改造人間を擬人化だと思われたくないの返信
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改造人間を擬人化だと思われたくない(元記事)
盛夏の候失礼します。
先だって知り合いに改造人間のデザインを依頼したところ、萌え擬人化みたいなものが返ってきました。
当方そういうのが嫌いなので「なんてもの送ってくれてんだ」と腹を立てたのですが、ふと思いました。気心の知れた相手に口頭である程度説明したにもかかわらずそんなものになったということは、だいぶ細かく描写しなければ読者も同じような姿を想像するのではないかと。
考えてみればゲドンやガランダーの獣人は設定上擬人化ですし、怪人蜂女は知らない人に『萌え擬人化』と説明すれば3割くらいは信じそうなデザインをしています。おまけに擬人化ものの中にも設定上改造人間な連中が何本かある始末です。
なるべく短い描写で萌え擬人化ではなく女性怪人だとイメージしてもらうにはどういった点に気をつければよいのでしょうか。
改造人間を擬人化だと思われたくないの返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
1)蛇鷲さんは「不気味な女性改造人間」をイメージしてお知り合いの方に説明したつもりだったのに、「萌え擬人化キャラ」っぽい作画が返ってきた。
2)気心の知れた人にも誤解されるなら、一般の読者はなおさら同じようなイメージをいだくのではないかと心配になった。
3)読者に書き手の意図を正確にイメージしてもらう技術を身につけたい。
こういうご質問ということでよろしいでしょうか?
*余談ですが、最初の文章にも回答者の方たちへの返信にも感情的な極論がまざるため、対話に混乱が生じています。そこは気を付けられた方がいいかと。
すみません、それはさておき。
2は当然の懸念だと思います。
問題は3ですね。
まず前提として、文章表現のみのメディアでは、初登場の段階で読者に正確なイメージを伝えるのは不可能と割り切った方がいいです。
対策としては、初出では5~7割くらい伝わることを目指し、その後ストーリーを追いながらイメージを補足・修正していくことかと。おそらくプロでもそれ以上のことはできていないと思いますよ。
まあ、いくら正確に伝わらないと言っても、不気味な女性怪人が萌えキャラと思われてしまったらさすがにつらいですね。
ちょっと失礼して他の方への応答からいくつか引用します。
>>>基本的には「しそうにない人物」がするから面白いわけで
>ミステリーが好きなので言われれば「そうか」とは思うのですが、いかんせん当方そういう発想が苦手(動画で何回かやったものののどうにも受けが悪かった)なもので、まずは「らしい人」が「らしいこと」をするくらいの内容から始めたいです。
>う~ん、『人らしさ』が残っているデザインの方が不気味だったりするんですよね。
(中略)
>なにより改造人間なら悲劇要素が必要になったらすぐ用意できるという利点があります。
人間的なデザインにしたい理由があるのですね。ひょっとすると、そのへんの意図が不十分にしか伝わらなかった結果、萌えキャラ的な作画になってしまったのかもしれません。お知り合いは「人らしさ」の表現に苦労されたのかもしれませんよ。
もし可能なら、その人にイメージが合わなかった理由を虚心坦懐に聞いてみるとよいのではないでしょうか?
以前、「分かる前提で話を作ってしまう」というご相談に、だからこそ第三者に読んでもらうことが重要なのだという意見を述べたことがあると思います。
今回の作画の件は、執筆前の絶好のシミュレーションになったのでは?
読者への最低限の第一印象として、「人らしさ」ははずさずに「不気味さ」をどう表現するか。そこがポイントだということが明確になったわけです。その程度なら対策は立てられると思います。現に、
>う~ん、『人らしさ』が残っているデザインの方が不気味だったりするんですよね。特に目がギラリとすると気味が悪いです。眼球の白目部分が外から見えるのは人間だけなので、これはほかの生物では代用できない不気味さです。
この説明を読んだだけで、なるほど不気味かもしれないなと思いました。こういう要素をうまく描写に取り込むだけで「萌えキャラ」とは思われなくなると思います。
あとは、繰り返しますが、ストーリーを追いながらイメージを補足・修正していくことでしょう。
>近くにいた人間を腕試しのためだけに殺す、一般人を洗脳し鉄砲玉にする、目撃者を骨すら残さずに消し去る、といった行いは人と獣の合いの子のような不気味な怪人にこそふさわしく、萌えチックなキャラがやっても滑稽にしか思えないと当方は考えます。
これそのものが何よりの回答じゃないですが。
こういうエピソードを重ねていくことによって、誰も萌えキャラだとは思わなくなると思いますよ。
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