参考文献『英国流 旅の作法』についての追記
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ドラコンです。ご返信ありがとうございます。
参考資料は、サタンさんのご意見で江戸時代の日本中心にご紹介しました。ですが、ヨーロッパの旅の本もありますので、追記します。
『「伝説の乗り物」がわかる』
このサイトの創作資料コーナーに、私が投稿した本。ファンタジー世界なら、天馬の類は必須かと。
https://www.raitonoveru.jp/siryou/norimono.html
『グランドツアー 英国貴族の放蕩修学旅行』(中公文庫、本城靖久)
18世紀の英国貴族の若様の、フランス・イタリア旅行について詳しい。パスポート、出入国審査、乗り物(馬車と船)、宿、食事、お金、健康管理、観光について一通り出てくる。特に、馬車について押さえておく必要はある(鉄道登場<近代>以前の、ヨーロッパと日本のたびの最大の違いは、馬車の有無)。古い本なので入手は難しいかもしれぬが、有効な一冊。
『英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで』(中島俊郎、桑木野幸司、講談社学術文庫)
2020年7月10日発売予定。まだタイトルしか発表されていないので、詳細は不明。タイトルから察するに、上記『グランドツアー』と類似した内容かと思われる。
https://bookclub.kodansha.co.jp/calendar
『古代ローマ旅行ガイド』『古代アテネ旅行ガイド』(フィリップ。マティザック、安原和見訳)
ガイドブック形式で古代のローマとアテネについての本。旅の目的地の都市について参考になる一冊。カラー図版が豊富。宿や通貨、言葉について旅行者視点で記述がある。
参考文献『英国流 旅の作法』についての追記
投稿者 ドラコン 投稿日時: : 0
ドラコンです。作成から2カ月以上経っているスレッドを今さら上げるべきではないのかもしれませんが、私が紹介した参考文献で追記すべきことがありますので、投稿します。
『英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで』(中島俊郎、講談社学術文庫)
この本は、近代以前のヨーロッパの旅行手続き(パスポート、出入国審査)、旅費・両替、観光、乗り物、携行品を調べるのが目的なら、ほとんど役に立ちません。それらが目的なら、『グランドツアー 英国貴族の放蕩修学旅行』(本城靖久、中公文庫)のほうが断然詳しいし、面白いです。イギリス貴族の若様の、旅の模様が生き生きと描かれていますね。新品の入手は無理でも、古本屋や図書館で探してでも、一読の価値がある一冊です。
『英国流 旅の作法』のほうは、イギリス人が「旅から見た夢」「旅に見たかった夢」という精神面を中心に描いています。全編通してもですが、特に前半は、イギリス文学・西洋美術の話が中心でした。そのため、それらに疎い私では、何が書かれているのか、よく分からなかったですね。それに、重要キーワードの説明も悪く、半ページ~1ページ無改行で読みづらかったです。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 中世ヨーロッパの商人や旅人などは、普段どんなものを持ち歩いていたのか