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中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたい (No: 1)

スレ主 わさび 投稿日時:

タイトル通りです。ネットで色々と調べているうち、ちょうどナーロッパなる言葉があることを知り、そうなることは避けたいと考えています。
良い資料や小説(漫画やアニメ、映画もいいことにはいいんですが、活字に慣れるためなるべく小説がいいです)がありましたら、厚かましいようですがよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 設定(世界観)

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中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 2)

スレ主 わさび : 1 No: 1の返信

投稿日時:

中世ヨーロッパの情報は探せばいっぱいあります。いわゆる剣と魔法の世界が組み合わさるとなると、ここの技術レベルはどんな感じになるのだろう…と想像力が働かないんです。
剣と魔法の世界とはどう作ればいいのか?とネットで検索したのですが、ヒットしませんでした…。
どうやって世界観を作ればいいのかわかりません。ご教授くださいm(_ _)m

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 3)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

佐藤 賢一【傭兵ピエール】ジャンヌダルク出るよ
佐藤 賢一【カルチェ・ラタン】ちょっと下ネタなミステリー
エリス・ピーターズ【修道士カドフェル、シリーズ】イギリスとスコットランド仲悪すぎ

かな?ちょっと中世脱しかけ&血生臭いけど
竹良実【辺獄のシュヴェスタ】
とか?・・・・漫画も小説も、わりとヴィクトリア朝くらいのが多い印象。

なろうでまだ読めるガチ中世ものあった気はするけど、けっこうな頻度で強姦描写があって「あー・・・・だろうね」ってなった。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信の返信 (No: 6)

スレ主 わさび : 0 No: 4の返信

投稿日時:

ご回答ありがとうございます。
すみません、1レス目に乗せるべきでしたね。中世ファンタジーが舞台で、それに剣と魔法の世界が絡むものがないか探しています。
中世ヨーロッパだけの史実だと調べたらなんとか書ける気もします。それにファンタジーを足すとなると、頭が追いつけなくなるんです。どこの分野が発達してどうなるの?とか。

こちらの説明不足でした。
作品を紹介してくださり、ありがとうございます。お手数をおかけしました。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信の返信の返信 (No: 10)

投稿者 読むせん : 0 No: 6の返信

投稿日時:

あー・・・・ごめん(´・ω・`)
出した奴、全部魔法レス。ぎりぎりカドフェルには『奇跡』と『聖女』が出るくらいだわ。

ぶっちゃけ魔法のレベルと体系によります。上記作品のほとんどは魔法出したら作品崩壊するかも・・・って案件が多いです。

いっそ魔法レスに近い世界から、入れたい魔法を吟味( ぎんみ)するとかも良いんかなー…と。
ーーーーーーーーーーーーー
ナーロッパは【魔法】が主体で、その他の部分を埋めるためにヨーロッパ使っているだけです。

・・・・・思い出した!!【七つの大罪】だ!!あれ、めっちゃヨーロッパです。
裏表紙や背景見るだけで旅行気分が味わえます。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 11)

スレ主 わさび : 0 No: 10の返信

投稿日時:

再びのご回答ありがとうございます。
>>いっそ魔法レスに近い世界から、入れたい魔法を吟味( ぎんみ)するとかも良いんかなー…と。
うーん、私的にそこが難しいところなんです。
ナーロッパでは、魔法があるのに農村がいまいち発達していないのはおかしいとか、そんな指摘を目にしたことがあります。だからそこの辻褄を合わせようとして、頭がいっぱいいっぱいになります。
そもそもどんな魔法なのかすら思い浮かびません…。

七つの大罪ですね?覚えておきます。
何度か目にしたことはありますが、スルーしていました。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 13)

投稿者 読むせん : 0 No: 11の返信

投稿日時:

