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にごり酒さんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:頭のいい人の思考を再現するにはの返信

頭の良いキャラを描写するのって、わりと簡単なんですよ。
こういう質問にはいつも、名探偵コナン君を例にあげています。

ミステリには、かなり複雑なトリックや人間関係、犯行の過程などが盛り込まれますよね?
ただ、作者はある程度の時間をかけて考えたり、いろいろ調べたりしているわけです。それに対して素早く思考して解決してしまうキャラは、頭が良さそうに見えます。
もちろん、名探偵が解答に至る流れに説得力をもたせる必要はあります。あまりに瞬時に解いてしまったら、かえって嘘くさくてしらけてしまうでしょう。

でも、そのへんは、演出のコツで対処できると思うんですよ。コナン君はそういう描写の参考になります。
コナン君は前半、犯行現場を歩きまわって何か考えていますよね? そして、時々何かを目にして、ちょっと驚いたような表情になったりします。「あれは、なんでああなってるんだ?」とか「この人は、なんでこんなことを言うんだ?」とか不審に思っている表情。
このへんについても作者はあらかじめ事件のポイントを知っているから、要所々々で核心に触れた反応を名探偵にさせることができます。
あのアニメ、コナン君の表情芸みたいなこういう描写が、毎回3回くらいは挿入されていないでしょうか?

で。

後半、コナン君のメガネが光ってニヤリと笑い、「そうか、そういうことか」と呟きます。これ、けっこう地味に定番の決めセリフです。

まとめ。

1)作者は複雑な状況をあらかじめ考えておくことができる。

2)頭の良いキャラが複雑な状況を解きほぐすプロセスを、あらかじめ考えて無理なく組み立てることができる。

3)思考の過程をキャラの表情などで伝える演出。

以上です。

なお、アニメと違って小説の場合はキャラの表情を絵的に外面描写できません。なので、同様のことを言動や会話などに織り込む工夫は必要です。

それと、ワトソン役の効用。
上記のような理由があるので、名探偵って他人の視点で外面描写する方が描きやすいんです。一人称の語り手にしてしまうと思考の過程を直接書かざるを得ないので、よく言われる「作者よりも頭のいいキャラを書けない」という法則に当てはまってしまいます。
外面描写なら、説明したように「頭が良さそうに見える演出」はいくらでもあるので、簡単です。

上記の回答(頭のいい人の思考を再現するにはの返信の返信)

スレ主 にごり酒 : 0 投稿日時:

あまくさ様

ご返信ありがとうございます、にごり酒と申します。
なるほど、先に割と複雑なゴールを決めておいてそこから会話内容を考える、というのは、分かってはいましたが詳細に理解ができていませんでした。それなら、思い描くことができる気がします。ありがとうございます!

カテゴリー : キャラクター スレッド: 頭のいい人の思考を再現するには

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元記事:頭のいい人の思考を再現するにはの返信

 先に書くと、基本的に頭のいい人の思考を頭の悪い人が再現するなんて言うのは不可能です。ノリと運だけで進学校に行ってガチの天才どもに打ちのめされた俺が言うのでまず間違いありません。
 
 ただ、頭のいい人をしっかりと観察して、『表面上、彼らがどういう行動をとるか』を再現することは可能です。まあ、オウムみたいなことですね。

 さて、再現する方法ですが。頭の良い人の外面には大きく二種類があると俺は思います。
 パターンAは『いわゆる天才肌で説明が苦手なタイプ』。まあ、頭が良いのは分かるんだけど言動がくるっていたり、他の人と感性・思考ロジックが違いすぎて結果しか出せない人です。
 パターンBは『いわゆる努力型で説明が得意なタイプ』。順序だてて丁寧に物事を考えて論理的に知識を蓄えており、他の人が途中で躓いちゃうような道を最後まで進むことができる人です。

 パターンAについては、見える範囲は好き勝手に『どこか感性のズレた人・ネジの外れてる人』を書いたうえで、ピンチの時や心の弱い部分をさらけ出すような場面で突発的な閃きや『自分の考えが他人に伝わらない苦悩』みたいなのを描写してやれば、割と何とかなるでしょう。

