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新人賞の受賞を目指すとしたら、この先どのように創作活動を進めていけばよいかの返信の返信の返信(元記事)
こんにちは。【どのようにするのがいいか】と聞かれますと、お好きにどうぞと答えたくなるのですが......。お言葉に甘えて、個人的な意見を書かせて頂きますね。
先ず「ご都合主義」ですが、これは「言動や主張に一貫性がなく、その時々の当人の御都合に流されて行動する様のこと」と、Wikipedia大先生が仰っています。
物語にて指摘された場合は、「主人公にとって都合良く進みすぎている」せいでしょう。主人公だけが特別な能力を得たとして、その理由は運で片付けてしまっても良いんです。その後、その能力に振り回されて四苦八苦しながら成長していけば、完全に王道ですよね。
成功ばかりさせるからいけないんです。取り返しの付くような、笑える程度の失敗もさせましょう。そしてたまには、取り返しが付かない大きな失敗もしかけて下さい。そうすれば、ヒヤヒヤしてワクワクしませんか?
この辺りのスリル調整は、【約束のネバーランド】という作品が参考になります。漫画ですが、一読の価値は保証致します。
また、【運が悪く、不慮の事故に巻き込まれ、そこで世渡り下手な主人公が下手な行動を取ってしまったため】【単純に喜べない性質のもの】を手にいれるとの事ですが。これは異能が「嬉しくないこともない」ものであっても、ご都合主義ではなく不幸中の幸いだと思います。
変に主人公が喜んだり、周りが褒め称えなければ問題ないでしょう。異能と聞けば「都合の良いもの」を思い浮かべますし、それが「都合のあんまり良くないもの」なら、読んでいる方もあんまり羨ましいとは思いません。これが呪いでしたら、ラッキーになってしまうのですがね。
そもそも、ご都合主義との指摘は妬みからくるものです。ですから、不運と幸運をプラス・マイナス0か、マイナスにしてしまえば良いのです。成功には、それに見合うだけの苦労を与えましょう。「救済早く!!」と読者様に思われるほど鬱展開にするのも手だと思います。
続いて急展開ですが、先日私が申しました急展開は「読者様の付いて来れない話の飛躍」です。これは説明や描写の不足により起こるのですが、オル様の場合は情報の取捨選択が出来ていないのではないかと感じました。
唐突に日常から非日常に切り替わったとして、いきなり非日常の全てを知ることは出来ませんよね。謎は少しずつ分かっていけばいいんです。その分かっていく過程が楽しいのですから。説明は最低限に抑え、その都度小出しにしていけば十分です。主人公の心情描写や展開を重視して下さい。
例えばですが、宇宙人が空から降ってきて、謎の光線を発射したとしましょう。
ここで必要な描写は、宇宙人の容貌や光線が発射された結果。そして主人公の驚きです。そこからもし追いかけっこが始まったとしても、光線が当たれば怪我では済まないとか、宇宙人から並々ならない怒りを感じるだとか、そんな程度の説明で良いんです。
なぜ宇宙人が居るのか、なぜ怒っているのか、主人公は何をしでかしたのか、なんて事は後です。事情説明や現状把握より、テンポを優先しましょう。
私が中二病なものですから、私が書く主人公は強者ばかりです。弱者が主人公の場合はもありますが、強者にまでは成長しません。師弟モノっぽくなります。
もともとの日常が非日常に近いものですから、主人公があまり驚かずに処理していき【主人公が異能を手に入れ、ファンタジー設定を理解しているところから始めた】感じに近くなります。そのため【異能を得る場面の描き方】は、ふわっとした意見しかできませんでしたが、参考になりましたら幸いです。
新人賞の受賞を目指すとしたら、この先どのように創作活動を進めていけばよいかの返信の返信の返信の返信
スレ主 オル 投稿日時: : 1
のん様、ご返信ありがとうございます。
「約束のネバーランド」はつい最近一巻のみ読みました。各登場人物の行動と動機にリアリティがあり、スリルがうまい具合に出されていました。この作品の第1話には急展開ともいうべきシーンがありましたが、ご都合主義は感じませんでした。「ハウスに対する軽い疑念」を伏線として設けていたからだと思います。
>【運が悪く、不慮の事故に巻き込まれ、そこで世渡り下手な主人公が下手な行動を取ってしまったため】【単純に喜べない性質のもの】を手にいれるとの事ですが。これは異能が「嬉しくないこともない」ものであっても、ご都合主義ではなく不幸中の幸いだと思います。
私もこの異能自体についてはご都合主義にはなっていないと思います。
しかし現状の私の作品の難点として、のん様のおっしゃる「読者のついてこれない話の飛躍」があるのでしょう。
>続いて急展開ですが、先日私が申しました急展開は「読者様の付いて来れない話の飛躍」です。これは説明や描写の不足により起こるのですが、オル様の場合は情報の取捨選択が出来ていないのではないかと感じました。
>例えばですが、宇宙人が空から降ってきて、謎の光線を発射したとしましょう。
この例えにより、情報の取捨選択についてよく理解できました。
私は「なぜ宇宙人がいるのか」という理由の説明までもを第1話の中に詰め込んでいたため、作品のテンポが悪くなっていたのだと思います。
この例えでいうなら、場面として必要なのは「①:主人公が宇宙人に襲われていることを知る(事実を知る)」「②:宇宙人に恐怖する(心情)」「③:宇宙人の放つ謎の光線から逃げる(行動)」であり、「④:宇宙人が主人公を襲う理由(真相)」はまだ謎として残しておくということですね。
ファンタジー設定を前提とした世界が描かれる方がラノベにおいては多い気が個人的にします。多分その方が読者としても作品の世界観を吸収しやすくテンポも良くしやすく、あらゆる面でいいのだと思います。
もう少しだけ「日常⇨非日常」の世界観の現代ファンタジーに挑戦してみたいと思いますが、また詰まってしまうようだったら視点を変えて最初から非日常の世界観にも挑戦してみようかと思います。
度々の質問にお答えいただき、ありがとうございました。
説明を小出しにする方針で、再度執筆してみます。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 新人賞の受賞を目指すとしたら、この先どのように創作活動を進めていけばよいか