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戦術の組み立て方についての返信(元記事)
俺としては『どんな作品を作るか』の見方が違ってるんじゃないかなと思います。
世界観自体は結構どうでもよく。大事なのは『誰視点で描くか』です。
『軍師』モノなら、奇抜な策の方が面白くなるので史実はアテにならないかもしれませんし。
『英雄』を主人公とするなら、味方の戦術の立て方が粗雑だったり戦功を狙った内輪揉めで酷い戦況を作り出したほうが映える。
『一歩兵』の視点で悲惨な戦争や『生き残るための戦い』を描くなら史実を丸写しにした方がリアリティが出ます。
ただ、ものの考え方の一つとして『一定の能力の兵隊を集めたものを駒と考える』のは必要です。ファイアーエンブレムなんかのイメージより将棋に近いんですが、『移動速度、射程、攻撃力、自衛能力』なんかのステータスを指標として作ったうえで作戦を練るといいですよ。
その後に『士気』とか『戦功を焦って前に出るバカ』とか『兵士の恐怖』・『天候』なんかのことを考えます。
まとめて言うと、
①『誰の視点で、誰が活躍する物語を描くか』考える。
②上で考えたことをベースに、『活躍の邪魔にならない程度のリアリティ』と『活躍する場面』を考える。(背景設定と見せ場です)
③『戦術を無視して動きそうな人間・戦術に関係なく開戦に影響を与えるもの』を考える(天候・士気・一部の馬鹿など)
④最後に『戦闘の規模』『参加人数と部隊分け』『部隊ごとのステータス(上記は一例)』を考え、その状況でどうやったら勝てるか考える。
というのが『物語の中に出てくる戦術』の作り方ではないでしょうか。
戦術の組み立て方についての返信の返信
投稿者 大野知人 投稿日時: : 4
すいません、書き忘れ。
『勝利条件は何か』を考えること。
『街を守り切れば勝ち』なのか、『日が沈むまでに敵本陣を落とせば勝ち』なのか、『歩兵を一定数殺すor敵将の首』なのか。
登場人物視点での『勝利条件』と作者にしか見えていない裏事情込みでの『勝利条件』の違いを意識すると面白いかも。
例:
登場人物視点だと『一週間町を守らねばならない』
でも実際は『三日目に洪水が起こって敵部隊が滅びるから三日目まで守ればいい』
二日目時点で防衛部隊側がめっちゃ追い込まれて死を覚悟するんだけど、運よく一命をとりとめるみたいな。
いつの時代も戦術の基本は『勝利条件は何か』『自分たちに何ができるか』『自分たちが何をするか』の三つです。時代によってそれぞれの内容が違うだけであって、基礎は一緒でござる。
カテゴリー : その他 スレッド: 戦術の組み立て方について