさそうです。(笑

>分析より、エッセンスとして吸収した『サイドさんの欲求と情熱』を大切に。
情熱が冷めない内に吐き出し切ってしまいたいと、よく思います。
書かずに避けていると、別の作品を書きたくなってきて、結局ダメになった経験もありますので……。(恥

>現状で感じたところを。
現状では、下記の流れを最初の一日とし、登場人物と作風を感じてもらいたいと思っています。

1)物語を非凡にするエピソード
プロローグの一番最初は、

>『近寄らないで下さい』
>同級生の女子にそう言われた事のある男子は、どの位いるのだろうか。
>近寄らないで、ではなく、近寄らないで下さいと言う丁寧語での言葉は、酷くショックだったのをよく覚えている。

から始まり、『なんでそうなったんだ?』という『掴み』になって欲しいと思っています。
ネガティブな導入ですが、エピローグでは、その台詞を気にしないポジティブ人間に成長している、みたいな感じです。

2)もう一段、興味がわく設定
その後、朝の登校を、「幼馴染ヒロイン(校内カースト第三位)」と一緒にする事になります。
彼女は、『近寄らないで下さい』と主人公が言われた教室に居合わせ、それが原因で疎遠になっていたのに、どうして接近してくるんだろう? と主人公が疑問を抱くのが、二つ目の仕込みです。

3)物語の先が気になるように
登校後の昼休み、中庭の隅にいた主人公に、面識のない「横恋慕ヒロイン(校内カースト第一位)」が話しかけてきます。
過去に主人公と何かがあった様な含みを見せつつ、「横恋慕ヒロイン」は春の部活勧誘活動への参加を強要。
>出来ればここで、『この主人公は過去に何をやらかしたんだ?』と思わせたい所です。

4)キャラクターの魅力だけでも、かなり引きつけられるはず
最後に、疲れ切った主人公は郊外の公園で黄昏ていると、「見守りヒロイン(校内カースト第二位、攻略不可)」に見つかり、あった出来事を全て話します。
そして「見守りヒロイン」は「幼馴染ヒロイン」と「横恋慕ヒロイン」は、お前にご執心だから、逃げられないぞ、と言い残して、去り、主人公は頭を抱える……で、一日が終わる流れです。

読者にここまで読んで頂いて、「つまらない」「金と時間の無駄」と感じさせてしまったなら、ただただ僕の実力不足として反省すべきと思います。

>1)3)4)は現状では実態不明ですので、『おそらくは大きな改善点』とおぼしき事柄です。
とりあえず上記した内容なんですが、改善点はあると思いますので、書きあがったら誰かに読んでもらいたいと思っています。

>ではでは執筆頑張って下さい。
>応援いたします。
すごく励みになりました。
ご指摘、ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信の返信 (No: 11)

投稿者 あざらし : 0 No: 9の返信

投稿日時:

あざらしです。
返信頂いたおかげで、私なりに多少なりとも理解できたことが増えましたので再度書き込みを。
以下はサイドさんより返信頂いた内容を元にしますので、原文引用は適時省かせて頂きますので含み置きください。
また感想を主にしますが、『こういったやり方もある』というだけです。趣向は人それぞれにあって当然ですし、感想である以上、私の書き込みも完全にそれを排除することは出来ません。
ありていにいえば『あざらしの好きな作風』にならないように、そこら辺は取捨選択ください。

1)物語を非凡にするエピソード
冒頭の感想ですが少々弱いように感じました。(そのまま完成されるとは思っておりませんが、近しいこととして書きます)
『同級生の女子に ~ よく覚えている。』
ここですね。落ち着いた文体と感じましたので、余計に弱く感じたのもあります。

>『なんでそうなったんだ?』という『掴み』になって欲しいと思っています

掴みをより強化するのは多くの場合、説明よりエピソードです。
第一声、『近寄らないで下さい』
これはキャッチーだと思うのですが、その後が過去の出来事を振り返っている状態ですよね。それが悪いとは決して言いませんし、実際ベテランのプロ作家でも見かける手法のひとつです。

が、御作の概要を知った上で読んでみて「ふーん」という面もありました。
(他人に嫌われている・目つきが悪い・コミニュケーション能力が低い)これらは、ジャンルとして成立する程度に、よくある主人公でもあります。
これが「ふーん」の正体で、主たる原因は説明。
『主人公は嫌われていますよ』と書くのでは無く、『主人公は嫌われているのだ』と読者の心に浮かび上がらせるのがエピソード。

エピソードは「ふーん」を削り取ります。
冒頭が弱く感じたのは、この後にエピソードが入るとするなら、それをそのまま冒頭から利用するのも手だと思うのです。
あくまで仮にですが、一行目の『近寄らないで下さい』を生かしてエピソードにするとしますよね。(御作をゆがめないため、メインヒロインの存在は無視して例にします)
まず誰の発言か?
もっとも主人公にとって辛いのは、そうですね、友達だと思っていた相手なんかだとかなり辛そうです。
数少ない異性の友人だと主人公は思っていた。いや、友人と言うには烏滸がましいかも知れないが、少なくとも普通に会話できている相手だと主人公は思っていた。
その相手とたまたま日直が一緒、終礼が終わり黒板を消している時に『近寄らないで下さい』と言われると、ちょっとセリフを変えて『話しかけないでください』なんかもショックでしょう。

