小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

追記。多人数キャラの使い道。

元記事を読む

登場人物の数についての返信(元記事)

アニメ・マンガは絵で見せるため、キャラが多くても視聴者・読者が混乱しにくいんですね。その前提に加えて、ワンピースなどはキャラのデフォルメをかなり極端に施しています。
同じことを小説で実現するのはさすがに困難かと思いますが、仮にそこをクリアする手法を発明することができるならば、別に「鉄則」なんてありません。

追記。多人数キャラの使い道。

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0

せっかくなので、ワンピースを例にとってもう少し考えてみますね。

先の書き込みでは、アニメ・マンガが小説よりキャラを増やしやすい理由を指摘したわけですが、増やしやすいからといって闇雲に増やせばいいというわけではありません。
キャラの多さを利用してどんなストーリーを作っているかが重要でしょう。

ワンピースの特徴の一つに、複数のピンチが逆に大きな力に収斂していくという大逆転パターンがよく見られます。
主人公の仲間たちが強大な敵のテリトリーに乗り込んで戦うとき、いくつかのグループに分かれ、それぞれが苦戦するストーリーが並行して進むことが多いですよね。そして大抵は、あっちでもこっちでも絶望的な大ピンチというところまで追い込まれます。
しかしこの状況を敵の側から見ると、あっちでもこっちでも厄介な問題が同時多発的に発生しているということになります。

ドレスローザ編だったと思いますが、ルフィが別のところで行動している仲間たちの苦戦を聞いたとき、

「そこに、ウソップがいるのか。じゃあ、大丈夫だ。あいつは、やるときはやる男だ」

というシーンがありました。
ウソップというキャラはゾロのような分かりやすい強者タイプではないからこそ、かえってこういうセリフがグッとくるんですね。

大苦戦しながらもしつこく食い下がってくるというのは、敵からしたらイヤな相手のはずです。それでも局地戦では圧倒的な勢力差で押しつぶせるとタカをくくりますが、そういう事態が同時発生することによって徐々に支えきれなくなり、最後にはいくつかの力が一つになって大爆発するという。
キャラの多さを有効利用している好例だと思います。

キャラが多ければいいというわけではありません。
まず多人数のキャラをいかにして混乱なく読者に受け入れてもらうかが難関ですが、そこをクリアしたとしても、せっかくの多人数キャラを活かし切れなかったら何の意味もないわけで。
キャラの多さをどうやってストーリーの面白さや魅力につなげるかが重要で、そこまで実現しきれないのでは本末転倒だと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 登場人物の数について

返信する!
コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ ページの先頭へ

「登場人物の数について」の返信一覧

他の相談一覧

頭が真っ白になって一文字も小説を書けない状態が続いています

投稿者 永遠準備中 回答数 : 18

投稿日時:

小説を書き始めてから10年弱経っている者です。その間何年も小説から離れたり、数万文字書いたら数ヶ月離れたりしていました。 創作期間... 続きを読む >>

架空の町を舞台にする話

投稿者 ゆめ 回答数 : 2

投稿日時:

架空の町を舞台にする場合、冒頭で説明があったほうが良いのでしょうか? 必要に応じてそれとなく架空の町なのだとわかる程度で良いのでし... 続きを読む >>

許されるパクリと許されないパクリの違い

投稿者 田中 回答数 : 4

投稿日時:

異世界転移(転生)ものの異世界ってドラクエみたいな「中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界」が多いですけど、そういうのがいちいち「ドラクエ... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