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転生モノの構想についての相談です (No: 1)

スレ主 大野知人 投稿日時:

お久しぶりです。大野です。
『飯テロやりたい!』とか言ったのはどうなったよと言われそうですが、偉大な先人の前に膝をつきました。ほとぼりが冷めてから再挑戦します。

前置きはともかく。
最近転生モノに挑戦しようと思って構想を練っていたのですが、思っていたより練りすぎたらしく明らかに多すぎる・大幅に削る必要のある量のアイデアノートができてしまいました。
設定の複雑さを解消したいのですが、どう削っても上手いこと辻褄が合わないので構成・プロットの側に手を加えようと考えています。
以下のような書き方はありでしょうか?
もし、『アリ』なら類例なんかも教えてもらえると幸いです。

①プロローグが二つある。
 一種ダブル主人公の様な物を企図しています。主人公(転生者)の設定として、『人格形成後に記憶を取り戻し、かつ元人格も残った結果として一種守護霊的存在として前世の自分が意見を言う・時折憑依して代わりに行動する』というのを考えています。話の途中のとある事件で記憶(前世人格)を取り戻す予定なのですが、二人が別人格であることがストーリーの肝になるのでそれぞれに掘り下げたいのです。
 ただ、プロローグが二つあるというのはシンプルに読みにくいかもとも思うのです。ご意見ください。

②戦闘シーンなどで視点が何度も変更される。
 上に書いた通り、主人公がツーインワンになる都合で『豹変する』みたいな部分を入れたいのと同時に『主人公の内面を地の文で描きたい』部分があります。その二つを成り立たせる方法が思いつかず、安直に『視点を何度も変更したい』と考えたわけですが、これに関しては概ね無理である前提で代案が欲しいです。

カテゴリー: 文章・描写

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転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 2)

投稿者 鬼の王の墓標 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

スレッドの意向自体を真っ向から否定することになりますが、そもそもダブル主人公自体をやめた方がいいです。

プロローグが二つあることについては「片方が空気化するのを防止する心がけはある」と一応評価できますが、それでも素人が両方を公平に描写するのは簡単なことではないです。
自分語りになりますが、私は四人主人公の群像劇を書いたことがあります。
内訳は男子一人女子三人で、男子が全体の主人公のつもりで書いていましたが、実際に書き始めると彼が主人公だったのは最初の一話だけで、残りは女子三人が主人公の話になりました。
しかも女子三人でも出番の偏りが激しく、結局後半からは描写を一人に絞り、他二人を諦めるという暴挙に走ったというありさまでした。
(人数が多いのである意味当然かもしれませんが)

この例は極端すぎると思いますが、二人以上の主人公を同時に制御するのは容易ではないというのは簡単にわかると思います。
あなたがそれを覚悟した上で書くならそれで構わないのですが、私はオススメしません。

で、自分語りはほどほどにしてスレッドの内容にも触れるのですが。

>>同時に『主人公の内面を地の文で描きたい』部分があります。

これは一人称で書きたいとみていいでしょうか? あるいは三人称一元でしょうか?
私は少なくとも一人称でダブル主人公をやるのは絶対やめた方がいいと思います。
理由は「視点移動を使いざるを得ないダブル主人公は一人称の利点を殺す形式」だからです。
一人称は最後まで一人の主人公に集中するからその利点が生きるのであって、ダブル主人公の面倒を公平に見るのには絶対向いていません。
どうしてもダブル主人公を描きたいなら、せめて三人称でやった方がいいです。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 8)

スレ主 大野知人 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

如月さん、ご意見ありがとうございます。
スレッドの前書きでも書いたように、『自分の中で整理しきれずに質問した』部分があるので確かに前提を疑うことも重要ですね。参考にします。
ただ、質問本文でも書いているとおり、如月さんが以前に書かれたものとは異なって『二つの人格が一つの体を共有』している状態の人物を便宜的に『ダブル主人公』と故障しているので視点割れは起こりにくいかと思っています。