七つの大罪は、正直なろう系が【ふwざwけwんwなwwww】と言いたくなるような糞シナリオです。

ただし、全てをねじ伏せるほど!圧倒的に!絵が!!!上手い!!!!(笑)。

 ホコリっぽい石畳や崩れかけた屋根瓦を葺いた水車の群れとか。道中の植物も、針葉樹ばっかりでカサカサでパサパサした痩せた土地と荒れた木々の林とか。一転して瑞々しい新緑と広葉樹が広がる妖精の森とか・・・・空気感がもうガチで王道ヨーロッパ調。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>魔法があるのに農村がいまいち発達していないのはおかしいとか、

あー・・・・傭兵ピエールにもあるんだけどね。

 攻撃魔法が使えたら、畑で必死に作物つくんなくてもOK。農民共を脅して【みかじめ料】せしめたらいいんです。歯向かうやつは見せしめも兼ねて魔法で殺せばいい。

人を殺す秀でた力があれば、自分で苦労しなくても、自分より弱い生き物から搾取すればいいんですよ。

 殺す力を得てしまったら、殺せば楽に利益が手に入ることに気付いてしまったら、もう前の非効率で時間と労力と時間をドブに捨て続ける「愚かな」生活には戻れないんです。
 脅してやれば女全員が無料で股を開く。村中の酒を飲み干せる。全員使い潰しても、別の村を喰い尽くせばいい。

農業のために魔法なんか使うはずがないんよ。まずは目先の利益と享楽。それが中世ヨーロッパです。
――――――――――――――――――――――
 傭兵ピエールの冒頭は、たしか、村から肉奴隷用の村娘と奴隷用の子供と村中の家畜を殺してゲットした肉をせしめてホクホクしている所から始まります。

①子どもたちは農奴として売り飛ばし、娘たちは皆で輪姦して飽きたら娼館に叩き売る。それでいいんです。傭兵だから。

②その後いろいろあって、ジャンヌの教育的指導により、奴隷は騎士見習いに、肉奴隷だった娘たちは傭兵達の正妻に成り上がります。

③そして妻達はピエール達を尻に敷き始め、最終的に救国の騎士とその従者に成り上がった夫と弟達を引き連れて村に戻ります。

④ピンピンして戻った娘と息子達に村人は泣いて喜び、我が子達の尻に敷かれきっている元略奪者だったピエール一味を受け入れます。

⑤帰還時の村には、6チームくらいの常連の山賊団が定期的に略奪しに来ていましたが、救国の報酬として下賜されたクロスボウやら騎馬やらでゴリゴリに武装したピエール一味に敵うはずも無く全団駆逐。

⑥【いいように略取し尽くされる村】→【下手なゴロツキは返り討ちにしてしまう最強の村】になり、略奪されないなら・・・と安心した人々は農業にも精を出すようになり裕福な村に成り上がっていきます。

ダニの群れ×6セットにみかじめ料を払わされるよりピエール一味に金払う方が少ないし、ピエール達は娘婿だから実質は家計費みたいなもん。貯金しても奪われないのは大きい。

⑦ピエール一味も要は孤児の群れだったので【故郷】と【安定した暮らし】【自分を愛して受け入れてくれる家族】を手に入れます。win-win
――――――――――――――――――――――――
中世ヨーロッパはケンシロウの世界。世紀末覇者がヒャッハー!!しているのが普通の世界で農業チートなんて阿呆の所業。

ケンシロウ世界で農業チートする農民なんて出たら、次のシーンでモヒカン共が畑に放火し父親を息子( チート持ち)をブチ殺し、ママと娘を略奪すると思う!!

( ゚Д゚)b目先の利益しか考えられないアホが無双する世界☆これがヨーロッパのりあるです。

略奪を考えないのは、安定した生活を持つ職・・・・・所属や社会帰属がある雇用騎士( 野良騎士は野武士・・・ようは山賊)か貴族くらいだし、貴族も騎士も【防衛屋】であり【戦争屋】です。
=================
指輪物語とかの【魔法使い】は、ほぼ【仙人】であり【仙術使い】です。

彼らは術の行使に【欲】が絡むと魔法や仙術が使えなくなるので、めちゃストイックに生きています。
中国の仙人とかも権力欲、財産欲、性欲、食欲すらも捨てる必要があります。

