戦術の組み立て方についての返信
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戦術の組み立て方について(元記事)
こんにちは。
数か月ほど前に批評依頼でお世話になりました朱鈴と申します。
今執筆中の小説内に、戦闘……というか会戦の描写があるのですが、なかなか上手くゆかずに困っています。
世界観は古代オリエント世界や東西ローマ帝国の風習文化をミックスさせたような感じなのでハンニバルやアレクサンダー大王の戦術(イッソス、ガウガメラの戦いやカンナエの戦い等)、古代の戦史に関する書籍映像資料を当たっているのですが、現実の戦術を魔術師たちが戦の前線に出て来る世界観に落とし込むのも難しく、説得力のある戦術戦略の描写に悪戦苦闘中です。
そこで、こういった大軍同士がぶつかる戦闘シーンを書く際の戦術の組み立て方のコツ、また、こういったシーンを作品内で描写されたことのある方は、どのように戦術を組み立てたか、どのような資料を当たったか、描写に当たって気をつけたことなどありましたたらお教えいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
戦術の組み立て方についての返信
投稿者 ワルプルギス 投稿日時: : 0
D&D3.5eの戦士大全というサプリに「ファンタジーにおける戦争」という章がありますね。とはいえ、そもそもゲームのための追加データ集であり、今回の質問でお役に立つのは数ページ程度ですので購入はお勧めしませんが。
書いていることをかいつまむと、魔法の関与度合いが増すと戦争は史実の古代・中世あたりの戦争から現代の戦争に近づいていきます。
範囲攻撃の出来る魔法使いは大砲のように密集陣形の敵兵をカモに出来るでしょう。ゴーレムでも作って乗せてしまえば戦車っぽくもなりますね。
通信魔法や隠密系魔法があれば、ハンニバルやスキピオほどの名将でなくとも比較的容易に包囲戦術を再現できるかも?
現代的な戦争を参照するのは発想元として参考にしやすいからで、思考実験を突き詰めれば現代的感覚すら凌駕した魔法世界ならではの常識もあり得るでしょう。
D&Dというゲームは歴史が長い洋ゲーなのでその辺色々容赦が無く、シナリオによっては「1階に出入り口が無い塔」なんてのも平気で出てきます。魔法使いのための塔なので飛べるのが前提、1階の出入り口など外敵が入りやすくなるだけで無意味とのこと。
なので、「魔法使いキャラをがっつり活躍させたい」と思う場合古代のものばかりで無く現代的な戦争も資料として使えるのではないかと。
逆に、「古代っぽい戦争の方が燃えるんだよ」と思うなら魔法の関与度合いを減らしてやればいいわけですね。
単純に戦場規模で影響を与える魔法が無かったり、滅多に戦場にいないからいることを前提とした戦術が発達していないとかで言い訳できます。
指輪物語も会戦シーンはありますが、魔法使いが希少なので戦術には組み込まれていない感じでした。
なろう転生系だと「魔法を使用した戦術が発達していない」→「主人公の前世知識で大活躍」がパターンですね。『ドリフターズ』でも現地の魔法使いを織田信長の発想力による指示に従わせることで戦術が進化する様が描かれていました。
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