『主人公の内面を地の文で書きたい』『『豹変』の様な物を描きたい』という部分に関しては、『一人称と三人称をごっちゃにしたい』という意図があるので、確かに難しい部分にはなります。
設定の根本からの見直し含め、参考にさせていただきますね。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

>①プロローグが二つある。
「プロローグ」というか、前フリが数シーンあるものならままあるものじゃないかなと思う。
パッと思い浮かんだのは成田良悟のバッカーノで、最初に「置き引きにあった旅行者」の話題があって、一気に話が飛んで「得体のしれない何者かの独り言」があって、って感じじゃなかったかな。あれ逆だったかな。
バッカーノは、まず一巻の全体として「旅行者に昔話をした」という体になる枠物語なので、「置き引きにあった旅行者」で始まり「旅行者の盗品が返ってきた」で終わる。
で、その「昔話」のほうが本題というか本編なので、当然のこと本編にもプロローグ的な前フリはある。
特にバッカーノは複数の物語を扱う群像劇なので、結果、物語の前フリのシーンが2個かそれ以上の複数個ある、という形になっていると思う。

ただ、スレ主さんのアイディアは「主人公・主人公の別人格」がキーになっているようで、ここに物理的な隔たりはないので、逆に「無理に分けて考える」ことがわかりにくくなるのではないかな、と思う。
例えば、これくらいは思いついてるだろうけども「僕」と「俺」で人称を変えてしまえば、それだけで視点を変えずとも良いと思う。
「俺」の夢(俺視点のプロローグ)を見た「僕」の心情のプロローグとか。こうすると分ける必要はない気がする。
でも、「別人と思わせといて同一人物の別人格だった」というネタなら、たしかに別物として分けて考えたほうが良いだろうと思う。

>②戦闘シーンなどで視点が何度も変更される。
これも、分けて考えてるから視点変更を考えてしまうんだと思うけど、別人ではなく別人格なんだから、地の文で「僕」という自称が「俺」に変われば、それが「人格が入れ替わった」という表現になるんだから、「視点」を変える必要はないと思う。
例えば、「僕は彼の態度に好感を持った。実に気持ちが悪い。反吐が出る。俺の目にはヤツの善行の尽くがエゴにしか見えなかった。」と相反することを書いた矛盾した文章のようになっても、それがかえって味で面白くなるよね、と思います。

あくまで変わるのは人格であって、たしかに「ものの見方」という意味では視点も変わると思うけど、映像的なイメージで考えると人格が変わったところで何も変化はないですよね。
なら、視点を変更する必要はないのではないかなと思う。
地の文の中で「僕」が「俺」に変わる「俺」が「僕」に変わる、それが頻発したところで、読者としても、最初は混乱するかもしれないけど慣れちゃえば「僕」も「俺」も同一人物で変化はないとわかると思うので、「僕・俺」の一人称という形になるのでは。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 9)

スレ主 大野知人 : 1 No: 3の返信

投稿日時:

サタンさん、ありがとうございます。
『プロローグが二つある』という『プロローグ』の形にこだわりすぎていたなぁ、という理解をしました。
『順を追って説明する中で別人格視点が入る』みたいな書き方をするのもいいかもしれないなと考えます。

あと、主人公の『主語分け』は有効な策ですね。もともとやろうとは思っていたのですが、僕が認識していたより効果が高いかもしれないな、と思いました。
『二つの人格を無理に分けて考えすぎない』、意識して書いてみるようにします。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 4)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

相談主さんの他の作品に触れるのはいいことなのか悪いことなのか、といつも思うけれども、藍崎企画のほうでとりあえず転生経験ありの勇者主人公の一人称をしばらくやって描き慣れたと思うので、ダブル主人公にチャレンジするのは別に構わないと思うんですが。

私を聞いていると遊戯王の初代の遊戯&闇遊戯か、ゼアルの遊馬&アストラルかって感じだけれど、これ両方とも背後霊のほうではなく、一般庶民のほうの人格から入ってるよね。別にプロローグは二つにはならないと思う。背後霊のほうは断片的に記憶を持っているのでそのうち明らかにされていくので、メイン主人公はあくまで庶民のほうで、背後霊の彼の記憶を探す助けをする、ということであれば別にそんなに難しく考えなくていいのでは。