 恐らく質問者さんが聞きたいのはパターンBだと思うのですが、パターンBの人々は『自分より頭の悪い他人』を良い意味でも悪い意味でも意識して喋っているので、『出来るだけ順序立てて説明する』『相手がわかっていないポイントを探りながら話す』『ちゃんと伝わっているか心配する』あたりを丁寧に描くと良いでしょう。

 努力型の天才と呼ばれる連中は、時に相手を見下しているような言動をすることがありますが、彼らにも他人の内心の奥底までは見えないですし、案外そう言った不安理由だったりします。人より多くを知っている分、『自分が知らないことがまだあるかもしれない』ってのが怖いんですね。彼らが謙遜する・自分の欠点を恥じる様な描写などもいいと思います。捻りとしては、『玉に瑕』の瑕部分に気づかない天然描写とか。

 以上。参考になれば幸いです。

上記の回答(頭のいい人の思考を再現するにはの返信の返信)

スレ主 にごり酒 : 0 投稿日時:

大野知人様

ご返信ありがとうございます、にごり酒と申します。
再現で近いのはBのほうです。しかし、主人公にとって、その頭の回転が早い人というのは主人にあたる立場でして、どちらかというと打ちっぱなしミサイルのように状況を掻き回す発言がおおいイメージを持っています(伝わりますでしょうか・・・)。話す内容は、主人側が頭が良いので普通の人には伝わりにくい遠回しなどの表現を使う、ような感じです。
そう考えると、大野様の仰っているパターンAとBを足したような感じになるのでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 頭のいい人の思考を再現するには

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元記事:頭のいい人の思考を再現するにはの返信

頭が良いという共通項があっても性格は様々、会話も描写もにごり酒さんが作られたキャラクターに合ったものとしか言えませんし、そもそも書き手じゃないので控えます。

ですので、ご質問から感じるところをいくつか。
世間一般で『頭が良い』というと、勉強が出来る。具体的には偏差値が高い人と同義になってるようにも感じますが、これは結果論です。
勉強に専念できる環境にあった人が、勉強を習慣づけて継続することができるということが大きく作用しますから、家庭環境にも起因します。

たとえば聖徳太子と現代の高校生が数学のテストをやれば、まず間違いなく高校生の方が点数は良いはずです。
5世紀の人間が現代数学を知っているはずがありませんから、聖徳太子は問題の意味を理解することも怪しいでしょう。

ではなぜ聖徳太子に”頭が良い”というイメージがついているかというと、代表格は10人~30人の人が同時に話したことを聞き取り、理解できた、という豊聡耳にまつわる逸話です。
これを現代風にいうと、まぁ耳が素晴らしく良いのは間違いありませんれど、それよりも特筆すべきはIQとEQが極めて高いということでしょう。

よくあるたとえ話ですが、車でいうとIQはエンジン性能。
アクセルを開けたときにどれだけの回転数、その恩恵として速度を得られるか、ということです。
対してEQは制御能力、コントロール性能。
ハンドリングやブレーキといった、猛スピードで走る車をコントロールする能力です。
どちらも高性能で、初めてレーシングコースを短時間で周回できます。

頭が良いというのは、普通の人間が10分かかることを数秒で終えてしまう。
加えて、普通の人間は一つの問題を解くのが精一杯なところを、同時に数種の問題を解決してしまう並行処理をやってのけるようなことだと思います。

で、これ、小説では充分に可能だと思うのです。
にごり酒さんが三日悩んで書いた会話と描写、仮に五行だとしますが、

>非常に頭の良いキャラクター ~中略~ 本当に言いたいことを遠回しに言ったりする

これを読者が読むのは一瞬ですよね。五行なんて誰でもすぐ読めます。
読めますが、頭が良い人がやってのける『常人を遙かに上回る速度での処理速度とマルチタスク』に、にごり酒さんがかけた時間は解りません。
著者が3日悩んでも、キャラクターは一瞬でやってのけてるわけです。
充分に頭の良いキャラクターを作り出せるのではないでしょうか?