(Who 友人が)(When 日直の作業中)(Where 黒板の前で)(What 拒絶)(Why 主人公・読者?????)(How 『近寄らないで下さい』や『話しかけないでください』と発言)

こうですね。
Whatの理由とWhyは主人公にとっても読者にとっても、この段階では想像。
真相は”読み続けないと”解りません。

Who When Whereは簡潔に数行で綺麗にまとめて、さっさと本題に移行。
本題=つまり物語でエピソードですね。

と、まあ、ここまで書いてナニですが、この方法は重大な点として『キャラクターが読者の印象に残りすぎる』ということがあります。
例の場合は『近寄らないで下さいちゃん』ですね。彼女が重要ならば良し。そうでなければ目立ちすぎ。
冒頭で書きました『あくまで仮』というのは、ポイントのみならず広義としてですので、物語全体の構成を考慮に入れてエピソードをご一考される余地があるのでは、という意味です。
御作の場合は、

>彼女は、『近寄らないで下さい』と主人公が言われた教室に居合わせ、それが原因で疎遠になっていた

つまりは幼馴染ヒロインの初登場シーンで、読者はここが彼女との初対面になります。
冒頭から完全にエピソードでする場合、ここで『近寄らないでくださいちゃん』よりヒロインをメインに組み立てることで、目立たせたいキャラクターに読者の目を誘導することができると思います。
キャラクターとして読者に印象づけられるシーンにもなりますので大切に。静かにジャブから始めるのも手法ですし、試合開始から連打を食らわせるというのも掴みです。

2)もう一段、興味がわく設定
公募用ということですので、

>どうして接近してくるんだろう? と主人公が疑問を抱くのが、二つ目の仕込みです。

楽しみにさせて頂きます。
願わくば書籍で読めますよう、お祈りいたします。

参考書籍の紹介だけ。
【村田椰融著:妻、小学生になる。】
影響を最小限にするために、おっさん主人公&とにかく短時間で勘所を掴める作品を優先しました。
悪く言えば、ありがちな物語なのですが、エピソードの扱い方と設定を生かす舞台でお見事に読ませます。
『試し読み』で二話の途中まで読めますが、ほぼ一話完結として物語が成立していますので、執筆の影響も少ないと思います。お試しを。

3)物語の先が気になるように
同じく公募用ということですので、これ以上の情報は求めません。
楽しみにお待ちいたします。
『この主人公は過去に何をやらかしたんだ?』
是非ここで、頭一つ突き抜けてください。

お勧め書籍の紹介を。
【高野和明著:13階段】
お勧めして良いか悩みましたが、あえて。
悩んだ理由は寝食を忘れて読む耽るレベルの小説です。
先が気になり本を閉じられなくなり、執筆スケジュールを食いつぶす恐れがありますので、後日、時間があるときにどうぞ。江戸川乱歩賞受賞は伊達じゃなく、賞の価値まで高めた小説です。
物語の先が気になる、という教科書のような小説。

4)キャラクターの魅力だけでも、かなり引きつけられるはず
一行で終わらせちゃった私の書き方が悪かったせいですが、ストーリー展開とは若干ベクトルが異なります。
例えばですね、サイドさんがあげられた作品【かぐや様は告らせたい】がありますよね。
この作品を好きな読者がタイトルを耳にしたとき、頭に浮かぶのは設定や物語より、もっと前に『キャラクターそのもの』であるはずなんですよ。
第一にビジュアルですね。

これだと小説は関係ないということになっちゃいますが、そんなことはなく、外見のみならずキャラクターひっくるめて作品名と共にキャラクターの個性として印象づけられています。
そういった個性が最も噴出するのはセリフ回し、これは性格の裏付けがあってこそです。
もっと解りやすくいうと『決めセリフ』ですね。
藤原書記だと「ドーンだYO!!」だとか、かぐや様なら「お可愛いこと」
こういったキャラクターを決定づける特徴的なセリフも、性格という土台があって、そこから出てくるから印象に残ります。前回の書き込みに戻っちゃいますが、ここらは著者さんが『書いていて楽しい』これがないと、ちょっと難しいと思うんです。

キャラクターが強い、というのは読者にとって強力に働きます。
推理小説ってのは山ほどありますが、(ホームズ)(ポワロ)(金田一耕助)どれもが強烈な印象を放っていますよね。有名すぎて映像も手助けしてますが、下手すりゃ読んだことがない人ですらキャラクターの『人物像』に対する印象を持っているレベルです。
この『人物像』が、小説の場合は特にキャラクターの神髄だと思うのです。
ここら辺りが『キャラクターの魅力だけでも、かなり引きつけられるはず』と書きたかった内容です。

