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ロクスのモンスター育成日誌の返信(元記事)

はじめまして。あまくさと申します。

一見して気になったことがあります。
設定を拝見すると、主人公をめぐって軸になりそうな要素が三つあるんですね。

1)世界一のモンスターブリーダーをめざして旅に出る。

2)男性が苦手な性格を克服し、結婚する。

3)プロリーグから誘いがかかるほどバスケットボールが得意だが、今は中断している。

現実の人間なら人生にとって重要なことが二つも三つもあってもおかしくはありませんが、小説の場合はこのままだと纏めにくくなってしまうかもしれませんよ。特に1と3はバッティングしそうな感じがします。
全体の設定から想像すると、この物語で重要なのは1と2になりそうに見えます。だったら3のバスケットボールは趣味くらいに止めておいた方がいいんじゃないかと。
ただし、バスケットボールの名選手だったということが何かの伏線なら話は別です。例えばモンスターブリーダーを目指す旅の途中で、バスケのスカウト話が再燃して人生の選択を迫られるとか。そういうような展開を考えていらっしゃるのならあってもいいと思いますが、最終的にどちらをメインにするのかは決めておいた方がいいです。
つまり、三つの要素が並行するストーリーでもかまわないのですが、どれか一つを太いメインストーリーに据えて、後の二つはサイドストーリーに止めるということ。
ちなみに設定を拝見して浮かんだ私のイメージでは、この作品は基本的なトーンとしてはポケモンの一挿話みたいな感じで、そこに主人公の恋愛が苦手な性格の克服というサイドストーリーが絡むというふうになりそうな気がしました。

次に、Q1以下に対する回答を見ますと、イマイチ設問の意図がつかみきれていないんじゃないかと。そんな気がしました。
重要なのはQ4~Q8なんですね。
Q4の「主人公が現在抱えている問題(欠落させている物)」というのは、物語全体を通して主人公が克服しなければならない欠落(キャラクタープロブレム)のこと。そしてQ6~8は、Q4の欠落の回復として物語がどこに帰着するのかを問うていると理解してください。
そう考えるとQ4で回答されているスマホの入力が遅いというのは、大した欠点ではありません。重要なのは恋愛に不器用という方。そしてQ6では「最後はモンスターブリーダー世界一になり」も重要でしょうが、Q4に対応するのは「相手と結婚をする」の方ということになります。
設問への回答の仕方をみますと、そのへんが少しチグハグだったりぼやけていたりするようです。なので、田中田中さんの頭の中で物語を通して何を一番表現したいかが整理されきっていないんじゃないかと感じた次第です。繰り返しますが、三つの要素のうちのどれをメインのストーリーラインにするのかを、最初に明確に決めた方がいいように思います。

それと、もう一つ。
最初の方に、

>パンデミックでモンスターや狂暴化した人類が存在する世界。

とありますが、世界一のモンスターブリーダーを目指す旅にしろ、恋愛が苦手な性格の克服にしろ、ある程度余裕のある平和な世界でなければ取り組めない課題のように思えるんですね。パンデミックとか狂暴化した人類という物騒な世界観とマッチするのかどうか、一応検討してみることをお勧めします。

追記

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0

Q6では男嫌い設定の方が重要のような書き方をしましたが、それはあくまでQ4との対応を考えればということです。この作品の本筋はやはりモンスターブリーダーの方でしょう。そもそもタイトルからしてそうですし、過去・現在、将来の夢とすべてこちらに絡んでいますから。
そこで、「現在抱えている問題(欠落させている物)」も、モンスターをめぐっての何かとした方がよいことになります。
ということで使えそうな設定は、

>C.かつて成功したが、今はうまくいっていない(-)
> 100勝に大手をかけたところで、大不振に陥り、入塾をしていた子供たちが次々と辞めていく羽目になる。

これですね。
100勝に王手をかけたというのは、モンスター武道会かバスケの方かどちらの話なのかなと少し考えましたが、

>【夢】世界一のモンスターブリーダーになる事。入塾してきた弟子を世界一のブリーダーに育て上げる事。

>大不振に陥り、入塾をしていた子供たちが次々と辞めていく羽目になる。

とありますから、モンスターの方ですね。
モンスター育成をめぐっての大不振が「現在抱えている問題(欠落させている物)」ということになるかと思います。
で、どうして大不振に陥ったかですが、ここに男嫌いを絡めるのはどうでしょうか?
かつて主人公は育成しているモンスターとの心の交流があったのですが、「人間の男が苦手だからモンスターばかり相手にしている」とかなんとか揶揄する奴がいて、傷ついてしまうんですね。それが原因でモンスターをただ競技に勝利させる対象として割り切ろうとするようになる、とか。
そんなことからスランプに陥るのですが、旅の途中でライバル(男)と出会ってっしまいます。
その男の性格は、

>【好き】誠実で礼儀正しい人。

>【嫌い】生意気な事ばかり言っている男性。

とありますから、当然、生意気なことばかり言っている自信過剰ぎみな男性です(笑
第一印象は最悪。だけどモンスターとの間に強い絆を育んでいる男で、その姿が主人公にスランプ脱出のきっかけを与えます。
こんな流れなら、男嫌い克服というもう一つの課題とも絡んでくるのではないでしょうか?

後は、設定にまったく書かれていませんが、悪役はほしいところです。ライバルの男は最初こそ傲慢な振る舞いに反感を抱くも、しだいに惹かれていき最後にはデレデレになってしまうという『風と共に去りぬ』パターンを担わせたい役柄なので、悪役ではありません。
悪役はやはりブリーダーで、当代最強と恐れられながらモンスターを道具としてしか扱わない男とか、そんな感じ。これがライバルの方の男と勝負することになるのですが、卑怯な手段でライバルのモンスターを負傷させてしまい、主人公が敵討ちをするといった筋立てが一例として考えられます。

あるいは、もっと本格的な悪党にする手もあります。その場合はパンデミック後の荒廃した世界という世界観が活きてきそうです。
狂暴化した人類というのがどういう連中なのかよく分かりませんが、この物語の頃には少し鳴りを潜めていて、だからモンスター競技とか男嫌い克服の旅とかできる多少の平和があったんですね。ところが、かつて人々を恐怖のどん底に叩き込んだ物騒な連中が再び動き出し、そやつらから何とか安定を取り戻しつつある世界を守るために主人公とライバルとモンスターが共闘するというような流れ。
そんな展開なら、列記されている諸設定があまさず活かせるのではないかと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ロクスのモンスター育成日誌

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