追記
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スペオペ小説のプロットについての相談です。の返信の返信(元記事)
ストーリー、読ませていただきました。
序盤~中盤の流れは悪くないと感じる部分もありました。しかしながら不要と見えるエピソード、関連性のよく分からない設定も散見され、もう少し本筋をおさえて取捨選択した方がいいように思いました。
疑問に感じた点を指摘しておきます。
・結局、葉月は深月の母親だったということでしょうか? その人が物語の前半にあらわれて主人公に絡んでくるのがどういうことなのか理解できませんでした。
・中華風小人のエピソードはイメージとしては面白いのですが、本筋と思われるイマジウムや謎生命体との関連が不明で腑に落ちませんでした。
・何度か出てくる「夢世界」にも違和感をもちました。これはアロマなるドラッグ(?)の作用なんですね? これがまたイマジウムとは関係なさそうなのが良くないです。なぜ良くないかと言うと、作者が展開に困ると何でもあり的なアイテムを捻りだして処理している印象を受けるからです。
例えばアニメ『まどマギ』では、人間の希望と絶望の落差がエネルギーを生むというアイデアが核になっていて、ほむらの時間遡行やまどかが魔法少女としての強大な力を手に入れた理由など、すべてがその副産物として位置づけられていました。一つの物語の中では重要なアイデアはできるだけ緊密に関連付けられている方が説得力を持つように思います。
・また、夢世界での出来事が夢では終わらず、現実に影響しているようなのも気になりました。あの夢世界はどういう性質のものなのでしょうか?
・深月の能力覚醒について、主人公がどういう貢献をしたのかが曖昧でした。九話での行動がそれにあたるのだとは思いますが、具体的な目算の無い当てずっぽうの行動が結果的に覚醒をもたらしただけに見えてしまいました。
・物語の山場は十~十一話ということになりそうです。ただ、盛り上げのピークが複数ある感じでした。深月の覚醒、ミサイルの完成、特務隊との戦いと留学生の死。それらのどこにポイントを置くのかを明確にして、そこにすべてが収斂していく構成を作った方がいいのではないでしょうか?
・十二話はエピローグに相当する内容だと思います。ここは主人公の日記などを上手く使ってさらっと短く纏めた方がいいのでは。一話分の尺をとって主人公が生涯を終えるところまで盛り込んでしまうのはやりすぎじゃないかと思いました。ちょっと蛇足感があります。
これらはあくまで私はそう感じたということですから、あまりお気になさらずに。ストーリーを整理する上でのいくばくかの参考になれば幸いです。
追記
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
プロットがまとまらないというのがスレの趣旨だったので、参考にと思って疑問点を強調して書いてしまいましたが、イマジニアというアイデアそのものは意欲的で良いと思いますよ。
人間の精神の影響を受けて不思議生物や怪物に変質する、エネルギー資源にもなるという存在の原理あるいは原点がなんなのか。それをもう少し明確にしていただくといいかもしれません。
「心の持ちようで世界は変わる」というテーマについて。
イマジニアの性質に絡んではいるようですが、そういう言葉で表現されると平凡な標語のように聞こえてしまいます。
「イマジニア」「深月の覚醒」「主人公の存在理由」「人間の精神の影響によって世界が変わる」
これらがクライマックスで一挙につながるような強烈なイメージを作ることが最重要で、それさえできれば言葉だけの取ってつけたようなテーマは不要じゃないかと。
……すみません、指摘だけじゃなくて、どうすればそれが実現できるかが聞きたいんだと言われてしまいそうですが(汗
パーツは魅力的なものが揃っていると思うので、どこに集中してプロットを整理するとよさそうか。その方向性についての私見を書いてみました。
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