決めとかなくちゃいけないのは、情報共有が常に、なのか、どちらかの自由意思で遮断できるのか、とかかな。遊戯王は伝統的にラストバトルは最も身近なライバルを選ぶので、この二つでは双方がラストバトル前の準備ではお互い意識を遮断している。初代ではデッキ組む時にわざわざそうしてたな、闇遊戯のほうが強力なカードを持ってるから、順番はカードを推測できて有利な後決めを遊戯に譲ってた。

面倒なのはアラタカンガタリみたいな、身体の中身が入れ替わっていてお互い別の世界で活躍するタイプかな。これやると「もう一方のほうどうなったー」となるのでかなりダルくなる。これでない、基本的に動かす身体が一人のときはそんなに混乱しないと思うよ。

ダブル主人公ものって、いちおうメイン主人公はどっちか、と決められていることが多いので、基本的にそっちをメインにしてどうしてももう一人の視点のほうがいい時だけそっちに切り替えればあまり問題ない。そして視点切り替えには構成力が要求される。構成力って何だと思うかもしれないけれど、要するに『このシーン、本当に要る?』『この視点切り替え、本当に要る?』をしっかりつきつめてその必要なシーンを厳選する力ね。これはストーリー全体の見通しが立っていないと難しいので、大野さんみたいに細かいアイディアや設定が湧きまくって終わりに向けてまとめきれないタイプの人はちょっと注意かも(苦笑

あと、最近ようやっと「緋弾のアリア」を一巻だけ読んだけれど、これも主人公が豹変系なので戦闘シーンは特に参考になるかもしれない。作中では「ヒステリアモード」ってなってたけど「このモードの時の俺なら」「このモードの時でないから」って言葉だけですぐわかったから混乱しなかった。というわけで、まあやってみればというか。個人的には最後をどうするのか、そこがちゃんとしていれば問題ないと思う反面、そこが大野さんにとってはいちばん難しいだろうなーと思ってる。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 10)

スレ主 大野知人 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

ヘキサさん、毎度ご意見ありがとうございます。
遊戯王のその二つのタッグは割と意識していましたが、どちらかと言うと『仮面ライダーダブル』とか『ガンダムビルドファイターズ』ぐらいには他人感のある関係性をイメージしていました。僕が上げた方の二つは、どちらも『普段は別々の個人だけど、戦闘シーンで力を合わせる』みたいな部分の強い作品であり、僕が設定していた前世人格の方も『自分は死人だから過剰干渉はしない』みたいなタチと決めていたんですが。
他の方の指摘も見る感じですと、『同じ体を使っている』ことの一体感がかなり強くイメージされるんだなァという印象です。そこら辺の設定もいじってみますね。
アラタカンガタリ系ではないですね。メイン主人公も一応決まってます。

そして、『細かい設定やアイデアが湧きまくる』件ですが……。善処して整理します! すでに一度『やってみて問題点を洗うか!』と書いた原稿で我ながら脱線しまくったモノを書いたので、ちゃんと『何を描くか』切り詰めるようにします。
ありがとうございました。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 5)

投稿者 ふ じ た に : 1 No: 1の返信

投稿日時:

これって公募に出す前提で良かったんでしょうか?

①プロローグが二つある点について
わたしが気づいた点ですが、
同じシーンを別視点で描くのは避けたほうがいいと思いました。
狙いがあるとみなされるならいいのですが、技量不足とみなされる恐れがあるからです。

最初から頻繁に視点の切り替えもNGですね。誰が主人公なのか馴染めない恐れがあります。
個人的によく恋愛ものを読んだり書いたりするけど、だいたいカップル二人の物語っていう位置づけなので、その視点変更の技術を応用すると、
最初はメインの主人公の視点で固定している状態でもう一人の主人公を登場させて話を進めて、長編なら2万字くらい過ぎたあたりで、もう一人の主人公の視点に切り替えられたほうが、二人の登場人物に読み手が感情移入しやすいかなって思いました。