>読者にここまで読んで頂いて、「つまらない」「金と時間の無駄」と感じさせてしまったなら、ただただ僕の実力不足として反省すべきと思います。

私は単なる書恥ですが、金の稼ぎ方がまぁまぁ似ているデザイン関係を生業にしております。
で、大丈夫です。
仮に反省することになっても、それで全く間違ってません。それを繰り返して上達するのがクリエイターです。
クリエイターは金のためだけに働くことは出来ませんが、金がないと生きていけません。
そして初めから金にはなりません。
美大は優秀な人間ほどさっさと中退しちゃう変な場所ですが、そういった超有望株でも金になるまでは時間がかかります。

ジャンル関わらず『面白いけど、商品にならない』ということすら世の中にはあって、公募というのは商品価値を見いだしてもらう場でもありますが、サイドさんは、ほんの少しだけ傲慢さを”心の中で”出しても良いかと思います。
言葉にすると『出版社よ、この小説を金に換える権利をわけてあげよう』です。(一応書きますが、サイドさん以外には口が裂けても言いません)

たとえ心の中でも傲慢さを出すというのは、おそらくサイドさんの性格傾向からすれば裏付けが必要になる行為ではないかと感じたのです。
これをかみ砕いて言葉にすると『私の代わりになる人はいない!』です。

現状、綺麗にまとめ上げることに不備は感じませんでした。(物語の収束と方向が解りませんが、これは公募用のことですので公表される上で当然の処置ですね)
私の代わりになる人はいない、というのは個性です。
個性に商品価値がつけば、いずれ買い手は出ます。
難しく考えずともサイドさんには、サイドさんだけが感じる感性が存在します。
たとえ世の中によくある出来事、それどころか当事者ですらなくとも、それに対しての感じ方は色々です。
そこに更に切り口を変える、横からだけではなく四方八方から観察する。
これが総じてネタです。

あとは楽しんで書いてください。
そして書き続けて下さい。
何人かの作家になった方を知っていますが、いきなり『この人はいつか世に出るひとだ!』と感じたのは、お一人だけです。
何作も書き続けて、そしてデビューされる方が普通です。
で、なんでこんなことを書き始めたかというと、サイドさんと同じ事を言った人がいるのです。
サイドさんが受賞されれば業種として先輩となる方ですが、なーんか小説書く人の性格傾向のひとつか? と失礼ながら吹き出してしまいました。

うん、うん、きっと大丈夫です。
傲慢さを出したところで、根っこは変わらないし、『自分の実力不足』と自分に挑戦状を叩きつけ続けて下さい。
少なくともモノの見方はクリエイター向きだと思います。

面白い小説を待ってます。
願わくば文庫を手に取ることが出来る日をお待ちしております。
頑張って下さい。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信の返信の返信 (No: 14)

スレ主 サイド : 0 No: 11の返信

投稿日時:

あざらしさん、こんにちは。サイドです。
重ねての返信をいただき、ありがとうございます。

>1)物語を非凡にするエピソード
>冒頭の感想ですが少々弱いように感じました。
>掴みをより強化するのは多くの場合、説明よりエピソードです。
エピソードの詳しい内容は、中盤の序盤あたりで語られています。
プロローグに挟むには重く、長さがある為(「かぐや様」で例えれば、第一話で「白銀がどうして勉強を頑張るのか」を追憶する感じ)、その配置になっています。
でも、具体的な何かを含ませる位はアリだと思うので、改善は出来ると思います。

>これが「ふーん」の正体で、主たる原因は説明。
>『主人公は嫌われていますよ』と書くのでは無く、『主人公は嫌われているのだ』と読者の心に浮かび上がらせる
エグイ例ですが、「下駄箱に画びょう」「教室へ入ったら椅子がない」「教師からも冷遇」みたいな描写をして、「説明」しなくても、「嫌われ者」というイメージが湧く様に、ですよね。
それを考えると、この「主人公」は明確な悪意を向けられているワケではないです。
単純に、「主人公」自身が、「陰キャラ」とモノローグで語っているだけなので、何かイベントを考えてもいい様な気がします。

>まず誰の発言か?
中学時代の主人公は、まだ前向きな気持ちが残っていて、弱点を克服しようとしていました。
その時、手助けをしてくれたクラスメイトの中の一人の女子が、色々あった後、『近寄らないで下さい』と突き放す、という流れです。
担任からプリントを配る様に言われ、何気なく渡したら言われた、ですね。

>この方法は重大な点として『キャラクターが読者の印象に残りすぎる』ということがあります。
確かに上記した内容をプロローグに挟むと印象が強いかと思います。
読み始めなので、「何かがあったっぽい。少し先へ進めば分かるのか?」程度に感じてもらえばいいかな、と考えています。

