横やり失礼します。同一シーンを複数視点で書くことについて
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転生モノの構想についての相談ですの返信(元記事)
これって公募に出す前提で良かったんでしょうか?
①プロローグが二つある点について
わたしが気づいた点ですが、
同じシーンを別視点で描くのは避けたほうがいいと思いました。
狙いがあるとみなされるならいいのですが、技量不足とみなされる恐れがあるからです。
最初から頻繁に視点の切り替えもNGですね。誰が主人公なのか馴染めない恐れがあります。
個人的によく恋愛ものを読んだり書いたりするけど、だいたいカップル二人の物語っていう位置づけなので、その視点変更の技術を応用すると、
最初はメインの主人公の視点で固定している状態でもう一人の主人公を登場させて話を進めて、長編なら2万字くらい過ぎたあたりで、もう一人の主人公の視点に切り替えられたほうが、二人の登場人物に読み手が感情移入しやすいかなって思いました。
②戦闘シーン
戦闘シーンはあまり経験がないので、あくまで推測の話になりますが
戦闘シーンを神視点で書くか、
またはメインの主人公の一人称を「僕」にして、もう一人を『オレ』とかにする方法もありだと思いました。
あと、他で気になったのが、「話の途中のとある事件で記憶(前世人格)を取り戻す予定なのですが」ですね。
事件が起きるまでの出来事を最初から書きますと、もう一人の主人公の登場が遅くなり、冒頭で「前世の記憶を取り戻した主人公」の物語だと伝わりにくくなり、何を書きたい話なのか趣旨が伝わらない恐れがあると思いました。
その点をカバーするために、構成に工夫が必要だと思うので、余計なお世話だったら申し訳ないですけど、気を付けてくださいねー。
あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。
横やり失礼します。同一シーンを複数視点で書くことについて
投稿者 ドラコン 投稿日時: : 0
ドラコンです。横やり失礼します。
ふじたにさんのこのご意見に賛成です。
>同じシーンを別視点で描くのは避けたほうがいいと思いました。
これをやられると、「話が進まなくなる」可能性があります。
別視点で同じシーンを繰り返し書いた例を紹介します。
『フシノカミ 辺境から始める文明再生記』の2巻(雨川水海、オーバーラップノベルス)
主人公の一人称の本文に、他のキャラの一人称が時折混ざる文体です。視点者変更時には、視点者のキャラ名が入った見出しが付いています。その上、主人公以外が視点者になっている場面は字体が変わっているので、視点者不明確による混乱は生じませんでした。
むしろ、問題は視点者が変わることで、同じ場面を繰り返され、話が進まなくなることです。
1巻と3巻ではそうでもなかったのですが、2巻では冒頭で主人公がヒロインと共に都会の学校に入学、学生寮で副主人公と出会う場面があります。この入寮の場面が、主人公、副主人公、ヒロインの3人の視点で書かれています。言い換えると、同じ場面を3回書かれています。副主人公とヒロイン視点で、併せて30ページも使い、話の進行が止まっていました。これにはイライラしましたね。
同じ別キャラの視点を書くにせよ、巻末か、章末にまとめてくれれば、そんなにイライラすることはなかったと思います。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 転生モノの構想についての相談です