②戦闘シーン
戦闘シーンはあまり経験がないので、あくまで推測の話になりますが
戦闘シーンを神視点で書くか、
またはメインの主人公の一人称を「僕」にして、もう一人を『オレ』とかにする方法もありだと思いました。

あと、他で気になったのが、「話の途中のとある事件で記憶(前世人格)を取り戻す予定なのですが」ですね。

事件が起きるまでの出来事を最初から書きますと、もう一人の主人公の登場が遅くなり、冒頭で「前世の記憶を取り戻した主人公」の物語だと伝わりにくくなり、何を書きたい話なのか趣旨が伝わらない恐れがあると思いました。
その点をカバーするために、構成に工夫が必要だと思うので、余計なお世話だったら申し訳ないですけど、気を付けてくださいねー。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

横やり失礼します。同一シーンを複数視点で書くことについて (No: 6)

投稿者 ドラコン : 0 No: 5の返信

投稿日時:

 ドラコンです。横やり失礼します。

 ふじたにさんのこのご意見に賛成です。

 >同じシーンを別視点で描くのは避けたほうがいいと思いました。

 これをやられると、「話が進まなくなる」可能性があります。

 別視点で同じシーンを繰り返し書いた例を紹介します。

『フシノカミ 辺境から始める文明再生記』の2巻(雨川水海、オーバーラップノベルス)

 主人公の一人称の本文に、他のキャラの一人称が時折混ざる文体です。視点者変更時には、視点者のキャラ名が入った見出しが付いています。その上、主人公以外が視点者になっている場面は字体が変わっているので、視点者不明確による混乱は生じませんでした。
 
 むしろ、問題は視点者が変わることで、同じ場面を繰り返され、話が進まなくなることです。
 
 1巻と3巻ではそうでもなかったのですが、2巻では冒頭で主人公がヒロインと共に都会の学校に入学、学生寮で副主人公と出会う場面があります。この入寮の場面が、主人公、副主人公、ヒロインの3人の視点で書かれています。言い換えると、同じ場面を3回書かれています。副主人公とヒロイン視点で、併せて30ページも使い、話の進行が止まっていました。これにはイライラしましたね。
 
 同じ別キャラの視点を書くにせよ、巻末か、章末にまとめてくれれば、そんなにイライラすることはなかったと思います。

横やり失礼します。同一シーンを複数視点で書くことについての返信 (No: 12)

スレ主 大野知人 : 0 No: 6の返信

投稿日時:

ドラコンさん、ありがとうございます。
ふじたにさんへの返信のほうでも申し上げた通り、『同じシーンを別視点で二度書く』予定はなかったのですが、具体例を出した返信がありがたかったのでいくつか。
『フシノカミ』自体は知らないのですが、最近読んだ『継母の連れ子が元カノだった件』でも似たような技法が使われていて、『これは相当うまくやらないと難しいな』という印象を受けました。

巻末・章末に別キャラ視点を挟む案については、とても良いなと感じました。『サイドストーリー』的な書き方になってしまう恐れもあるので要注意とも考えますが、やってみます。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 11)

スレ主 大野知人 : 0 No: 5の返信

投稿日時:

ふじたにさん、ご意見ありがとうございます。
『公募に出す前提』で書いてます。説明不足でしたね……。

プロローグ二つ、の意図は『同じシーンを二度書く』ではなく『主人公が前世の記憶を取り戻す前の部分での話をそれぞれについて書く』という意味だったのですが、サタンさんの返信のお陰でそこらへんは自分の中で方向性が決まりました。
『技量不足』とみられがちな注意点の数々、了解です。いくつか心当たりのあるところもあるので、気を付けます。

②について。
主人公は『ボク』と『俺』の二人で設定していたので、自分の意見が多分正しかったんだろうという認識を持てました。何とかうまい具合にまとめてみます。

最後の注意点、『二人目の主人公の登場が遅れる件』も気を付けます。一応、『転生後の人格』がメインでやるつもりなので、『前世の記憶を取り戻した主人公』と呼ぶのも微妙だったりするのですが、『前世の人格』がモブ化しないように気を付けてみます。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 7)