>彼女が重要ならば良し。そうでなければ目立ちすぎ。
弱点を克服する為に頑張った結果が、「彼女」の発言という流れになっている為、高校生の主人公は努力をする事を怖がっている節があります。
ですが、過去を引きずって、ヒロイン達を空気にしてしまったら、本末転倒なので、そこのバランスは気を付けたいと思っています。
仰る通り、幼馴染ヒロイン、横恋慕ヒロイン>>>>>「彼女」である事を忘れない様に、ですね。

>冒頭から完全にエピソードでする場合、ここで『近寄らないでくださいちゃん』よりヒロインをメインに組み立てることで、目立たせたいキャラクターに読者の目を誘導することができると思います。
ここは悩ましい所です。
「彼女」との過去については、幼馴染ヒロインも色々思う所があるので、主人公と幼馴染ヒロインの心理描写で混乱しそうです。
また、「近寄らないで~」が主人公が幼馴染ヒロインと距離を置く原因となっている為、その原因と経緯を序盤で語ってしまうと、中盤へ辿り着くまでに、話がグダグダになりそうかも……とも思います。

>妻、小学生になる。
>13階段
妻、小学生になる。はブック〇フになかったんですが、13階段はありましたので、確保しました。
が、今読むのは危険との事なので、とりあず、積みです。(笑

>4)キャラクターの魅力だけでも、かなり引きつけられるはず
>もっと解りやすくいうと『決めセリフ』ですね。
「決めセリフ」は設定してなかったです。
単純に、「幼馴染ヒロイン」はスマホを触りがち、「横恋慕ヒロイン」は擦れ落ちてくるハイニーソの裾を触ったりする(主人公の前でだけ、ですが聞かれていないので彼女は言っていません)、などはありますが、もうちょっとパンチがあっても、いいかもです。
でも、そういう小ネタを描くのは楽しいです。w

>下手すりゃ読んだことがない人ですらキャラクターの『人物像』に対する印象を持っているレベルです。
今、ぱっと思いつきましたが、「ドン・キホーテ」とかは「間抜け」という印象を誰もが持っているイメージがあります。(失礼

>美大は優秀な人間ほどさっさと中退しちゃう変な場所
以前、美大出身の同級生と会った事があるんですが、「ボーナスなんて貰った事ねえよ!」と怒っていました。
何と言うか、コメントに困りました。

>たとえ心の中でも傲慢さを出すというのは、おそらくサイドさんの性格傾向からすれば裏付けが必要になる行為ではないかと感じたのです。
これは色んな人からも言われている事です。
少し前に公的機関で心理テストを受けた所、

・他人に気を使い、自主性、独立性を損ねている
・人のいいなりにならず、厳しい人生観を
・それを踏まえた性格修正が仕事よりも先決問題

って出て来て、わぉってなりました。(苦笑

>たとえ世の中によくある出来事、それどころか当事者ですらなくとも、それに対しての感じ方は色々です。
>そこに更に切り口を変える、横からだけではなく四方八方から観察する。
>これが総じてネタです。
物語の中では、「彼女」との一件を主人公と三人のヒロインとで共有し、角度の違う(横からだけではなく四方八方から観察する)、それぞれの見解を述べて、キャラを立てています。
それをエピソードとし、立てたキャラの性格を踏まえて、次のエピソードへ繋げていく、という流れを今、目指しています。

>で、なんでこんなことを書き始めたかというと、サイドさんと同じ事を言った人がいるのです。
どこかにいるだろうなあ、とは思っていましたが、その人も変な所で堅物だったりするのかなあと思ったり。(笑

>傲慢さを出したところで、根っこは変わらないし、『自分の実力不足』と自分に挑戦状を叩きつけ続けて下さい。
変な言い方ですが、僕は友人達より才能に乏しいと言う自覚はありますが、強すぎる劣等感も持っていなかったりします。
多分、中学時代から「あ、俺、並み以下だ」と言う自覚があったので、それに慣れる事で、その感覚が薄くなったのかも、です。

>少なくともモノの見方はクリエイター向きだと思います。
ありがとうございます!
ここへ質問をするのは結構躊躇いがあったんですが、その一言をいただけただけでも、意味があったと思います。

重ねて、返信いただき、ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 7)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

公募用ですか?
そうであれば、パターン1が「平坦」でパターン2が「感情の起伏や欲求が大きい」「物語がドラマチックになる」であれば、迷わずパターン2だと思いますが。

>公募を意識するなら、手堅くパターン1の方がいいかも……と悩んでいるのが現状です。

以前どこかの編集者が何かに書いていたのですが、公募用の作品で最もダメなのは「置きに行く」ことだそうです。
手堅く作品をまとめられるプロは大勢いるわけですから、そういう書き手を一人増員するメリットは出版社には皆無でしょう。