もちろん希少職。本編でも、ほとんど魔法を使いません、使えないんだ思う。
欲を増幅する指輪なんて、持っただけで「魔法使い」は死ぬかもレベル。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 5)

投稿者 手塚満 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

中世欧風で剣と魔法ということでしたら、古典になりますが「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」(J. R. R. トールキン著)はどうでしょうか。加えて、その前日譚の「ホビット」。

ただ、読んでみても面白みに欠けるかもしれません。「指輪物語」は大変長いので読むのが大変だったりもします。しかし、中世欧風の剣と魔法、加えてドラゴンやら亜人種族やらを打ち出した、事実上の元祖です。

ただし古典ですから、現代的なドラマの工夫とかはありません。魔法やらドラゴンが出るだけで面白がられた時代の作品と割り切ったほうがいいでしょう。翻訳を読む限りは、、低年齢層を意識した感じもあります(特に「ホビット」)。

しかし、元祖だけにジャンルも成立しておらず、参考となる先行作品は神話・伝承くらいですので、シンプルに「中世欧風の剣と魔法」を打ち出しています(低年齢層への配慮も、その点はメリット)。そのため、設定の参考資料としてはとても分かりやい。

トールキンは設定マニアなのか、「指輪物語」世界の設定は作中に留まらず、膨大に作ったようです。ウィキペディアで追っかけてみたことがありますが、全容を掴むのは自分には無理でした。それだけに、探せばいくらでも発見があるということにもなります。

視覚的には、幸いなことに実写映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3作、同じく「ホビット」映画3作があります。

映像作品は仕組みや歴史などの設定を読み取るのは不向きですが、小説と合わせて読めば「こういう論理的な設定から、こういう絵を引き出せばいいのか」みたいなことが分かります。映画版は今見ても面白いのも利点でしょう。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信 (No: 8)

スレ主 わさび : 0 No: 5の返信

投稿日時:

ご回答ありがとうございます。
私は読書家ではなく、なんとか本を読もうとするので精一杯な中、指輪物語は挫折してしまいそうです。面白みに欠ける、とのことで…。
長編小説ですので、一巻のみを図書館で借りてみることにします。続けられるようでしたら、また次巻を。
映像作品はわかりやすくて良いですね。これまたありがとうございます。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 7)

投稿者 ごたんだ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

ナーロッパやるなら、チェストを出して欲しい。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

人気回答!中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 9)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

まあやっぱ古典の指輪物語だねぇ。エルフやドワーフやオークやもろもろ、今の日本人が考える「西洋ファンタジー」の文化を最初に作った作品。
ただまあ、自分は映画とオペラでしか知らんので、原作や翻訳を読んだわけではなかったりする。
不安になって調べてみたら、オペラのほうは指輪物語じゃなくてニーベルングの指環だったのかも……。

>ちょうどナーロッパなる言葉があることを知り、そうなることは避けたいと考えています。
なんで避けたいと思ったのかがわからんと、どんなのを書きたいのかわからんかな。
ナーロッパ批判は、言ってしまえば時代考証皆無な歴史ドラマみたいなモンのことで、時代・世界観に合わないモノや文化的にあり得ないモノ・言葉など、作品や作者にとって都合のいい世界観をしてるファンタジー作品のことを言う。
でも、なろう系によくあるレベルやスキルなど「ゲーム表現」で言うと、でも古い作品の「魔法陣グルグル」で既にレベルやスキルの表現はあった。
「魔法陣グルグル」は、「中世ヨーロッパ風の世界観」ではなくて「RPG的な世界観」だから、ここに「ナーロッパだ」という指摘は当たらないんだよね。
別の言い方をすると、「ナーロッパ」でも、ギルドなりレベル・スキルなりそこに深い設定考証がありゃ、またそれがちゃんと物語の中で機能していりゃ、「ナーロッパ」という蔑称はないと思うよ。
そういうゲーム的ファンタジー世界観が悪いんじゃなくて、都合と流行だけで考えて適当だからナーロッパって言われちゃうわけ。
だから魔法陣グルグルの場合は設定考証とかほぼないと思うけど、そもそも「そういう世界観を描いてる」からありなのよ。「ゲーム的世界観」に対して適当ではやってないからね。モノローグもメッセージウィンドウ風にしたりゲーム的お約束展開を用意したり「ちゃんとゲーム的世界観をやってる」から。