頭が良い、というのは他にもありますが、IQとEQに関しては著者が時間をかけてでも悩むことで実現可能かと思います。

最後に。
友人にメンサの会員がいるのですが、飲み会での印象的な言葉をひとつ。
「(仕事が)楽しくて仕方が無いならともかく、そうじゃなければ会社員なんてやめればいいのに。そんなに暇なら(金が目的なら)さっさと起業すればいい。すぐ死ぬ(残り100年はないの意味)のにモッタイナイ」
EQと忍耐力はたぶん人並みだし、言われた人は会社員を続けてます。

上記の回答(頭のいい人の思考を再現するにはの返信の返信)

スレ主 にごり酒 : 0 投稿日時:

アザラシ様

ご返信ありがとうございます、にごり酒と申します。
なるほど、そう考えると思考力のある方の発言というのは作りやすい環境にあるのですね。そこを念頭に入れて考えてみます!

カテゴリー : キャラクター スレッド: 頭のいい人の思考を再現するには

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元記事:なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?

なろう系ラノベは、「友情」「努力」「勝利」の法則を掲げた少年ジャンプとは対極にある存在で、読者はチートハーレムを望んでおり、主人公が努力するのはタブーである、ラノベ読者は努力が嫌いである、という言説があります。

一方で、ラノベ新人賞の下読みさんによると、物語には成長要素が不可欠で、読者は登場人物が成長していく姿に心を動かされると言います。
果たして努力をせずに、成長が描けるのか?

実は、なろう系ラノベの読者は努力が嫌いなのではなく、対価の約束されていない努力が嫌いというのが真実だと思います。

その証拠として、主人公がモンスターを倒して経験値を稼ぎ、ステータスをアップさせる、新たなスキルを獲得するというタイプの物語が多いことが挙げられます。

これはシリーズ累計発行部900万部突破のヒット作「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 」(GA文庫・2013/1/11刊行)がパイオニアとなった要素で、主人公などの登場人物のパラメータがゲーム的に表示され、モンスターを倒すたびにこれがアップしていきます。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 」の主人公は、登場した当初は最弱でしたが、成長速度が異様に早くなるスキルの持ち主で、どんどん強くなっていきます。
この成長要素が快感だったわけです。

なろう系の異世界転生とは、より本質的に言えば、ゲーム世界への転生です。
ゲームの世界では、モンスターを倒せば必ず経験値やアイテム、お金が手に入ることが約束されており、努力が無駄になりません。

これはラノベの読者層であるオタクに馴染みやすい要素であるため、受け入れやすく、努力して強くなっていく主人公に感情移入しやすくなっています。

しかし、これ以外の方法で努力したり、主人公の成長を描いたなろう系ラノベ(書籍化作品)は、寡聞にして知りません。
もし、これが以外の方法で努力したり、主人公の成長を描いた書籍化作品がありましたら、その内容などを教えていただけるとありがたいです。

なろう系に努力の要素を持ち込むのはタブーか?についてもご意見をいただけるとありがたいです!

上記の回答(なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?の返信)

投稿者 かにさん : 1

初めまして。

すみません、私はなろう系小説は価値観合わない(楽しめない)ので、
こちらだけ意見を述べさせていただきます。

>なろう系に努力の要素を持ち込むのはタブーか?

「なろう系はアウト。ラノベはやりようがある」というのが自分の主張です。

私は『旧ラノベ読者が大人になり会社に入って「努力じゃどうにもならん!」と現実に打ちのめされて「完全現実逃避」の「なろう系」を好むようになった(成長を忌避し『癒し』のみを求めるようになった)』と解釈しているのですが、本当にターゲットがこの文脈上にいるのでしたら努力は書いたらダメなんでしょうね。主年齢が30代でしたら会社なうでサラリーマンなう(あるいは派遣?)でしょうし。「努力で出世できるの??(なれないでしょ?)」「努力で正社員になれるの??(なれないでしょ?)」みたいな唾吐き「ぺっ」な対応を受けそうな気がします。