もう一つ。

>中盤まで書きあがってはいるものの、修正は利かせられる地点にいるので、もう少し考えてみたいと思います。

修正は可能は可能でしょうが、この時点でストーリーの根幹に係わる部分を変更すると、プロットを徹底的に見直した上で一から書き直しぐらいになってもおかしくないと思います。
中盤まで書き上げたラブコメで、主人公のメインヒロインへの恋愛感情を小幅な修正くらいで変更できるとしたら、そっちの方がよほど問題かもしれません。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 10)

スレ主 サイド : 0 No: 7の返信

投稿日時:

あまくささん、こんにちは。サイドです。
先日は、短編の間で感想をいただき、ありがとうございました。

>そうであれば、パターン1が「平坦」でパターン2が「感情の起伏や欲求が大きい」「物語がドラマチックになる」であれば、迷わずパターン2だと思いますが。
この作品には、「主人公」「幼馴染ヒロイン(校内カースト第三位)」、「横恋慕ヒロイン(校内カースト第一位)、「見守りヒロイン(校内カースト第二位、攻略不可)」の四人が登場します。
パターン2では、物語の最後に主人公が「幼馴染ヒロイン」と「横恋慕ヒロイン」のどちらを選ぶ事になった際、決定的な要因が、「幼馴染ヒロインを好きになったのは、最近」になります。(詳しい経緯を書くと長くなるので、結論のみです。申し訳ないです
パターン1に置いては単純に「幼馴染として共に過ごした時間も、疎遠だった時間も大切だから」という理由で「幼馴染ヒロイン」を選びますが、何と言うか、平淡すぎると言うか、ありきたり過ぎて、パターン2が生まれました。
ドラマチックという点では、やっぱりパターン2と言う気もするんですが、僕がチキン野郎なので、王道なパターン1を選びたくなっているのが現状です。

>以前どこかの編集者が何かに書いていたのですが、公募用の作品で最もダメなのは「置きに行く」
心に刺さる言葉ですね。
上記の通り、ヘタレチキンの僕には特に刺さります。

>中盤まで書き上げたラブコメで、主人公のメインヒロインへの恋愛感情を小幅な修正くらいで変更できるとしたら、そっちの方がよほど問題かもしれません。
パターン1、パターン2に共通して言える事として、中盤までの主題は、「主人公と幼馴染ヒロインが仲違いした原因の究明」及び、「それを経ての仲直り」だったので、立てていたフラグは、「恋愛」ではなく「親愛」寄りになっています。
もちろん、恋愛フラグも立ててはいるんですが、最後の最後に決定打となり得る程の要素は、序盤、中盤までの間には、多少の含み以外にありません。
また、決定的な「恋愛」フラグは中盤の終わり(?)位に差し込んでいて、それを軸に終盤が展開される……という流れです。
序盤、中盤にあるのは、「親愛フラグ」、中盤の後半、終盤に、「恋愛フラグ」がある構造なので、「恋愛」に関するフラグは修正が出来る状態となっています。

とは言え、仰る通り、ラブコメなのに小幅な修正で済ませてしまえるというのも問題だと思うので、見直して改善していくべきですね。

ご指摘、ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 8)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

2パターンは何が成就されるかが違いますね。言い換えれば、主人公が克服するものが違う。そのため、テーマが異なります。スレ主さん(作者さん)がお好きなほうを選べばOK、ということなんですが、それだけでは突き放したような物言いになってしまいます。少し説明を試みたいと思います。

1.パターン1
主人公が片思いで行き詰っているのはなのは、陰キャラの劣等感ゆえに告白すらできないから。それもヒロインも主人公に好意があるだけでは解消されないくらいであるわけですね。

単純に考えると、主人公がヒロインの好意に気が付いてないパターンというのもあり得ますが、話運びは難しくなるはずです。片思いってどういう状況か。片思い相手を思いやり、よく見てますよね。だって好きなんですから。

片思い相手がそこに気が付かないというのは、上手にやらないと無理が出ます。ましてや、実は片思い相手(ヒロイン)側も好意を持っているわけですよね。ヒロインもどうして主人公に好意を持つに至ったか。

よくある動機が「相手の好意を感じ取ったから」でしょうか。主人公の態度が、口では表さないながら、好意を持つ人間の態度(しばしばじっと見つめたりする、自分にはとりわけ優しい、誕生日を覚えてくれている等々)だと気が付くと、好意に対する好意が発生するのはよくあることです。

上記以外の流れも考えられますが、どうするにせよ恋愛についてはリーチがかかったも同然。だけど進まない、という話になりますよね。主人公の「陰キャラの自分ではヒロインにふさわしくない」(これも主人公の優しさ、ヒロインを大事にする気持ちではある)が、主人公の越えがたい障壁となっている。

その障害をどうやって突破するのか、というものですね。一点突破です。陰キャラを解消するのか、陰キャラでもいいんだと悟るのか、あるいは……。恋人関係成立は主人公についてシンボル的なゴールで、実態としては主人公に欠けたものを埋める話になります。

