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書きたい話があるんです。(元記事)
初めまして。ちょっと相談したいことがあります。ここの利用者の方で、書きたい話があるから創作を始めたという方はいらっしゃいますでしょうか。
自分はまだ一つも作品を作ったことがありません。ですが、書きたい話があります。
10年くらい前から、自分で作ったキャラを頭の中で動かしたり、競わせたりという遊びをやってきました。
最初は眠れない時の為の暇潰しという感覚でしたが、続けているうちにキャラクターにも愛着がわいてきまして。
で、そいつらを使った話を作ってやろうと決めたはいいものの、ストーリーがなかなか決まりきらず。そうして執筆開始をずっと先延ばしにしてきたのですが、ここ3年程でストーリーの大まかな流れがやっと決まり始めました(遅いですね)。
構想を進めていったのですが、その中には、自分でも納得のいく出来の話もいくつかは作れました。
ですが、ストーリーの約半分くらいが出来たところで、(冒頭からラストまでの流れの中で、構想できてる部分が半分くらいという意味です)ストーリーを作っていくことに不安を感じるようになってしまいました。
理由としては、これまで作品を作ったことがない未熟さも考えられますが、もう一つ、構想に時間をかけすぎたということが考えられるのです。
これまで、暇な時にはキャラを動かしたりするということを、10年くらいしてきました。おそらく、これを欠かした日は少ないと思います。結果として、この話は自分の人生の中でも特に大きな要素となってしまいました。
もしこの話が完成してしまったら、自分の人生は終わってしまうのではないだろうか、という不安を、いつからか感じるようになってきてしまいました。
もちろん他にやりたいことはありますが、大目標であるこれを達成してしまったら、クリア後のゲームの世界を生きているようになってしまうのではないだろうかという感覚があります。
他に作りたい話が特にあるわけではありません。キャラクターやネタのストックも、思い付くものは全てこの話に還元してます。ですので、この話が完成したら他の話を書くという可能性は低いと思います。
それでも、この話だけはいずれ完成させたいと思ってはいるのですが。
前置きが長くなってしまいましたが、ここで相談です。
これまで作品を完結させること、あるいはそもそも執筆を始めることに抵抗を感じてきた方。それをどのように克服されましたか。
答えていただけたら幸いです。
書きたい話があるんです。の返信
投稿者 壱番合戦 仁 投稿日時: : 2
何をおっしゃいますやらば。
簡単なことです、ご自身が「何を書き続けたいのか」を定めればよろしい。
例えば僕の場合だとね、倫理や福祉、ジェンダーといったデリケートな題材を用いたピーキーな小説を書いて読者の皆様のスキマ需要に応え続けたいんですよ。
そんなにウンウンお悩みならば、もういっその事これから先、書き続ける代物にザックリテーマを決めて一貫性を持てばよろしい。
その方が何を書くのか大体方向性が決まっているので継続して書き続け易いし、鉄板ネタを形成しやすく、プロット練りにも困らない。
僕が最近気に入っている作者さんに「粘膜王女三世」って方がいらっしゃるんだけど、この人の作品には一貫してテーマ性があるのです。
つまり、「レーティングギリギリのガチエロと下ネタギャグ&精神病を中心としたブラックコメディ」。この一文に尽きます。
見習うべき創作スタイルですね。
結論。
自分の処女作が完結することは彼らの世界と時間が止まる事とは同義ではありませんよ。
単に僕らは小説の文章という窓から、彼らを眺めているにすぎません。
僕らが書かなくてもきっと彼らは最初から、こことは違う遙かなる時空の先で生きていたのです。
その一所懸命に生きる不思議で魅力的な彼らの生きざまを、幸運な僕らは時空を超えて覗き見ることができた。
そう思うだけで十分じゃないですか。
何か胸が温かくなってきませんか?
そうですね、その気持ちを大切にして下さい。
あと、ファンに「あなたは何を書き続けてきましたか?」と質問されて、大体三行以内で答えられる作家になりましょうね。
これは、かなり大事なことですから。
御精読ありがとうございました。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書きたい話があるんです。