投稿者 かにさん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

読者視点で「読みたい」と思われるものであるかどうかだと思います。
基本的に多くの読者は複雑さを嫌うので、できる限り単純な構造にしておいたほうが受けはいいかと思います。
逆に、別に他人に読んでもらわなくてもよかったり、特定の好みを持った人に受ければいいと考えるなら、ある程度の必然性を持った複雑性は構想としてあっていいかと思います。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 13)

スレ主 大野知人 : 0 No: 7の返信

投稿日時:

御茶/宮さん、ご意見ありがとうございます。
『読みたい』のボーダーがどこにあるかわからないから皆さんの意見を聞きたい、と言う旨のスレッドだったのですが、わかりにくい書き方になっていたかも知れません。すいません。
他人に読んでもらえる前提なので、できるだけ単純にしたいのですが『自分で設定した話の面白いトコロ』を伝えるために話を複雑にせざるを得ず、『どこまでなら許容できるか』聞きたかったのですが、僕の質問の仕方が拙かったですね。ごめんなさい。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 14)

スレ主 大野知人 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

質問者の大野です。
皆さん、本当にご意見ありがとうございました。
初日でかなりたくさんの意見が届いてしまい、内容にもバリエーション幅がかなりあったので自分の中ではひとまず解決したと考えます。
これからしばらくは創作の方に入るので、以降の返信は難しくなってしまうかもしれませんが、『俺は他の連中とは違う意見だぜ!』と言う方がいらっしゃるのなら、ぜひぜひ聞かせてください。
たくさんの意見、ありがとうございました。

転生モノの構想についての相談ですの返信 (No: 15)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

おはようございます。
大野さんの中ですでに解決したとのことなので返信は不要ですが、一応、私から気になったことを一つだけ書いておきます。別に、

>『俺は他の連中とは違う意見だぜ!』

なんて偉そうなことは思ってませんよ~。

主人公の中の別人格が交錯するという意欲的な構想は面白そうで、期待感は高いです。
ただ相談の文面とやりとりを拝見すると、凝った構想をできるだけシンプルにまとめる方向に注意が言っているように見え、それってヘタすると本末転倒じゃないのかなと。

で、その作品の一番のウリはどこにあるのか、再確認することをお勧めしたいです。

1)最大のウリは、別人格が交錯するアイデアそのもの。

2)最大のウリは別にあり、それを成立させるために別人格が交錯するという設定が必要。

どちらでしょうか?

2であれば、構成の工夫でできるだけシンプルに分かりやすくする方向は妥当かと。普通の考え方としては、メインとなる人格を軸にストーリーを作り、別人格は要所要所に織り込んでいく形にすればすっきりすると思います。

1であれば、構成をすっきりさせてしまうとウリの魅力が相殺されてしまって意味がないのでは? この場合は複雑で読みにくい内容でありながら、読者を力ずくでぐいぐい引き込んでしまうという方向に振り切っていくしかないのかなと。

叙述トリック型のミステリーなどが参考になるかもしれません。
ラノベなら『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』あたりでしょうか?

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信 (No: 16)

スレ主 大野知人 : 0 No: 15の返信

投稿日時:

ご意見ありがとうございます。
ゴメンナサイ。『俺は他の連中とは~』については深夜テンションで書いたせいです、圧をかけるようなことになってすいません。

そして実はこの作品のウリは

 3)別人格が交錯するアイデア×特殊な世界への転生=主人公がめっちゃ悩む

になる予定です。
以前どこかのスレッドで書いた『ガンダムの世界に転生する』みたいなラノベを描きたいというのがアイデアの発端に合って、
『ガンダム世界って人がバタバタ死ぬし、特に初期だと迂闊な転生者が死にかねないぞ』
 ↓
『いや、むしろ死ぬことがわかっているヒロインを助けるために奮闘するのがかっこいいのでは』
 ↓
『ただそうなると主人公以外に『原作ストーリー』を知っていて別の思惑がある人間がいる方が燃えるな』