仰るように、あるいは他の良回答にもありますように、王道になりやすい、しやすいパターンだと思います。最初から争点がはっきりしているからです。「陰キャさえなんとかなればなあ」ということです。だから、読者としては何の話を読んでいるのか、最初から分かりやすくなります。

2.パターン2

主人公はヒロインを(幼馴染とかクラスメイトとか恩人とかいった理由で)大事にはする、といったところでしょうか。ヒロイン側の最初の気持ちをお書きではないですが、とりあえず1と同じだと考えてみます。つまりヒロインは最初から主人公に好意がある。大事にされるんですから、無理な設定ではないですよね。

しかし恋愛には進まない。主人公が(ヒロインに対する)恋愛感情に乏しいから。少なくとも、ヒロインに対しては主人公の情緒の未発達がある、といった感じです。これを恋愛成就に持っていくには、主人公の情緒発達が鍵となります。

類例の作品を考えますと、例えば「灼眼のシャナ」。ヒロインのシャナは異様な発育環境だったため、最初は普通の情緒を持ち合わせていません。主人公の悠二と出会い、さらに高校に通うようになって、次第に人間らしさを学んでいき、情緒の発達が促され、悠二に恋愛感情を持つに至ります。

「フルメタルパニック」も同様ですね。主人公の相良宗介軍曹は、戦場で育ったに等しく、非常識なまでの性格でした。メインヒロインの千鳥かなめの護衛任務をこなすうち、人間らしさが芽生え、かなめを任務のためではなく、大事に思うようになる。

最初は恋愛的な好意はない、としたら、恋愛に至るには何が足りないのかという話になるわけです。不足がテーマであって、邪魔があるわけじゃない。十代ですと、おおむね女性より男性の発達が遅いのが通例のようですので、優しいんだが鈍感な主人公に、好意を持つヒロインがやきもきするというのは、フィクションならずともよくあることかもしれません。

ともあれ、パターン2ですと「主人公の情緒発達から覚醒」がテーマにしやすいように思います。王道になりにくい要因としては、冒頭では主人公が何をする話なのかが見えにくいことがあるように思います。少なくとも、主人公が恋愛相手に誰を選びそうなのか、はっきりさせにくい。王道をまっしぐらではなく、獣道をさまよう感じですね。

ですが、それだけに意外な展開は作りやすくなりそうです。ヒロインを好きになる動機、要因、きっかけのドラマも入れやすい(最初から好意がある場合は冗長な要素)。仰るように起伏が大きく、ドラマチックにしやすいと思います。

3.どっちが受け入れられやすいのか

どっちの主人公が読者の好み、で考えると、なかなか難しいと思います。読者の好みはシンプルでシビアです。「面白い話が読みたい」だけですから。それだけに応用性も高い。どんな主人公像でも面白ければいいんですから。

読者の懐は深い、許容範囲は大きい、と信じてみてはどうでしょうか。そう信じるなら、作者として趣向を凝らせる主人公はどんなタイプか、という問題になってきます。お示しの2パターンで、スレ主さん(作者さん)が現時点で、「こっちのほうが書きやすい、いろいろ書けそう」と思うほうを選べばよいと思います。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 13)

スレ主 サイド : 0 No: 8の返信

投稿日時:

手塚満さん、こんにちは。サイドです。
返信いただき、ありがとうございます。
レスが遅れてしまい、申し訳ありません。

>2パターンは何が成就されるかが違いますね。言い換えれば、主人公が克服するものが違う。
パターン1の主人公の克服するものの中心は「幼馴染ヒロイン」との関係の決着、及び「横恋慕ヒロイン」の好意に対する返答にあると思います。
平淡で、ありきたり、な雰囲気ですね。
逆に、パターン2の場合は、主人公の情緒発達に重きが置かれています。
主人公は自身が成長した上で、ヒロイン達へ回答を示す流れとなるので、彼女達が空気にならない様に気を付けなければならない、ですね。

>主人公が片思いで行き詰っているのはなのは、陰キャラの劣等感ゆえに告白すらできないから。
>それもヒロインも主人公に好意があるだけでは解消されないくらいであるわけですね。
勉強、スポーツ、人間関係に関する劣等感だけでなく、中学生時代に強い無力感を突き付けられるエピソードがあり、それも手伝って「幼馴染ヒロイン」に近付かない状況です。
また、「幼馴染ヒロイン」はそのエピソードに、あまり良くない意味で絡んでいる為、好意を持っていても踏み出す事の出来ない空気になっています。

>単純に考えると、主人公がヒロインの好意に気が付いてないパターンというのもあり得ますが、話運びは難しくなるはずです。
序盤、中盤の主人公は自分に劣等感がある為、「幼馴染ヒロイン」の気持ちについて努めて考えない様にしています。
僕が考えていたパターン1では、それが終盤まで続きますが、ご指摘いただいて考え直してみれば、序盤の個別イベントや中盤の「横恋慕ヒロイン」「見守りヒロイン」を交えた集団デートを経ているのだから、好意に気が付かないと却って不自然な気がしてきました。
思春期にありがちな、「あいつ、俺の事もしかして好きなのかな……? でも勘違いだったら、死ねるな……」みたいな思考を挟むのもアリかもですね。(笑

