返信一覧の表示
主人公の初期状態の心情 (No: 1)
スレ主 翡翠 投稿日時:
こんばんわ、翡翠です。
次に書こうと思っている高校生の異世界転生系の物語で、テーマを『何を犠牲に、何のために生きるのか?』にしようと思い、主人公の最初の心理を『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』にしたいのですが。
どんな事件を起こしたら、主人公(高校生)の心理をこのように出来ますか?
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!主人公の初期状態の心情の返信 (No: 2)
投稿日時:
単純に考えるなら、「かつて自分を犠牲にして周りのために生きたことを後悔している」ですよね。尽くして裏切られて自省した、みたいな。あるいは本人がそうじゃなくても身近な人間(親とか)がそのパターンで破滅したのを間近で見ているとか。
まあでもとくにドラマチックなエピソードを用意しなくても、異世界に転生してからが物語のメインなのだろうから単純にもとからそういう性格だったってだけで十分なんじゃないかと思う。だって"なぜあなたは今のような性格に育ったのですか?"とか聞かれても大抵の人はスパッとは答えられないじゃん。なんとなく、いつのまにか……って人が大半じゃなかろうか。
主人公の初期状態の心情の返信 (No: 3)
投稿日時:
(-ω-;)ウーン・・・・巻き添え?連帯保証人とか。
逆だと「自分を犠牲にしても守りたい人達」に値しなければいいわけだ。
例えば生前に、家族ごと巻き込まれ死亡していたりする。
家族への愛はあるけれど、家族の命を奪う行動をした「犯人」は憎む心理が生まれる。
犯人一家に転生とか、犯人に近い言動や思考の人間しか周囲にいないことを認識できれば、そうできるかも?
主人公の初期状態の心情の返信 (No: 4)
投稿日時:
リアルでは、「自分を犠牲にしてでも周りを助ける」ほうが稀有であり、理由が必要なんであって、周囲の犠牲をしてでも自分のためという利己的な態度は普通にあります。フィクションでも、特に理由は要らないんじゃないでしょうか。
リアルでは、例えば、マナー違反レベルならいくらでも見聞きしますよね。自分が先にという行列の割り込み、ゴミ箱探すか持ってるのが面倒だからとのごみのポイ捨て、公衆トイレを汚してそのまま、中には意図的に汚すケースも。
高校生だと自動車はまだですが、バイクに乗る人はいる。公道を飛ばして楽しい、なんてありますが、周りからしたら危険な迷惑行為です。自転車も同様。女子高生で目撃された事例では、「左手で制服のスカート押さえつつ、右手は携帯、大笑いしながら話してて、周りをよく見ずに歩道を自転車で」なんてあります。危険行為であり、明らかに自分のことしか考えてないですよね。
バイトテロなんて言われている事象も同じく、周りを犠牲にしてでも自分の(楽しさ、注目度等の)ためといえます。万引きもありますよね。書店などではそれで経営が傾いて、店じまいしたところまで出ている。盗むというのは、他人の利益を奪っていますし、店じまいともなると生きていく手段を奪ったに等しい。でも万引きは後を絶たない。中高生の犯人も少なくない。
カツ上げ、なんてのも同様ですし、エスカレートしていく事例もあります。被害総額が数百万になんて驚くべき事例もちらほら。万引きも高額なものも盗むようになったりする。感覚がマヒして行くとも言えますし、悪い方向に度胸が付いて行くということでもある。
そういうマナー違反や犯罪相当とは全く無縁の世界でも、他人を押しのけてでも、って普通にあります。スポーツなんかはそうですね。いかに敵手に勝つかですから。将棋、囲碁でもそうだし、カルタ取りも同じです。自分が勝つということは、他のプレイヤーは負ける。で、相手が負けて(悔しそうなのを見ていながら)自分は気分がいいわけです。負けた者は悔し泣き、勝った者は嬉し泣き。
『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』って、普通でしょ? そんなことしてもニュースにされないのが普通。逆に、「自分を犠牲にしてでも周りのために生きる」なんてことがあれば、ニュースになり得ます。フィクションなら、稀有な事例のほうが面白いわけですから、自己犠牲、例えばヒーローが体張って悪に立ち向かう、なんてことが通例になってくるわけです。
フィクションでそういうメインキャラが多いからといって、逆にしたら新奇性が出たり、新鮮になるわけではないです。それでも、利己的な主人公はあるといえばある。有名どころでは、「ドラえもん」の「のび太」。ドラえもんがのび太を助けるために出した道具を悪用して、一時的にしたい放題できるものの、最後は自分のしたことが祟って酷い目に遭う、ってパターンですね。
ですが、「どうしてのび太はそんな人間なのか」とは誰も疑問に思いません。ドラえもんを読み始めた人でも、そんな疑問はたいてい抱かない(「ダメな子だな」という意味で、反語的な疑問を口にすることはあるけれども)。
のび太は主人公ですが、サブキャラではジャイアンは悪者のスタンスの話も多いですよね。多くの物語は最後には倒されるべき存在であり、テーマに対する障害・問題点としての悪者がいますが、いかにして悪人になったかは語られないことも多いです(例外として、例えば悪党に救済を与える場合は理由の描写、説明が必要になったりはする)。悪党は単に横暴、欲深などが描写されるだけ。だけど、「なんでそんな悪い人がいるんだ?」という疑問を抱くことは稀です。
ですから、「主人公の最初の心理を『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』にしたい」ということでしたら、普通に悪役として描けば足ります。もし、その後に主人公が自分の方向性を変えるのでしたら、転機になるイベントで改心するに充分な要素をどう出すか、になります。
もし、主人公が次第に利己主義をエスカレートさせて、悪党同然になったのでしたら、主人公の序盤の性格に理屈は要りません。しかし、主人公の改心を促す作劇手法として、「重いトラウマ」を使うんなら、何らかの悲劇的な過去を設定してもいいでしょう。そこさえ解決すれば、主人公が改心できるというものですね。
継続的に主人公にのしかかる重荷を何にするか、ということになりますと、解はありません。そこが物語作りの工夫のしどころ、作品の魅力となるポイントですから、「こういうもの」というパターンとかはないです。
言い換えれば、「どういう話にすれば面白いか」ということなんですから。ご質問の『周りを犠牲にしてでも、自分のために生きる』に限定しても、「利己的になるとしたら、裏切られた経験が多いとか、重かったとか」くらいの曖昧な答しか出てこない。その後の話作りの方針も分からないですから、「解決とセットになる状況は」といったことも回答のしようがありません。
主人公の初期状態の心情の返信 (No: 5)
投稿日時:
ぬ~べ~の父親が近い境遇ですね。今まで無償も同然で人助けをしていたのに、病気の妻のためにお金を貸してほしいと頼んでも誰も助けてくれませんでした。その絶望から人助けの際は大金を要求する守銭奴になってしまったという話です。
『人の善意に絶望する』。これだと思います。