構成と視点についての返信
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構成と視点について(元記事)
はじめまして。
現在考えている話の構成と視点の扱いについて疑問ががあるので、何かご意見がいただければ幸いです。
【設定】
・登場人物はAとBの2名
・一人称視点
・AとBは3日間、常に行動を共にしている
・1日目のA視点の文をA1、3日目のB視点の文をB3、のように表す
このとき、主人公(視点)をAかBのどちらかに決めて
① A1⇒A2⇒A3 (主人公Aの視点で時系列順に3日分描く)
② B1⇒B2⇒B3 (主人公Bの視点で時系列順に3日分描く)
のようにするか、必要なら
③ A1⇒B2⇒A3 (1日目はA視点、2日目はB視点、3日目はA視点)
④ B1⇒B2⇒A3 (1日目と2日目はB視点、3日目はA視点)
のように部分的に視点を変えるのが通常だと考えています。
ここで、AとBをダブル主人公として扱うために
⑤ A1⇒B1⇒A2⇒B2⇒A3⇒B3(AとBの視点を交互に入れ替えつつ全て描く)
とするのは、読者には負担になるのでしょうか。
視点の移動や時系列的な重複は
⑥ A1⇒A2⇒A3⇒B3(1日目と2日目はA視点、3日目のみAとBの両視点を描く)
のように可能な限り削る、あるいは全く行わないほうが良いのでしょうか。
表記が抽象的になってしまいましたが、よろしくお願いします。
構成と視点についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
>⑤ A1⇒B1⇒A2⇒B2⇒A3⇒B3(AとBの視点を交互に入れ替えつつ全て描く)
そういう構成、NGではありませんが、明確な狙いが必要です。単にダブル主人公だからというだけなら、やめた方がよいでしょう。
⑤を採用する狙いとしては、同じ出来事がAの目線、Bの目線からまったく違って見えるという面白さが、まず考えられます。
もしくは、AとBの認識のギャップによって緊迫感を生じさせる演出もあるかもしれません。例えばAはBを信頼しているのだけれど、Bの方はAの知らない何らかの過去のいきさつからAを憎んでいるという設定です。BはAに対して殺意さえ抱いているのに、Bはまったく気づいていないという関係性なら、日常のちょっとしたやりとりにもスリリングな意味を持たせることが可能かと思います。
そのような仕掛けなしに漫然と同じエピソードを2回繰り返すだけでは、読者を退屈させてしまうだけかと思われます。