>よくある動機が「相手の好意を感じ取ったから」でしょうか。
これに関しては、逆になっています。
「幼馴染ヒロイン」は主人公と疎遠になるという過程を経て、「相手がいなくなってから、自分が好意を持っていた事に気が付く」ってやつですね。
対して、主人公は自分にコンプレックスがあり、「幼馴染ヒロイン」は校内カースト第三位の陽キャラと言う正反対の立場にある為、好意を押し殺す事で自己満足してしまっている感じです。

>主人公の「陰キャラの自分ではヒロインにふさわしくない」(これも主人公の優しさ、ヒロインを大事にする気持ちではある)が、主人公の越えがたい障壁となっている。
仰る通り、主人公は「ふさわしくない」と思い、「幼馴染ヒロイン」の幸せを第一に考えて、思考停止する癖がついています。
これを打破させるのが、パターン1、パターン2に共通した課題となっています。

>恋人関係成立は主人公についてシンボル的なゴールで、実態としては主人公に欠けたものを埋める話
確かに物語の主題は、「情緒の発達」にある為、恋人関係成立は、結果として現れたものと言う側面が強いです。
シンボル的なゴールという表現は、凄く的を得ていると思います。

>「陰キャさえなんとかなればなあ」ということです。
根幹のネタバレになってしまうので、主人公が自身の「陰キャ」をどう捉えるのかは、ここに書けませんが、読者に主人公が変に迷走している、それによってストレスを受ける、という展開は避けるべきですね。

>主人公はヒロインを(幼馴染とかクラスメイトとか恩人とかいった理由で)大事にはする
主人公は幼馴染ヒロインを馴染みがあるから、また、中学生にあった、あるエピソードから、彼女を大切に思う様になっています。
彼は彼女の言動を否定せず、ほとんどの場合、肯定的に捉えて動きます。

>ヒロイン側の最初の気持ちをお書きではないですが、とりあえず1と同じだと考えてみます。
あ、すみません。
書き忘れていましたが、「幼馴染ヒロイン」の気持ちは、パターン1と同じです。

>主人公が(ヒロインに対する)恋愛感情に乏しいから。少なくとも、ヒロインに対しては主人公の情緒の未発達がある、といった感じです。これを恋愛成就に持っていくには、主人公の情緒発達が鍵となります。
はい、正にその通りです。
また、「主人公の情緒発達」という言葉を出していただいて、「ああ、それがやりたい事だ」と自分の考えがはっきりしました。
パターン1と2の大きな差異はそこにあると思います。

>「フルメタルパニック」も同様ですね。主人公の相良宗介軍曹は、戦場で育ったに等しく、非常識なまでの性格
言われて見れば、宗介って物凄い非常識キャラでしたね。
宗介と言う「主人公」が、かなめと言う「ヒロイン」と出会う事で、人間的に成長すると言う構造自体は、ボーイミーツガールですし、そこにミリタリーが加わったと言う作品だった。
他の方のご指摘にもありましたが、関係の基盤は王道の物を使い、そこへ特殊と思わせる「要素」を加える、という作り方がいいんだと思います。

>不足がテーマであって、邪魔があるわけじゃない。
はい、邪魔はありません。
男のライバルキャラが出て来る訳ではありませんし、現代のラブコメに主人公以外の男キャラは極力出さないのがいいと個人的には思っています。
ヒロインも主人公に対して、攻撃的な態度を取る事もありません。

>パターン2ですと「主人公の情緒発達から覚醒」がテーマにしやすいように思います。
>王道になりにくい要因としては、冒頭では主人公が何をする話なのかが見えにくいことがあるように思います。
>王道をまっしぐらではなく、獣道をさまよう感じですね。
ここに関しては、他の方のレスにも書いたんですが、序盤、中盤はヒロイン達との「親愛」が主題で、終盤が「恋愛」である為、途中まで何をする話なのかが見えにくという事にはなっていないと思います。(と祈りたい)
でも、後半ですね。
「幼馴染ヒロイン」に好意を持ち、獣道を彷徨わせると主人公の心理が読みづらくなり、読者にストレスを与えてしまうのではないか、という点が、一番怖い所です。

>ヒロインを好きになる動機、要因、きっかけのドラマも入れやすい
書き終わっている範囲では、幼馴染ヒロインを好きになるイベントは既に挟まれています。
ただ、本当に些細な出来事である為、ドラマチックさに欠ける気がします。
言ってしまえば、主人公はかなりチョロい理由で惹かれる事になります。
そこは見直して、修正したいと思います。