だから、まず書きたいのなら世界観ではなくて、どんな話を書きたいのかを明確にして、それに合う世界観を「ちゃんと」作ればいいだけ。
ほんでその資料だけど、ぶっちゃけ なろう でもどこぞのレーベルの新人賞でも、ぽっと出の人気作品でも、人気になるだけの魅力があるから人気なわけで、売れてる作品はたいがいちゃんと世界観作ってあると思いますから、どれでも資料になるんじゃないかなと。

最近アニメやってるなろう系の「無職転生」も、これ実は結構作り込まれてますよ。
原作のなろう連載時にはかなり端折ってたり裏設定になってて語られてなかったりするけども、もともと六面世界って6個の世界がある世界観の話の中の一部の、その本編が始まる前の出来事が「無職転生」なので、無職転生には関係ない裏設定がすげーいっぱいあったりする。

でもね。
はっきり言って、そういう設定設定で考えてると物語は一切書けないので、最初は「都合のいい世界観」で書いたほうがいいですよ。
ナーロッパ? そりゃ初心者なんだから適当な面があるのは当然でしょ。
「ちゃんと作れ」とは書いたけど、それは一作二作書いたあとで、何をどう作ればいいのか知ったあとで、ようやっと出来る話。
最初から無理しちゃダメよ。適当に作って。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信 (No: 12)

スレ主 わさび : 1 No: 9の返信

投稿日時:

ご回答ありがとうございます。ここはご丁寧な方が多くて安心します。
指輪物語、試しに読んでみることにしますね。

>>なんで避けたいと思ったのかがわからんと、どんなのを書きたいのかわからんかな。
今は自作の小説を公開する気はないですが、将来的にネットに上げるかなあ?ということを考えると、リアリティがないと恥ずかしいからです。ちなみに文法の誤りなんかも直していかないとなあ…と思っています。
それと私の好きな作品の一つに、作者の知識が潤沢なものが活かされたものがあり、それに影響されています。

>>だから、まず書きたいのなら世界観ではなくて、どんな話を書きたいのかを明確にして、それに合う世界観を「ちゃんと」作ればいいだけ。
なるほど!目からうろこです。ただ私自身の作る世界観が貧困なので、既にあるものから借りたいのですが…。
あの、少々質問させてもらってもよろしいでしょうか?今、騎士のキャラクターを練っているところです。世界観やストーリーに何故騎士の意味があるのかとかも、やはりそこは調べたほうがいいのでしょうか?
無視していただいて結構です。

>>はっきり言って、そういう設定設定で考えてると物語は一切書けないので、最初は「都合のいい世界観」で書いたほうがいいですよ。
>>ナーロッパ? そりゃ初心者なんだから適当な面があるのは当然でしょ。
>>「ちゃんと作れ」とは書いたけど、それは一作二作書いたあとで、何をどう作ればいいのか知ったあとで、ようやっと出来る話。
>>最初から無理しちゃダメよ。適当に作って。
今はそこまで作るべきではないとのことですね。経験を積んでからと…。
いずれ筋道の通った小説を書きたいと思っているので、このスレッドでまだその参考になりそうなものを皆さんにお願いします。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信の返信の返信 (No: 14)

投稿者 サタン : 1 No: 12の返信

投稿日時:

>今、騎士のキャラクターを練っているところです。世界観やストーリーに何故騎士の意味があるのかとかも、やはりそこは調べたほうがいいのでしょうか?
そこが、なんと言うべきか、罠というか、調べたほうがいいのは調べたほうがいいし世界観や物語に関連あるほうがいいと言えばあるほうがいいんだけど、
でも一方で、しっかりちゃんとやろうと頑張りすぎると、「こういう理由でこの世界には騎士がいる」とか「こういう騎士たちだからこそこういう展開になって、こんな物語になる」とか、それらを考えるのは大事なんだけど、やりすぎると逆に「騎士がいるから世界が成り立ってる」という感じになっちゃう。
つまり「騎士の話を書きたいがために作った世界」になっちゃう。言い方を変えれば、これはこれで「都合のいい世界感」になっちゃう。
設定は、考えすぎるのも毒だと思います。

「騎士の話」でパッと思い浮かんだのが、少し前に読んだ『辺境の老騎士バルド・ローエン』です。
主人公は平民から騎士に取り立てられて辺境領主に仕えてたんだけど、頑張りすぎて有名になってしまったがゆえに敵対する領地からの嫌がらせが絶えず、自分の主に迷惑はかけられんと引退して老骨の身一つ愛馬と共に旅に出る。
ーーとまあ、『バルド・ローエン』で主人公が騎士たる設定はこんなものです。
設定であれこれ「騎士の理由」を作りまくると、それが逆に不自然になってしまう。
だから、まあ、これはあくまで私の方法ですが、
スレ主さん自身が「騎士」になってみてください。そう思い込んでみて。役者が「役に入る」ように。
そのうえで、例えば騎士が旅に出る話であれば、あなたはどうして旅に出るのでしょうか、そこを考えるというかイメージしてみりゃいいんじゃないかなと思います。
バルド・ローエンが騎士になった理由も、単に父親の客が騎士で憧れたというのが切っ掛けで、特別な理由も設定もないです。
別に、親の敵をとるために騎士になって~という設定でもいいけど、なんで騎士なん、敵がとれれば騎士になる必要ないっしょ。捜査権逮捕権を持ってるのが騎士という設定。いやそれ「騎士」ってもの理解してる?wwwって事になる。
人の一生、その人生において「設定」なんてものはありません。
だから、そこから考えると、物語を書く段階で躓きやすい。
キャラクターの「設定」は、自分が役に入るに足る設定がいいと思う。
あぁ、そうだ。自分がキャラになってみて、自己紹介をできるくらいのものでいいんじゃないかな。
コツは、「彼はこういう性格で、こういう正義感を持っている」とかって考えるんじゃなく、「こういうシチュエーションの人物」で考えるといいと思う。
状況があるだけで一気に役に入りやすいと思います。

「騎士」に関して調べるかどうかは、そもそも書きたい物語の世界観の中で「騎士」がどういう扱いなのかってところからですから、なんとも。
「騎士」という名前なだけで、中身は現代の警察と自衛隊が合体したような組織、という設定にしちゃっても(上では笑い話にした例だが)別に歴史小説を書くわけじゃないから、それで問題ないっちゃ問題ないなわけですし。
そんな形にしたら「中世ヨーロッパの騎士」について調べても、ほとんど無駄でしょ?
だから、騎士らしい騎士を書きたいと思うのであれば、その熱量に比例して調べたほうがいいと思います。
そもそも現代の我々が考える「騎士像」と「実際の騎士」には大きく差があるので、「具体的な演出例」として考えたら図書館で騎士について調べるより漫画かなんかを読んでたほうが参考になるんじゃないかと思う。
もちろん、実際の騎士をちゃんと調べたうえで現代向けにデフォルメしてカッコよく崩して書くってのが理想なんだけどね。

そんなわけで、調べる必要はない、とは言い切れないし、かといえしっかり調べるべきだ、とも言いにくい。
書こうとしてるモノにもよるし、調べたところでそれを形に出来る実力がないなら、ただの歴史のお勉強にしかならない。
だったら、既に形にしてる人の作品を見て学ぶほうが、未熟な内は為になると思う。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 15)

投稿者 ふ じ た に : 1 No: 1の返信

投稿日時:

ロードス島戦記、アルスラーン戦記も条件に合う作品かと思いました。
でも、超長編の世界観を参考にしちゃうと、そこまで世界観を作りこまなくちゃダメなのかって誤解しそうな気がします。

ナーロッパって言葉はあるけど、私としては「似たような世界観だから、共通認識が使える」っていう認識でした。
要は世界観の説明を省略しても、それでも話が読み手に伝わりやすいという利点です。
例えば「男爵令嬢」でドレスを着たキャラが登場しただけで、貴族と庶民の身分制度がある中世風な世界観って読み手は勝手に理解してくれるんですよ。
なので、作品のウリが世界観ではなく、キャラや関係性なら、共通認識を使ったほうが読みやすくなる利点があると思いました。

世界観についてですが、主人公が活躍できる舞台が必要なので、活躍させるための設定を優先的に考えるといいかもって思いましたよ。
中世風な世界観で、プラスアルファオリジナル設定を一つ考えて、それがメインになるような話作りだと、それほど長くならずに済んで書きやすいかもって思いました。

何か参考になれば幸いですし、合わなければ流してくださいね。
ではでは、失礼しました。

中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたいの返信 (No: 16)

投稿者 あざらし : 2 No: 1の返信

投稿日時:

興味深いご質問でしたので、久しぶりに書き込みさせて頂きます。

>中世ヨーロッパだけの史実だと~ 中略 ~ どこの分野が発達してどうなるの?とか。

たぶん、これ”ウソ”が多すぎるんだと思います。
もちろんフィクションなのでウソで良いのですが、仰っている『剣と魔法の世界』の、魔法の部分。

例えを出しますがRPGゲーム。
剣と魔法を扱った商品は山ほどありますよね。
ではなぜ魔法があるのに、剣が必要になるのでしょう?
射程外から攻撃できる魔法があれば、わざわざ敵の攻撃範囲に肉迫する意味がありませんし、ゲーム上でも多くは剣戟よりも強力な魔法があります。

答えは簡単、魔法とその術者は万能ではないからですね。
MPがあったり、攻撃に脆かったり、攻撃にターンが必要だったりとゲームバランスとして調整されています。
こういったバランスと取っ払って、完全に魔法が万能であるゲームがもしあったならば、それは剣の価値が認められているゲーム世界そのものが『ウソっぽく』なってしまいます。

ところが小説の場合、こういった魔法無双である狂ったゲームバランスを楽しめるケースもありますよね。
好き嫌いを別にして、なろう系に多い主人公が馬鹿強いチート能力持ちという設定小説。
あれは、それそのものが絶対的強者である主人公を通して安心してストーリーを楽しむという、ある種の麻薬みたいなものだと思います。

わさびさんがサタンさんへの返答で書かれている、
>リアリティがないと恥ずかしい
という一文とは、麻薬で見る幻覚とは真逆ですから、相性が悪くて致し方ないように思います。

ちょっとご質問を分解します。

>中世ヨーロッパだけの史実だと調べたらなんとか書ける気もします。

まず、ここはあまり過信しない方が良いです。
言葉が過ぎるとは思いますが、ちょっと調べた程度では無理です。
大河ドラマ、別に見なくても良いですが、キャストには『時代考証』という役割がありますよね。しかも一人ではなく多人数で役割分担することもあります。
ドラマを作る専門家集団であっても、史実的なことに関しては専門家を召集しなければ考証として満足いくものは作れない、という事実です。
もちろん映像と文字という違いはありますが、読者が行間から読み取れる食い違いをなくすというところは、気配りではなく、熟知のレベルだと思います。

誤解して欲しくないのは『間違ったら絶対にダメ』なのではなく、間違いを減らす努力をしつつ『もし間違っていてもいい』と書いて欲しい。
覚えておいて欲しいのは、大体においてケチをつけるのは『ちょっと知っている人』で、詳しく知っている人は気にしません。
詳しく知っている人は『完璧に作り上げる苦労』を知っていますので、疎かにはできないものです。
文句いわれたら『この半可通め』と、笑い飛ばせばよろし。