ただ私は、現中高生である純ラノベのターゲット層に対しては努力を描いていいとも思っています。社会不安から保守傾向が進んでいると言われてますが、10代や20代前半はまだ学生身分で『社会(だいたいは会社)』という『次のプラットフォームへの移行』を前提としているプラットフォーム上にいる点がなろう層とは違うと思うのです。

会社に入っていくらか経つと社会的ポジションとアイデンティティが強く紐づいてきますし、社会上のポジションの固定化がそのまま「自分の可能性」の固定化と感じられる=『詰む』のでしょうが、中高生大学生くらいは、まだ『自分の可能性を信じる余地』(「場所を変えれば輝けるのでは?」という期待)が残っているはずなので、やりようがあると思うのですね。

例えば、「それぞれにそれぞれの輝き方がある」ことを肯定したうえでの努力とか。具体例を挙げるなら、漫画のアイシールド21(24だっけ?←なぜあいまいなのか……)みたいなものでしょうか。『ボールキャッチが大得意だけどボールを投げるのが下手』な野球部員が、キャッチ一本優秀な点があればやっていけるアメリカンフットボールチームに入って活躍する(1キャラクターの話ですが)、などのストーリーはラノベに応用すれば売れる気がします。

思うに、『「努力」の前提に環境とのフィットやマッチがある』のが、現代の価値観なのかと。「環境とフィットしない状態の努力や苦労は無意味・無価値・無駄」というのが、現代若者の本音なのかもしれないなあと思ったりします。

長々とすみません。
さらりと読んで考えたことなので、論点がズレていたらごめんなさい。
何かの参考になれば幸いです。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?

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元記事:執筆の際音楽を聴く件について

こんばんは
最近小説を書くのがどうもつまらなく(こんな風に言っていいのか分かりませんが正直に)なったせいか音楽を耳に流さずにはどうも厳しいです。
でもマルチタスクは集中によくないと聞いたのが気になります
皆さんはどう思いますか?

+小説を書くのが少しでも楽しくなれるチップとかがあったらすごく感謝します

上記の回答(執筆の際音楽を聴く件についての返信)

投稿者 たぶんギリで牡蠣 : 2

 小説を書くのがつまらないのを紛らわすための音楽は良くないと思われます。
集中をそぐと言われるマルチタスクにおける障害の典型的な形ではないでしょうか

 とはいえ、音楽無しでも小説を書くのも難しく思えます。
小説を書くのがつまらないという問題が解決していませんから。まずはこちらの問題の原因を突き止め、対策をした方が良いかと思います。
なぜ小説を書くのがつまらないのか、いちど見直してはどうでしょうか。

 音楽に関してですが、小説を書く際にマルチタスクとなってしまうパターンとそうでないパターンがそんざいします。
 小説を書くのがつまらないのを紛らわすための音楽はマルチタスクとして働いてしまいますが、物語を想像するのに役立てる一助としてならマルチタスクとはなりません。逆に手助けしてくれるでしょう。
 例えば戦闘シーンを想像する際にノリノリになるバトルBGMを流したり、悲しみの物語の時のしんみりしたBGMは想像はさらにかきたててくれます。そういった音楽の使い方をするのが良いかと思われます。
 音楽も想像描き立たせてくれるための道具として使えば、マルチタスクのようにはならないということです。

 それでも文章を書くときにどうしてもつまらなくて音楽を聴いてやると言うのであれば、まずは音楽を環境音のようなもの、アンビエント音楽などに切り替え、音楽に意識が向かないようにしてみるのも手かもしれません。

カテゴリー : その他 スレッド: 執筆の際音楽を聴く件について

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投稿日時:

元記事:ネットの団体に殲滅団というのはものがあります

殲滅団というものがあります
かなり有名な荒らし団体で一時期はNAVERに載ってました
これを題材とした小説を書いた場合、名誉毀損になりますかね?
名前を変えればセーフですかね?

上記の回答(ネットの団体に殲滅団というのはものがありますの返信)

投稿者 ごたんだ : 0

アサシンの総本山がバミューダΔの中にあって、未だに数十代目破産が継承されているって、本当かな>ルパン実況

カテゴリー : ストーリー スレッド: ネットの団体に殲滅団というのはものがあります

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