となった結果として、主人公・主人公(前世人格)・ヒロイン・親友(前世人格サイド)という四キャラ中心のストーリーを作ろうとした結果の子のストーリーです。
現在のプロットだと前世の親友とヒロインが『同じ国の中での政治的対立』みたいな形で敵対することで、主人公二人が悩む感じのストーリーにしたいと思っています。
企画の中心に『ガンダム転生』と『ダブル主人公』があり、双方譲れないのですが『ダブル主人公』の方が描写的に悩みどころだったのと『ガンダム転生』というワードの難しさから元スレの質問になりました。

『最大のウリ』云々についても相談していいのなら、上で解決と言ったのを訂正しまして、ぜひ皆さんの意見を聞きたいです。

転生モノの構想についての相談ですの返信の返信の返信 (No: 17)

投稿者 あまくさ : 1 No: 16の返信

投稿日時:

ああ、なるほど。その場合は、キャラの関係性をできるだけ分かりやすくする方がいいですね。

私が気になったのは、別のキャラクターと思わせておいて実は主人公の別人格だったというようなサプライズ(叙述トリック型)を狙っているのかどうか? その1点でした。
返信を読ませていただいて、そういう狙いはなく、転生先と前世の価値観や知識の違いによって主人公が悩んだり、キャラの関係性にすれ違いが生じたりする話なのかなと思いました。
そうであれば極力わかりやすくするべきかと。
そして分かりやすさ優先なら、プロローグが二つ、ダブル主人公、視点の変更。これらはすべて一概にだめとまでは言いませんが、あまり望ましくはないかもしれません。

と言うと、

>企画の中心に『ガンダム転生』と『ダブル主人公』があり、双方譲れないのですが

という基本構想の否定になりかねないですが。
しかし繰り返しになりますが要点は、複数の要素が複雑にからむ構想だからこそ、しっかりした軸を1本設定する必要があるんじゃないかということです。
ダブル主人公にしても言ってしまえば「主人公」という言葉の定義の問題で、主人公級の重要キャラが二人いようと四人いようと、構成的にはそのうち誰か一人を主軸にしてストーリーを作るということです。なので「主人公」というより「視点人物」と考えた方がいいです。
そう考えるとプロローグも視点人物用の一つがあればよく、別人格用のプロローグに相当するものはストーリーの途中のどこかに盛り込むことも普通に可能では?

視点移動。
これは、一つの出来事を複数の視点から描くとまったく違う認識になるという面白さを狙う場合以外は、やはり安易にはやらない方がいいと考えています。
またバトル・シーンなど複数キャラがからむ動きのあるシーンでは「神視点」でなければ書きにくいこともあるかもしれませんね。だからやはり、他の方も指摘されていましたが、一人称にするのか三人称にするのかは重要かなと。一人称の視点移動は明確な狙いのもとに、移動箇所を極力わかりやすくし、できたら章単位くらいに止めて頻繁にはやらないというのが、まあ最低限のセオリーじゃないかと。
最初から三人称一視点にしておけば、必要に応じて神視点にシフトすることが比較的容易です。

まとめると、キャラ設定に複雑な要素があるとしても「叙述トリック」的な狙いがないのなら、考え方としては普通のストーリーの作り方の応用でいいんじゃないかと。
主人公級のキャラが四人いても、視点人物は基本的に一人。その中に1キャラの別人格がまざっているとしても、単に視点人物一人を含む重要キャラが四人いると考えて普通に関係性を構築すればいいのではないかと。
プロローグにしても、プロローグが二つではなくてキャラの背景が二つということですよね? それなら、どこに配置するかは柔軟に考えることができるんじゃないかと思います。

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②戦闘シーンなどで視点が何度も変更される。
 上に書いた通り、主人公がツーインワンになる都合で『豹変する』みたいな部分を入れたいのと同時に『主人公の内面を地の文で描きたい』部分があります。その二つを成り立たせる方法が思いつかず、安直に『視点を何度も変更したい』と考えたわけですが、これに関しては概ね無理である前提で代案が欲しいです。

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