仰っている剣がものを言う時代とは合いません。銃の存在する18世紀が舞台ですお勧めを一作。
【スタンリー・キューブリック監督:バリー・リンドン】
予告 http://y2u.be/XjPSGuJskxM
完全主義者の異名を持つキューブリックにして、蝋燭照明の時代を、蝋燭の明るさのままで撮影しスクリーンに描き出すという、映画撮影以前に機材の選定と開発を行った歴史的映画です。
良い映画ですし、私も大好きですが、単純に「面白い映画教えて?」と聞かれて出てくる映画ではないです。
極端ではありますが、時代考証を完璧にするというのは、ある種こういうことでもあります。
大ざっぱにですが、今日とは明確に異なる時代の空気感を取り入れる参考には充分になると思います。

>それにファンタジーを足すとなると、頭が追いつけなくなるんです。

あくまで、ご質問で仰っている『リアル』これを『現実に即したもの』と言い換えてですが。
手に余るなら、ウソというフィクションを少なくされてはいかがでしょう。
『魔法が存在する世界』
この時点で現実世界と異なる超巨大なウソが一つありますよね。
フィクションの魔法にもいろいろあります。
テレポートっぽいもの(物質転送というSF)
攻撃に関する魔法(銃器だったり、爆弾だったりという戦闘アクション)
怪我や病気を治療する回復魔法(医学もの)
きりが無いのでとりあえず三つあげましたが、( )の中は単一で物語のネタ元、ジャンルとなる力を持っていて、魔法という大嘘の枝葉では済まないパワーを内包しています。
言い方を変えれば、回復魔法ひとつとっても範囲が限定的であれ、世界を変容させるだけの力です。
ましてやそこにエンチャントやらアイテムボックスやら、属性なんかを入れると世界に対する影響も併せて多岐にわたります。
ウソが多すぎて「現実に即したときにどう世界が変容するのか?」これに振り回されてしまっているようにも思います。
もちろんウソというフィクションはいくらあっても大歓迎です。
ですが、フィクションの中でのウソはしらけるものです。
フィクション世界を構築する、これと現実世界にフィクションを入れるのは大違いです。
後者であるなら無理のない世界を見せて欲しく思います。

漫画からお勧め作品を一作。
【白浜鴎著:とんがり帽子のアトリエ】
結構な有名作ですが、魔法の扱いが今日的な流行とはちょっと異なります。
昔からある魔法設定のひとつですが、ウソを絞って世界観の構築に成功している好例だと思います。
第一話にあるセリフ『魔法とはかけるんじゃなくて、描くんだ』
これで世界観の全体像を語るという手腕はお見事。
物語の重要な不文律を忠実に守りながら、かなり力の入った第一話です。
タイトル + 試し読みでググるとヒットしますので、まずはお試しで読んでみてください。後々かなり感心するアイデアも出てきますので気に入ったら購入して後悔しないと思います。

>どこの分野が発達してどうなるの?とか。

前項とダブりますが、ワープ的なもの、転移魔法的な代物は超絶的に世界を変容させる代表格です。
現代でもこれ一つで世界がひっくり返りますよね。
もし物語に組み込まれるならば、距離・物量・回数、なんでも良いですが、魔法に対する制限を注意深く作り上げて欲しく思います。

頭の体操にお勧めを一作。
※キモチワルイ系が全くダメなら飛ばしてください。
【デヴィッド・クローネンバーグ監督:ザ・フライ】
予告 http://y2u.be/Z-V3X963DRI
元は【ジョルジュ・ランジュラン著:蠅】という小説です。執筆されたのは1957年という大昔ですが、SF作家ってのは本当にスゴイ。
物質転送機の発明開発中の事故、という『現実に存在しない機器だけど、それが発明されようとするとき、どのような事態が起こるだろうか?』という想像に想像を被せた上に、哀愁と恐怖をスパイスに調理するという恐るべき所行です。
映画としては二度目の映像化になるのですが、一度目の【ハエ男の恐怖】よりも洗練されています。(時代背景もありますし、個人的には”ハエ男”の方も味があって大好きですが)
ネタバレにならない程度に書くと、大きなウソをひとつに絞った好例だと思います。
私個人としては『なんて高度な変態さん!』という感じの監督なのですが、ノリノリの映画では凄まじい能力を発揮し、この映画はその代表格。