>読者の好みはシンプルでシビアです。「面白い話が読みたい」だけですから。それだけに応用性も高い。どんな主人公像でも面白ければいいんですから。
「シャナ」や「フルメタ」を例に挙げていただいて、パターン2において自分のやりたい事が、失敗しかない獣道でもない事が分かったので、「面白くする」事を心掛けたいと思います。

>「こっちのほうが書きやすい、いろいろ書けそう」と思うほうを選べばよいと思います。
ネタが浮かぶのはパターン2です。
主人公、「幼馴染ヒロイン」、「横恋慕ヒロイン」の気持ちの移り変わりは、パターン2の方が想像しやすいです。
ですが、奇をてらうと転ぶのが、今までの掌編や長編での傾向なので、もう少し悩んで決めたいと思います。

最後に、「主人公の情緒発達から覚醒」と言うご指摘は、物語のイメージを湧かせる為に、非常に役に立ちました。
視界がはっきりしました。
たくさんのご指摘、ありがとうございました!

受け入れられやすい主人公像についての返信 (No: 12)

投稿者 ドラ猫 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

個人的にはパターン2ですかな。うじうじしている主人公は読者に嫌われます。
ヒロインが好きなのに自分に自信がないからコクれないというのは、読者側も読んでいて楽しくはないでしょうし。
もしも私がそういうラノベを読むとしたら「ああ、この主人公は今はうじうじしてるけど後から成長するんだろうなー」と思いながら読むと思います。

受け入れられやすい主人公像についての返信の返信 (No: 15)

スレ主 サイド : 0 No: 12の返信

投稿日時:

ドラ猫さん、こんにちは。サイドです。
返信ありがとうございます。
レスが遅れてしまい、申し訳ありません。

>個人的にはパターン2ですかな。うじうじしている主人公は読者に嫌われます。
僕もうじうじする主人公は苦手です。
また、陰キャラと言うと「周囲に対して攻撃的・排他的」の要素もありますが、モノローグがキツイ物言いになるので、避けていたりもしています。

>もしも私がそういうラノベを読むとしたら「ああ、この主人公は今はうじうじしてるけど後から成長するんだろうなー」と思いながら読むと思います。
パターン1も2も、後から成長というプロセスは変わりません。
最初から悟っていると伸びしろが見えないんですよね。
一長一短とは思いますが、難しいところです。(汗

返信、ご指摘、ありがとうございました!

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タイトル:受け入れられやすい主人公像について 投稿者: サイド

こんにちは、普段は掌編や短編でお世話になっているサイドです。
公募に向けて、学園ラブコメのプロットを書き、執筆もしているんですが、その事で質問をさせて頂ければと思います。
少し長くなってしまいますが、ご容赦頂ければ幸いです。

お伺いしたいのは、主人公への感情移入についてです。
今、二つのパターンの主人公像があって、どちらを採用すべきか迷っています。
メインの登場人物はカースト最下位の陰キャラ「主人公」と、最上位の陽キャラ「幼馴染ヒロイン」のみです。

パターン1
最初から主人公はヒロインを大切に思っており、それが恋愛感情だと理解している。
だが、陰キャラである事に劣等感を持っていて、ヒロインに近付かない。
ヒロインも主人公に好意を持っており、すれ違いや勘違い、カーストの差などの紆余曲折を経て、結ばれる。
王道だが、やや平淡なイメージ。

パターン2
主人公はヒロインを大切に思いつつも、序盤は恋愛感情を持っていない。
中盤で好意を持つ様になり、戸惑いと葛藤の繰り返しを経て、結ばれる。
パターン1の主人公より、ヒロインに対する感情の起伏や欲求が大きい為、物語がドラマチックになる。(見える?

お伺いしたいのは、どちらのパターンの主人公の方が、受け入れられるのか? です。
パターン1なら、主人公の気持ちにブレがなく、最後まで安心して読める、王道的な物語だと思います。
反対に、パターン2では、悪い方へではないにしろ、主人公の気持ちが揺れ動く為、本心が見えなくなり、読者に意味不明と取られたり、ストレスになってしまわないか、と心配しています。

個人的に書いていて楽しいのは、パターン2なのですが、時間と気力も限られている状況なので、公募を意識するなら、手堅くパターン1の方がいいかも……と悩んでいるのが現状です。
最近のラノベや漫画だと、「青春ブタ野郎」、「かぐや様は告らせたい」などの主人公は、ヒロインに一途で、ヒロインも主人公に一途なのが特徴だし、それが心地いい、と分析しています。
また、「ぼくたちは勉強ができない」、「五等分の花嫁」などでは、主人公が意識している明確なヒロインの描写はありませんが、基本的に誠実で、目標を持って(勉強など)頑張っている為、共感しやすい主人公像になっています。

これらの主人公像に関しては、学園ラブコメに限らず、能力者バトル、転生、ファンタジー、SF、ミステリーなどにおいても、応用が利かせられるとも考えているので、広義での捉え方も含めて、ご指摘、助言など、頂ければ幸いです。

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