最後になりますが、

>良い資料や小説(漫画やアニメ、映画もいいことにはいいんですが、活字に慣れるためなるべく小説がいいです)がありましたら

活字に慣れるのが目的なら、面白い小説は五万とありますので、お好きなタイプを仰ってください。
同時に活字になれるために、書こうとされているジャンルの小説は、私にはお勧めできませんでした。いや、かなり考えたのですが、こういう結果になってしまいました。
理由は大きくふたつありまして、活字に慣れるために同ジャンルの小説を読むと、その作品に引っ張られすぎることを危惧しました。
全く違うジャンルから受けた影響は、そう目立つものではありません。言い方を変えると『パクリ元』みたいな話になりにくい。(それを完全否定まではしませんよ)
もうひとつは世界観の構築という一点に絞り込むと、どうしても海外に目が向くのですが、翻訳の問題があります。
執筆される文体が、翻訳小説のそれ、に引っ張られることを危惧してです。これは実際結構見かけるのですが、読者には『あららら・・・』という感じで伝わっちゃいます。

資料としてではなく読書としてのファンタジーならば、まずは【栗本薫著:グインサーガ】をお勧めします。
30巻までなら王道ファンタジーとして全ての方にお勧めできますし、なにより筆致が頭一つ飛び抜けてお上手です。(ちょっと硬いと感じられるかも知れませんが、言い換えればラノベ読みだけに向いた書き方ではなく、一般文芸の書き方であるだけです)
ラノベならば【秋山瑞人著:DRAGON BUSTER】
中華ファンタジーで(言葉は悪いが)クソ面白いです。
筆致は素晴らしいのひと言ですが、真似できないレベルなので引っ張られることはないはず。
ファンタジー世界の空気感ということならば、ずば抜けてます。

個人的には、ジャンルの違う小説で小説に慣れ親しみ、資料的なものとしてファンタジーに触れるのは映像の方が向いていらっしゃるように感じました。
そういう意味で映像作品からお勧め作を。

【ゲーム・オブ・スローンズ】
紹介するのが気が引けるほど熱狂的ファンが多い作品ですが。
シーズン1予告 http://y2u.be/gcTkNV5Vg1E
泣く子も黙る超絶面白いドラマを連発しているHBO制作です。
タイトル通り王座を巡る話ですが、中世をベースにした剣と魔法とドラゴンが出てくる群像劇といった感じでしょうか。ひと言では言い表せない世界があります。
原作は【ジョージ・R・R・マーティン著:氷と炎の歌】で、もちろん面白いのですが残念ながら翻訳に難を感じます。
ドラマが素晴らしい出来ですので、そちらでどうぞ。
第一話で登場人物の数に面食らいますが、すぐに乗り越えられるはず。
シーズン8で完結してますが、実はドラマ版だけの完結で、故に賛否両論の最終章ではあります。(個人的には満足はできました)
はまると面白すぎて時間泥棒になったり、日常生活で意味も無く『冬きたる』とつぶやいたり、興奮して『ドラカリス!』と叫んだりという羽目に陥るかもしれませんがお許しを(笑)

長くなりましたが、執筆頑張ってください。

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タイトル:中世ヨーロッパで剣と魔法の世界が書きたい 投稿者: わさび

タイトル通りです。ネットで色々と調べているうち、ちょうどナーロッパなる言葉があることを知り、そうなることは避けたいと考えています。
良い資料や小説(漫画やアニメ、映画もいいことにはいいんですが、活字に慣れるためなるべく小説がいいです)がありましたら、厚かましいようですがよろしくお願いいたします。

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